定時で帰れる仕事ランキング10選!メリット・デメリット・注意点なども

定時で帰れる仕事ランキング10選!メリット・デメリット・注意点なども

2023年7月26日更新

はじめに

定時で帰れる仕事に就ければ、プライベートが充実し、様々なことに挑戦できます。定時で帰れるかどうかは、どのようにして見極めれば良いのでしょうか?ここでは残業時間が少ない仕事をランキング形式で紹介し、定時で帰れる仕事のメリットやデメリットについて解説しています。仕事の見つけ方についても記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。



定時で帰れる仕事ランキング10選

Dodaが2013年に公開した記事を参照してみましょう。ビジネスパーソン1万5000人に向けて、平均残業時間についての調査を行っています。(引用:「平均残業時間ランキング【94職種別】」

残業が少ない上位20職種の平均残業時間は、15時間です。15時間という数字は一見多いように見えて、あまり多くはないとも言えます。なぜなら、1日あたりの平均残業時間に換算すると、1カ月の実働日数を20日とする場合に0.75時間となるためです。以下、ランキングの中でも上位である10の仕事について、詳しく見ていきましょう。

 

1位秘書・受付(10時間)
2位美容関連職(理美容・エステ・マッサージ)(10.4時間)
3位営業事務アシスタント(11時間)
4位薬事(11.6時間)
5位医療事務アシスタント(12.2時間)
6位金融事務アシスタント(12.8時間)
7位学術・メディカルサイエンスリエゾン(12.9時間)
8位一般事務アシスタント(13.3時間)
9位企画・マーケティング関連事務アシスタント(13.7時間)
10位金融業界の個人営業(15.0時間)

 

秘書・受付

秘書・受付は、前回調査でも1位に輝いた職業です。秘書は主に社長などのサポートを、受付は主に企業入り口における受付業務を行います。秘書・受付は、定められた業務時間の外では仕事が発生しにくく、残業もほとんど発生しません。平均残業時間は10時間となっていて、定時で帰れる仕事だと捉えられるでしょう。

秘書や受付に向いている人は、時間やスケジュール管理が綿密に行える人、几帳面な人が挙げられます。

美容関連職(理美容・エステ・マッサージ)

理美容・エステ・マッサージを行う美容関連職は、前回の調査で18位であった職業です。そのため、時期や企業によっては残業時間がかさむ可能性もあるでしょう。平均残業時間は、10.4時間となっています。

美容関連職に向いている人は、人と接するのが好きな人、美容に興味関心がある人などです。

営業事務アシスタント

営業事務アシスタントは、営業職のサポートを行う職業です。伝票の管理、発注作業、納期管理、受電対応などの業務があり、ほとんどが座り仕事となります。オフィスワークで完結しやすい仕事のため近年ではテレワークも増えてきました。営業のトラブルや急な受発注などで残業が発生することはありますが、基本はルーティンワークなのであまり時間外労働を行うことがありません。平均残業時間は11時間となっています。

営業事務アシスタントに向いている人は、コミュニケーション能力がある人、パソコン作業がある程度できる人、コツコツと真面目に取り組める人などです。

薬事

薬事は、医療系専門職に分類されている職業です。主に製薬会社やCRO(Clinical Research Organization:医薬品開発受託機関)、医療機器メーカーなどで、医薬品や医療機器の厚生労働省への承認申請業務を担当しています。平均残業時間は11.6時間となっています。

薬事は、迅速かつ確かな手続きが行える集中力がある人に向いていると言えます。

医療事務アシスタント

病院や医院などでアシスタント業務を行う仕事です。医療費の計算、患者対応、受付業務、書類の整理、医師のサポートなど、業務内容は多岐に渡ります。病院や医院は決められた営業時間内でしか患者を受け付けません。そのため、医療事務アシスタントの残業時間も少なくなる傾向にあります。平均残業時間は、12.2時間です。

医療事務アシスタントに向いている人は、正確にデータを処理できる能力がある人、患者とのコミュニケーションが円滑に行える人などです。

金融事務アシスタント

金融事務アシスタントは、金融機関で働く職業です。主に書類整理、入出金業務、受発注作業、店舗受付などのサポート業務を担います。銀行や証券会社は窓口営業時間が定められていて、残業が発生しにくいと言えるでしょう。保険会社などその他の金融機関においても、事務作業やアシスタント業務におけるトラブル発生や業務量の増減は起こることが少なく、残業が発生しにくくなっています。平均残業時間は12.8時間となっています。

金融事務アシスタントには、常に変化する金融業界の事情や商品、ビジネスに関わるルールを把握する力が求められます。マニュアル通りに動ける人材も必要とされるでしょう。顧客と関わることが多いため、コミュニケーション能力も必要となってきます。

学術・メディカルサイエンスリエゾン

学術・メディカルサイエンスリエゾンは、医療系専門職に属する職業です。医療機関のキー・オピニオン・リーダー(KOL)に、高度な専門知識に基づいた医薬品の情報提供することが役割とされています。医師との面談が必要な職業ですが、近年ではコロナの影響によりオンライン化が進んでいます。その影響で、アポイントや移動に待ち時間が発生しなくなったことが、残業時間減少の要因の1つとなっています。平均残業時間は、12.9時間となっています。

学術・メディカルサイエンスリエゾンに向いているのは、常に新しい情報を吸収し整理する論理的思考力がある人、医師との面談におけるコミュニケーション能力がある人です。

一般事務アシスタント

一般事務アシスタントは、あらゆる企業において必要とされるサポート業務を行う仕事です。細かい作業内容は業界や企業によってことなります。たとえば、電話・メール対応、来客応対、文書管理、備品管理・発注、資料作成、データ集計などが挙げられます。場合によっては、コピーや飲み物の準備も必要とされるなど、業務内容は多岐に渡ります。

一般事務アシスタントの業務は、ルーティンワークが多く、オフィスワークのみで完結する場合も少なくありません。近年ではテレワークも広がっています。そのため残業が発生することはあまりありません。平均残業時間は13.3時間となっています。

一般事務アシスタントに向いているのは、協調性がある人、社内の人と円滑なコミュニケーションが取れる人、コツコツと真面目に取り組める人、基本的なパソコン作業ができる人などです。

企画・マーケティング関連事務アシスタント

企画・マーケティング関連事務アシスタントは、企画・マーケティングに関わるサポート業務を行う仕事です。たとえば、調査を行う、資料をまとめる、データ化するなどの業務が挙げられます。

企画・マーケティング関連事務アシスタントは、時には広報に関わるなど業務が多岐に渡りますが、あくまでサポートが主目的です。そのため、残業時間も少なくなる傾向にあります。平均残業時間は、13.7時間です。

企画・マーケティング関連事務アシスタントに向いている人は、幅広い領域において臨機応変な対応ができる人です。

 

金融業界の個人営業

金融業界の個人営業は、銀行・証券会社・保険会社などでそれぞれの商品を顧客に提案・販売する仕事です。

銀行であれば各種ローン・投資信託、証券会社では株式・債券・投資信託・保険、保険会社では保険、それぞれの商品知識、手続き方法、金融知識を把握しておく必要があります。金融商品取引法、金融庁からのルール、社内規則に則り、正確なフローで提案、販売する力が求められます。金融業界の個人営業は、実力主義であることが多い反面、定められた業務時間内で業務が完結します。なぜなら銀行や証券会社では窓口の営業時間が定められているからです。また金融機関においては、早朝や深夜の営業活動が禁止されています。平均残業時間は15時間となっています。

金融業界の個人営業に向いている人は、コミュニケーション能力がある人、マニュアル通りに動ける人、粘り強い人です。



定時で帰れる仕事とは?

定時で帰れる仕事を探すにあたって、就業時間に関する基礎知識、メリットとデメリット、特徴、注意点を把握しておくことは重要です。以下に、順番に解説していきます。

就業時間について

就業時間は、どの職業においても定められていて、仕事を探す際に重要な確認項目の1つとなっています。求人票、就業規則、雇用契約書で確認しましょう。

日中に働く一般的な仕事の就業時間は、「8時~17時」「9時~18時」に設定されていることが多いです。このうち1時間が昼休憩とされていることが多く、実働は8時間となります。企業によっては、フレックスタイム制や裁量労働制を導入していることもあるので注意してください。また、在宅勤務を許可している企業も少なくありません。就業時間については、個別に企業へ確認しておくことが重要です。

定時で帰れる仕事のメリット

定時で帰れる仕事に就くことで、享受できるメリットは何でしょうか?知っておくことで、より有意義に過ごせるでしょう。

空いた時間の有効活用ができる

定時で帰ることによってできた時間で、プライベートを充実させたり、副業をしたり、勉強をしたりできるでしょう。やりたいことをするために時間を有意義に使うことは、重要です。

健康維持ができる

定時で帰ることによって生活リズムが崩れにくく、健康が維持しやすいと言えます。たとえば、3食決まった時間に食事を取る、まとまった睡眠時間を確保する、空いた時間で運動をするなどの行動が挙げられます。

モチベーションの維持ができる

定時で帰れると、仕事のメリハリがついてモチベーションが高く保ちやすいと言えます。仕事に集中する時は集中して業務効率を上げることも可能でしょう。

定時で帰れる仕事のデメリット

定時で帰れる仕事にはデメリットもあります。忘れず把握しておくことで、後悔を少なくできるでしょう。

残業代がつかない

定時で帰るというのは、残業がないということです。そのため、残業代がつきません。残業代は想像以上に大きいため、思ったより給料が入らないといった可能性もあります。

就業時間内の業務密度が濃い

就業時間内にやるべきことが多く、業務に忙殺されてしまうリスクもあります。また多すぎる業務によって、ストレスを感じてしまう人もいるかもしれません。

空いた時間でお金を使ってしまうリスクがある

定時で帰れることで、自由に使える時間が増えます。食事に出かけたりスポーツ観戦をしたりすることで、何かと出費が増えてしまうかもしれません。お金がないと有意義な時間を過ごせないという人は注意すべきです。

定時で帰れる仕事の特徴

定時で帰れる仕事の特徴を把握しておくことで、職探しの時に着目すべき項目が定まります。以下に、3つを挙げて説明していきます。

ルーティンが決まっている

事務仕事に共通しているのが、やることがルーティン化しているということです。安定的に仕事を業務時間内に終わらせることができるので、定時に帰りやすいと言えます。

アクシデントやトラブルが少ない

アクシデントやトラブルが起こりにくい仕事は、残業の発生確率が低くなりがちです。たとえば、発注ミスがあった、伝達漏れで未処理の仕事があったなどの場合が挙げられます。企業向けの仕事の場合、アクシデントやトラブルが起こる可能性が高い傾向にあります。

施設や設備の決まりがある

たとえば、閉店や開店時間がある、設備の稼働時間が決まっているなどの場合は、それ以上の業務が行えません。そのため残業も少なくなる傾向にあります。

定時で帰れる仕事を探す際の注意点

定時で帰れる仕事を探す場合に注意しておきたい点についても、紹介していきましょう。

平均残業時間やみなし残業代を確認する

まずは、平均残業時間やみなし残業代を確認しましょう。みなし残業とは、始めから所定の時間の残業代を支払うことが決まっていることを差します。これがある場合は、残業がある程度あるということになります。

完全週休2日制なのか確認する

完全週休2日制でなければ、土日の出勤可能性があります。土曜のみ隔週出勤など、イレギュラーな場合もあるため注意が必要です。

 

完全週休2日制については、こちらの記事に詳しく解説しているのでぜひさんこうにしてください。働き方改革で浸透中! 完全週休二日制とは?

休日日数を確認する

休日日数を確認しておくことも忘れないでください。特にゴールデンウィーク、夏季休暇、年末年始休暇などの各種長期休暇においては、企業によって休みの期間が異なります。

 

定時で帰れる仕事は少なくない!上手に見つけよう

ここまで、定時で帰れる仕事について、ランキング形式で紹介してきました。また、仕事を見つけるにあたって大事な注目ポイントについても解説してきました。世の中には、定時で帰れる仕事が多数存在します。大事なのは、多くの求人を見分ける能力です。この記事を参考に、ぜひ定時で帰れる仕事を見つけてみましょう。



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