【業界研究】インターネットWeb業界とは?志望動機・ビジネスモデル・職種を徹底解説

【業界研究】インターネットWeb業界とは?志望動機・ビジネスモデル・職種を徹底解説

2023年8月24日更新

はじめに

Webサービスが盛んになり、何かを調べるときや買い物をするときなどインターネットを活用してスムーズなやりとりが可能となりました。

今となってはビジネスにも欠かすことができません。

 

この記事では、Web業界の特徴や職種について紹介するだけでなく、業界のキャリアや志望動機、動向について詳しく解説していきます。

 

またWeb業界の代表的な企業を売上高や年収、社風などそれぞれ比較しやすいようにまとめています。

 

Web業界における各企業の立ち位置やビジネスの規模なども、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。



インターネットWeb業界とは?

Web業界は、インターネットを介してWebサイトや Webサービスなどを提供している業界をいいます。

 

例えば、インターネットを利用して調べたいことを検索したり、オンラインショッピングで買い物をしたり、SNSで友人と交流し合うといったことも、すべて Web業界が提供するサービスだと言えます。

 

インターネットを通して顧客やユーザーが求めるものを形にしてあったら世の中がより便利に、快適になるサービスを提供しています。

 

インターネットWeb業界のビジネスモデル

インターネットWeb業界は大きく分けると2つのビジネスモデルがあります。

 

①BtoB企業

 

「Business to Business」の略で、サービスや商品を企業向けに提供します。

 

お客様(企業)を対象にホームページの作成や運営、ネットワークの構築、インターネットの広告代理などのサービスを行います。

 

⚫︎ECサイト

 

自社や他社の商品をインターネット経由で販売。

他社商品を扱う場合、小売りのように仕入れるタイプ、多数の店が自由に出店し、運営者が出店料をもらうモールタイプなどがあります。

 

例:モノタロウ、アスクル、ニトムズ、クスリバンクなど

 

⚫︎Webサイト制作会社

 

企業から依頼を受けてWebサイトの新規制作や

リニューアル、 コンテンツ制作、サイト運用などを行います。

 

例:LIG、カヤック、キノトロープなど

 

⚫︎Webアプリ制作会社

 

企業から依頼を受けてWebアプリの制作を行う。OSアップデートに伴う調整業務もあります。

 

例:モンスター・ラボ、ジェナ、フェンリルなど

 

⚫︎Webマーケティング会社・広告代理店

 

Webページやスマホのアプリ内に表示されるバナーや 動画などの広告を扱います。

Webマーケティングに対する アドバイスや代行業務なども行います。

 

例:サイバーエージェント、D.A.コンソーシアム、オプトなど

 

⚫︎プラットフォーム・マッチングサービス

 

多数のBtoBツールの情報をまとめたり、業務委託やM&Aなどの ニーズを結び付けるサービス。成果報酬や手数料型など。

 

例:Boxil、Itreview、Batonz、earth keyなど

 

②BtoC企業

 

「Business to Consumer」の略で、サービスや商品を個人(消費者)向けに提供します。

 

SNSやECサイトやポータルサイトの運営を行います。

 

⚫︎ECサイト

自社や他社の商品をインターネット経由で販売。他社商品を扱う場合、小売りのように仕入れるタイプ、多数の店が自由に出店し、運営者が出店料をもらうモールタイプなどがあります。

 

例:楽天、Amazon、ZOZO(ZOZOTOWN)、

ヨドバシカメラ、ユニクロなど

 

⚫︎コンテンツ販売

自社や他社のコンテンツ(電子書籍、動画、ニュース記事など)を課金に応じてデジタル端末から配信します。

定額制(サブスクリプション)モデルが増えています。

 

例:紀伊国屋書店(Kinoppy)、Amazon(kindle)、Hulu、NewsPicks

 

⚫︎ユーザー投稿サイトポータルサイト

 

個人のクチコミ投稿や、多数の店舗の情報をまとめることで使いやすい情報を提供します。

収益はユーザー課金や、店舗からの掲載料、広告掲載など。

 

例:リクルート(ゼクシィ、SUUMO)、カカクコム(食べログ)、ZOZO(WEAR)など

 

⚫︎SNS

 

SNSは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略です。

個人同士の情報をシェアし、コミュニケーションの場を無料で提供して、広告収入がメインとなります。

 

例:Facebook、Instagram、LINE、Google、Youtubeなど

 

⚫︎検索エンジン

 

インターネット上で物事を調べるときに使用するシステムで、広告収入がメインです。

 

例:Google、Yahoo! JAPANなど

 

⚫︎マッチング・シェアサービス

 

売る側と買う側のニーズを結び付け、商品やサービスの売買の場を提供。

個人間をつなぐCtoC、企業間をつなぐBtoBもあり、自社商品をシェアする場合も。手数料で収入を得ることが多いです。

 

例:メルカリ、Uber(Uber EATS)、Airbnb、タイムズ(タイムズカーシェア)など

 

⚫︎アプリ

 

ユーザーの生活を便利にする機能を開発して、スマホアプリなどで提供。

アプリ内でユーザーに課金してもらうか、広告掲載で収入を得ます。

 

例:ナビタイムジャパン(NAVITIME)、Snap(Snapchat)、Moneytreeなど

 

⚫︎E-ラーニング

 

オンライン上での講師による指導や、学習動画・研修テキストの販売で学習を支援。

他社の講座動画を幅広く集めるなどプラットフォーム型のサービスもあるネットラーニング、ジャストシステム(スマイルゼミ)、Schoo(スクー)など。

 

例:ネットラーニング、ジャストシステム(スマイルゼミ)、Schoo(スクー)など。

 

引用:doda

 

インターネットWeb業界の職種

1. Webプロデューサー

 

Webプロデューサーは、実際にWebサービスのクリエイティブを担当する職種です。

 

Webサービスの企画から予算立案、制作に必要な人員配置などを総括して担当する仕事です。

 

実際にWebサイトを制作するのではなく、Webサイトのターゲットやコンセプトやイメージを顧客と相談しながら作成していきます。

 

さらに納期や予算、人員を管理しながらプロジェクト全体を統括します。

 

そのためWebの専門知識や営業力、交渉力や運営と管理の能力などの多様なスキルが求められます。

 

2. Webプランナー

 

Webプランナーは、Web制作における全体的な方向性を定めてそこから企画と設計を行います。

 

クライアントの要望やイメージをヒアリング内容を通して、Webサイトを構築するために設計(プランニング)を行いながら制作者側に伝達します。

 

WebディレクターとWebデザイナーの中間的な立場からプロジェクト管理を行うため橋渡しとなることが多い重要な役割を担う仕事です。

 

プランニングだけでなくページごとの細かい設計や編集作業を行い、コンテンツの内容を取材・企画・制作する業務を担当することもあります。

 

3. Webディレクター

 

Webディレクターは、プロジェクトの制作現場で進行管理者としてプロジェクトを監督・指揮・管理したりと率先してチームが進むべき道に正しく導きます。

 

プログラマーやデザイナーなどのWeb制作に関わるスタッフ達をまとめながらWebプロデューサーが立案した計画に沿って、クライアントの要望にかなったWebコンテンツを作り上げることが役割です。

 

プロジェクトの進行や品質管理を行うが、案件規模などによってはプロデューサーの役割を兼務することもあります。

 

4. Webデザイナー

 

Webデザイナーは、クライアントが持つイメージやWebサイトのコンセプトに合わせて、ユーザーにとって見やすく使い勝手の良いWebサイトのデザインとコーディングを行います。

 

集客力や販売力アップ、情報の拡散など課題を解決するためのターゲットに沿ったデザインが求められます。

 

デザイン関連の知識やコミュニケーション能力、デザイン制作のツールを使いこなす技術力が必要です。

 

5. Webプログラマー

 

Webプログラマーは、システムエンジニアが設計した設計書に沿って、Webサイトに特化したプログラミングを中心とした業務を行い、クライアントの要望通りのシステムを実現するために、Webシステムの開発を行います。

 

さらにWebプログラマーとしての経験が豊富なら、本来システムエンジニアが担当するような設計や全体管理などの業務にも携わる場合があります。

 

6. Webエンジニア

 

Webエンジニアは、Webサービスを構築し運営していくためのシステムの開発やITシステム・アプリケーションなどの設計・開発や運用・保守までの、Web開発全般を行う職種です。

 

さらにWebエンジニアは、「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア」「インフラエンジニア」の3つに大別されます。

 

スキルや経験によって担当や業務が異なります。

 

7. Webマーケター

 

Webマーケターは商品やサービスを売るため、Webサービスの販促活動や集客、ブランド認知向上のためのマーケティング活動全般を担当する職種です。

 

WebサイトやSNSなどを駆使して、どのような施策や活動を行うべきか検討していきます。

 

具体的には、アクセス解析や分析を行い、サイトに適したターゲットを見つけて、効率的にアピールしていきます。

SEOやリスティング広告、LP(ランディングページ)など、様々な方法で効果的な手法を日々模索します。

大手企業紹介

大手企業や競合が多いインターネットWeb業界中で、代表的な企業の売上高や平均年収、社風などを他社と比較しながらご紹介します。

 

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

 

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

 

会社名売上高平均年収就職偏差値・難易度社風
楽天グループ株式会社1兆9278億円797万円60社内にニックネーム制度がありニックネームで呼び合うフランクな社風
ヤフー株式会社1兆6723億円765万円61楽しんで仕事をすることを大切にする社風
株式会社リクルート2兆8717億円997万円61切磋琢磨しながら営業力を高める社風
株式会社サイバーエージェント7105億円817万円58.9風通しがよく挑戦を後押しする社風

インターネットWeb業界の動向

Web・インターネット業界の市場規模は年々拡大しており、今後も長期的に大きく発展していくと予想されます。

 

Webサービスは今後も益々増加すると考えられるため、それに伴いWeb業界自体の発展も期待できます。

 

スマホの普及やコロナの影響と様々な要因があり、Webサービスは年々増加し続け需要も大きくなっているため、Web業界への注目度は高まり続けてます。

 

2045年に起こると予測される人工知能(AI)が人間の能力を超える「シンギュラリティ」という概念から、Web業界の衰退を懸念する声もあります。

 

コーディングやプログラミングなどは、AIによって自動化される可能性はあります。

しかし顧客の潜在的ニーズを汲み取ったり、求められるデザインを表現するなどの感性を必要とする部分の機械化は困難です。それゆえWeb業界は今後も大きく成長し続ける可能性が高いと言えます。

 

今後のトレンドとしては、SNSや動画の分野がますます成長し規模が拡大していくと考えられます。

 

ソーシャルコマースやライブコマースといったSNSを利用した販路の拡大も研究されつつあります。

また、新型コロナウイルスの影響によるテレワークや副業ができる求人も増えつつあり、Web・インターネット業界の働き方は多様化しています。

ECサイトやオンラインデリバリーのサービスなど成長しているビジネスも多く今後も更なるスピードで発展していくと考えられます。

 

志望動機

Web業界の志望動機を書く際は、なぜ志望するのか説明しましょう。

 

どうしてWeb業界なのかという理由を含めて、インターネット業界の特徴を踏まえて書きましょう。

 

インターネット業界は企業によって理念や仕事の進め方が異なるため、企業研究をしっかり行い、特徴や強みを把握した上で、志望企業を決めましょう。

 

Web業界の志望理由を見つけるためには、Web業界の基本的な情報や、業界に関わるニュースなどリテラシーを持って多角的な情報収集を行っていくことが大切です。

 

Web業界の多くの企業の中から、なぜその企業を選んだのか、志望動機の中で鮮明にしておきましょう。

 

どの企業にも当てはまるような志望動機は避け、その企業ならではの魅力を見つけましょう。

 

さらに、具体的には自分が将来何を成し遂げたいのかを、Web業界ならではの理由を述べながら説明できるようにしておくことも必要です。

 

志望動機を書く時には、入社してから戦力になれることをアピールすることも記載しましょう。

 

その際、志望している企業のサービスやビジョン、他社とは違う独自の特徴や強みなど、自身が魅力を感じたことを伝えましょう。



まとめ

インターネットの発達に伴い、多種多様なWebサービスが人々の生活を支えるようになったため、Web業界はこれからもますます発展し進化し続けます。

 

今後より多くの企業が新たなWebサービスを生み出し、社会の発展に貢献していくでしょう。


インターネットWeb業界へ就職を目指すには、業界研究をして自身が関わりたいサービスが何かを明確にしておきましょう。

 

ぜひ企業研究や自己分析を徹底的に行い、就活に励んでみてください。

 

この記事が参考になりますと幸いです。

 

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監修者情報

近藤明弘

キャリアアドバイザー

株式会社ニトリに新卒入社。
個人売率ランキングでは全国で10位に入賞するなど、多くの成果を生み出してきた。 2021年より株式会社ナイモノにジョイン。 リクルーティングアドバイザー(RA)とキャリアアドバイザー(CA)の経験を持ち、現在はCAとして急成長中。