接客業に向いている人の特徴とは?おすすめの仕事も紹介
2024/9/27更新
はじめに
飲食店や販売店などは日常的に利用する人も多く、普段の生活を送るうえで接客業に従事している方を目にする機会は多いですよね。
そんななじみのある接客の仕事をしてみたいと考える就活生も多いのではないでしょうか。
この記事では、以下のような疑問を持つ就活生を対象としています。
- 接客業はどんな人に向いているの?
- 接客業ってどんな仕事があるの?
- 接客業で得られるスキルは?
この記事では、これらの質問に答える形で接客業について詳しく解説しています。
最後まで読むと、接客業の主な仕事や向いている人や向いていない人の特徴、得られるスキルやメリットがわかります。
なお、以下の記事ではサービス業の代表的な企業や選考対策について解説しています。
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接客業に向いている人の5つの特徴
接客業は人との出会いの連続です。
ここでは、接客業に向いている人の5つの特徴を紹介します。
①人を喜ばせるのが好き
人を喜ばせるのが好きな人は、自然と細かな気配りができるため、接客業に向いているでしょう。
そういう人は、無意識に相手がどうすれば喜んでもらえるかを考えて行動しているものです。
お客様と接する時間を楽しめる人は、接客業にやりがいを感じるでしょうし、お店の売上にも貢献できます。
人を笑顔にするのが好きな人は、接客業に向いているといえます。
②聞き上手
話を聞くのが上手な人は接客業に向いています。
お客様の話を丁寧に聞くことで状況やニーズを正確に把握し、満足度の高い提案ができるからです。
初対面で仲良くできたり、悩みを打ち明けられたりする人は、共感や質問が得意なので、これが接客業における大きな強みとなるでしょう。
③気配りができる
気配りができる人も接客業に向いているでしょう。
相手のことを考えて、どんなことをしてほしいのか察するのが上手なので喜んでもらえます。
たとえば、ファミレスのホールスタッフであれば、お客様の注文やお水を出すタイミング、食後のデザートを出す声かけなどです。
接客業ではお客様を待たせることがないように気配りが欠かせません。
気配りができる人であれば、雇うお店側も安心して接客を任せることができます。
④臨機応変に対応ができる
臨機応変に対応できる人は接客業に向いています。
接客業はいつもマニュアル通りに事が運ぶわけではないので、その場の状況を瞬時に把握して、冷静に対応できる人はとても重宝されます。
そういう人はたとえ、トラブルが起きたとしても相手に極力不快感を与えずに済むからです。
また、臨機応変に対応できる人は、困難な状況を自分の糧にする能力が高いです。
仕事を続けて行くと、さまざまな困難に出くわし、それを乗り越えて行かなければなりません。
⑤体力がある
接客業を続けるには体力があったほうがいいでしょう。
なぜなら、接客業は立ち仕事が多く、体力を必要とするからです。
体力がないとお客様に対して、質の高いサービスを提供し続けることが難しいもの。
業務内容によっては、荷物の運搬などの身体的な作業があったり、シフト制で深夜勤務をこなす必要があったりします。
そのため体力と柔軟な生活リズムに対応できる人が、接客業に向いている傾向があります。
また、体力だけではなく、精神的な強さやストレス耐性も重要です。
ただ、必ずしもすべての職場で高い体力が要求されるわけではないので、自分の志望する職種の実情をリサーチしましょう。
接客業に向いてない人の5つの特徴
逆に接客業に向いていない人はどんな人でしょうか。
ここでは、接客業に向いていない人の5つの特徴を紹介します。
①自己中心的
自己中心的な人は接客業に向いていません。
接客業はおもてなしが基本なので、自分の都合でお客様を振り回すようなことをしてはいけないからです。
たとえば、自分が良いと思ったからといって無理に商品を薦めたり、人によって態度を変えたりするようなことをしていたら、クレームになる可能性が高いでしょう。
自分の事ばかりで相手の立場になって考えたり行動したりすることができない人は、接客業には不向きです。
②感情がすぐ表に出てしまう
感情をすぐ表に出してしまう人も接客業に向いていません。
嫌なことがあったからといって、お客様に対して感情をむき出しにしてしまうと相手に不快な気持ちを与えてしまいます。
接客業において、自分の感情をあからさまに表に出すのは禁物です。
業務に支障が出てしまいます。
ストレスを溜めないように、困ったことや嫌なことは早めに直属の上司に相談したり気分転換をしたりしましょう。
起伏が激しい人は、接客業は避けたほうがいいかもしれません。
③対応力がない
対応力がない人は接客業に向いていません。
接客業は、人を相手にする仕事なので、状況に応じて柔軟に対応することが求められるもの。
マニュアルだけでは対処できない場面も多々あります。
予期しない事態が起きたときも、落ち着いて適切に対応することが求められますが、こういった能力は、経験を積むことで向上していきます。
イレギュラーな出来事に対する経験が少ない人や、柔軟な対応が苦手な人にとって接客業は難しく感じるかもしれません。
④言い訳をする
言い訳をする人は接客業に向いていないでしょう。
接客業において変化は付きもので、何か不都合が起きた際に言い訳をしてやらないのは論外です。
なぜなら、お客様に対しても、同じ業務をする仲間にも迷惑をかけるからです。
言い訳は向上心をなくす行動でもあるので、いつまでも現状の自分を変えることができなくなります。
周りや環境のせいにする人は、自分が悪くても非を認めないので接客業には向きません。
⑤メンタルが弱い
メンタルが弱い人は接客業に向いていません。
接客業はさまざまなお客様と出会い、いろいろな出来事に出くわします。
その度に落ち込んで業務に支障をきたしていてはきりがありません。
割り切るスキルや、受け流すスキルが低い人は、接客業は止めておいたほうがいいでしょう。
接客業の主な種類7選
接客業とは、サービス業の1つで、顧客と直接対面してサービスを提供する仕事です。
主に店舗や施設に訪れたお客様におもてなしや商品、サービスの提供をします。
そのため、顧客に失礼のない身だしなみや言葉遣い、立ち振る舞いが求められます。
業務は、接客のほかに販売・受付業務・施設案内・顧客からの問い合わせ対応など幅広いです。
さらに、会計処理や在庫処理といったバックオフィス業務、飲食業における配膳など、業種によってさまざまな役割を担います。
接客業はどんな場所で働き、どんな仕事をするのか、ここでは7つの主な接客業の仕事を紹介します。
なお、以下の記事では人前に立つ仕事を紹介しています。
①飲食店のホールスタッフ
場所 | レストラン、居酒屋、カフェなど |
仕事内容 | 案内、注文、配膳、片付け、会計、電話対応、掃除など |
飲食店のホールスタッフは、食事を提供するお店で主に食事の注文・配膳・会計などを行います。
全国各地に幅広い種類の飲食店が数えきれないほど存在するので、飲食店のホールスタッフの求人数は多いです。
飲食店で勤務することで、社会人として必要な基本的なマナーが身に付けられます。
若い世代にも人気があり、未経験でも採用されやすい傾向です。
②販売スタッフ
場所 | 百貨店、洋服店、ショッピングモール、コンビニエンスストア、スーパー、書店など |
仕事内容 | 案内、提案、販売、品出し、会計、発注、在庫管理など |
販売スタッフは、生活用品・食品・洋服などを販売しているお店で、お客様が求める商品の案内・品出し・会計などを行います。
販売スタッフの勤め先も幅広く、求人数が多いので、未経験でも働きやすいです。
立ち仕事が多いので体力もある程度必要となります。
特に、コンビニエンスストア・スーパーは誰もが利用している、最も身近な接客業の1つです。
③宿泊施設のフロントスタッフ
場所 | ホテル、旅館など |
仕事内容 | 宿泊予約、案内、受付、会計、電話対応など |
宿泊施設のフロントスタッフは、チェックイン・チェックアウトなどのフロント業務を行います。
最も「ホスピタリティ」が重視される仕事です。
ホスピタリティとは、心から親切にもてなすことをいい、高い接客スキルやマナーが求められます。
日本は世界的にもホスピタリティが高い国です。
外国人のお客様の対応も行うため語学力を求める宿泊施設もあります。
高級な旅館やホテルでは、さらにきめ細やかな対応力が不可欠です。
④レジャー施設のスタッフ
場所 | 遊園地、映画館、カラオケボックス、テーマパーク、アミューズメント施設など |
仕事内容 | 案内、販売、会計、アナウンス、トラブルの対応など |
レジャー施設のスタッフは、遊びに訪れるお客様に対して案内・会計・アナウンスなどを行います。
お客様を楽しませる接客や、雰囲気づくりが求められます。
混雑しやすい施設では、お客様を待たせないように的確でスピーディーに対応することが必要です。
臨機応変に対応しつつ、笑顔で接客することが重要です。
⑤ブライダル・セレモニーのスタッフ
場所 | 結婚式場、セレモニーホール |
仕事内容 | 打合せ、提案、案内、受付、配膳、電話対応、サポートなど |
ブライダル・セレモニーのスタッフは、結婚式場やセレモニーホールにて、案内・受付・電話対応・サポートなどの業務を担当します。
結婚式やお葬式といった、お客様の人生の中でもっとも重要なイベントに携わる仕事です。
そのため、失敗が許されず、丁寧で失礼のない対応が求められます。
責任は重いですが、その分、感謝されることが多く、大きなやりがいを感じられるでしょう。
⑥美容室やエステサロンなどのスタッフ
場所 | 美容室、エステサロン、コスメショップなど |
仕事内容 | 案内、受付、施術、電話対応、販売、会計、掃除など |
美容室やエステサロンなどのスタッフは、施術をメインに行いますが、受付・案内・会計といった仕事もこなします。
美容に関するスキルが必要で、常にお客様への気配りをしなければなりません。
手先の器用さや、会話でリラックスさせるスキルが求められます。
お客さまに美とリラクゼーションを提供する仕事です。
⑦企業や施設の受付スタッフ
場所 | 会社、オフィスビル、駅、商業施設、美術館、博物館など |
仕事内容 | 案内、受付、設備予約・管理、問い合わせ対応、電話対応など |
企業や施設の受付スタッフは、会社・オフィスビルや公的施設・商業施設などのフロントで案内・受付・電話対応・問い合わせ対応などを行います。
会社や施設の顔ともいえるので、お客様に失礼のない対応と言葉遣いが必須です。
語学力や緊急時の対応方法など、お客様に役立つ知識やスキルがあれば、より活躍できます。
なお、以下の記事では、人に喜ばれる仕事について解説しています。
接客業の仕事で得られるスキル
接客業の仕事を通じて、多くの貴重なスキルが得られます。
代表的なものとしてはコミュニケーション能力が挙げられます。
いろいろな人と接する機会が多いため、相手に伝わりやすい言葉遣いや、その場に適した言動ができるようになるでしょう。
また礼儀を意識することで、マナーも鍛えられます。
ほかには臨機応変に対応する能力や、忍耐力、ホスピタリティ(心から親切にもてなすこと)の精神も育まれるでしょう。
これらのスキルはどんな仕事でも活かせるので、将来的に転職やキャリアアップを考えた際も役立ちます。
接客業のメリット・デメリット
ここでは接客業のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
接客業はお客様と直接触れ合うので、自分のしたことで相手の喜ぶ顔が見られたり、感謝の言葉を言われたりすることが最大のやりがいです。
また、日々いろいろなお客様が来店するので、仕事を通じて出会いがたくさんある点もメリットです。
デメリット
接客業のデメリットとしては土日祝日に長期休暇が取りづらいことが挙げられます。
そのため、友達や家族と予定を合わせて遊びに行けないこともあるでしょう。
ほかには、お客様の中には言いがかりに近いクレームを言ってくる方もいます。
そういう場合にうまく受け流すことができないとストレスが溜まるでしょう。
さいごに
接客業の主な仕事や向いている人の特徴、得られるスキルなどを解説しました。
接客業に向いている人は以下の5つの特徴を持つ人です。
- 人を喜ばせるのが好き
- 聞き上手
- 気配りができる
- 臨機応に対応ができる
- 体力がある
また、接客業に向いていない人の特徴は以下の5つの特徴を持つ人です。
- 自己中心的
- 感情が表にすぐ出てしまう
- 対応力がない
- 言い訳をする
- メンタルが弱い
ただし、これらの「向いていない」とされる特徴に当てはまる人でも、努力次第で改善できる部分は多くあります。
そのため、接客業に興味がある人は、すぐに諦める必要はありません。
接客業は未経験からでも始められ、いろいろな業務に携わるため、将来違う職種へ転職した場合でも役立つ経験を積めるでしょう。