INTP(論理学者型)の特徴と性格に合う仕事5選【おすすめできない仕事も紹介】
2023年8月30日更新
はじめに
本記事では、MBTI性格診断のうちの1つの指標であるINTP(論理学者型)について解説していきます。
具体的にはINTP(論理学者型)の長所や短所、そしてINTP(論理学者型)が就活を進めていくうえでポイントとなる内容を紹介しています。
MBTI性格診断を受けた学生、またそもそも自己分析に悩んでいたり自身に適している職業を探している学生など、幅広い就活生が興味を持てる内容を記載してますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
INTP(論理学者)とは
INTP(論理学者型)とは、MBTIと呼ばれる性格診断の結果を表す言葉です。
MBTIは、スイス人の心理学者であるカール・グスタフ・ユング著の「心理学的類型」という本に基づいて作られた性格診断アンケートで、性格を16分類します。
自己理解、そして他者理解のためにビジネスの場でも良く使われます。
自分を知ることが重要になる就職活動においては、自己分析ツールとして大いに役立つと考えられます。
MBTI性格診断については、以下の記事を参考にしてください!
【自己分析】MBTIを就活に活用する方法とは?~就活に利用する3つのステップとともにご紹介~
INTP(論理学者型)はMBTI診断のうちの1つの指標ですが、具体的には
・Introberted(内向的)
→大勢より少数、趣味に没頭
・Intuitive(直感的)
→理想主義、大局的かつ抽象的
・Thinking(思考)
→論理的、意志が強い
・Perceiving(知覚的)
→柔軟性がある
の4単語の文字を並べた英語になります。
参考:INTP(論理学者型)は性格悪い社会不適合なのか?【生きづらい理由と天職を解説】 | takahiro BLOG (tak-affili.com)
INTP(論理学者型)は日本語で「哲学者」「創造者」「理論派」と称され、全人口の中でも約3%しか存在しないようなユニークな性格、ということになります。
INTP(論理学者型)の場合も他の診断結果と同様で、良い面と悪い面を持っているためその特徴を下記に記載いたします。
INTP(論理学者型)の良い特徴
・頭の回転が速い
・好奇心旺盛で探究心が強く、新しいアイデアや概念に興味を持つ情熱的な性格
・どんなことに対しても客観的な視点を持てる
・複雑な問題が好きで、物事の本質を見極める力を持つ
・分析することが好きで、知識を極める傾向がある
・自立心が強く、物事を最後までやり遂げようとする
・問題解決能力が卓越している
・創造力と独創性に優れている
・柔軟性があるため古い伝統や様式にこだわりがなく、場面ごとで最も可能性がある選択をすることを重視する
INTP(論理学者型)の悪い特徴
・ルーティンワークが苦手
・コミュニケーションが苦手で、引っ込み思案
・プライドが高く、我が強い
・感情をコントロールするわけではなく感情を抑えがちなため、時に感情が爆発することも
・間違いや欠点に目が行きがち
INTP(論理学者型)にオススメの仕事の特徴
先ほどの章ではINTP(論理学者型)の長所と短所について紹介しましたが、その内容を踏まえて今回はINTP(論理学者型)にオススメの仕事の特徴について紹介していきます。
1、問題解決能力が必要となる仕事
2、自身のペースで進められる仕事
3、探究心や目標達成力が必要な仕事
4、「アイデア」が求められる仕事
1、問題解決能力が必要となる仕事
INTP(論理学者型)にオススメの仕事の特徴の1つ目は、問題解決能力が必要となる仕事です。
INTP(論理学者型)の方は複雑な問題に対して理論的に分析していき、問題の本質を見極める力があります。
また柔軟な視点で物事を考えられるため、課題に対して自分のアイデアをもとに最適解を導き出すことが得意な傾向があります。
企業が大きく成長できるか、またできないで潰れるかは「問題が起きたときにしっかりと対処し、解決できるかどうか」という点が大きく影響します。
その点INTP(論理学者型)は問題解決能力が高いため、企業の経営面において大いに貢献できる人材になるでしょう。
2、自身のペースで進められる仕事
INTP(論理学者型)にオススメの仕事の特徴の2つ目は、自身のペースで進められる仕事です。
どんなことに対しても理論的に考えられる点や自立心が強い点はINTP(論理学者型)の強みですが、「感情」を理解することや自身の感情を表に出すことは苦手なため、コミュニケーションや集団行動は苦手に感じてしまいます。
しかし全ての職業で必ずコミュニケーション能力が必要という訳ではなく、中には理論や自立心が最重要になる職業もあるため、そのように個々人で進められる仕事は向いているといえます。
3、探究心や目標達成力が必要な仕事
INTP(論理学者型)にオススメの仕事の特徴の3つ目は、探究心や目標達成力が必要な仕事です。
「最後までやり遂げる」ということはどんな仕事を行う上でも重要な内容になりますが、その達成力や探究心がより必要な仕事ほどINTP(論理学者型)に向いていると考えます。
最も達成力が必要な職業の1つに「研究職」がありますが、研究職は未知のテーマに対して、人生の大半を費やしてもテーマを実証できない可能性があるなかでも、自身を信じて何度も仮説を練って、検証していく職業です。
人間の大半は結果が出ない時ほど諦めたくなるはずですが、INTP(論理学者型)は複雑な問題に対しては好奇心が芽生え、持ち前の分析力や独創性で何とか解決していこうと努めます。
そのため研究職のような「探究心」「目標達成力」が必要な職業は、INTP(論理学者型)の長所を大いに活かすことができると考えます。
4、「アイデア」が求められる仕事
INTP(論理学者型)にオススメの仕事の特徴の4つ目は、「アイデア」が求められる仕事です。
INTP(論理学者型)は理論的に考える特徴がありますが、加えて創造力が豊かです。
かつ柔軟性も兼ね備えているため、従来の方式や伝統にとらわれずに、常に成功する可能性が一番高いアイデアを考えようとします。
世の中に「新しい価値」を生み出すことこそが企業が成長する大きな要因になり、理論に基づいた革新的なアイデアを生み出せるINTP(論理学者型)こそ、クリエイティブさが求められる環境で活躍できるといえます。
INTP(論理学者型)にオススメの仕事5選
先ほど挙げたINTP(論理学者型)にオススメできる仕事の特徴を踏まえて、具体的にINTP(論理学者型)が向いている職業を5つ紹介していきます。
1、コンサルティング
2、マーケター
3、研究者・学者
4、Webライター
5、投資家
1、コンサルティング
INTP(論理学者型)にオススメの仕事の1つ目は、コンサルティングです。
コンサルティング業に必要な能力は、「専門的な知識」「問題解決能力」です。
その点INTP(論理学者型)は知識欲や分析力が高く、また理論的思考をもとにした最適な解決策を導き出す能力に長けています。
まさにINTP(論理学者型)の天職と言えるほど、存分に長所を活かせる職業だといえるでしょう。
コンサルティング業界の業界研究については、以下の記事をご覧ください。
【2023年度版】人気コンサルランキング!年収や福利厚生などの情報もご紹介!
2、マーケター
INTP(論理学者型)にオススメの仕事の2つ目は、マーケターです。
「商品を売るための仕組みを考える」ことがマーケターの仕事ですが、そのためには最適な仕組みを提案するためには情報を収集し、分析する力が必要です。
INTP(論理学者型)の場合は探究心があり、かつ理論的に分析していく事が得意な特徴があるため、市場を調査し、理にかなった解を考え出す力が必要なマーケティングの世界で活躍できると考えます。
3、研究者・学者
INTP(論理学者型)にオススメの仕事の3つ目は、研究者・学者です。
研究職は、論理的な思考が求められますが、それと同様に「自立心」「目標達成力」も必要です。
ただ頭がいいだけでは結果を残すことが難しい職業ですが、INTP(論理学者型)は自身の思考を信じ、最後までやり遂げようとする「強靭なマインド」を兼ね備えています。
そのため世の中で困難と考えられるような難しい研究に対しても、持ち前の粘り強さで成功を収めることができる可能性が高いです。
4、Webライター
INTP(論理学者型)にオススメの仕事の4つ目は、Webライターです。
Webライターは名前の通りWebに記載される記事を作成する仕事ですが、記事を書くためにはその分野における深い知識、また分かりやすく文章を構成する力が必要です。
INTP(論理学者型)の場合は好奇心の旺盛さで様々な分野で豊富な知識を蓄え、また理論的な思考をもとに無駄のない文章を作ることができると考えます。
またWebライターは一人でコツコツ業務を進めていくため、自身の裁量で下調べ・記事執筆まで行える点はINTP(論理学者型)にマッチしているといえます。
5、投資家
INTP(論理学者型)にオススメの仕事の5つ目は、投資家です。
投資家に必要な能力は「分析力」「合理性」「自立性」が挙げられます。
相場が上昇・下落する要因は様々で、不確定要素が多いため、一流の投資家でも結果が出ない時期が度々訪れます。
そのためいかに自身の分析力を信じられるか、そして感情を抜きにして物事を合理的に考えられるかが成功のポイントです。
INTP(論理学者型)の場合は、先ほど挙げた「分析力」「合理性」「自立性」という特徴をすべて持っているため、世間では難しいと言われる投資の世界でも成果を挙げられるのではないでしょうか。
INTP(論理学者型)にオススメしない仕事
INTP(論理学者型)にオススメしない仕事は、INTP(論理学者型)のデメリットが出てしまう仕事です。
具体的には
・ルーティンワークな仕事
・相手の気持ちを汲み取る必要がある仕事
の2点です。
・ルーティンワークな仕事
INTP(論理学者型)は、徹底的に分析し、前例や伝統にとらわれずに常に場面ごとで最適だと思える独自のアイデアを考えることを得意とします。
そのため、そのようなクリエイティブさを発揮できないようなルーティン化された仕事はINTP(論理学者型)には適していません。
例)
・事務職
・レジ打ち
・清掃スタッフ
・コンビニ店員
・相手の気持ちを汲み取る必要がある仕事
INTP(論理学者型)は理論的に考えることができることを強みとしますが、一方でロジックで考えることが適さないような「感情」を考える事が苦手です。
そのため、接客業や営業など「人間力」を売りとして行う仕事ではINTP(論理学者型)のデメリットが目立ってしまい、満足な結果を残すことができないと考えます。
例)
・保険の営業職
・教師
・接客スタッフ
・カウンセラー
INTP(論理学者型)の人が職場を探すときのポイント
INTP(論理学者型)にはユニークな特徴があることを紹介してきましたが、自身の力を発揮できるような働きやすい環境を探すためのポイントは、会社ごとで「社風」をしっかり確認することです。
理由は、同じ業種でも働く企業によってその働き方が大きく変わるためです。
そして各企業ごとで社風を把握するためには、
・企業の採用HP・口コミサイトの確認
・OB・OG訪問
を行うことをオススメします。
・企業の採用HP・転職の口コミサイトの確認
企業の採用HPには「求める人物像」や「社員インタビュー」などその会社の良さが伝わるような内容が多く記載されています。
そのため各競合他社ごとで採用HPをしっかりと確認すれば、企業ごとの良い点を比較することができるでしょう。
また「OpenWork」などの転職口コミサイトには実際に働いた経験のある社員の方々が、企業のデメリットの面に言及していることが多くあります。
そのため、採用HPなどをみて第一志望に掲げた企業があれば、その企業を口コミサイトで調べ、デメリット面も把握しましょう。
そしてデメリット面も含めたうえでやっぱり働きたいと思える企業が見つけられればグッドです!
・OB・OG訪問
ネットで企業分析していくことも正攻法の1つですが、実際に企業で働く方からお話を聞いて得られた情報こそ大きな価値があります。
一番有効的な対策は、ネットで下調べしたことで得られた企業のイメージが、OB・OG訪問を通して実際に働く方でも同様に感じるかを確認する「答え合わせの場」として使うことです。
それ以外でも面接で「貴社の~様にOB訪問し、、、」のようなエピソードを話せれば面接官に志望度の高さをアピールできたりと、OB・OG訪問の実施は多数のメリットがあるためオススメです。
まとめ
本記事では、INTP(論理学者型)の特徴と性格に合う仕事は?【おすすめできない仕事も紹介】というテーマで、新卒の就活という場においてINTP(論理学者型)の方に有益な情報をまとめました。
INTP(論理学者型)の方に限りませんが、物事には必ず良い面と悪い面が存在するため、自身の長所をしっかりと活かせる職場を見つけ、そこから内定をもらえればきっと充実した社会人生活が送れるはずです。
就職活動は苦労する場面も多々ありますが、粘り強く行動していけばきっと良い結果を得ることができると思うので、最後まで諦めずに頑張っていきましょう!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。