【企業研究】ヤンマーの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

はじめに

ヤンマーは、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、小形エンジン、大形エンジン、マリン、コンポーネントなどの研究・開発、製造、販売を行っている大手企業で、世界の都市・大地・海で人々の豊かな暮らしを支えています。

今回はヤンマーの企業研究を行うための対策や社風、求める人物像をご紹介していきます。

就活を行う際にぜひこの記事を参考にしてください。

また、総合電気メーカー以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください！

【業界研究ガイド】業界一覧

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事業内容

ヤンマーグループが対象とする事業フィールドは「大地」「海」「都市」です。それぞれのフィールドでは、創業の原点を受け継ぎ、高品質で高い信頼性を誇るエンジン事業、豊かな食料生産の実現に向けグローバルに展開するアグリ事業、海洋環境との共生を目指すマリン関連事業、省エネルギー技術の多様な展開に取り組むエネルギーシステム事業、多用途の建設機械を提供する建機事業、オリジナリティの高い製品を開発するコンポーネント事業など7つの事業が独自の強みを発揮し、多彩なソリューションを展開しています。

アグリ事業

お客様の農業経営のサポートをする様々なソリューションの提供や、ICT等の最先端技術を採用したスマート農業まで、持続可能な農業の実現を目指しています。

トラクター、コンバイン、田植機、耕うん機、農業施設、無人ヘリ、関連商材など取り扱っています。

マリン事業

経済性や信頼性に優れたマリンディーゼルエンジンを世界に提供するとともに、FRP船事業も幅広く展開しています。

世界中の海のさまざまなシーンに環境性能を兼ね備えた高出力なマリンエンジン、快適性・操作性に優れた漁船やプレジャーボート、水産業を支える海洋設備など幅広い商品を開発・提供しています。

マリンディーゼルエンジン、海洋設備製品、FRP製プレジャーボート、小型漁船などを取り扱っています。

エネルギーシステム事業

空調や発電市場において、高効率で環境負荷を低減したトータルシステム提供により、快適な生活環境の創造に貢献しています。

省エネ・BCPに貢献するコージェネレーションやGHP、非常用発電機などのトータルエネルギーソリューションを実施。バイオマス発電等の再エネ分野にも注力しています。

コージェネ、バイオガスコージェネ、GHP、非常用発電システム、ポンプ駆動システムなどを取り扱っています。

建機事業

小型建設機械のパイオニアとして業界をリードし、土木建設作業の省力化や効率化を実現しています。

世界初の後方超小旋回機「ViOシリーズ」をはじめ、発電機や投光機などの汎用商品を幅広く展開しています。

ミニショベル、ホイルローダー、キャリア、小型発電機など取り扱っています。

小形エンジン事業

産業機械の動力源である小型ディーゼルエンジンのパイオニアとして、高品質で高効率のクリーンなエンジンを提供し、業界トップクラスの商品の生産・販売・開発・サービスを行っています。

産業用小形ディーゼルエンジン、ガスエンジン、燃料噴射系精密部品など取り扱っています。

大形エンジン事業

高品質、高効率のクリーンな大型ディーゼルエンジンを自社一貫生産し、船舶の動力源や発電源を支えています。

生産・販売・開発・サービスが一体となり、船舶の長い生涯におけるお客様にとってのエンジンの価値（LCV:生涯価値評価）の向上を目指しています。

船舶・陸用ディーゼルエンジン、ガスエンジン、ガスタービンおよび関連システム商品を取り扱っています。

コンポーネント事業

独自の油圧制御や歯車加工技術をコアに、優れた伝達効率のトランスミッションや工作機械を世界に提供しています。

独自の油圧制御や歯車加工技術を基盤にさまざまな駆動系システムを開発・製造しています。これらの技術は、農機や船舶などの幅広い分野で活躍しています。

油圧機器、歯車、トランスミッション、マリンギヤ、工作機械などを取り扱っています。

食・住宅設備機器事業

一次産業の持続的な発展と豊かな食生活の創造を目指しながら、生産支援サービスや食品流通、キッチン等の食空間の提供まで食・住領域におけるソリューションビジネスを展開しています。

食材の販売、一次産業生産支援サービス、住宅設備機器販売などを行っています。

引用：ヤンマー公式HP

新卒選考フロー

ヤンマーの選考は、下記の通りスタンダードな選考フローとなっています。

面接では志望動機や学生時代に取り組んだことなどスタンダードな質問の他、研究内容を問われることも多いのが特徴です。

選考対策として、自分の強みをどんな風にヤンマーで発揮するかを重視されます。

今後のキャリアを形成していく上での必須事項なので、明確にしておきましょう。

①エントリーシート提出

ヤンマー公式サイトの「エントリーする」からエントリーシートを作成して送信します。

エントリーシートの内容により審査を行うため、具体的に記入しましょう。

各種転職サイトからの応募も可能です。

内容は就職活動についてや志望業界とその理由、現在の研究内容での取り組みやこれまで学んできたことがヤンマーでどのようにいかせるのかなどを答えていきます。

また、現時点で興味があるヤンマーの仕事(事業分野と職種)とその理由やヤンマーに対する思い、選考にあたって伝えておきたいことも自由に記載ができるため、自身をPRしましょう。

結果については合否にかかわらず、メールにて通知がきます。

②会社説明会

会社説明会では、選考とは無関係で事業内容などが詳しく聞けます。

人事の方の説明を聞きながら会社説明や座談会、工場見学などを行います。

また、企業紹介や質疑応答、筆記試験やエントリーシートの未記入箇所を埋める時間が設けられ、筆記と面接が同時に実施される場合もあります。

④面接・適正検査(WEBテスト)

書類審査を通過された方は、面接と適性検査(WEBテスト)を実施します。

志望動機や自身の英語力についての見解や就職活動状況、理想の社会人像や第三者から見た自分、自己PRや雑談が行われます。

また、職種によっては今までに取り組んだ研究内容やその結果について詳しく問われる場合もあります。

基本的に一次面接は採用予定の事業所で、最終面接は大阪本社で行います。

面接は人事の方と1対1で行い、和やかな雰囲気でエントリーシートの内容に沿って深堀りをされます。

一次面談では基本的な質問がほとんどです。

面接時の交通費は会社規定により支給する場合があり、面接会場までお越しいただくのが難しい場合は、一次面接はWEB面接も可能です。

そしてヤンマーのWEBテストでは、SPIや性格テストが行われます。

⑤最終面接

最終面接では志望動機の深堀や、学生時代に力を入れて取り組んだことについて問われます。

ヤンマーの役員4人と行い、部活動についてや他社選考状況、ゼミの勉強で得たことや心掛けていることについても問われることが多いです。

また専門分野に関する技術的な口頭試問があるケースもあります。

そして最終面接、最終面接前に提出した履歴書、当日記入するアンケートについて聞かれる場合もありますので明確に答えられるようにしておきましょう。

⑥内々定

最終面接合格後は待遇を提示してから内定通知書を発行します。

場合によっては職場見学会が実施されます。

引用：ヤンマー公式HP

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SPIなどの適性検査に自信がない学生は多いでしょう。

「何を勉強したらいいのか…」「どんな問題が出るか知りたい」そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。

SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。

この問題集を解けば、一気に自信がつき内定へと近づくこと間違いなしです。

この機会にぜひ、問題集を解いて対策しておきましょう。

社風

ヤンマーは資源循環型社会に向けたイノベーションを生み出し、ビジネスの持続的成長を実現させるために社員一人ひとりの価値観や個性を尊重しています。

国籍や文化、年齢、性別や宗教、キャリアなどさまざまなバックグラウンドをもつ人材が集まっており、多様な意見を出し合って議論しながら模索し、クリエイティブなアイディアを生み出します。

お客さまはもちろん従業員にとっても、心をワクワクさせる会社になるために、多様な社員の個性を尊重しています。

それゆえアットホームであり個性を尊重する風とおしのいい社風だと言えます。

チームワークがよく、従業員同士のコミュニケーションが日常的に行われておりスムーズに仕事に取り組むことができると言えます。

引用：ヤンマー公式HP

求める人材

①チャレンジ精神が旺盛な方 

②コミュニケーション能力が高い方 

③語学力に自信がある方 ・学びたい方

④道を切り拓いていくバイタリティのある方

ヤンマーでは「健全な精神」と「ヤンマーへの共感」をベースとして、ヤンマーが掲げる「行動指針（YANMAR11）」を理解し、日々の行動の中で実践できる人を求めています。

「チャレンジなくして成功なし、努力なくして成功なし」

ヤンマーでは、若いうちから大きなプロジェクトを任せられることも少なくありません。失敗を恐れないチャレンジ精神を全力で後押しします。

なぜなら失敗から得た学びは成長につながり、やがて能力を発揮できるようになるからです。

1人でできることは限られていますが、「もっとよくしたい」「やってみたい」という情熱があれば、背中を押してくれる人や協力してくれる人がヤンマーにはたくさんいます。

引用：リクナビ公式HP/ヤンマー公式HP

失敗から得た学びについては、過去のエピソードを用いると効果的にアピールできます。以下の記事も参考にお使いください。

【新卒必見】失敗から学んだこと：アルバイト経験を就活の強みに変える完全ガイド

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

競合が多い産業機械のメーカーの中でのヤンマーの立ち位置を他者と比較しながらご紹介します。

売上高や就職偏差値・難易度を参照し、ヤンマーもトップクラスの企業だということがわかります。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

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SPIなどの適性検査に自信がない学生は多いでしょう。

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採用大学

ヤンマーは、全国の国公立大学や有名私立大学だけではなく、中堅大学などを含めた幅広い大学から採用していることがわかります。

そのため、ヤンマーには明確な学歴フィルターはないと考えられます。

またヤンマーでは、機械系の研究や開発を行っているため、工業系の学部や学科を専攻している方はアピールできるでしょう。

＜大学院＞ 

茨城大学、宇都宮大学、近畿大学、信州大学、日本大学、法政大学

＜大学＞ 

旭川大学、岩手大学、大阪経済大学、大阪女学院大学、大阪府立大学、岡山理科大学、小樽商科大学、帯広畜産大学、神奈川大学、金沢大学、関西大学、関西外国語大学、関西学院大学、北九州市立大学、北里大学、北見工業大学、京都産業大学、京都府立大学、近畿大学、岐阜大学、久留米大学、久留米工業大学、甲南大学、神戸大学、神戸学院大学、神戸女学院大学、駒澤大学、札幌大学、札幌学院大学、札幌国際大学、産業能率大学、下関市立大学、成蹊大学、聖心女子大学、西南学院大学、大東文化大学、千歳科学技術大学、東海大学、東京農業大学、東京理科大学、東北学院大学、東北工業大学、東北福祉大学、東洋大学、常磐会学園大学、徳島大学、徳山大学、鳥取大学、同志社大学、奈良大学、日本大学、日本文理大学、函館大学、八戸工業大学、弘前大学、北翔大学、北星学園大学、北海学園大学、北海商科大学、北海道大学、北海道科学大学、北海道職業能力開発大学校（応用課程）、北海道情報大学、宮城大学、武庫川女子大学、室蘭工業大学、明治学院大学、桃山学院大学、桃山学院教育大学、山形大学、山梨学院大学、酪農学園大学、立命館大学、龍谷大学

引用：マイナビ

まとめ

就活を行う上で、企業情報や企業が求める人物像を把握することは非常に大切なポイントです。

企業研究は必須ですが、志望理由と研究内容も必ず聞かれる項目なので、具体的に答えられるようにしておきましょう。

また、「なぜこの会社なのか」「なぜこの業界なのか」も具体的に答えられるようにしましょう。

そのためには会社説明会などに参加し、会社の特長を積極的に理解しておくことが大切です。

ぜひ企業研究や自己分析を徹底的に行い、就活に励んでみてください。

この記事が参考になりますと幸いです。

本記事で名前の挙がった企業や農業関連の就活の分析を行った記事が以下になります。ぜひこれらも併せてご覧ください。

【企業研究】クボタの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

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