デベロッパー28社のランキング!売上・平均年収・就職偏差値も

デベロッパー28社のランキング!売上・平均年収・就職偏差値も

2023年9月17日更新

はじめに

デベロッパーは、就活生に人気の就職先です。売上高順に企業名や特徴を確認して、志望先を定めたり、志望動機を作りこんだりすることがおすすめです。ここでは、総合デベロッパーの売上ランキング、専門デベロッパーの売上ランキングの両方を紹介しています。また、デベロッパーの仕事内容や就活に関する情報についてもまとめています。この記事を読めば、デベロッパーの特徴を押さえられるでしょう。

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総合デベロッパー8社の売上ランキング

総合デベロッパーとは、様々な建物の開発・賃貸・管理などを行う企業のことです。8社の売上をランキング形式で紹介し、それぞれの平均年収、事業内容を確認していきましょう。加えて、就職偏差値も紹介していきます。売上は決算短信、平均年収は有価証券報告書から各社引用しています。就職偏差値については、こちらの記事を参照ください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

 

 売上高平均年収就職偏差値
三井不動産2兆2691億円1269万2000円69
三菱地所1兆3778億円1246万3090円69
東急不動産HD1兆58億円1030万4000円63
住友不動産9399億円1246万3090円62
野村不動産HD6547億円1033万9925円57
東京建物3499億円1009万6000円62
森ビル2856億円887万200058
森トラスト2666億円データなし59

 

三井不動産

三井不動産株式会社は、総合デベロッパーの売上高で1位の企業で、三井グループの中核企業の1つです。(引用:会社概要)長く、不動産業界で1位の売上を誇ってきました。事業のメインは、ビルの賃貸、商業施設の企画運営となっています。代表的な建物には、東京ミッドタウン、ららぽーと、三井アウトレットパークなどが挙げられます。

三菱地所

三菱地所株式会社は、総合デベロッパーにおいて売上高2位の企業で、三菱グループの中核企業の1つです。(引用:企業概要)三井不動産に続く企業として長年君臨しています。事業のメインは、東京にある丸の内を中心としたオフィスビルの賃貸と運営です。たとえば、丸の内ビルディング、大手町ビルヂング、横浜ランドマークタワーなどが挙げられます。

東急不動産HD

東急不動産株式会社は、鉄道を主とする事業を展開する東急グループに属する企業です。(引用:企業概要)その事業内容は多岐に渡ります。たとえば、住宅販売、オフィスビル賃貸、ウェルネス(健康)事業、資産運用事業などが挙げられます。

住友不動産

住友不動産株式会社は、住友グループに属する企業です。(引用:企業概要)特色として、個人向けのビジネスに強みを持っています。たとえば、個人向け不動産の売却と購入、それに伴うコンサルティング事業が挙げられます。

野村不動産HD

野村不動産ホールディングス株式会社は、野村グループの企業です。(引用:会社概要)強みは、新築の分譲マンション供給です。その勢力は、2022年の首都圏新築マンション供給戸数ランキングでは、2位に位置する程です。たとえば、都心を中心に展開している「PROUD」が挙げられます。

東京建物

東京建物株式会社は、建物に関する多様な事業を展開する企業です。(引用:企業情報)商業施設事業では、郊外にも大型商業施設を置くなど、地域ニーズに合わせた運営を展開しています。たとえば、東京スクエアガーデン、SMARK(スマーク)伊勢崎、DICE(ダイス)が挙げられます。

森ビル

森ビル株式会社は、都市再開発事業、不動産賃貸・管理事業、文化・芸術・タウンマネジメント事業を手掛ける総合デベロッパーです。(引用:会社概要)特に、東京港区を中心としたオフィス賃貸事業に強みを持っています。これまで手掛けてきた商業施設には、ラフォーレ原宿、六本木ヒルズ、表参道ヒルズなどが挙げられます。

森トラスト

森トラスト株式会社は、不動産開発、ホテル経営および投資事業を手掛ける企業です。(引用:会社概要)特に東京を中心とした、大型の複合都市施設開発に重点を置いています。たとえば、丸の内トラストシティ、東京ワールドゲート、ATT新館が挙げられます。

マンションデベロッパー10社の売上ランキング

マンションデベロッパーは、主に分譲マンションの開発を手掛けている企業が属する業界です。10社の売上高をランキングにしてまとめていきます。また、平均年収も紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

 

 売上高平均年収
タカラレーベン(MIRARTH HD)1535億円744万1000円
プレサンスコーポレーション1452億円データなし
コスモスイニシア1234億円754万4120円
穴吹興産1113億円578万1883円
日本エスコン994億円685万0388円
FJネクストHD847億円757万2000円
日神グループ823億円446万6182円
フージャースHD793億円611万3000円
明和地所623億円736万4000円
ゴールドクレスト275億円687万3363円

1位の株式会社タカラレーベンは、新築分譲マンションの企画開発と販売、不動産流動化事業、賃貸事業、流通事業などを展開する企業です。(引用:会社概要)新築分譲マンションでは「レーベン」ブランドを手掛けています。

2位の株式会社プレサンスコーポレーションは、新築分譲マンション事業、賃貸事業、ホテル事業などを手掛ける企業です。分譲マンションのブランドには、「プレサンスレジェンド」や「プレサンスタワー」があります。

その他デベロッパー10社の売上ランキング

ここまで紹介しきれなかったデベロッパーについて、以下に売上ランキングをまとめています。

 売上高平均年収
飯田グループHD1兆4398億円801万7000円
オープンハウスグループ9527億円697万8364円
ヒューリック5234億円1904万2394円
レオパレス214064億円480万9674円
イオンモール3982億円654万7508円
パーク242903億円611万5000円
三栄建築設計1390億円548万7251円
フジ住宅1145億円545万1250円
平和不動産445億円1087万7000円
ファースト住建400億円データなし

1位の飯田グループホールディングス株式会社は、戸建分譲事業やマンション分譲事業などを行うデベロッパーです。日本で一番選ばれている分譲住宅メーカーとして、実に役40000棟の分譲戸建住宅を販売しています。(引用:事業紹介)また、分譲マンションには、「プレシス」シリーズ、「センチュリー」シリーズ、「サンクレイドル」シリーズなどが挙げられます。

2位の株式会社オープンハウスグループは、不動産売買の代理・仲介事業、新築戸建分譲事業、マンション・ディベロップメント事業などを手掛ける株式会社オープンハウスが属するグループです。

デベロッパーの総合ランキング

ここまで、総合デベロッパー、マンションデベロッパー、その他デベロッパーの3つに分けて売上ランキングをしょうかいしてきました。ここでは、デベロッパー全ての売上ランキングを紹介しています。

三井不動産2兆2691億円総合デベロッパー
飯田グループHD1兆4398億円その他デベロッパー
三菱地所1兆3778億円総合デベロッパー
東急不動産HD1兆58億円総合デベロッパー
オープンハウスグループ9527億円その他デベロッパー
住友不動産9399億円総合デベロッパー
野村不動産HD6547億円総合デベロッパー
ヒューリック5234億円その他デベロッパー
レオパレス214064億円その他デベロッパー
イオンモール3982億円その他デベロッパー
東京建物3499億円総合デベロッパー
パーク242903億円その他デベロッパー
森ビル2856億円総合デベロッパー
森トラスト2666億円総合デベロッパー
タカラレーベン(MIRARTH HD)1535億円マンションデベロッパー
プレサンスコーポレーション1452億円マンションデベロッパー
三栄建築設計1390億円その他デベロッパー
コスモスイニシア1234億円マンションデベロッパー
フジ住宅1145億円その他デベロッパー
穴吹興産1113億円マンションデベロッパー
日本エスコン994億円マンションデベロッパー
FJネクストHD847億円マンションデベロッパー
日神グループ823億円マンションデベロッパー
フージャースHD793億円マンションデベロッパー
明和地所623億円マンションデベロッパー

デベロッパーとは?総合デベロッパーと専門デベロッパーの違い

デベロッパーとは、土地や街を開発する企業のことです。土地の取得、建築、販売などを手掛けます。たとえば、都市や商業施設の開発、オフィスビルの建築、マンションの建設などです。デベロッパーは、総合デベロッパーと専門デベロッパーに分けることができます。総合デベロッパーとは、多岐に渡る不動産を取り扱う企業のことです。多岐に渡る不動産を取り扱うことで、地域の街づくりを行うという役割も期待されているでしょう。専門デベロッパーとは、特定の不動産を専門的に取り扱う企業のことです。一般的には、1~2種類であることが多いでしょう。たとえば、新築分譲マンションに特化した事業展開で独特のブランドを確立している企業などが挙げられます。

デベロッパーの仕事内容は?

デベロッパーは、土地の取得から販売、管理までを行います。それぞれ仕事内容が異なるため、以下に紹介していきます。的確に把握して、企業分析を進めていきましょう。

用地取得

まずは建物や施設を建てるための土地を確保します。土地がなければ、開発は行えません。仕事内容は、情報収集と地権者との交渉です。

1つ目は、情報収集です。地権者、商社、役所、不動産業者などから土地に関する情報を収集します。情報収集のために、良好な関係を構築しておくことも大事な仕事です。そうして取得した情報を分析した結果、開発が失敗しないかどうかを判断する必要があるでしょう。たとえば、簡易設計や見積もりを作成して収支を試算する作業が挙げられます。情報分析力や多角的な物の見方が必要です。

2つ目は、地権者との交渉です。土地を取得するための交渉を行いますが、地権者が複数人いる場合は大変です。また、交渉が難航して時間がかかることもあります。

なお、行政が主導するプロジェクトの場合は、土地の取得に関わらないことがあります。

企画・開発

土地が無事に取得できれば、企画と開発を行います。

企画は、どのような施設が良いか、景観はどうすべきか、などを検討していきます。時には、土地の歴史を調査したり、周囲の環境を確認したりする作業を行うことがあるでしょう。

開発は、企画で決めた事柄を基準にして、建物のデザインや設計図の作成を行う作業です。ここでは、デザイナーや設計士など専門職の人と協業する必要があります。

営業・販売

つづいて、建築工事が滞りなく進むよう、管理の業務が発生します。建築工事はゼネコンに依頼することになりますが、依頼後も進捗などの管理を行うことになるのです。

建築後も、管理と運用の業務が発生します。たとえば、商業施設やレジャー施設の場合、定期的なイベントの開催などを企画する必要があるでしょう。マンションやオフィスビルの場合、顧客へ販売した後の運営や管理が必要です。入居率を低下させないよう、土地の改善を行っていきます。

管理・運用

建物がマンションやオフィスである場合、全てのフロア・部屋に利用者が入るように、営業を行います。上手くいかないと、収益を上げることができません。ここでは、不動産会社や管理会社の協力が必要です。たとえば、Webサイトやパンフレットなどの作成と広告展開、顧客への直接的なコミュニケーションなどが挙げられます。

デベロッパーへの就職は難易度が高い!理由や対策法を解説

ここまで、デベロッパーの売上高ランキングや仕事内容を確認してきました。デベロッパーへの就職は、難しいと言われています。理由と対策法について解説していくので、ぜひ参考にしてください。

就職難易度が高い2つの理由

1つ目は、学歴フィルターが存在する可能性が高いことです。大手デベロッパーの採用実績を確認すると、ある一定以上の大学からしか採用者がいないことが確認できます。断定はできませんが、学歴フィルターが存在する可能性が高いでしょう。

2つ目は、採用人数が少ないことです。就活生からの人気が高いのにもかかわらず、各社の採用予定人数は数十人のみとなっています。このことから、デベロッパー各社の倍率は非常に高くなっています。

「学歴フィルター」という言葉に聞き馴染みのない方は以下の記事でご確認ください。

【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法

対策法

デベロッパーへの就職は難易度が高いため、他者と差別化できるような資格やスキルがなければ、入社は難しいです。ではどうすればより内定の確率を上げることができるのでしょうか。ここでは、資格取得、事前準備、OBOG訪問の3つの対策法を紹介していきます。

1つ目は、資格取得です。デベロッパーとしての業務を遂行するにあたって必要である、宅地建物取引士の資格を取得することをお勧めします。勉強過程で、専門的な知識に触れることもでき、面接での会話範囲や視野が広がるでしょう。

2つ目は、事前準備です。具体的には、自己分析と企業研究です。就活では、必ずと言っていい程、自己PRと志望動機を尋ねられるからです。自己分析と企業研究の土台が確実にあれば、就活をスムーズに進められるでしょう。

3つ目は、OBOG訪問です。デベロッパーへの就職へは必須と言われるほど重要な行動です。OBOG訪問をして、志望動機に具体性を持たせましょう。

まとめ

ここまで、総合デベロッパーの売上ランキング、専門デベロッパーの売上ランキングの両方を確認してきました。また、デベロッパーの仕事内容や就活に関する情報についても紹介しました。デベロッパーは、人気の就職先です。企業研究をしっかり行っておかないと、内定は難しいと言えます。ぜひこの記事を参考に、志望先選定や企業研究を進めていってください。

また、住環境に関する仕事という観点で興味をお持ちの方には、以下の記事もおすすめです。

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監修者情報

岩本美帆

キャリアアドバイザー リーダー

株式会社ネオキャリアに新卒入社。
法人営業や採用コンサルティング業務を中心に、転職支援業務のプロジェクトにアサイン。 2年後に自己成長と新しい挑戦を求めてナイモノに転職。 現在は入社3年目のキャリアアドバイザーのリーダーとして、 「人の挑戦を言葉で支援することで成長し続ける」をモットーに活躍している。