
人助けができる仕事とは?人のためになれる職種27選
2023年8月19日更新
はじめに
「休日が多い」「みんなが知っている大手企業」など就活の軸は人それぞれかと思います。そして、就活の軸として「人助けができる」を持っている方もいらっしゃるかと思います。しかし、人助けができる仕事はさまざまなものがあることなどから調べることが難しいことも多いです。
そこで、ここでは人助けができる仕事を27つご紹介します。それぞれの職務内容について確認し、自分はどのように人助けをしていきたいのかを確認していきましょう。
人助けができる仕事の選び方
人助けができる仕事は非常に多くのものがあります。まずは、どのようにして選ぶのか決め方を知っておき、それを考慮したうえで具体的な職種について決めていきましょう。
どんな人を助けたいのか
人助けができる職種と一口に言っても、職種によって助ける人の対象が異なります。たとえば、カウンセラーは心理的に困っている人、弁護士は法律の知識上困っている人、医師は肉体的に困っている人など対象が大きく異なるものです。
実際に選考へ進む前に、自分はなぜ人を助ける職種に就きたいと思ったのかを再度考え、どのような人を助けたいのかを明確にしておきましょう。
自分はどのようなことが得意か
人を助けることは簡単ではありません。実際に人を助ける職業に就いている方の意見を聞くとつらいことも多く、得意でないと諦めてしまう可能性が高いです。
しかし、自分が得意なことであると諦めず、長期間にわたって人助けに携われる可能性があります。自分の得意なことは自己分析や過去の成功体験から分かるため、まずは自己分析を入念にすることが重要です。
就活で譲れない軸は何か
人助けをする職業でも、職業によって働き方、給与水準、休日日数などが違います。そして、これらのどれを重視するのかは人によって異なるものです。自己分析から就活の軸を明確にし、譲れないものは何であるかを知っておくと入社後に後悔する可能性を低くすることができます。
人助けができる職種27選
ここでは、人助けができる職種を27つご紹介します。それぞれ職務内容や対象となる困っている人が異なるため、自分の考えとマッチしている職種はどれであるのかを確認していきましょう。
①看護師
看護師は傷病者の看護や医師の補助作業をおこなう職業です。このように看護師は身体面で困っている人の助けになることができます。
看護師の平均年収は400〜500万円です。また、看護師には以下の3つのスキルが求められます。
- 体力面・精神面でのタフさ
- コミュニケーション能力
- 患者に対する観察力
②介護士
介護士とは介護施設で高齢者の生活を補助する職種です。また、介護施設ではなくホームヘルパーなど高齢者の自宅へ介護をしにいくこともあります。介護士は資格の正式名称ではありませんが、介護に関する職種をまとめて介護士と呼ぶことが多いです。
介護士の平均年収は250〜400万円となっています。介護士に求められるスキルは以下の3つです。
- 専門的知識・技術
- 観察力
- コミュニケーション能力
③薬剤師
薬剤師とは調剤や医薬品の供給、その他の薬事衛生など薬品に関わる業務をおこなう職種です。扱う薬にはさまざまなものがあり、身体的・精神的に困っている人を薬の観点から助けることができます。
薬剤師の平均年収は500〜700万円です。活躍するためには下記の3つのスキルが求められます。
- 業務の正確さ
- 薬に対する専門知識
- 冷静な判断力
④救急救命士
救命士とは傷病者が病院や診療所に搬送されるまでの間、救急救命措置を施す職種です。主に肉体的に困っており、早急に対処が必要な人の助けになることができます。また、救急救命士は医療国家資格です。
救急救命士の平均年収は300〜500万円です。救急救命士には以下の3点が求められます。
- 状況をすばやく察知する判断力
- いかなる状況であっても最適な行動を取る冷静さ
- 適切な処置を施す専門知識
⑤消防士
消防士とは火災が起きている地域へ赴き、火災現場の消火活動や傷病者の応急措置・搬送などをおこなう職種です。また、火事のみならず、災害発生時には救急活動をおこないます。
消防士の平均年収は400〜600万円です。消防士には以下のようなスキルが求められます。
- 肉体的な体力
- 機敏さ
- 冷静ですばやい判断力
⑥自衛隊
自衛隊とは国の平和を守るという使命のもと、領土・領海・領空を守る活動や災害時の捜索・救助・医療などの対応をおこなう職種です。直接的に恩を感じることは少ないかもしれませんが、手助けの対象が国民と非常に多くの人の助けになっています。
自衛隊の平均年収は300〜600万円です。自衛隊には以下のようなスキルが必要だと言われています。
- 使命感
- 肉体的な体力
- 規範意識
⑦社会福祉士
社会福祉士とは「福祉・医療に関する相談援助の専門家として認められた国家資格」であり、福祉や医療に関する相談援助の仕事をおこないます。ソーシャルワーカーと呼ばれることも多いです。
平均年収は300〜600万円となっています。求められるスキルは下記のとおりです。
- コミュニケーション能力
- 相手の立場になって真摯に聞く姿勢
- 課題解決能力
⑧医療事務員
医療事務員とは病院やクリニックなど医療機関で患者の応対、書類整理、医療費の計算などをおこなう職種です。看護事務、クラークなどさまざまな呼び方がありますが、医療現場で事務作業をおこなっているといった点では共通しています。
医療事務員の平均年収は250〜400万円です。医療事務員には下記のようなスキルが必要であると言われています。
- 業務の正確さ
- パソコンスキル
- 医療保険に関する知識
⑨保育士
保育士とは乳児から小学校入学前の保育を必要とする子どもを預かり、保護者の代わりに子育てをおこなう職種です。保育士に預けている理由にはさまざまなものがありますが、仕事の間など保護者の手助けをしていることが多くなっています。
保育士の平均年収は250〜400万円です。そして、保育士には以下のようなスキルが求められます。
- 子どもが好きな気持ち
- 責任感
- リーダーシップ
⑩ホームヘルパー
ホームヘルパーは訪問介護員であり、介護保険法において訪問介護をおこなう職種です。介護内容には食事補助、排泄、入浴、家事などがあります。
ホームヘルパーの平均年収は200〜350万円です。また、ホームヘルパーには以下のようなスキルが必要であると言われています。
- 体力
- コミュニケーション能力
- 観察力
⑪臨床心理士
臨床心理士とは臨床心理学に基づいて人間の心の問題にアプローチする専門家です。また、対象となる人は個人だけでなく、医療機関や司法機関と連携することで地域社会へ介入することも少なくありません。
臨床心理士の平均年収は400〜600万円です。求められるスキルには下記のようなものがあります。
- 観察力
- 精神力
- 倫理観
⑫社労士
社労士は労働法や社会保険に精通し、企業や個人に労務関連のアドバイスを行ったり、雇用契約や労働条件の遵守を支援する職種です。給与計算や労働紛争の解決策を提案し、労働環境の改善に努めていきます。
社労士の平均年収は400万円〜600万円です。求められるスキルには下記のようなものがあります。
- 法律に関する知識
- 労務管理能力
- コミュニケーション能力
⑬弁護士
弁護士は法的問題に対する専門的な助言や代理業務を行います。このようにクライアントの権利を守り、契約の交渉や法廷での代理人として活動し、訴訟手続きを進行させる役割を持っている職種です。
弁護士の平均年収は700万円〜1,000万円となっています。しかし、弁護士は1,000万円を超えている人も多く、人によって年収にばらつきがあります。求められるスキルは下記のとおりです。
- 法律に関する知識
- 分析力
- 交渉力
⑭警察官
警察官は犯罪の防止や取り締まり、交通安全の維持、事件の捜査などを担当する職種です。市民の安全を守るために巡回やパトロールを行い、必要に応じて容疑者の拘束や取り調べを行うほか、証拠の収集や事件の解決に取り組んでいきます。
警察官の平均年収は400万円〜600万円です。求められるスキルには以下のようなものがあります。
- 肉体的な体力
- 協調性
- 冷静な判断力
⑮教師
教師は学生の教育と成長を支援する役割を果たしている職種です。授業の計画や教材の作成、生徒への指導や学習のサポートを行い、個々の能力に合わせた教育プランを提供しています。また、学校環境の整備や保護者との連携も重要な業務です。
教師の平均年収は400万円〜600万円となっています。求められるスキルは下記のとおりです。
- 教育に対する理解
- コミュニケーション能力
- スケジュール調整能力
⑯ホワイトハッカー
ホワイトハッカーはセキュリティ専門家であり、システムやネットワークの脆弱性を評価し、悪意ある攻撃から守るための対策を講じる職種です。セキュリティテストやペネトレーションテストを実施し、システムの強化や修復をおこないます。
平均年収は500万円〜800万円です。求められるスキルは下記のようになっています。
- ネットワークに関する知識
- セキュリティに関する知識
- プログラミングスキル
⑰インストラクター
インストラクターは専門的な知識やスキルを持つ人々に対して、トレーニングや指導を提供します。ヨガインストラクター、食事インストラクターなど指導する内容は多岐に渡っているため、自分の強みや知識が活かせるものを選ぶことが重要です。
インストラクターの平均年収は300万円〜500万円となっています。求められるスキルは下記のとおりです。
- 指導内容に対する専門知識
- 指導力
- コミュニケーション能力
⑱キャリアカウンセラー
キャリアカウンセラーは個々のクライアントの職業的な目標やキャリアプランをサポートする専門家です。クライアントのスキルや興味を評価し、適切な職業選択や進路を提案し、必要なスキルやトレーニングをアドバイスします。
平均年収は300万円〜500万円です。求められるスキルには下記のようなものがあります。
- コミュニケーション能力
- 情報収集力
- スケジュール管理能力
⑳就活・転職エージェント
就活・転職エージェントは求職者と企業をつなぐ役割を果たしている職種です。具体的には求人情報を提供し、適切な職種や企業を紹介し、面接の準備や助言を行います。
平均年収は300〜500万円です。求められるスキルには下記のようなものがあります。
- コミュニケーション能力
- ヒアリング能力
- 情報収集力
㉑ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは個人や家族の資産管理やライフプランをサポートする職種です。具体的には貯蓄、投資、保険などの分野でアドバイスし、将来の金融目標を達成するための計画を立案していきます。
平均年収は400万円〜600万円です。ファイナンシャルプランナーには下記のようなスキルが求められます。
- ヒアリング能力
- 専門的な知識
- 説明力
㉒コンサルタント
コンサルタントは組織や個人に対して専門的なアドバイスや提案をおこなう職種です。課題の分析や戦略策定、業務プロセスの改善を支援し、クライアントのニーズに合わせた解決策を提供していきます。
平均年収は500〜800万円です。コンサルタントとして活躍するためには下記のようなスキルが求められます。
- 分析力
- 戦略策定能力
- マネジメント能力
㉓カスタマーサポート
カスタマーサポートは顧客からの問い合わせや要望に対応し、製品やサービスに関するサポートを提供する職種です。電話、メール、チャットなどを通じて問題解決や情報提供を行い、顧客満足度を高めることが目的となっています。
カスタマーサポートの平均年収は250万円〜450万円です。求められるスキルには下記のようなものがあります。
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
- 対人折衝能力
㉔生活相談員
生活相談員は個人や家族に対して生活の課題や困難に関する支援をおこなう職種です。心理的なカウンセリングや情報提供、リソースの紹介を通じて、健康や福祉の向上をサポートします。
平均年収は250〜400万円です。求められるスキルには下記のようなものがあります。
- カウンセリング能力
- コミュニケーション能力
- 福祉に対する知識
㉕国連スタッフ
国連スタッフは国際平和と安全保障、開発、人権などの分野で活動していきます。国際協力プロジェクトの実施、外交交渉、調査研究などを担当し、国際社会の発展に貢献する活動が主です。
国連スタッフの平均年収は職種・任地によって大きく変わるため、具体的な志望先ごとに確認しなければなりません。求められるスキルは下記のとおりです。
- 社会貢献意識
- マネジメント能力
- 言語能力
㉖NGO職員
NGO職員は非営利団体で社会貢献活動をおこなっていきます。支援プログラムの企画・運営、寄付募集、広報活動を担当し、環境、教育、人道支援などさまざまな分野で活動している職種です。
平均年収は250〜450万円となっています。求められるスキルは下記のとおりです。
- 社会貢献意識
- マネジメント能力
- 対人スキル
㉗CSR担当者
CSR担当者は企業の社会的責任活動を推進していく職種です。環境保護、社会貢献、持続可能性の戦略策定や実施、報告書の作成などを担当し、企業の社会的価値向上に貢献するありとあらゆる活動をおこなっていきます。
平均年収は400〜600万円であり、求められるスキルは下記のとおりです。
- CSR戦略策定能力
- コミュニケーション能力
- 情報収集力
まとめ
今回は人助けができる仕事を27つご紹介しました。それぞれ仕事内容や助けとなる人が異なります。まずは自己分析を徹底的におこない、どのように手助けをしていきたいのかを明確にしてから選考に進んでいきましょう。