あの企業は難しい?就職倍率が高い企業ランキング100と倍率の調べ方をご紹介

あの企業は難しい?就職倍率が高い企業ランキング100と倍率の調べ方をご紹介

2024年8月15日更新

杉崎 聖輝(キャリアアドバイザー リーダー)

この記事の監修者

杉崎 聖輝(キャリアアドバイザー リーダー)

東京学芸大学卒業後、6年間中学教員として勤務。2000人以上の生徒との関わりで人の良さを見出す力を磨く。ソフトテニス部顧問として部活指導も経験。現在は株式会社ナイモノに転職し、キャリアアドバイザーとして活躍。教育現場での経験を活かし、自己分析から選考対策まで、1人1人の価値観を大切にした就活サポートを提供。適性のある業界・業種の発見や差別化されたガクチカ作りが得意。就活初心者や不安を抱える学生・チャレンジ精神旺盛な20代向けのサポートに力を入れている。

東京学芸大学卒業後、6年間中学教員として勤務。2000人以上の生徒との関わりで人の良さを見出す力を磨く。ソフトテニス部顧問として部活指導も経験。現在は株式会社ナイモノに転職し、キャリアアドバイザーとして活躍。教育現場での経験を活かし、自己分析から選考対策まで、1人1人の価値観を大切にした就活サポートを提供。適性のある業界・業種の発見や差別化されたガクチカ作りが得意。就活初心者や不安を抱える学生・チャレンジ精神旺盛な20代向けのサポートに力を入れている。

はじめに

就活を進める際、企業の就職倍率は非常に気になる事項かと思います。

そして、就職倍率は企業によって大きく異なるものです。

では、どのような企業が就職倍率が高くなっているのでしょうか。

また、各企業の就職倍率はどのようにして調べれば良いのでしょうか。

ここでは就職倍率が高い企業ランキングと調べ方についてご紹介します。

これから就活を進めていく方は、ぜひご確認ください。

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企業規模における就職倍率の平均

就職倍率は企業ごとだけでなく企業規模別でみても差があります。

では、ここで大手企業・大企業、中堅企業、中小企業でわけたとき、就職倍率はどのようになっているのかを確認してみましょう。

大手企業・大企業の就職倍率

大手企業・大企業の就職倍率の平均は25倍となっています。

このように大手企業・大企業は数十人に1人しか内定を獲得することができないため、入念な対策が必要です。

大手企業・大企業の就職倍率が高くなっている理由は、知名度が高い、給与が高い、福利厚生が充実しているなどが考えられます。

また、大手企業・大企業は採用枠が大きいことが多いですが、それでも応募数の多さから倍率は高くなっています。

さらに、大手企業・大企業のなかでもホワイトと言われている企業は離職率が低くなり、採用数が少ないことから採用倍率が高くなる傾向にあるようです。

中堅企業

中堅企業の就職倍率の平均は約10倍です。

大手企業・大企業と比べると低くなっていますが、それでも内定を獲得することは難しいと言えます。

中堅企業がこのような数字となっている理由としては、大手企業・大企業ほど人気ではないが、ある程度人気の企業に進みたいと考えている人が多いからだと予想できます。

また、中堅企業のなかでも注目が集まっている、グローバルニッチトップ企業である、などであると30〜40倍になることもあるため、中堅企業は企業ごとに就職倍率の差が開きやすい企業規模です。

中小企業

中小企業の就職倍率の平均は1〜3倍です。

新卒で中小企業に入ろうと考えている方は少なく、企業を調べることなく就職を終える人もいることからこのような数値になっています。

実際に、中小企業のなかには応募者数が求人数に満たない企業も見られます。

大手企業や中堅企業と比べると全体的な倍率は下がりますが、中小企業間で考えると企業によって差がかなり開くため、それぞれの企業で確認が必要です。

就職倍率が低い業界

就職倍率は企業だけでなく業界別でも差が見られます。では、就職倍率が低い業界はどのようなものであるのかを確認しておきましょう。

建設業界

建設業界の就職倍率が低いのは以下の理由が主であると言われています。

  • 需要が増えている
  • 若年層が集まらない

このように建設業界は需要が増えているのに人が集まっていません。

そして、若年層が集まらない理由としてはハードなイメージが強いといったものが多いです。

実際に建設業界はデータとしても残業時間が多く、週休2日でない企業も少なくありません。

建設業界では若年層の確保に向け、働き方改革や給与の賃上げなどが盛んにおこなわれています。

運送・流通

運送・流通も建設業界と同様にハードなイメージから避けられることが多いです。

また、業界全体でみると平均給与が低くなっています。

しかし、運送・流通業界は製造業と同様、DX化が急激に進んでいる業界です。

そのため、今後は働き方が変わっていく可能性が十分にあります。

小売

小売業界は現場仕事であることやキャリアアップがしにくいからといった理由で避けられやすいです。

実際に、小売業界から転職しようした際に上手くいかなかったという口コミも多く見られます。

しかし、小売業界は営業成績やインセンティブなどは考えず、ゆったりと働きたい方にはおすすめな業界です。

また、人と接するのが好きな方にも向いています。

就職倍率が高い業界

就職倍率が高い業界は以下のとおりです。

食品メーカー

食品メーカーは軒並みに就職倍率が高いです。

理由はさまざまなものが考えられますが、日常から携わっていることが最も大きいでしょう。

やはり、名前を聞いたことない企業と聞いたことのある企業では、聞いたことのある企業へ入社したい気持ちが出てきます。

また、食品メーカーはホワイト企業が多いとも言われており、離職率が低いです。

そのため、採用数がそれほど多くないため倍率が高くなっています。

商社

商社は働きやすさ、ワークスタイルなどの理由によって就活生から人気があります。

また、商社は福利厚生が充実していることが多いです。

実際にのちに紹介する企業ランキングにおいても商社が多く入っています。また、商社のなかでもグローバル的な展開をしている大企業が人気です。

就職倍率が高い企業100選

就職倍率が高い企業100位までは下記のとおりです。なお、()内は所属業界、数値は就職倍率となっています。また、こちらのランキングは2020年度におけるデータです。

  1. ノバレーゼ(ブライダル):1107.3倍
  2. 雪印メグミルク(食品・水産):482.3倍
  3. 東宝(レジャー):420.2倍
  4. 松竹(レジャー):316.5倍
  5. 講談社(出版):308.2倍
  6. ぴあ(エンタメ):294.9倍
  7. ハウス食品(食品・水産):291.6倍
  8. ピジョン(その他メーカー):288.5倍
  9. 亀田製菓(食品・水産):272.7倍
  10. 味の素冷凍食品(食品・水産):267.3倍
  11. ミルボン(化粧品):246.9倍
  12. 東映(レジャー):215.0倍
  13. 豊島(商社・卸売業):213.2倍
  14. 帝人フロンティア(商社・卸売業):209.0倍
  15. 鳥居薬品(医薬品):202.9倍
  16. 明治大学(人材・教育):194.8倍
  17. ファンケル(化粧品):193.3倍
  18. 豊島マシナリー(商社・卸売業):183.0倍
  19. 丸紅エネルギー(商社・卸売業):180.6倍
  20. 総合メディカル(家電量販・薬品・HC):180.0倍
  21. ダイセル(化学):179.2倍
  22. WOWOW(メディア・映像・音楽):176.6倍
  23. 東レ(化学):167.7倍
  24. 伊藤忠丸紅鉄鋼(商社・卸売業):166.4倍
  25. 愛知製鋼(鉄鋼):160.0倍
  26. 日本化薬(化学):155.0倍
  27. アサヒグループ食品(食品・水産):154.4倍
  28. アストモスエネルギー(電力・ガス):146.7倍
  29. ADEKA(化学):144.4倍
  30. デサントジャパン(スポーツ):143.6倍
  31. NSユナイテッド開運(海運・空運):142.5倍
  32. セイコーホールディングス(電子部品・機器):141.5倍
  33. マクセル(電子部品・機器):141.3倍
  34. 立命館(人材・教育):133.8倍
  35. ワコール(衣料・繊維):133.3倍
  36. スタイレム瀧定大阪(商社・卸売業):131.4倍
  37. 医学書院(出版):128.5倍
  38. バンダイナムコエンターテインメント(ゲーム):128.3倍
  39. 理研ビタミン(食品・水産):126.6倍
  40. クレハ(化学):125.6倍
  41. 東京商工会議所(総合経済団体):125.0倍
  42. KADOKAWA(出版):122.0倍
  43. オルガノ(機械):121.0倍
  44. 井村屋グループ(食品・水産):119.2倍
  45. 松井建設(建設):114.5倍
  46. クラレ(化学):112.2倍
  47. 高砂香料工業(化学):110.8倍
  48. サッポロビール(食品・水産):110.6倍
  49. JSR(化学):110.3倍
  50. 東洋大学(人材・教育):110.3倍
  51. 東急百貨店(百貨店):109.5倍
  52. 象印マホービン(電気・事務機器):109.2倍
  53. ジェーシービー(カード・信販・リース):109.1倍
  54. 中電シーティーアイ(システム・ソフト):109.0倍
  55. 飯野海運(海運・空輸):108.4倍
  56. 掘場製作所(電機・事務機器):108.3倍
  57. クラボウ(衣料・繊維):108.0倍
  58. リンテック(化学):107.3倍
  59. 電通PRコンサルティング(広告):105.1倍
  60. サンリオ(卸売):104.7倍
  61. ロート製薬(医薬品):103.6倍
  62. 岡山放送(放送):101.0倍
  63. トーハン(卸売業):100.3倍
  64. 三井海洋開発(機械):100.0倍
  65. ユニチカ(化学):98.7倍
  66. 三越伊勢丹(百貨店):97.9倍
  67. 大同特殊鋼(鉄鋼):97.2倍
  68. 花王グループカスタマーマーケティング(卸売業):96.1倍
  69. 蝶理(商社・卸売業):94.8倍
  70. 参天製薬(医薬品):93.8倍
  71. AOI Pro.(広告):88.8倍
  72. 日清製粉グループ(食品・水産):87.3倍
  73. マルハニチロ(食品・水産):84.9倍
  74. エフピコ(化学):84.1倍
  75. 伊藤忠丸紅住商テクノスチール(商社・卸売業):83.7倍
  76. 共立(代理店):82.7倍
  77. 西日本新聞社(新聞):80.5倍
  78. グンゼ(衣料・繊維):80.2倍
  79. 日本触媒(化学):79.2倍
  80. HEXEL Works(建設):79.0倍
  81. 阪和興業(商社・卸売業):78.6倍
  82. 積水化学工業(化学):77.6倍
  83. 兼松(商社・卸売業):76.8倍
  84. 三井化学(化学):76.7倍
  85. 栗本鐵工所(鉄鋼):75.1倍
  86. サンゲツ(商社・卸売業):75.1倍
  87. 日本ゼオン(化学):74.5倍
  88. CBC(卸売業):72.9倍
  89. 伊藤忠建材(商社・卸売業):72.2倍
  90. ホシザキ(機械):71.5倍
  91. 東北新社(広告):71.3倍
  92. トクヤマ(化学):70.9倍
  93. FUJI(機械):70.0倍
  94. 三愛オブリ(旧社名:三愛石油)(商社・卸売業):68.5倍
  95. クレディセゾン(信販・カード・リース):68.5倍
  96. 東海理化(自動車部品):67.8倍
  97. 東京精密(電子部品・機器):67.6倍
  98. 東海カーボン(ガラス・土石):67.5倍
  99. 日立金属(鉄鋼):67.3倍
  100. オーエスジー(機械):66.6倍

また、上記5位までの企業情報は下記のとおりです。

会社名売上高

(百万円)

初任給就職倍率経営理念
ノバレーゼ17,222260,0001107.3Rock your life

世の中に元気を与え続ける会社でありたい

雪印メグミルク558,403213,000482.3①消費者重視経営の実践

②酪農生産への貢献

③乳(ミルク)にこだわる

東宝244,295230,600420.2健全な娯楽を広く大衆に提供する
松竹78,212247,640316.5日本文化の伝統を継承、発展させ、世界文化に貢献する。

時代のニーズをとらえ、あらゆる世代に豊かで多様なコンテンツをお届けする。

講談社169,400268,260308.2Inspire Impossible Stories

東洋経済ONLINE 「内定の競争倍率が高い会社」ランキングTOP100

 

ランキング上位には以下のような企業が名を連ねています。これら企業一つひとつへの企業研究も行なっています。以下の記事もぜひご活用ください。

【企業研究】雪印メグミルクの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】東宝の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】講談社の就職難易度は?選考対策・社風・求める人物像を解説

就職倍率の調べ方

ここまで就職倍率が高い企業をご紹介しましたが、志望する企業が掲載されていない場合もあるかと思います。

そこで、ここでは自分で就職倍率を調べる方法をご紹介しますので、ぜひご確認ください。

就職四季報

就職四季報は終活に関する企業情報がまとめられている書籍です。

そして、就職四季報には就職倍率が情報の1つとしてまとめられています。

しかし、公開するかどうかは企業の考え次第であるため、場合によっては掲載していないことがあります。

掲載しない企業の理由として、倍率が低い企業は「この企業は人気がないのでは?」と思われるのを避けるため、倍率が高い企業は「この企業は人気がありすぎて受からないかもしれない」と思われるのを避けるためです。

このように公開していないからといって悪い企業とは限らないことにご注意ください。

リクナビのエントリー数から計算

就活ナビサイトであるリクナビには「気になる」に登録した数を見ることができます。

そして、そこから「気になる人数÷採用予定人数」で算出が可能です。

しかし、こちらの方法は職種別でない、お気に入り登録していない就活生がいる、していても応募しない就活生がいる、など多少の上下があることは認識しておかなければなりません。

あくまでも参考程度の数値として計算していきましょう。

説明会への参加

企業の説明会に参加している人は応募へ進む可能性も高いです。

そして、企業が開催している説明会に1回参加し、「参加人数×開催数÷採用予定人数」で倍率を計算することができます。

ただし、リクナビと同様に説明会に参加した人が全員応募するとは限りません。また、説明会に参加していない人も応募する可能性があります。

しかし、こちらの方法は選考に説明会への参加が必須であると、おおよその値は算出することが可能です。開催数や採用予定人数は公式HPや就活ナビサイトからご確認ください。

【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!

「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?

就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。

今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。

各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。

この機会にぜひチェックしてください。

選考通過ES

まとめ

今回は就職倍率が高い企業や倍率の調べ方についてご紹介しました。

就活において就職倍率は非常に大切なものです。

まずは進みたい業界や企業を自己分析から探していき、その後に細かい倍率を調べていきましょう。

ただし、低いからといって対策しなければ落ちることもあるため、その点にはご注意ください。

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