【企業研究】日東電工の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

はじめに

電子部品業界の中でもトップクラスの売上を誇る日東電工に、就職しようと考えている人はたくさんいます。しかし、しっかりと企業研究ができていなければ、選考を通過することができません。

本記事では、日東電工の選考対策として、社風や求める人物像など、選考に必要な情報を盛りだくさんに紹介しています。ぜひ参考にして、企業研究を深めてください。

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電子部品業界

電子部品業界とは、電子回路に組み込むための部品を製造している業界です。ダイオードやコンデンサ、抵抗器といった製品を作っています。製造品を知らなくても、取り扱っている京セラ、村田製作所など、企業名を知っている人は多いと思います。

電子部品業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください！【業界研究ガイド】業界一覧

事業内容

日東電工は、多くの製品を販売しているので、多種の事業を展開しています。事業ごとに簡単に紹介します。

自動車・他輸送機器事業

自動車を中心に豊富な輸送機器製品を開発・提供しています。特に自動車分野では環境対策や安全・快適性の追求に、新たな付加価値で応えています。

主な製品は以下の通りです。

住宅・住宅設備事業

年々高度な機能性が増している住宅のニーズや、太陽電池、蓄電などの環境対策、家電を統合したスマートハウスに対応するために、さまざまなソリューションを提供しています。

主な製品は以下の通りです。

社会インフラ

日東電工は、社会インフラを支えるさまざまな分野においても活躍しています。新エネルギー分野である風力発電用の材料や、水資源保護のためのろ過膜の製造などを提供しています。

主な製品は以下の通りです。

素材事業

日東電工の粘着技術である「貼る」・「はがす」を活かして、金属板・樹脂板・ガラス板などの素材加工の分野に、新たな価値を提供していきます。

主な製品は以下の通りです。

家電・電子機器事業

モバイル・家電・AV・LED照明などを製造するとき、日東電工の製品は必要不可欠です。海外に70箇所以上の拠点を構えているので、ネットワークを最大限活かし、世界中のニーズに応えます。

主な製品は以下の通りです。

ディスプレイ事業

ディスプレイ、タッチパネルデバイス用フィルムでは、お客様のニーズに対して、独自の技術や製品を組み合わせ、満足のいくソリューションを提供します。

主な製品は以下の通りです。

電子デバイス事業

ユニークな特長をもった、さまざまな材料を提供することができ、また日東電工の製品は、製造プロセスを合理化しやすいのが特徴です。

主な製品は以下の通りです。

医療事業

世界トップのシェア率を誇る核酸医薬品の原薬合成や、経皮吸収薬品、衛生材料など多様な製品で、医療分野を支えています。

主な製品は以下の通りです。

包装材料事業

貼る・はがす・表示する、といった用途ごとに合わせた機能を持ったテープの開発や、

多彩な技術と製品で、高品質な包装システムを提供しています。

主な製品は以下の通りです。

消費財・社会関連事業

生活の暮らしを快適・便利にし、人々の役に立つ商品を提供しています。BtoBにとどまらず、消費財分野においても日東電工の技術が活かされているのが特徴です。

主な製品は以下の通りです。

新卒選考フロー

日東電工の選考フロー、webテストの種類、ESの質問内容などを紹介します。

選考フローは以下の通りです。

日東電工が採用しているWebテストは、アドバンテッジインサイトというWebテストを採用しています。問題内容はSPIとあまり変わらないので、SPIの対策をしておけば問題ありません。

知的能力テストとストレス耐性テストの二つに分かれており、問題数や制限時間は表にまとめたので、参考にしてください。

過去に出題されたESの質問内容は以下の通りです。

社風

日東電工の社風は、日東電工全体で社員を育てていこうという姿勢があることです。新入社員として配属した後は、1人の新入社員に対して1人の先輩が育成担当につく「職場先輩制度」を行っています。

分からないことがあっても、すぐに何でも聞ける先輩がいるので、成長しやすいです。また製品をつくる事業所において、新入社員は「緑の帽子もしくは若葉ワッペン」を着用します。

「緑の帽子もしくは若葉ワッペン」を着用している社員からの質問は、所属部署に関わらず絶対に答えなければいけない、という決まりがあります。

このように、成長を後押しするさまざまなプログラムを実施しているので、相談しやすく働きやすい環境が整っているのが日東電工の社風です。

入社3年目までの若手社員にアンケート調査した結果、「内定承諾になった決め手の理由は」という質問に「社風・社員」と答えた人が一番多いほど社風には評価を得ています。面接などで、社員の人柄の良さや社風の良さに魅力を感じた人が多いようです。

求める人材

日東電工は「チャレンジ」、「チームワーク」、「風通しの良い環境」を大切にしている会社です。そのためこの3つを実現できる人を求めています。

チャレンジ精神がある人

「それ、やってみよう」という想いを胸に、主体性とスピード感を持って、積極的にチャレンジする心構えを持っている人を求めています。目まぐるしく変わる環境をチャンスだと感じ、自分から挑戦していくことが重要です。

誰とでも協力できる（チームワークがある）人

会社で働く上では、個人の力も大切ですが、それ以上に協力して働けるチームワークが重要です。誰とでもコミュニケーションが取れ、意見を言い合い協力できる人を求めています。チームワークを発揮するためには、年齢や役職を超えた信頼関係が欠かせません。

日東電工は、年齢、身分、社長に関係なくすべて「さん」付けで人を呼ぶ習慣があります。そんなフラットな関係を築けるため、チームワークも発揮されやすいです。

風通しのいい環境を作れる人

自分の力を100％発揮するためには、働きやすい環境づくりが大切です。誰とでも気軽に話せ、意見を言い合い、協力できる、そんな風通しのいい環境を作れる人を求めています。

上記で説明した「チャレンジ精神がある人」、「誰とでも協力できる人」を実現するためには、会社の環境が大切です。会社の環境は、ひとりひとりが作り出していくものなので、自分自身も風通しのいい環境を作れる人にならなくてはいけません。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

電子部品業界の中でも、上位の売上を誇る信越化学は、業界内でどのような立ち位置にいるのか、売上の高い3社と比較してみていきましょう。

就職偏差値や難易度について詳しく知りたい人は、【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキングを参照してください。

電子部品業界の中で売り上げトップ3と比較してみると、売上が「兆」を超えていないので、少し差が空いていることがわかります。しかし、平均年収は一番高く、しっかりと利益を出せているからこその高い平均年収です。

採用大学

日東電工の採用している大学（大学院）、採用実績は以下の通りです。

＜採用大学＞

＜採用実績＞

難関大学以外にも、中堅やその他の幅広い大学から採用しているので、学歴フィルターは存在しません。

ホットニュース

日東電工のホットニュースを紹介します。

CO2回収設備向け『CO2濃縮型小型貫流ボイラ』の開発と導入

日東電工株式会社は、株式会社日本サーモエナーと協力し、CO2濃度を従来の約3倍に高めることが可能な「CO2濃縮型小型貫流ボイラ」の開発を完了させました。

現在日本では、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーの利用促進や水素社会実現に向けた技術開発が進められています。

そんな中、燃焼装置の排ガスからCO2を分離・回収・貯留・利用する技術は、メタンを生成するメタネーション技術の重要な要素として注目されているのが現状です。

カーボンニュートラル実現に向けて有機溶剤をバイオ化

日東電工株式会社は、バイオ企業であるCrysalis Biosciencesと協力し、カーボンニュートラル実現に向けた有機溶剤のバイオ化を進めました。

また、Crysalis社への出資に関する契約を締結し、植物由来原料を用いたアセトニトリルの共同開発を行いました。

まとめ

日東電工は、さまざまな分野の製品を製造していることもあり、事業内容が多岐にわたります。就職する上では、日東電工の業務内容を把握しておかなければいけないため、10の事業で、どんな製品・どんなサービスを提供しているのか、熟知しておきましょう。

また求める人物像や選考フローなど、選考を通過する上では、必要な情報となるので、本記事を参考に企業研究を進めてください。

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