【2025年最新】デベロッパー売上・年収ランキングTOP10|大手7社の特徴や就職難易度も解説
2026/01/11更新
デベロッパー業界は、街づくりを担うスケールの大きさから、就職・転職市場で高い人気を誇ります。しかし「どの企業が自分に合っているかわからない」と悩んでいる方も多いでしょう。
この記事では、最新の売上高や平均年収に基づいたデベロッパー各社のランキングを紹介します。さらに、企業選びのポイントや、具体的な仕事内容、就職を成功させるコツまで網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたのキャリアプランに最適な一社を見つけるための、具体的な道筋が見えるでしょう。
そもそもデベロッパーとは?種類やゼネコンとの違いを解説
デベロッパーは、宅地の造成や再開発、リゾート開発など、大規模な土地・街の開発を手がける不動産事業者です。
新しい価値を創造し、人々の暮らしや社会を豊かにするダイナミックな役割を担っています。デベロッパーは、その事業領域の広さから「総合デベロッパー」と「専門デベロッパー」の2種類に大別されます。
総合デベロッパー
総合デベロッパーは、オフィスビル、商業施設、マンション、ホテル、物流施設など、幅広い種類の不動産開発を総合的に手がける企業です。複数の事業を組み合わせることで、一つのエリア全体の価値を向上させるような大規模な街づくりを実行します。
専門デベロッパー
専門デベロッパーは、マンション、戸建て、商業施設といった特定の分野に特化して事業を展開する企業を指します。特定の領域で深い専門知識とノウハウを蓄積し、独自のブランドを確立している点が特徴です。例えば、マンション分譲に特化した企業や、商業施設開発に強みを持つ企業などが該当します。建物が完成した後もデベロッパーの仕事は終わりません。「管理・運営」フェーズでは、施設の価値を長期的に維持・向上させる運営戦略を立て実行し、テナントや住民の満足度を高めながら街の賑わいを維持することで、エリア全体の価値向上に貢献します。
デベロッパーの具体的な仕事内容【事業フローで解説】
デベロッパーの仕事は、土地を手に入れて建物を建てて終わりではありません。街の未来を創造する壮大なプロジェクトは、大きく4つのステップで進められます。ここでは、事業の全体像を具体的なフローに沿って解説します。
用地取得
すべてのプロジェクトは、開発の舞台となる土地を手に入れる「用地取得」から始まります。地権者との交渉、情報収集、市場調査などを通じて、将来性のある土地を確保することが、事業の成否を左右する重要なフェーズです。高い情報収集能力と粘り強い交渉力が求められます。
企画・開発
取得した土地にどのような価値を与えるかを考えるのが「企画・開発」です。市場のニーズや地域の特性を分析し、「どのような建物を、どのようなコンセプトで建てるか」を具体化します。設計事務所やゼネコンなど、多くの専門家と協力しながら、プロジェクトの青写真を描いていきます。
営業・販売
完成したオフィスビルや商業施設のテナントを誘致したり、分譲マンションの購入者を募ったりするのが「営業・販売」の役割です。プロジェクトの魅力を最大限に伝え、事業の収益を確保する重要なプロセスであり、高いコミュニケーション能力とマーケティングの視点が不可欠です。
管理・運営
「管理・運営」フェーズでは、施設の価値を長期的に維持・向上させる運営戦略を立て実行し、テナントや住民の満足度を高めながら街の賑わいを維持することで、エリア全体の価値向上に貢献します。
【2025】デベロッパー売上高ランキングTOP10
ここでは、総合デベロッパーと専門デベロッパーを合わせた、売上高ランキングトップ10を紹介します。デベロッパー志望の就活生は、企業研究の参考にしてください。
| 順位 | 企業名 | 売上高 | 業態 |
| 1 | 三井不動産 | 2兆3,833億円 | 総合デベロッパー |
| 2 | 三菱地所 | 1兆5,047億円 | 総合デベロッパー |
| 3 | 飯田グループHD | 1兆4,391億円 | 住宅販売 |
| 4 | オープンハウスグループ | 1兆1,485億円 | 住宅販売 |
| 5 | 東急不動産HD | 1兆1,030億円 | 総合デベロッパー |
| 6 | 住友不動産 | 9,677億円 | 総合デベロッパー |
| 7 | 野村不動産HD | 7,347億円 | 総合デベロッパー |
| 8 | ヒューリック | 4,464億円 | オフィス・商業施設 |
| 9 | イオンモール | 4,232億円 | 商業施設 |
| 10 | 東京建物 | 3,759億円 | 総合デベロッパー |
売上高ランキングでは、三井不動産が売上高2兆円超で首位に君臨しています。また、オープンハウスグループが急成長しているため、今後の動向に注目です。
【2025】デベロッパー平均年収ランキングTOP10
続いて、平均年収ランキングをみていきましょう。長く働くためには、処遇面も非常に重要です。しっかり確認しておきましょう。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 |
| 1 | ヒューリック | 1,908万円 |
| 2 | 地主(旧日本商業開発) | 1,718万円 |
| 3 | 霞ヶ関キャピタル | 1,407万円 |
| 4 | 三井不動産 | 1,289万円 |
| 5 | 三菱地所 | 1,273万円 |
| 6 | レーサム | 1,257万円 |
| 7 | 野村不動産HD | 1,033万円 |
| 8 | 東急不動産HD | 1,030万円 |
| 9 | 住友不動産 | 約950万円 |
| 10 | 森ビル | 887万円 |
ヒューリックが年収部門の1位に輝いています。年収1,000万円超企業が8社あり、業界全体の平均年収は、他の業界に比べて高いと言えるでしょう。
また、従業員数の少ない専門企業でも、インセンティブが充実している会社であれば高収入を狙えます。ただし、大手デベロッパーと専門デベロッパーとでは、働き方が大きく異なるため、理想の働き方を明確にしておきましょう。
後悔しないデベロッパーの選び方3つのポイント
数多くのデベロッパーのなかから自分に合った一社を見つけるためには、明確な判断基準を持つことが欠かせません。
- 事業領域の広さで選ぶ
- 企業の強みや社風で選ぶ
- 年収や働きがいなどの待遇面で選ぶ
就職先を選ぶ際は、上記のポイントを押さえておきましょう。以下で詳しく解説します。
ポイント1:事業領域の広さで選ぶ
自分がどのような開発に携わりたいかを考えることが、企業選びの第一歩です。大規模な再開発や街づくりに興味があるなら総合デベロッパーが向いています。
一方で、「住まい」を通じて人々の生活を支えたいならマンションデベロッパー、地域の賑わいを創出したいなら商業施設に強いデベロッパーというように、特定の分野への関心がある場合は専門デベロッパーが選択肢になります。デベロッパー各社の事業ポートフォリオを確認し、自分の興味と合致するかを確かめましょう。
ポイント2:企業の強みや社風で選ぶ
同じデベロッパーでも、企業によって強みは異なります。例えば、三菱地所は東京・丸の内エリアでの圧倒的なプレゼンスが強みです。また、三井不動産は商業施設「ららぽーと」やアウトレットモールの開発で広く知られています。
各社が手がけている代表的なプロジェクトを調べることで、その企業の個性や得意分野が見えてきます。インターンシップやOB・OG訪問を通じて、社風や働く人々の雰囲気を肌で感じることも、ミスマッチを防ぐために重要です。
ポイント3:年収や働きがいなどの待遇面で選ぶ
デベロッパーは一般的に高年収な業界ですが、企業によって給与水準や福利厚生はさまざまです。以下で紹介する平均年収ランキングも参考にしつつ、長期的なキャリアを築ける環境かどうかを見極めましょう。
企業の口コミサイトなどで、残業時間や休日出勤の実態、若手の裁量権、キャリアパスの柔軟性といった「働きがい」に関する情報を収集し、総合的に判断することが納得のいく企業選びにつながります。
主要デベロッパー7社の強みと事業内容
ランキング上位企業のなかから、特に就活生に人気の高い大手デベロッパー7社をピックアップし、各社の強みや代表的なプロジェクトを詳しく解説します。
三井不動産:業界トップを走る総合デベロッパー
三井不動産は、長年にわたり不動産業界の売上高トップに君臨するリーディングカンパニーです。オフィスビルの賃貸事業を中核としながら、「ららぽーと」や「三井アウトレットパーク」などの商業施設開発でも圧倒的なブランド力を誇ります。
近年では、不動産テックや宇宙事業など新規領域への挑戦も積極的に進めており、常に業界を牽引する存在です。
三菱地所:丸の内エリアを基盤とする安定の巨人
三菱地所は、東京のビジネス中心地である「丸の内エリア」の開発を100年以上にわたって手がけてきた、高いブランド力を持つ企業です。丸の内エリアに数多くのオフィスビルを保有し、安定した収益基盤を確立しています。
横浜ランドマークタワーの開発や、海外での都市開発プロジェクトも積極的に実行しており、国内外でその存在感を発揮し続けています。
東急不動産HD:渋谷を拠点に多角的な事業を展開
東急不動産は、東急グループの中核企業として、渋谷を中心とした街づくりに強みを持つデベロッパーです。渋谷再開発プロジェクトでは中心的な役割を担い、常に時代の最先端を行く街の価値創造に貢献しています。
住宅事業やウェルネス事業など、人々のライフスタイルに密着した多角的な事業展開も特徴であり、幅広いフィールドで活躍の機会があります。
住友不動産:オフィスビルと分譲マンションが事業の柱
住友不動産は、都心部のオフィスビル賃貸事業と、分譲マンション事業を両輪として成長を続けるデベロッパーです。
特に、スタイリッシュなデザインが特徴の「シティタワー」シリーズをはじめとするマンション供給戸数では、業界トップクラスの実績を誇ります。堅実な経営方針と、用地取得から販売・管理までを一貫して手がける総合力が強みです。
野村不動産HD:住宅ブランド「PROUD」で高い知名度
野村不動産は、分譲マンションブランド「PROUD(プラウド)」で高い評価を得ているデベロッパーです。顧客のニーズを的確に捉えた品質の高い住まいづくりに定評があり、首都圏のマンション市場で常に上位の供給実績を維持しています。
住宅事業で培ったノウハウを活かし、近年ではオフィスや商業施設の開発、海外事業にも力を入れています。
ヒューリック:高収益・高年収を実現する少数精鋭企業
ヒューリックは、都心の一等地にあるオフィスビルや商業施設への投資・開発に特化することで、非常に高い収益性を実現している企業です。少数精鋭で平均年収は業界でもトップクラスを誇ります。
効率的な経営と戦略的な不動産ポートフォリオの構築が強みであり、独自のビジネスモデルで成長を続けています。
森ビル:都市文化を創造する再開発のスペシャリスト
森ビルは「六本木ヒルズ」や「表参道ヒルズ」など、エリア全体の価値を劇的に向上させる大規模な都市再開発で知られるデベロッパーです。
「都市を創り、都市を育む」という理念のもと、文化・芸術を街づくりに積極的に取り入れる独自の手法が特徴です。特に東京都心部でのプロジェクトに強みを持ち、常に話題性の高い開発を手がけています。
各社の就職偏差値については、以下の記事をご覧ください。
デベロッパーの就職難易度と学歴フィルター
デベロッパー業界は、仕事のスケールの大きさや待遇の良さから、就職市場で常にトップクラスの人気を誇ります。
特に大手総合デベロッパーは採用人数が数十名程度と非常に少なく、内定を勝ち取るのは極めて難しいのが現実です。徹底した業界研究と自己分析に基づいた、質の高い選考対策が不可欠と言えるでしょう。
明確に公表されてはいませんが、人気企業が多数を占めるデベロッパー業界の選考では、結果的に一定の学歴フィルターが存在すると考えられます。
特に大手総合デベロッパーの採用実績を見ると、旧帝大や早慶といった上位校の出身者が多い傾向です。しかし、資格取得や長期インターンでの実績など、学歴以外の要素で熱意と能力を証明できれば、内定の可能性は十分にあります。
デベロッパーに向いている人の特徴3選
スケールの大きな仕事で社会に貢献したい人
「地図に残る仕事」と形容されるように、デベロッパーの仕事は社会に与える影響が非常に大きいです。単に建物を建てるだけでなく、街の文化や人々の流れを創り出すことにやりがいを感じ、社会基盤の構築に貢献したいという強い想いを持つ人に向いています。
多様な関係者を巻き込むリーダーシップがある人
デベロッパーの仕事は、一人では決して完結しません。地権者、行政、設計事務所、ゼネコン、テナントなど、非常に多くの関係者の間に立ち、利害を調整しながらプロジェクトを前進させる必要があります。
多様な人々をまとめ上げ、一つの目標に向かわせるリーダーシップや調整能力が不可欠です。
プレッシャーに強く、粘り強く交渉できる人
プロジェクトは数年、時には数十年単位に及び、動く金額も数百億円から数千億円にのぼります。用地取得の交渉が難航したり、予期せぬトラブルが発生したりと、常に大きなプレッシャーに晒されます。そうした状況でも、目標達成に向けて粘り強く、冷静に物事を進められる精神的な強さが求められるでしょう。
デベロッパー業界の将来性と今後の動向
人口減少や働き方の多様化といった社会変化に伴い、デベロッパー業界も変革の時期を迎えています。今後は、単なる大規模開発だけでなく、既存の建物の価値を高める「リノベーション」や、地方都市の魅力を再発見する「地方創生」関連のプロジェクトの重要性が増していくでしょう。
また、DX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化や、SDGsを意識した環境配慮型の街づくり(ESG投資)も大きなトレンドです。こうした社会の要請に応え、新たな価値を創造できるデベロッパーが、今後も成長を続けていくと考えられます。
デベロッパーへの就職・転職を成功させる3つのコツ
人気の高いデベロッパー業界への就職・転職は、採用人数が少ないこともあり、非常に難易度が高いです。内定を勝ち取るために、以下の3つの対策を徹底しましょう。
コツ1:有利になる資格「宅地建物取引士」を取得する
デベロッパーへの就職を目指すなら、学生のうちに「宅地建物取引士」の資格を取得することをおすすめします。宅建は不動産取引の専門家であることを証明する国家資格であり、入社後の実務でも必須となる知識です。
資格取得を通じて得た専門知識は、志望動機の説得力を高め、面接でのアピールポイントになります。何より、業界への高い志望度を客観的に示せるため、他の候補者との差別化につながります。
コツ2:徹底した自己分析と企業研究で志望動機を磨く
「なぜデベロッパーなのか」「なぜこの会社でなければならないのか」という問いに、自分自身の経験や価値観と結びつけて、深く答えられるように準備しましょう。
まずは自己分析を通じて、自分の強みや仕事選びの軸を明確にします。その上で、各社の事業内容や手がけたプロジェクト、企業理念を徹底的に研究し「自分の強みをこの会社でこのように活かしたい」という具体的なビジョンを語れるようにしてください。
コツ3:OB・OG訪問でリアルな情報を収集する
Webサイトやパンフレットだけでは得られない、現場のリアルな情報を得るために、OB・OG訪問を行いましょう。社員の方から直接、仕事のやりがいや厳しさ、社内の雰囲気などを聞くことで、企業への理解が深まります。
また、訪問を通じて得た具体的なエピソードを志望動機に盛り込むことで、内容に独自性と熱意が加わります。熱心な姿勢は企業側にも好印象を与え、選考を有利に進めるための大きな後押しとなるでしょう。
デベロッパー就活に関するFAQ(よくある質問)
Q1. 文系でもデベロッパーになれますか?
はい、文系出身者も数多く活躍しています。
用地取得の交渉、マーケティング、営業、法務・経理など、文系の知識や素養が活かせる場面は非常に多いです。実際に、総合職採用では学部を問わない企業がほとんどですので、文系学生も臆することなく挑戦してください。
Q2. デベロッパーは「激務」って本当ですか?
時期や部署によっては忙しくなりますが、業界全体で働き方改革は進んでいます。
特にプロジェクトの佳境や決算期などは残業が増える傾向にあります。しかし、近年はワークライフバランスを重視する企業が増えており、フレックスタイム制や在宅勤務を導入するなど、働きやすい環境整備が進んでいます。
企業の口コミサイトなどで実態を確認するとよいでしょう。
Q3. 専門デベロッパーと総合デベロッパー、どちらがおすすめですか?
あなたのキャリアプランによって異なります。
幅広い事業に携わり、大規模な街づくりを経験したいなら「総合デベロッパー」が向いています。一方で、特定の分野(マンション、商業施設など)のプロフェッショナルを目指したいなら「専門デベロッパー」が適しています。まずは自己分析を通じて、自分が何を成し遂げたいのかを明確にすることが重要です。
まとめ
この記事では、デベロッパーの売上高・平均年収ランキングを中心に、企業選びのポイントや各社の特徴、就職を成功させるためのコツを解説しました。
デベロッパーは、地図に残るようなスケールの大きな仕事を通じて、社会に貢献できる魅力的な業界です。その分就職・転職の難易度は非常に高くなっています。
今回紹介したランキングや企業情報を参考に、まずは自分がどの分野に興味があるのか、どんな働き方をしたいのかを明確にしましょう。その上で、徹底した企業研究と入念な選考対策を進め、憧れの企業への内定を勝ち取ってください。
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性格や価値観にマッチした職業タイプや具体的な職業がわかるため、自己分析の第一歩として非常に好評です。
就活の軸が曖昧なままだと、エントリー先選びや面接で一貫性のない回答になりがちで、選考に不利になることもあります。
迷っている今こそ最初の一歩を踏み出して、差をつけましょう!

この記事の監修者三好 勝利(キャリアアドバイザー)
新卒で小学校教員となり、学級担任や学年主任などを務め、1000人以上の生徒の指導に携わる。その後、大手教育企業でのコンサルティング営業を経て、現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして250名以上の学生の就職支援に従事。未経験IT、総合職、人材など幅広い業界への支援実績を持つ。面接対策や自己PRの指導に定評があり、面接官の経験を生かした的確なアドバイスが強み。学生一人一人に寄り添い、ラフな雰囲気で親身に相談に乗ることを心がけている。


