【企業研究】キャノンの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】キャノンの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年7月26日更新

はじめに

日常の生活において、パソコンで作成した資料などの印刷をしていませんか?

自宅が学校で、コピーやプリンターとして利用する代表的なメーカーに、キャノンがあります。

本記事では、就活生に人気がある精密機器メーカーである「キャノン」について、企業研究を行います。

企業研究とは、就活を開始する際に、最初に行うプロセスです。

興味がある企業の研究をすすめることで、興味がある企業の優先順位付けや、志望動機の整理に繋げることができます。

ぜひ、これからの就活を効果的に行うための企業研究のテンプレートとしても活用していきましょう。

 キャノンへの就活については、こちらの記事もぜひ読んでみてください!

キヤノンの内定を掴む必勝法とは|選考ルート~対策まで紹介

 

精密機器メーカー

精密機器は、日常の生活を行う上で欠かせない機器のことです。

そもそも、精密機器とは、小さな部品が複数集まり構築された精度の高い機械のことを指します。

私たちの生活において、冷蔵庫やテレビ、スマホなどを始め、医療業界で医療している検査機なども、精密機器に含まれます。

このように、精密機器は、そのジャンルや製品などが多数存在しており、それらをカテゴリで分類することができます。

カテゴリの分類には、

・出力機器

・通信機器

・理化学機器

・光学機器/映写機

・医療機器

などがあり、その他にも多数のカテゴリが存在しています。

その中で、キャノンが提供している製品には、プリンターなどの出力機器、スキャナーなどの光学機器などがあります。

精密機器については、多くの部品が必要であり、その1つ1つに高い技術を必要としています。

この技術向上は、これからも必須です。

また、日本国内企業が保有する技術は、世界でもトップクラスと言われ、今後も世界に先駆けた精密機器の開発に期待が持たれています。

こうした精密機器メーカー以外の業界については、以下の記事でも紹介しています。

ぜひ、企業研究を行う際に、読んでみてください!

【業界研究ガイド】業界一覧



キャノンの5つの事業領域

企業研究において、時間をかけて整理しておきたいのが、企業の事業内容です。

事業内容の理解は、面接などの場面において、どのような仕事をしていきたいのか、配属先の希望は、どこかをアピールする際に重要です。

しっかりと、事業内容の理解をしていきましょう!

では、国内の精密機器メーカーとして、知名度の高いキャノンでは、どのような事業展開を行っているのでしょうか。

広い事業領域を保有しているキャノンでは、事業展開を5つの領域に分類して活動しています。

【キャノンにおける事業領域】

①プリンティング

②イメージング

③メディカル

④インダストリアル

⑤その他事業

 

①プリンティング

一般の家庭などで、キャノンのイメージが最も強いのは、このプリンティング事業です。

家庭用のプリンターとして、多くの家で利用されている家庭用プリンターを始め、大学や企業の事務所に設置しているコピー機、複合機、印刷業界に特化して商業印刷機を展開しています。

キャノンでは、パーソナル向けプリンターとして家庭で使う小型化のプリンターだけではなく、そのインクカートリッジなどを含めた、総合的な商品を開発、展開しています。

現在では、パソコンの保有台数は、一家に1台ではなく、一人に1台の時代です。

パソコンで作成した資料などの印刷を始め、スマホで作成した写真を印刷する機能追加や、専用のミニフォトプリンターなどを、他企業に先駆けた技術で展開しています。

また、企業での利用枚数や必要機能に応じた複合機の展開など広く展開しています。

キャノンと言えば、コピー機や複合機、プリンターのイメージを持っており、広く支持されています。

②イメージング

プリンティングで培ったノウハウを基に、イメージングの領域も事業の柱となっています。

具体的には、カメラやレンズなどを中心とし、パーソナルだけではなくテレビ局などで利用される映像制作機器などを展開しています。

その他にも世界的な課題とされているセキュリティ問題に対応するため、ネットワークカメラの製造や販売も行っています。

家庭だけではなく、商業施設など広い範囲で対応が急務であるセキュリティ強化の波が追い風となり、今後の需要も見込まれています。

③メディカル

健康寿命への取り組みが盛んとなっている現在、多くの方が医療機関で病気の早期発見や、治療を行っています。

キャノンでは、こうしたヘルスケアの分野でニーズが高まる製品を開発、提供しています。

具体的には、MRI装置、X線CT診断装置を始め、超音波診断装置など、提供している製品は、数多くあります。

医療機関の利便性だけではなく、利用する患者様のことを第一に考えた機器製造は、今後もニーズが高い領域です。

また、世界的にもトップレベルの医療技術を誇る日本だけではなく、提供している製品は世界的にも注目されています。

④インダストリアル

一般的には、知られていない事業領域にインダストリアル領域があります。

いわゆる産業機器で、産業用に特化した製品の製造を行っています。

半導体露光装置では、ナノメートル単位での電子回路をつくるなど、高い技術を保有しているキャノンだからできる製品の提供を行っています。

⑤その他事業

その他にも材料やコンポーネントの提供も実施しています。

光学素子用材料や、機能性材料など、広い領域で必要とされる材料などを提供しています。

それだけではなく、様々な技術サービスも行っており、技術サポートなどを通して、国内企業の発展に寄与する活動も積極的に行っています。

参考:キャノン 事業領域



新卒選考フロー

続いて、キャノンにおける新卒の採用フローを確認していきましょう。

【キャノン新卒採用フロー】

STEP①|会社説明会

キャノンでは、自社の活動を知ってもらうための会社説明会を開催しています。

会社説明会は、対面式、オンラインで開催しています。

まずは、この会社説明会に参加することから選考が開始されます。

STEP②|エントリー

会社説明会に参加した後、採用ページ(こちら)から、エントリーを行います。

キャノンでは、エントリーシート(ES)の内容を重要視しています。

選考については、ES対策をしっかり行って、対策を講じることが可能です。

大学のキャリアセンターでも対策会議を実施していますので、ぜひ、最大限に活用しましょう。

STEP③|適性検査の実施

エントリーが完了後、適正検査の案内が届きます。

適性検査の種類は、SPIだと思われます。

締切までに受験を終了しなければ、選考辞退と判断されるため、受験案内をきちんと確認し、受験するようにしましょう。

STEP④|書類選考

エントリーシート、適性検査の結果を基に書類選考が実施されます。

STEP⑤|面接(個別面接 複数回)

書類選考に追加した方には、面接の案内が届きます。

面接は、個別面接となり、複数回、実施されます。



社風~共生~

キャノンは、1937年に創業した歴史ある企業です。

長い歴史に誇りを持ち、キャノンで働いていることにプライドを持っている社員が多く在籍しています。

長い歴史の中で、安定した企業経営を行っていることも、こうした環境を作る背景となっています。

キャノンでは、創業から変わらず「共生」を企業理念に掲げており、この理念に誇りを持っています。

企業として、「文化、習慣、言語、民族などの違いを問わず、すべての人類が末永く共に生き、共に働き、幸せに暮らしていける社会」を目指し続けることを使命としています。

こうした理念を持ち、歴史ある企業であるキャノンは、規律を重んじる風土があります。

ただし、ジェンダーへの理解や、個々人の考えを尊重し、高め合える環境、風土もあります。

年功序列による上下関係も、存在していますが、ボトムアップでの意見を尊重し、一緒に議論に議論を重ねていける環境も整備されています。

だからこそ、新しいことにチャレンジしたいと思ったり、自己成長をし続けたいと思う人には、良い環境が準備されているといえます。



求める人材

求める人物像は、新卒採用のページに紹介されています。

【採用メッセージ】 あなたの個性に会いたい。

キヤノンには、企業精神の一つである「三自の精神」に基づく、社員一人ひとりの自主性を尊重する、個々の挑戦を後押ししてくれる文化があります。若手・ベテランに関係なく、新しい価値創造のために自由に意見を述べられる、風通しの良い風土もあります。このようなキヤノンのカルチャーを、是非私たちとのコミュニケーションを通じて感じ取ってほしいと思います。そしてそんな私たちと一緒に、まだ見ぬ世界への挑戦をしたいと思ってくれたらうれしいです。

引用:キャノン新卒採用 採用メッセージからの抜粋

キャノンが求める人物像は、経営理念でも紹介されている「三自の精神」に共感し、共に真のグローバルエクセレントカンパニーをめざす仲間です。

【三自の精神】

[自発] 何事にも自ら進んで積極的に行う。

[自治] 自分自身を管理する。

[自覚] 自分が置かれている立場・役割・状況をよく認識する。

 

常にチャレンジし続ける企業であるキャノンでは、新しいことにチャレンジし続ける人物を探しています。

そのためには、自分自身の管理を行えることが必要です。

何を学び、何に対して挑戦していけばいいかを理解するには、自分の自己管理や自己分析をする必要があります。

また、こうした挑戦できる環境を楽しめるタフさも必要です。



就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

次に、キャノンと同一業界で活躍している企業と比較します。

同業種の企業を比較することで、よりキャノンへの理解を深めていきましょう。

会社名売上高

(百万)

平均年収

(円)

就職偏差値難易度社風新入社員年収
キャノン4,031,4148,077,99963歴史ある企業で働いていることに、誇りを持っている人が多いキャノン。規律を重んじながらも、ボトムアップでの意見も尊重する風土があります。3,000,000
リコー2,134,1808,040,73357チャレンジ精神を大切にするリコー。

この精神を大切にするために、意欲ある社員を後押しする制度や、仕組みを整え、応援しています。そのため、チャレンジを楽しみ、積極的に楽しむ風土があります。

3,250,000
富士フィルムHD2,859,04110,170,10263先進、独自の技術に誇りを持ち、それを活かして新たな製品開発を積極的に行う富士フィルム。

アイデアの創出を楽しみ、積極的な意見交換を応援する風土があります。

3,500,000
セイコーエプソン1,330,3317,673,00059従業員の働きやすさを追求する姿勢があるエプソン。

長く勤めるための制度導入を積極的に行っているため、継続して働きたいと思う人が多い特徴があります。

それだけではなく、自分の個性を大事にし、相互理解を応援できる風土があります。

2,950,000

上記以外の企業別就職偏差値については、以下の記事を参考にしましょう!

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

 



採用大学

キャノンでは、地方大学からの採用も積極的に行っています。

そのため、学歴フィルターは無いとされています。

今後も、国内の各大学から広く採用を行っていく予定です。

こうしたキャノンでの採用実績大学は、こちらになります。

【国公立大学】

東京工業大学、東京大学、大阪大学、東北大学、筑波大学、千葉大学、東京農工大学、横浜国立大学、東京都立大学、電気通信大学、金沢大学、静岡大学、名古屋大学、滋賀大学、北九州市立大学、奈良先端科学技術大学院大学、埼玉大学、京都大学、北海道大学、一橋大学、神戸大学、大阪市立大学、大阪府立大学、広島大学、など

【私立大学】

早稲田大学、慶応義塾大学、東京理科大学、中央大学、明治大学、法政大学、青山学院大学、芝浦工業大学、上智大学、東京都市大学、立命館大学、近畿大学、同志社大学、関西学院大学、関西大学、など



ホットニュース

キャノンでは、様々な取り組みを公式HPで紹介しています。

その中でも、新卒の方に関係があるニュースをご紹介します。

2023年6月26日 キヤノン株式会社 就業時間変更のお知らせ

従業員の生産性向上、ワーク・ライフ・バランスの向上を目的として、就業時間の変更を実施することを発表しています。

期間を定めた運営となりますが、従業員の働きやすい環境作りを行っているキャノンだからこその、施策です。



まとめ

今回は、「キャノン」に関する企業研究をご紹介しています。

就活で、最初に行うのが業界研究、企業研究です。

企業研究を通して、本当にエントリーをしたいのかを判断したり、面接に備えた企業理解を深めるため、優先度は高く、時間をかけてしっかりと行いたいタスクです。

今回、ご紹介している研究項目は、他の企業を企業研究する際にも利用できるため、ぜひ、今後の活動に流用してください!



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