学歴が関係ない仕事9選!スキルや人柄重視の仕事を見つける方法
2024/9/27更新
この記事の監修者
三好 勝利(キャリアアドバイザー)
新卒で小学校教員となり、学級担任や学年主任などを務め、1000人以上の生徒の指導に携わる。その後、大手教育企業でのコンサルティング営業を経て、現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして250名以上の学生の就職支援に従事。未経験IT、総合職、人材など幅広い業界への支援実績を持つ。面接対策や自己PRの指導に定評があり、面接官の経験を生かした的確なアドバイスが強み。学生一人一人に寄り添い、ラフな雰囲気で親身に相談に乗ることを心がけている。
新卒で小学校教員となり、学級担任や学年主任などを務め、1000人以上の生徒の指導に携わる。その後、大手教育企業でのコンサルティング営業を経て、現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして250名以上の学生の就職支援に従事。未経験IT、総合職、人材など幅広い業界への支援実績を持つ。面接対策や自己PRの指導に定評があり、面接官の経験を生かした的確なアドバイスが強み。学生一人一人に寄り添い、ラフな雰囲気で親身に相談に乗ることを心がけている。
はじめに
就職活動をしていると誰もが「学歴フィルター」という言葉を耳にしますよね。
就職では学歴が高いほうが有利な気がしますが、全ての企業に学歴フィルターがあるわけではありません。
就活生の中には、数十年働く仕事において学歴で全て決められてしまうことに対して、疑問を感じている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、学歴に関係なくその人自身のスキルや人柄によって活躍できる仕事を9選にして紹介します。
以下のような就活生を対象としているので、当てはまる人は学歴にとらわれない就活をする第一歩になるはずです。
- 学歴が関係ない仕事があるのか知りたい
- 学歴が関係ない仕事を見つけるための方法が気になる
- 学歴ではなく、自分自身の能力や価値観を就活で評価してほしい
学歴が高い人も自信がない人も、自分らしい就活の仕方をするためのアドバイスが詰まった本記事を参考に、就職活動を進めてください。
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学歴が関係ない仕事とは?
学歴にフィルターをかけていない会社は、本人のスキルや価値観、人柄を重視しています。
自分の実力が評価されて収入を得られる仕事は、学歴に関係なく稼げます。
以前日本は学歴社会でしたが、近年は学歴ではなく就活生自身の経験や人柄、スキルを評価するようになってきました。
理由としては、学歴が高いからといって必ずしも社会人として活躍できるとは限らないからです。
大企業や有名企業など人気の企業は、すべての就活生を評価するのは難しいため、学歴フィルターを設けているところがあるのは事実です。
しかし、終身雇用が保証されなくなっている現在では、今安定している大企業に入ることがすべてではありません。
自分で稼ぐためのスキルを身につけて、活き活きと生活を送ることに目を向けて就活をしてみてください。
学歴が関係ない仕事を見つける方法
学歴問わず活躍できる仕事の探し方を知らないと、就職活動は進められません。
学歴が関係ない仕事を探す方法を紹介するので、実践してみてください。
経験や資格を活かせる仕事を探す
経験や資格を取得していると、学歴に関係なく仕事を簡単に見つけることができます。
仕事の中には、資格を取得していないと担当できない仕事があります。
また、すべての企業が1から人材を育てたいと育成計画を立てているわけではなく、すぐにでも即戦力となるような人材を確保したいという企業もあるでしょう。
そのような企業にとって、経験や資格を活かして活躍してくれる人材は、喉から手が出るほどほしい人材といっても過言ではありません。
中途採用は特に経験やスキルを重視する傾向にありますが、新卒採用においても人より突出した人を採用したいと高く評価するのは同じです。
現時点で経験や資格が何もなくても、仕事でやりたいことが明確に決まっている場合は、それに合わせて資格勉強や経験を積むことをおすすめします。
例えば、外資系の企業ならTOEICやTOEFLで高得点を目指したり、デザイン業界で働きたいのなら、色彩・CG・Webデザイン検定などを取得したりするのがいいでしょう。
資格は取得者の能力を表すわかりやすい指標ですが、経験もまたその人の価値観を形成する要素であり、企業側から評価されることがあります。
勉強だけでは得られない考え方やスキルが、仕事をする上で役立つ場面は多々あります。
その経験を日々の業務でどう活かすかをアピールできるように、時間があるときにあらゆることにチャレンジしましょう。
就活・転職エージェントで検索する
エージェントとは、利用者のスキルや経験、仕事を選ぶ際の希望を細かくヒアリングし、その人に合った求人を探してくれる便利なサービスです。
自分で仕事を探そうとすると、どうしてももともと知っている業界や企業に絞られてしまいます。
視野が狭い状態で仕事を探すよりも、就活のプロに就活生の希望通りに仕事に取り組める企業を紹介してもらうほうがいいでしょう。
エージェントが所有している求人情報の中には、「学歴不問」で絞って、求人を探すことも可能です。
エージェントに登録している企業は、企業側が募集情報をエージェントに提供しているので、学歴不問と記載のある企業で実は学歴重視ということはありません。
学歴不問の企業だけをピックアップして、その中から行きたい企業や就きたい仕事を探すのが最も効率の良い探し方といえるでしょう。
エージェントサービスにはさまざまなものがあり、複数業界の企業を扱っているものもあれば、1つの業界に特化しているものもあります。
多くのエージェントは無料で登録することができ、各エージェントで独自のコンテンツやサービスを用意しているので、役立つツールが揃っているのが特徴です。
また、選考に関する交渉をエージェントに依頼することも可能です。
学歴不問と記載がなく書類選考で不採用になることが不安な場合は、一次面接確約の求人もあるので、エージェントと相談しながら自分に合う方法で進めてください。
自分に合うサービスを提供しているエージェントを使うことで、スムーズに選考に進みやすくなるので、複数登録してみることをおすすめします。
学歴が関係ない仕事9選
一般的に学歴が関係ない仕事とは、どのような仕事なのでしょうか。
ここでは主に、学歴が関係ない仕事とその理由を紹介します。
①営業職
新卒採用では、大企業の営業職や事務系総合職の採用は、学歴で振り分けている可能性は大いにあります。
しかし、中小・ベンチャー企業の新卒採用ではあまり学歴は重視されていません。
その理由は、企業側が営業に求めることは売上を上げて企業に貢献することであり、学歴のある人が活躍できるとは限らないからです。
営業職として成果を上げるためには、コミュニケーション力や傾聴力が必要です。
営業の能力を示すような資格はないので、選考時にはやる気や人と接したり話したりするのが得意であることをアピールしましょう。
営業職は契約をいかに結べるかで評価され、昇給や昇進につながることが多いのが特徴です。
個人やチームでノルマがある場合が多く、高学歴でも契約が取れなければ「仕事ができない人」という扱いになってしまいます。
一方で、学歴に自信がなくても結果を出せれば「実力のある人」と認められます。
歩合制やインセンティブがある企業では、頑張り次第で高収入を目指せるので、やりがいを感じられるはずです。
また、転職をする際にも優位になる傾向にあるので、ぜひ検討してみてください。
②ITエンジニア
ITエンジニアはスキルがあれば、学歴に関係なく活躍できる仕事です。
近年、IT技術が急速に発展している一方で人材不足が深刻化しています。
IT業界やDX化を促進したい企業は、プログラミングスキルの高い人材を好待遇で迎え入れる傾向にあります。
ITスキルは習得までに時間がかかりますが、一生モノのスキルです。
ITスキルの習得には、以下のような方法があります。
- プログラミングスクールに通う
- 独学でプログラミング言語やシステム開発の基礎を勉強する
- ハローワークが提供する職業訓練制度を活用する
自分でつくったシステムで企業の業務の業務効率が上がったり、多くの人が使うアプリをつくったりできるので、やりがいも感じられるでしょう。
何かを1からつくることが好きな人に向いている仕事です。
③地方公務員
公務員というと高学歴の人ばかりが従事しているイメージですが、地方公務員は学歴に関係なく就くことができる職業の1つです。
地方公務員とは、公務員の中でも地方公共団体に所属し、都道府県・市町村などの地方自治体で働く人のことを指します。
中卒や高卒でも公務員試験を受けることができます。
学歴を必要とするものも一部ありますが、原則学歴や職歴は問われないのが特徴です。
地方公務員になるには、各自治体が実施する地方公務員試験に合格し、採用される必要があります。
そして、それぞれの地方自治体において地域の生活や産業に関わった業務を行うのが地方公務員の仕事です。
地方公務員にはさまざまな職種があります。
例えば、事務を行う職員は「行政職」と呼ばれ、行政面から企画立案・執行に携わります。
地方公務員は収入が安定していて、役所自体が潰れる心配もないので将来的に安心して働けるでしょう。
地方公務員試験に合格するためには勉強時間の確保が重要なので、試験日に間に合うように日々コツコツ勉強に取り組みましょう。
民間企業と公務員の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
④職人・技術職
職人・技術職も、経験やスキルが重要視される学歴が関係ない仕事です。
例えば、大工、美容師、写真家、建築士などが職人・技術職に当てはまります。
学歴より実力と経験が必須であり、「良いものをつくれる技術」をどれだけ持っているかが重要です。
高学歴でも良い作品をつくれなかったり、技術を持っていなかったりする人は仕事が増えていきません。
本記事の読者のみなさんにとって、イメージしやすい人は美容師ではないでしょうか。
自分が伝えたイメージの通りにカットやカラーをしてくれる美容師に担当してもらいたいですよね。
美容院に行って美容師の学歴を確認する人はいないでしょう。
職人や技術職は自身のスキルが評価や収入に影響する職業です。
職種によっては専門学校などで学ぶ必要がありますが、建築士などは学生時代に専門的な勉強をしていなくても問題ありません。
建築業界の企業に入社して、下積みの時期にどれほど力をつけるかが重要です。
社会人になってからでも職人や技術職になれるので、スキルをつけるために覚悟を持って入社先を探すことも検討してみてください。
⑤警備員
警備員は需要が高い職種で、学歴は重視されていません。
主な業務内容は、会社や会場などの施設の警備です。
学歴やスキルがない場合でも就職がしやすく、安定した収入を得られるので狙い目の仕事です。
勤務体制は日中だけのものや昼夜問わないシフト制もあるため、体力に自信があり健康状態に問題がない人であれば即戦力になれる傾向にあります。
警備員は「ガードマン」と言われるように、場所や人を守るのが仕事なので、責任感や使命感が強い人が向いています。
最近では、女性を警備員に採用する企業も増えてきているので、女性でも活躍できる仕事の1つでしょう。
学生向けに警備員のアルバイト募集もあるので、新卒で警備員になりたい人は学生のうちから経験を積むと採用確立が上がります。
⑥トラック運転手
トラック運転手は運転免許証の取得をしていれば、採用されやすい仕事の1つです。
乗るトラックに応じて免許を取る必要があります。
近年では2024年問題と言われる、トラックドライバーの長時間労働に対して物流業界各社が対策をとっています。
それによりドライバー不足が顕著になっているため、ドライバー志望者の需要が高いのが近年の傾向です。
昔に比べ女性も参入しており、福利厚生・手当などで女性にも働きやすい環境を整えている企業も増えてます。
応募前に求人の募集要項を確認して、福利厚生や手当を活用できるか見ておきましょう。
基本は運転がメインの仕事ではありますが、業務によっては力仕事もあるので体力は必要です。
トラックの種類によっては免許を取得してからの条件が異なるので、確認しておきましょう。
入社してから経験を積んで、徐々に担当業務の幅を広げられる企業もあります。
⑦電気・ガスの検針員
就職先としてすぐに思いつく人は少ないかもしれませんが、電気やガスの検針員もおすすめです。
契約している利用者の家を訪問し、メーターの数字を読み取って、使用量が記載された検針票を利用者に渡すのが主な業務で資格も不要です。
対面で接客をするわけではないので対人関係でストレスを受ける可能性は低い一方で、安定した収入を得ることができます。
しかし、悪天候の日でも1軒ずつ検針をするので、体力・忍耐力・責任感が求められます。
電気・ガスの検針員は求人が少ないのが難点です。
エージェントなど求人を把握しているところを活用するのがいいでしょう。
⑧工場オペレーター
工場勤務の作業員は一般的にオペレーターと呼ばれ、経験やスキルを重視する仕事です。
未経験で入社できるところも多くありますが、工業高校を卒業している人も就職しやすい傾向にあります。
未経験で入社しても、フォークリフト技能講習修了証や機械加工技能士などの資格を取得すれば、業務の幅が広がり評価されます。
資格取得の費用や講習受講料は企業側が負担してくれる場合が多いので、働きながらスキルを得られる点がメリットです。
工場勤務と聞くと重労働のイメージが強いですが、大企業の工場へ入社することができれば福利厚生や手当が充実しているので、休日もしっかり取れます。
勤務体制は、工場によって夜勤もあるので体力も必須です。
⑨ゴミ収集員
ゴミ収集員は地域のゴミの収集が主な業務で、学歴が関係ない仕事です。
業務を朝早くに行うので、ほかの仕事に比べて勤務時間が短い傾向があります。
ゴミの回収を繰り返すのがメインなのと、人との関わりが少ないのでストレスがあまりなく、わりと給与待遇が良いので稼ぎやすいという特徴があります。
社会にとってなくてはならないエッセンシャルワーカーは、社会貢献につながる仕事です。
企業によってはゴミ収集車を運転するために、免許の取得を義務づけているところもあるので応募の際に確認してください。
学歴が関係ない仕事で活躍する2つのポイント
学歴が関係ない仕事に就きやすくなる方法を紹介します。
採用の確率を高めるための参考にしてください。
経験やスキルを身につける
経験やスキルを身につけておくと、学歴に関係なく仕事で活躍でき、給与にも反映されます。
「資格」を取得しておくと、目に見える形で企業側は即戦力になると積極的に雇う傾向があります。
学歴よりも重要視される場合もあるでしょう。
社会人になってからも資格取得に向けて勉強することは十分に可能なので、学歴がなくても自分が目指したい仕事に応じて経験を積み、資格を得ておくと将来的にも役に立つでしょう。
中小企業を選ぶ
中小企業だと、学歴関係なく活躍できる機会が多くあります。
大企業は、応募の段階で学歴を見る会社が多数なので、絶対ではありませんが入社は困難です。
特にこれから伸びる業界や比較的小さな会社では、学歴よりも本人の仕事に対するやる気や人間性を見ていることが多いので、学歴がない人でも働きやすいでしょう。
中小企業は自分自身の成長や活躍に期待できます。
中小企業と呼ばれる会社は日本中にたくさんあります。
その中から自分に合った企業を見つけるのも大変です。
以下のような記事も参考に、合理的に企業探しができるのが理想です。
【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!
「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?
就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。
各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。
さいごに
本記事では、学歴が関係ない仕事にはどのような仕事があるのか、見つける方法、活躍するためのポイントを紹介しました。
経験やスキルがあると学歴に関係なく働くことができ、活躍の場が広がる可能性が大いにあります。
体力仕事や人がやりたがらない仕事に学歴は関係がなく、給与待遇も良い傾向にあるといえるでしょう。
学歴が低いと現代社会では不利な条件となりやすいですが、やる気と努力次第で高学歴の人以上の活躍が可能です。
自分の可能性を信じ頑張ることがとても大切です。
本記事を参考に、自分に合った仕事を探してみましょう。