【就活】グループワーク選考を通過するための7つの対策法!

【就活】グループワーク選考を通過するための7つの対策法!

2023年8月30日更新

はじめに

就活生の中には、グループワークに苦手意識を持つ人もいるのではないでしょうか。ひとりで練習することができず、本番で力を発揮できない人もいると思います。

 

練習回数があまりとれないグループワークは、対策をしっかりしておくことが重要です。選考突破のカギとなる「対策」をどのようにすればいいか本記事では説明していきます。これからグループワークの選考が待ち受けている就活生は、ぜひ参考にしてください。

 

グループワークの進め方を再確認

グループワークを円滑に進めるためには、事前に一連の流れを知っておくことが大切です。なんとなくイメージはできるけど、詳しくグループワークについて分からない就活生のために、まずはグループワークの進め方について再確認していきましょう。

 

①役割を決める

最初にすべきことは、「司会」、「タイムキーパー」、「書記」、「発表者」といった役割を決めることです。役割を決めることで、円滑に進めることができます。このときに自分から積極的にどの役割をしたいか立候補すると評価されるポイントになります。

 

また、自分がどの役割を得意としているか把握できていれば、率先してその役割を引き受けることで、アピールすることが可能です。

②時間配分を設定する

役割が決まれば、司会・タイムキーパーを中心に、時間配分を設定します。制限時間が決まっているので、考える時間や意見を言い合う時間など、詳細に決めておくことで、時間内に結論をまとめることができます。

 

時間を管理している司会・タイムキーパーが率先して、適切な時間配分を決めましょう。

③方向性や目標を定める

いきなり議論に入っても、与えられた課題に違う認識を持っていれば、意見がまとまらないので、方向性や目標を定めてから議論に入ります。

 

例えば「Aという商品の売上を伸ばすにはどうするのか」という課題であれば、「いつ」、「どこで」、「どんな条件で」といったように詳細を全員で認識しておけば、的外れな意見が出てこなくなるので、意見がまとまりやすくなります。

④意見を出し合う

目標が定まれば、みんなでディスカッションを行います。積極的に意見を述べることも重要ですが、他の人の意見を否定ばかりしてはいけません。

 

もし否定する場合は、「自分は〇〇だと思っていますが、Aさんの意見とは△△というところが違います」といったような言い回しをおすすめします。またチームの意見を拾うことも大切なので、「Bさんの意見に賛同します」といった発言も意識しましょう。

 

みんなが意見を出しやすい雰囲気をつくることが大切です。

⑤意見をまとめる

ある程度意見が出れば、意見を整理して結論を出せるようにしましょう。ありがちなミスとして、意見はたくさん出ているのに、白熱しすぎて時間が来ても結論が出ていない、といったこともあります。

 

タイムキーパーが時間を管理しつつ、司会が中心に出た意見をみんなとまとめ結論を出せるように整えましょう。

⑥結論を出す(発表する)

結論を出すまでがグループワークの仕事です。結論を出すときには、なぜこの結論に至ったのか経緯や理由を言えるようにしておきましょう。筋道を立てて説明することができれば、高評価を得られるポイントになります。

 

発表が必要な場合は、発表者が結論をみんなにわかりやすいように説明します。グループワークの集大成とも言える部分なので、堂々と説明できるように意見をまとめておきましょう。



グループワークで選考を通過するための7つの対策法

グループワーク選考を通過したい人は、今から説明する7つの対策法を意識しましょう。

 

1.事前準備で予習する

企業を選考する上で、グループワークがあるとわかれば事前にグループワークがどういうものかを理解しておくことが重要です。

 

事前準備するために知っておきたいことは、以下の通りです。

・なぜ企業がグループワークを採用しているのか

・グループワークで企業が見ているポイントは

・グループワークの種類(プレゼン型、ゲーム型など)

・グループワークの流れ

・グループワークでの役割(司会者、タイムキーパー、書記など)

 

これらの項目は最低限、選考を受ける前に知っておかなければいけません。実戦練習はひとりで行うことができませんが、グループワークに関する情報であれば、ネットで検索すれば出てくるので、自分ひとりで学ぶことができます。

 

まずは自分で調べて知識をつけるところから始めましょう。また事前準備として大切なのが予行練習です。第一志望の企業にいきなり挑戦するのではなく、グループワークを採用している他企業があれば、練習しておきましょう。

 

何度か経験していると、グループワークの流れもわかり、柔軟に立ち回ることができます。他企業で練習するのが難しい場合は、グループワークが練習できるイベントなどもあるので、そちらを活用して慣れておきましょう。

 

イベント会場で練習するのが困難な人は、自分の大学や、ZoomやTeamsを使って、オンラインで実施できるイベントなど、自分でもできそうな練習を試してみましょう。

2.他のメンバーと協力する

本来、他の就活生はライバルであるため、協力することはありませんが、グループワークにおいては、必ず協力して課題に取り組まなければいけません。企業は「協調性」があるか、というポイントも見ています。

 

独りよがりの行動をしていれば、マイナス評価につながるので、いかにグループのチームと協力しながら課題をクリアできるかが重要です。少しでも自分をアピールしたい、という気持ちはわかりますが、輪を乱さないように気をつけましょう。

 

3.チームの意見に耳を傾ける

企業は「傾聴力」があるか、という点もチェックしています。チームの誰かが発言しているときには、耳を傾け、他のメンバーの意見を拾うことも大切です。

 

グループワークの初心者は、自分の意見を言うけれど、チームの意見を拾わず一方通行になってしまう人が多いです。チームの意見に耳を傾け、意見を拾うことで、「協力体制が取れている」、「人の話が聞けている」といった高評価につながります。

 

また意見に耳を傾けることができれば、課題や成果物の作成をスムーズに進めることが可能です。

 

例えば、Aという主張とBという主張の二つが対立したとします。どちらの方向に進むか議論するときに、相手の意見に耳を傾けることができなければ、意見が上手くまとまらず、結局どちらかが妥協した結果になってしまいます。

 

しかし耳を傾けることができれば、どちらの案にするかみんなが納得して結論を出せるので、グループワークとして良い結果です。グループワークに慣れていなければ、相手の意見に耳を傾ける余裕がないかもしれないので、事前に意識をして構えておきましょう。

 

4.主体的に行動する

チームで協力する中で、主体的に行動することは大切です。自分から積極的に意見を言うことや、場をまとめて結論に向かって導くことは、リーダーシップがあることをアピールできます。

 

多くの企業が、「積極的に自分から行動できる人材」を求めていることが多いので、主体的に行動することは高評価につながります。

 

主体的に行動する上で大切なことは、まず自分の意見を言うことです。意見を言う時には、しっかり相手に伝わる言い方や表現を意識することや、過不足なく情報を伝えることを意識しましょう。

 

自分の意見がいい終われば、相手の話を聞き入れ、要点を理解することが大切です。この2つに注意しながら試してみてください。

5.自分の役割を果たす

グループワークでは、円滑に議論が進むように「司会者」、「タイムキーパー」、「書記」など役割を決めます。自分がどの役割を担っても、その役割を果たすことが大切です。

 

簡単にグループワークにおける役割について説明します。

役柄どのような役割をするのか
司会者グループワークが円滑に進むように指示するまとめ役。リーダーシップがある人が担当することが多く、時間内に課題が終わるように場を仕切る役割。
タイムキーパー司会者と協力しながら、時間内に課題が終わるように、各工程ごとの時間を仕切る役割。議論や考える時間など、どこにどれくらいの時間を割くかを割り振り、時間調整をしながら司会者に進めてもらう。
書記みんなの発言や決まったことなどを、メモやホワイトボードなどにまとめる役割。ただ紙に書くだけでなく、図やマーカーなどを使い、わかりやすくすることが大切。

議論で決まったことを発表する場合は、発表者と連携を取りながら、発表しやすいようにまとめていく。

発表者プレゼン型のデスクワークでは、最後に議論で決まったことを発表する役割。みんなにわかりやすく説明するため、議論の内容をしっかり把握しておかなければならない。

 

このように、役割によってすべきことは違いますが、どの役割もグループワークにおいて重要です。司会者はリーダーシップをアピールできるから選考に有利である、といったことはありません。

 

企業は適材適所の人材を求めているので、リーダーシップがある人のみを求めているわけではないため、自分は自分の役割を全うしましょう。

 

6.論理的に話す

意見を述べるときは、誰もがわかるように論理的に話すことが大切です。ちなみに論理的というのは、「結果に対して筋道を立てて説明すること」を言います。

 

結果は大切ですが、企業は結果に至るまでの過程も重視しています。論理的に答えを導き出せていると、その課題に対してどのような過程を経て答えに至ったのか、採用担当が評価しやすいです。

 

しかし非論理的であれば、結果までの道筋が伝わりにくく、判断しづらいため、いい評価を得られません。「なぜこの結果になったのか」、「なぜそう思うのか」といったことを論理的に話せるように意識しましょう。

7.フィードバックで復習する

グループワークを体験できる場はあまり多くありません。そのため、ひとつひとつのグループワークを大切に扱い、次の選考に活かすことが重要です。

 

グループワークを終えて、「どこがよかったか」、「どこが悪かったか」、「改善すべきところは」など、フィードバックを行い、経験を重ねるごとに上達していきましょう。

 

可能であれば、グループワークが終わった後に、面接官に意見を聞く、同じグループの人に意見を聞く、といったことができれば次につながります。または、自分なりに評価をし、さらに良くしていくためにはどうすればいいか考えましょう。

 

グループワークが苦手な人向けの対策法

グループワークが苦手な就活生も多いと思います。集団になると、どう立ち回ればいいのかわからず、実力を発揮できない就活生はこれから紹介する対策法を見ていきましょう。

 

他人の意見を聞いてから行動する

就活生の中には、自ら進んで発言することが苦手な人もいると思います。そんな人におすすめの対策法は、他人の意見に「賛同する」、「+αで付け加える」ことです。

 

例えば、「Aさんの〇〇という意見は、△△というメリットがあり、私も賛同します」といったかたちで発言します。この方法であれば、自分の意見を述べているように聞こえ、さらには周りの意見もしっかりと聞いていることがアピールできます。

 

「+αで付け加える」場合は、「Aさんの〇〇という意見に似ていますが、さらに△△というところもあると思います」といった感じで発言すれば、一からすべての発言を考える必要もなく意見を述べることが可能です。

 

自分から発言しにくい人は、周りの意見を聞いてから行動に移しましょう。

 

練習を積み重ね場数を踏む

一番の対策法は、場数を踏んでグループワークの苦手意識を克服することです。何度もグループワークを繰り返すと慣れてくるので、自分から発言しやすくなります。また慣れてくれば自信にもつながるのでおすすめです。

 

練習企業を設けてもいいですし、zoomなどのオンラインで練習してもいいので、とにかく多く経験することが上達への近道です。

 

就活のグループワークは対策で差が出る

グループワークは対策しているか、していないかで差が出る選考です。場慣れしている人は、どんな就活生とでも柔軟に対応ができ、自分の力を発揮することができます。しっかりと対策を練っているからこそ、高評価を得られる発言・行動ができます。

 

一方対策ができていなければ、協調性がなく積極性をはき違えて、独りよがりの行動になってしまう可能性が高いです。アピールすることに囚われてしまうか、消極的になりすぎてしまうため、しっかりと対策が必要です。

 

グループワークが苦手な人も、何度も繰り返すたびに経験値がたまるので、イベントや大学などで、繰り返し練習するように心がけましょう。

 

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監修者情報

須藤由加里

キャリアアドバイザー リーダー

株式会社やまとに新卒入社。
全国での採用担当&新卒中途の研修担当の3職種を経験。 その後挑戦心が原動力となり2020年に株式会社ナイモノにジョイン。 現在キャリアアドバイザー リーダーとして就活生のサポートを行う。