
就活イベントとは?メリットや注意点、おすすめ36選を紹介!
2023年7月30日更新
はじめに
就活イベントに参加したいけど、何を目的にどのイベントに参加すべきかよくわからないという就活生の方もいるでしょう。
実は、就活イベントには開催内容の傾向がそれぞれにあり、集まりやすい企業や業界の種類の特徴が異なります。そこで、概要やメリットをお伝えした上で、厳選したおすすめのイベントを紹介します。
就活イベントの概要
就活イベントは、自分のキャリア目標や興味に合わせて選ぶことが重要です。まずは、就活イベントについて知ることから始めましょう。
就活イベントとは
就活イベントは、企業と就職活動中の学生が直接交流できる機会です。企業は自社の魅力や求める人材をPRし、学生は自己PRや情報収集を目的に参加します。
大手企業、中小企業、ベンチャー企業向けのイベント、特定の業界に特化したイベントなど、多種多様な形式があります。これらのイベントは、学生が自分のキャリア目標に合った企業を見つけるための重要な機会となります。
就活イベントの種類、選定方法
以下にいくつかの主要な就活イベントの種類を紹介します。
選考直結型の就活イベント
参加者は企業と直接対話し、その場で選考を受けることができるイベントです。
大手企業志向向け
「マイナビ就職EXPO」や「キャリタス就活フォーラム」などの大手エージェント企業が開催するイベントで、大手企業が多数参加します。
中小企業志向向け
中小企業に目標を絞ったイベントです。これらのイベントは、中小企業で働くことに興味がある学生におすすめです。
ベンチャー企業志向向け
ベンチャー企業に焦点を当てているイベントです。新しいビジネスやイノベーションに興味がある学生向けです。特に、ベンチャーは部署間の境界が薄く、総合的に働ける環境を目指す方におすすめです。
業界特化型
特定の業界に重点を置いたイベントです。例えば、「朝日就職フェア」はマスコミ業界、「ブランドキャリアジュニア」はファッション業界、「体育会ナビ」は体育会系学生、「アカリクイベント」は大学院生、「ファーネット」は薬学生、「ナース専科」は看護学生、「美大芸大就活ナビ」は美大生向けの就活イベントといった具合です。
以上を参考に、自分にあった就活イベントを選定しましょう。
就活イベントのメリット3選
就活イベントに参加するメリットを以下に3つ紹介します。
外からわからないことも直に話を聞ける
就活イベントのメリットとして1つ目は、企業の内情を直接聞くことができる点です。企業の現場の声を聞くことで、企業の文化、働き方、ビジョンなどを深く理解することが可能になります。
以上は、企業のウェブサイトやパンフレットだけでは得られない、生の情報です。そのため、自分がその企業で働くイメージを具体的に描くのに役立ちます。
周囲の熱が伝わりやすい(モチベーションに繋がる)
就活イベントは、自身の就職活動へのモチベーションを高めるのが1つのメリットです。多くの人が参加するイベントで周囲の熱が伝わりやすいため、他の参加者から伝播される意欲や真剣さが肌身で感じられるでしょう。
目に止まった人は、就活時に優遇
企業は、学生のパーソナリティ、コミュニケーションスキル、専門知識などを直接評価することができます。結果、数は少ないものの、企業が特に印象に残った学生に対しては、特別に選考プロセスで優遇することがあります。
なぜなら、企業が学生の能力や適性を直接確認できるため、履歴書やエントリーシートだけでは判断できない部分を評価できるからです。したがって、就活イベントは学生にとって、自己PRの機会であり、企業に直接アピールし、有利に立ち回れる数少ないチャンスです。
・就活イベント36選
ここからは、おすすめの就活イベントについて、代表的なものを以下に解説します。
ミーツカンパニー(内定直結型)
「ミーツカンパニー(Meets Company)」は、内定直結型の就活イベント/サイトの一つで、株式会社DYMが運営しています。複数の企業が参加し、学生と企業のマッチングを促進します。
例えば、企業の説明会や座談会、グループワークなどが行われ、学生は企業と直接コミュニケーションを取ることが可能です。目に留まった場合には、早期選考など特別な選考ルートの案内もあります。全国各地で開催されており、参加は無料で早期内定も獲得できるとされています。
他にも、以下のような内定直結型の就活イベントが挙げられます。
- エンカレッジ
- DiG UP CAREER
- JobTryout
- キミスカLIVE!
- 社長メシ
- キャリアパーク
- 逆求人フェスティバル
- 「就活の教科書」公式LINE
- 出会いの場
みん就LIVE(オンライン開催・大企業向け)
みん就LIVEは、WEB合同説明会です。各業界を代表する人気企業が多数出展し、Zoomのウェビナー開催により、好きな場所から好きな服装で参加できます。特に、9月と11月の2回開催予定で、それぞれ異なる「トークテーマ」が設定されています。
企業説明だけでなく、選択したテーマについても詳しく話を聞くことができて、より深く企業について知ることが可能です。また、大企業を含めた多くの企業を1日で比較できるため、これから業界や企業を絞る方におすすめのイベントです。
他の大企業向け就活イベントは以下です。
- マイナビ就職セミナー
- マイナビ就職EXPO
- キャリタス就活フォーラム
- 就活開幕LIVE
- Type就活
- アクセス就活フェア
- ONECAREER EXPO
- JOBRASS Real
就職博(中小企業向け)
就職博は、全国の学生と企業をつなげる大規模な就職イベントです。毎年3月から11月まに開催されており、企業は個別ブースで自社の魅力を直接学生に伝えています。オンライン開催による、リモートや録画での参加が可能です。参加企業数は7,000社以上と、大規模な就活前の出会いの場を提供しています。
他にも中小企業向けの就活イベントは下の2つです。
- ダイヤモンド就活ナビ
- Jobway
情熱フェスタ(ベンチャー向け)
情熱フェスタは、株式会社リクルートキャリアが主催する大規模な就職イベントです。企業のブースでは、企業の説明会や個別相談が行われていて、学生は企業の魅力や働くイメージを具体的に把握することができます。
また、企業とのマッチングを促進するためのセミナーやワークショップも開催されます。学生が自分に合った企業を見つけるための情報収集の場として、もしくは、企業が優秀な学生を探すための採用活動の機会として活用できます。
他にもベンチャー向けの就活イベントは下の2つです。
- Goodfind
- サポーターズ
楽天IT就活(業界別向け)
楽天IT就活は、楽天グループが主催するIT業界を目指す学生向けの就職イベントです。楽天グループのIT関連部門や関連企業が参加し、学生と直接対話する機会を提供します。主な特徴は、楽天グループのIT戦略や技術トレンド、新規事業開発など、最先端のITビジネスについて深く学べることです。
特に、楽天のエンジニアやデータサイエンティストなど、現場のプロや技術者から直接話を聞くことができます。個別相談やグループディスカッションなどを通じて、自分のキャリアパスを考えるきっかけを提供するでしょう。
他にも以下のような業界別の就活イベントが多数あります。
- 朝日就職フェア
- エンジニア就活
- クリ博ナビ
- マスナビ
- 理系ナビ
- ブランドキャリアジュニア
- 体育会ナビ
- 女子キャリ
- ファーネット
- 美大芸大就活ナビ
- ナース専科
- グローバルリーダー
- リュウカツ
- HYGGER LIVE
- WORKS JAPAN.GLOBAL
- キャリセン就活エージェント
- キャリアチケット
・参加するときのポイント
次に、参加する際のポイントを抑えましょう。
服装(記載がある場合/ない場合)
就活イベントの服装は、基本的にはビジネスフォーマルが一般的です。男性はスーツにネクタイ、女性はスーツにブラウスやスカートやパンツが適切です。
色は落ち着いた色調、例えば、黒や紺、グレーなどが一般的には好ましいです。靴もビジネスシューズを選びましょう。アクセサリーは控えめにし、清潔感のある髪型とメイクを心掛けます。
ただし、企業や業界によってはカジュアルな服装を許容する場合もありますので、事前にイベントの指示を確認します。一般ルールにこだわりすぎず、自分を最良に見せて、企業に好印象を与える服装を選ぶことが何よりも重要です。
専門の業界をチェックする
就活イベント参加前後に、自分が興味を持つ専門分野に関する企業をチェックすることが大切です。業界の最新の動向や市場動向を調べ、企業のビジョンや価値観についても事前に理解します。
例えば、企業が抱える課題や問題点についても調べて、自分がどのように貢献できるかアピールするように整理しておくことです。事前に準備をすることで、就活イベントでの企業とのコミュニケーションがスムーズになり、自分にとって最適な企業を見つけることができます。
就活イベントの注意点
以下に、就活イベントに参加するときの注意点を取り上げます。
最初から分野・業務内容を絞り込みすぎない
就活イベントに参加する際、自分が興味のある業界や分野を選定することは大事です。しかし、過剰に絞り込みすぎることには注意が必要です。あまり限定しすぎると、自分が知らなかった新たな分野や業務内容、魅力的な企業を見逃すことになりかねません。
自分が興味のある分野に加えて、少し違った分野や業務内容にも関心を広げて、幅広い選択肢を持つことがベストです。
参加者の数が多すぎて予定のすべてはチェックできない
就活イベントの参加者数が多い場合、予定していたすべての企業ブースをチェックすることができないことがあります。
そのため、事前に参加する企業を絞り込み、優先度の高い企業のブースを訪れるようにすることが必要です。ブースを回る前に企業情報を事前に調べ、自分が求める情報や聞きたいことをリストアップしておくことも有効です。
イベント提供元のチェック(おかしな企業しか来ない、ブラック企業の採用窓口など)
就活イベントに参加する際、イベント提供元をチェックすることも大切です。特に、おかしな企業やブラック企業の採用窓口が参加している場合、就活生にとっては就活に悪影響を及ぼすこともあります。
おかしな企業に時間を取られるのでは意味がありません。そこで、事前にイベント提供元の評判や信頼性を調べ、参加するかどうかを判断するようにしましょう。
開催場所チェック
就活イベントに参加する注意点として、開催場所をチェックすることも必要です。会場のアクセスや交通手段、周辺の施設や飲食店などを事前に調べます。
当日スムーズに参加することができるように計画することが重要です。例えば、車での参加は可能なのか、何時までに向かえば間に合うのかなどを確認しましょう。
まとめ
今回は、就活イベントの特徴やメリット、おすすめのイベントについて解説しました。就活イベントには、参加するイベントの規模や企業の数など、さまざまなものが毎年(複数回のイベントも多々ある)、開催されています。
参加目的や持ち物、服装などを確認し、企業の特徴や業界に応じて参加するイベントを選んでみましょう。