【企業研究】積水化学の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

はじめに

「積水化学はどんな会社なのか知りたい」

「積水化学に入社するにはどんな対策をすればいいの？」　　　　　　　

このようなことでお悩みではないですか？

この記事では「積水化学」の会社についてご紹介します。

最後まで読むと、積水化学がどのような会社なのか、入社する為の対策がわかります。

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化学業界とは？

化学業界とは、化学製品に関連する製造業界を指します。さまざまな原材料に化学技術を加えて化学製品を開発しています。化学業界が製造している代表的な化学製品としては、プラスチック、ゴム、合成繊維、化粧品、医薬品などです。

化学以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください！

【業界研究ガイド】業界一覧

積水化学はどんな会社か？

化学業界大手の積水化学の正式会社名は、積水化学工業株式会社です。

本社を東京と大阪に置く、住宅管工機材、住宅建材、高機能プラスチックなどを中心に製造する、人気の高い大手化学メーカーです。

ここでは、積水化学の会社概要・歴史・経営理念をご紹介していきます。

会社概要

歴史

積水化学は、戦前の大財閥日窒コンツェルンの一部門で、戦後の財閥解体に伴って1947年3月3日に「積水産業」として創業されました。元々は旭化成や信越化学とは同根企業です。

1948年に社名を「積水化学工業株式会社」へ変更し、プラスチックを主力として化学業界で成長していきます。

社名となった積水は、中国最古の兵法書「孫子」にある言葉の「勝者の戦は、積水を千仞の谿に決するがごときは、形なり」から由来してます。

すなわち、企業活動を展開していくと必ず直面する問題を解決するためには、事前に実情をよく知って十分な分析をしたうえで、しっかりと勝てる態勢を整え、積水の勢いをもって勝ち抜きたい想いが込められているようです。

1950年にセロハンテープを開発して、塩化ビニル管のようなインフラ資材からポリバケツのような日用品の製造まで手がけます。1970年頃には住宅事業進出して「セキスイハイム」を開発しました。

現在は、住宅、高機能プラスチックス、環境・ライフライン、メディカル事業の4カンパニー制で事業展開をしています。

経営理念

積水化学の社是を「3S精神」としており、

・Service　　：企業活動を通じて社会的価値を創造する

・Speed　　　：積水を千仞の谿に決するスピードをもって市場を変革する

・Superiority：際立つ技術と品質で社会からの信頼を獲得する

積水化学がこれまでに展開してきた各事業に関する知識や経験を活かして、社会課題の解決・社会貢献を行うことが積水化学の経営方針です。

そして企業活動において誠実に行動し信頼される企業を目指しています。

積水化学の事業内容

積水化学の事業内容は主に、住宅、高性能プラスチック、環境・ライフライン、メディカルの4つです。化学事業の他に住宅事業も手掛けているのが特徴です。

ここでは、4つの事業について詳しく説明していきます。

住宅事業

積水化学の住宅事業では住宅ブランド「セキスイハイム」を販売していて、その他にリフォーム事業、不動産事業、住生活サービス事業、電力売買事業、まちづくり事業を展開しています。

セキスイハイムは、住宅を工場で組み上げる独自のユニット工法で製造され、品質の安定・工期が短いというメリットがあります。

積水化学の売上高の半分近くを占めているのは住宅事業です。

高機能プラスチック事業

高機能プラスチック事業は、積水化学が持つプラスチック技術を活かした事業です。

半導体などのエレクトロニクス分野、自動車材料でのモビリティ分野、住宅材料関連での

インダストリアル分野で事業を展開しています。

モビリティ分野では、自動車用の合わせガラス用中間膜が主力で世界シェアNo1です。

高機能プラスチック事業は、4つの事業の中で高い営業利益を出しています。

環境ライフライン事業

環境・ライフライン事業では、工場や社会インフラ向けのパイプ・システム分野、住宅建材などの住・インフラ複合材分野、老朽化対策や更生を行うインフラ・リニューアル分野を展開しています。

塩化ビニル管やポリエチレン管、空調配管などさまざまな配管材を提供しており、特に塩化ビニル管は業界トップクラスのシェアです。

社会基盤を支える重要な分野なので需要はありますが、売上高も営業利益も事業の中では3番目になります。

メディカル事業

メディカル事業では、検査事業、医療事業、創薬支援事業、CDMO（酵素）事業を展開しています。

主な製品やサービスは、医療機器や検査薬、酵素原料等の製造・販売などです。

長寿国である日本で暮らす人々の健康や快適な生活の実現に、優れた技術で高品質な製品を提供して貢献するのが目的です。

これからの未来に欠かせない事業の一環となるでしょう。

積水化学「事業別　売上高・営業利益」

積水化学の新卒選考フロー

積水化学の選考フローは、コースや事業によって多少前後はしますが、下記の通りです。

1.エントリーシート

↓

2.各種イベント

↓

3.WEB適性検査

↓

4.面接（複数回）

↓

5.内々定

積水化学「募集要項・選考フロー」

https://www.sekisui.co.jp/person/recruit/adoption/guide/

WEBテストの種類

積水化学のWEBテストは、TG-WEBです。

TG-WEBは、計数が２種類、言語が2種類、英語が１種類の問題があり、それらを判別する必要があります。

適性検査SPIは、Webテスティングになるので都合の良い時間にパソコンから受検をします。

エントリーシートの質問内容

積水化学（総合職技術系）の場合のエントリーシートの質問内容になります。

・あなたはこれまでどのようなことに最も力を入れて取り組みましたか？具体的な行動や工夫を踏まえて教えて下さい。またその経験で何を得ましたか？400字

・最も「あなたらしさ」がわかる自己PRを、実体験をもとにご自由にお書き下さい。（学業に限らず、趣味や特技、どんな事でも結構です。）400字

・あなたは将来、どのようなことに挑戦したいですか？（やってみたい仕事や興味のある分野、思い描く社会人像があればお書きください。）400字

・研究概要A4 1枚

引用：https://shukatsu-pakurin.com/sekisui-es-mensetu

積水化学の社風

積水化学は、面白みがあってやりがいを持って挑戦できる企業です。

社員のメッセージからも、自己の成長を感じられる、個人の意識次第で変えられる環境であることや女性の活躍に力を入れていて結婚や出産後も働き続けられるなどが上げられており、やりがいを感じられる環境だとわかります。

社員の人間関係の雰囲気も良いことから、働きやすい社風だといえます。

積水化学の求める人材とは？

積水化学が求める人材はどんな人でしょうか。積水化学の企業サイトの採用担当のメッセージから汲み取れる、積水化学が求める人材は以下の3点になります。

・変革を恐れず、前向きに向き合える人

・自らの考えで仕事に取り組める人

・最後まで責任を持ってやり抜ける人

これまでに自分が挑戦や失敗したこと、夢などを自分の言葉でしっかりと語れ、取り組んでやり遂げられる人物が重視されています。

積水化学の就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

積水化学は化学業界ではどのような立ち位置なのか、同じ化学業界に位置する企業と比較してみました。

就職偏差値についてはこちらを参考にしてみてください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

積水化学の採用大学と学歴フィルター

ここでは、積水化学はどの大学の出身者を採用しているのか、学歴フィルターはあるのかみていきましょう。

採用大学

2022年度の積水化学の採用大学と人数を見てみると以下の通りになります。

私立・公立問わず、高学歴の大学から全国の大学まで幅広く採用しているのが分かります。

参考：「2022年 企業ごとの大学別就職者数　積水化学工業」

学歴フィルター

積水化学の採用大学を見てわかるように、学歴によって選別するような学歴フィルターはあまり無いと考えられます。

学歴や大学名の重要視はされませんが、就職難易度は高いので面接などの選考対策はしっかりとしておきましょう。

【企業研究】積水化学の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説 まとめ

化学業界大手積水化学の、就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説しました。

就職偏差値は60、難易度はAランクと高いですが、全国のさまざまな大学から採用をしているので、入念な選考対策をすれば内定を勝ち取ることができるでしょう。

選考を進める上では、積水化学が求める人材を把握して、そこに合わせて自分自身をアピールしていくことがとても大切です。

本記事を参考に是非活かしてみてください。

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