
【逆求人って大丈夫?】賢い人が密かにやっている逆求人サイト活用法
2023年7月31日更新
はじめに
就活を始めたあなたなら、1度は耳にしたことがあると思われる「逆求人サイト」。
実際に使うとなると、
「どんなメリットがあるの?」
「どのくらいスカウトが来るの?」
「怪しいスカウトとか来ない?」
など、ブラックボックスの部分もあるので、少し戸惑うかもしれませんね。
本記事では逆求人サイトの基本的な仕組みやメリット・デメリット、活用方法、注意点などについて詳しく解説していきます。
あなたが一歩前へ踏み出せるように、おすすめの逆求人サイトや注意すべきポイントも紹介していきますので、10分ぐらいで最後までお読みくださいね。
逆求人サイトとは
逆求人サイトは、通常の求人情報サイトとは機能が真逆になります。
通常の求人情報サイトでは、学生が自分から企業を探して応募するのが一般的ですが、逆求人サイトでは企業が学生を探し出してアプローチする仕様になっています。
要は、学生が自分のプロフィールや希望条件を登録しておくと、それを見た企業からアプローチしてくるというプラットフォームですね。
要は「待ちの姿勢」で臨める就活ツールですが、メリットとデメリットもありますので、次の章で確認しておきましょう。
逆求人サイトのメリット・デメリット
それでは、逆求人サイトのメリット・デメリットについて解説していきます。
メリット
逆求人サイトのメリットは、下記のとおり大きく5つあります。
①アクセスのしやすさ | 自分から企業を探し回る手間を省くことができる。 |
②新たな機会の発見 | 自分では思いもつかない企業からのアプローチがある。 |
③選択肢の拡大 | 従来の求人情報サイトとは異なるアプローチで、多様な企業との出会いが期待できる。 |
④求人情報のマッチング | 自分のプロフィールや希望条件に合った求人情報が届くため、自分に合った仕事を見つけやすい。 |
⑤就活負担の軽減 | 企業からのアプローチを受けることで、自分で積極的にアプローチする手間やストレスを軽減できる。 |
これらのメリットを活かして、逆求人サイトをうまく活用することで、あなたの就活がより効率的かつ成功に近づける可能性が高まります。
一方で、デメリットもありますので、チェックしておきましょう。
デメリット
逆求人サイトのデメリットは大きく下記の5つにまとめられます。
①情報の過剰さ | 多くの企業からアプローチがあるため、求人情報の選別や整理に時間と労力が必要となる場合がある。 |
②企業側からのアプローチに対する懸念 | 自分から応募するのではなく、企業からアプローチがあるため、自身のプライバシーや個人情報の取り扱いに対する懸念が生じることがある。 |
③面接の準備と対応 | 企業からのアプローチがあった場合、面接の準備や対応を迅速に行う必要があり、対応の負担が増えることがある。 |
④企業からのアプローチの質のバラツキ | 逆求人サイトに登録している企業の中には、自身の希望に合わない求人や不適切なアプローチを行う企業も存在することがある。 |
⑤求人情報の限定性 | 逆求人サイトに登録している企業に限定されるため、全ての求人情報を網羅できない可能性がある。 |
以上がデメリットですが、とはいえ、逆求人サイトのメリットである「チャンスが拡大する点」を比較考量すれば、逆求人サイトを使わない手はないと思います。
なので、自ら応募する求人情報サイトと上手く使い分けて、就活を進めるのが吉ですね。
次の章では、そんな逆求人サイトの活用法について解説していきます。
逆求人サイトを活用するためのコツ
それでは逆求人サイトをうまく活用するためのコツを伝授していきましょう。
①プロフィールの充実
逆求人サイトを利用する際には、自分のプロフィールを詳細かつ魅力的に見せることがコツです。
学歴や経験だけでなく、自己PRや特技、希望条件なども含めて記入し、アピールポイントを明確にしましょう。
充実したプロフィールを作成することで、逆求人サイトの活用効果を最大限に引き出すことができます。
あなたの魅力を適切に伝え、自分に合った求人情報を受け取るためにも、プロフィールの充実に注力してみてください。
②求人情報の選別
逆求人サイトでは多くの企業からアプローチがあるため、求人情報の選別が重要になってきます。
あなたのキャリアゴールや興味分野に合致する求人を選び、慎重に検討しましょう。
また、情報の信頼性や企業の評判なども確認し、自分に合った企業を選ぶことも肝要ですね。
③コミュニケーションの円滑化
逆求人サイトでは企業とのコミュニケーションが重要です。
あなたに対してアプローチがあった企業とは迅速に連絡を取り、面接や選考の日程調整などを行いましょう。
丁寧な対応や質問の準備など、コミュニケーションを円滑に進めることで好印象を与えることが可能となります。
④自己分析の徹底
逆求人サイトを活用する前に、必ず自己分析を徹底しましょう。
あなたの強みや興味分野、キャリアの方向性などを明確にし、逆求人サイトを使って自分に合った求人を探すために、自己分析を通じて自身の価値観や目標を把握することで、より的確な選択が可能となります。
⑤テンプレスカウトを見極める
逆求人サイトでは、希望しない業界の企業からのスカウトやマッチ度の低い企業からアプローチされる可能性もあります。
できる限り、希望に近い企業からスカウトをもらうためには、プロフィールの充実が1番の近道です。
また、主にイベントの集客のためにテンプレスカウトを執拗に送ってくる企業もあります。
就活は時間との勝負でもありますので、そんな不本意なスカウトにいちいち反応するのは時間の無駄です。
そのようなスカウトは熱量がなく、誰にでも使えるような画一的な文章です。
本気度が低いと感じるスカウトはスルーして問題ありません。
おすすめの逆求人サイト
「逆求人サイトのメリットとデメリット、そして活用するコツを見て逆求人サイトに登録しようと思うのですが、おすすめの逆求人サイトを教えてくれませんか?」
わかりました。おすすめの逆求人サイトとその理由を紹介していきましょう。
登録しておきたい逆求人サイト3選
逆求人サイトを利用するなら必ず押さえて欲しいサイトを3つ紹介します。
まずは、逆求人サイトの王道3サイトを押さえておきたいですね。
おすすめの逆求人サイト
「逆求人サイトのメリットとデメリット、そして活用するコツを見て逆求人サイトに登録しようと思うのですが、おすすめの逆求人サイトを教えてくれませんか?」
わかりました。おすすめの逆求人サイトとその理由を紹介していきましょう。
登録しておきたい逆求人サイト3選
逆求人サイトを利用するなら必ず押さえて欲しいサイトを3つ紹介します。
まずは、逆求人サイトの王道3サイトを押さえておきたいですね。
逆求人サイト名 | おすすめ理由 |
①OfferBox | ・逆求人サイトの中では利用企業数・学生数ともにNo.1 ・学生登録者数18万人突破、就活生の3人に1人が登録 ・東証プライム上場している企業のうち、51%がOfferBoxを利用 ・90%以上入力した学生の平均オファー受信数は24.6件 ・「適性診断AnalyzeU+」を利用すれば、自己分析の推進可能 |
②キミスカ | ・届いたスカウト数No.1 ・大手・有名企業からのスカウトも多い ・3つのランク別にスカウト連絡が来るため、 企業の本気度がひと目でわかる ・自己分析ツールの質が高い |
③dodaキャンパス | ・23~26年卒の87万8千人が登録中 ・累計契約企業数7,600社以上で幅広い業界からスカウトが届く ・企業からのオファー受信率99% ・学生満足度2年連続総合NO.1(オリコン調査) ・早期インターンや特別な採用オファーが豊富 |
特化型逆求人サイト
逆求人サイトの中でも、ある領域に特化したサイトを運営している会社もあります。
もし、あなたが「体育会系」もしくは「理系」であったり、「IT」、「エンジニア」を志望する場合は、そのようなカテゴリーに特化したサイトを使うほうが実効性が高いので紹介しておきます。
体育会系特化サイト
もし、あなたが「体育会系」に属しているならば、「スポチョク」をおすすめします。
体育会系での経験と適性診断を受けておくことで、体育会系の学生を採用したい企業よりスカウトが届きます。
届くスカウトの多くが、体育会系を優遇した特別な選考ルートの案内となっており、書類選考前のES添削サポートなども充実をしているので、体育会系の学生は登録しておいたほうがいいですね。
理系特化サイト
もし、あなたが「理系」なら、「LabBase(ラボベース)」の登録をおすすめします。
研究内容や自己PRなどを登録しておくことで、あなたを評価してくれる企業よりスカウトが届きます。
理系学生のスキルや経験内容を評価してくれる企業が多く、特別な選考ルートの案内も多数あります。
研究や論文で何かと忙しい理系学生にとっては、この上ないサービスですね。
IT業界特化サイト
もし、あなたがIT業界を狙っているのなら、「テックオファー」の登録がおすすめです。
研究分野やゼミの所属情報を登録しておくことで、企業からスカウトが届きます。
企業によっては、所属のゼミへ特別な選考ルートを提供している企業もあります。
1人あたり平均20社程度はスカウトを受け取れるようなので、チェックしておきたいサービスですね。
ITエンジニア特化サイト
もし、あなたがITエンジニア志望なら、「キャリアセレクト」をおすすめします。
ITエンジニアに特化したサービスを展開しており、逆求人イベントや専属のエージェントサポートなどを提供しています。
Web・ゲーム・ソフトウェア業界に特化した約200社と提携しており、IT企業とエンジニア学生のマッチングを強化しています。
逆求人イベントに限らず、合同説明会やセミナーも開催をしているので、ITエンジニアを目指す就活生は要チェックですね。
逆求人サイトを使う場合の注意点
現在、世の中には無数の逆求人サイトが存在します。
なかには怪しいサイトがあることも否めませんので、以下に注意すべき事項を挙げておきます。
個人情報の保護
逆求人サイトでは、履歴書や個人情報を提供する場合があります。
そのため、個人情報の保護に十分な対策を講じているかを確認しましょう。
具体的にはプライバシーポリシーやセキュリティ対策についての情報を確認し、信頼性の高いサイトを選びましょう。
信頼性の確認
逆求人サイトの信頼性を確認するために、口コミや評判を調べることも重要ですね。
他のユーザーの意見や経験を参考にすることで、詐欺や悪質なサイトから身を守ることができます。
登録料や料金体系の確認
逆求人サイトによっては、登録料や利用料が発生する場合があります。
料金体系を事前に確認し、不明な点や追加料金については、サイトの利用規約やサポートセンターに問い合わせましょう。
企業の詳細情報の確認
逆求人サイトでは、企業が求職者に対してアプローチします。
スカウトされたことで有頂天にならず、企業の詳細情報や信頼性を確認することが何にも増して重要ですね。
企業のウェブサイトや公式の連絡先情報を確認し、詐欺や悪質な求人情報から身を守りましょう。
オファーの慎重な検討
逆求人サイトからのオファーを受けた場合は、慎重に検討しましょう。
企業や雇用条件についての詳細を確認し、自身のキャリア目標や条件と一致するかどうかを考慮することが大事です。
直接的な面接や面談の機会を持ち、事前に相手方との信頼関係を築くことも重要ですね。
詐欺や虚偽情報に注意
逆求人サイトでは、求職者をだまして金銭をだまし取る詐欺や、虚偽の求人情報が存在する可能性があります。
高額な給与や過度に良い条件の求人には疑いを持ち、情報の正確性を確認しましょう。
求職者から支払いや個人情報の提供を求められるような場合は、警戒心を持つことが肝心ですね。
逆求人サイトQ&A
最後に就活生が知りたいであろう逆求人に関する質問に3つお答えして本記事を締めくくります。
Q1:逆求人サイトはいつから使うべきですか?
A1:早ければ早いほどいいです。
就活の早期化が進む中、どの企業も就活生の早期囲い込みに目の色を変えています。
また、ベンチャーや外資系企業などは時期を問わず採用をしています。
そのため、もし逆求人サイトを使うのであれば、早めに登録するに越したことはないですね。
Q2:逆求人サイトは何サイト登録すべき?
A2:3社を基本としてください。
なかにはできるだけ登録しておいたほうがいいという説を唱える人も散見しますが、その場合は管理がかなり煩雑になります。
確かに選択肢が拡大できるかもしれませんが、それに対応する労力が大きくなりすぎて、本来エネルギーをかけるべき、選考対策や本番の選考がおろそかになります。
今回おすすめした逆求人サイトや特化型のサイトを基本に3社程度登録しておけば、事足りるはずです。
Q3:テンプレスカウトを見抜くには?
A3:文章の熱量を見てください。
テンプレスカウトはたくさんの人にメッセージを送るため、抽象度が高く、誰にでも当てはまるような文章に終始しています。
逆に本気度のあるスカウトであれば、あなたのプロフィールを見てラブレターを送るような感覚で、自然とあなたのプロフィールに沿ってパーソナライズされた文章になってくるでしょうし、「ぜひとも」といった熱量も伝わってくるはずです。
スパムメールやフィッシングメールのような無機質な文章とは一線を画すと思いますので、ぜひ眼力を磨いて見極めてくださいね。
まとめ
本記事では逆求人の仕組みやメリット・デメリット、活用法からおすすめのサイトまで網羅して解説してきました。
逆求人サイトは、あくまでもツールです。
したがって、それ自体が目的化することなく、上手く活用してあなたの就活に役立てることが本質です。
逆求人サイトを上手く活用できれば、あなたが知らなかった優良企業との接点を持つことができますし、あなたのプロフィールや希望条件を見てスカウトしてくれますので、マッチング度が合う可能性が大です。
そのために今回紹介した活用のコツや注意点を踏まえて、正しく、賢く逆求人サイトを活用してくださいね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。