【企業研究】野村不動産の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】野村不動産の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年6月30日更新

はじめに

就活に必須なのは企業研究。

企業の理解を深めるために、就活中はぜひ取り組みたいものです。

 

今回研究を行うのは野村不動産。

野村不動産の就職難易度や採用大学、選考対策を徹底的に解説します。

 

野村不動産を志望している方はもちろん、映画業界に興味がある方もぜひ最後までお読みくださいね。



野村不動産の基本データ

はじめに、野村不動産の基本データを見ていきましょう。

 

会社名野村不動産株式会社
設立年1957年4月15日
従業員数1,997名(2023年4月1日現在)
売上高4,862億2300万円(2023年3月期)
グループ企業理念

「私たちの約束」

あしたを、つなぐ。

私たちは、人、街が大切にしているものを活かし

未来(あした)につながる街づくりとともに、

豊かな時を人々と共に育み

社会に向けて、新たな価値を創造し続けます。

行動指針「私たちが大切にすること」お客様第一の精神

私たちは、創業から大切にしてきた「お客様第一」の精神と、信頼や期待に応えていく姿勢を、これからも変わらず守り続けます

独創的発想による新たな価値創造

私たちは、未来を見据えた先見性や、グローバルな視点を大切に、これまでにない自由な発想で、新たな価値を生むことにこだわります

挑戦者であり続ける姿勢

私たちは、常にチャレンジャーであることを忘れずに、謙虚さと向上心を持って、新しいことに挑戦していきます

社会と共に成長していく自覚

私たちは、人や街の未来をつくる責任と誇りを忘れずに、社会に貢献し、常に必要とされる存在であり続けます

活き活きと働く、ウェルネスの実現

私たちは、活き活きと働くことが会社と自らの成長の源泉であることを認識し、心身の健康を何よりも大切にします

福利厚生・住宅:独身寮借上げ住宅制度【首都圏】

・独身寮【地方圏】

・準社宅制度

・財形貯蓄

・持株会制度(奨励金あり)

・確定拠出金制度、

・健康保険組合直営保養所・契約保養所

・退職金制度(当社規程による)

・積立有休制度

・転勤時(単身赴任)の帰宅旅費補助(回数上限なし)

・人間ドック(30歳以上の本人と被扶養配偶者)

・スポーツクラブ(メガロス)の割安での利用

 

引用元:野村不動産採用サイト



事業内容

続いて、野村不動産が取り組む事業内容を見ていきましょう。

住宅

野村不動産の肝となる事業とも言える住宅領域では、グループ力を活かして用地取得から販売・管理までを行う“製・販・管一貫体制”の強みを活かした展開を行っています。

首都圏を中心に「PROUD」ブランドの新築分譲マンション・戸建て住宅を展開するほか、2011年からは郊外型マンション「OHANA」の展開も開始しています。

オフィス

住宅のみならず、オフィスビルの企画・開発も行う野村不動産。

設計監理やテナントの誘致、運営・管理など、高い商品開発力と総合力を生かしたオフィス空間の創造を得意としています。

 

「新宿野村ビル」、「日本橋室町野村ビル」、「ラゾーナ川崎東芝ビル」などの都心大型開発に加え、ハイグレードオフィスビル「PMO」シリーズの展開も積極的に行っています。

商業事業

野村不動産独自の大型商業施設や都市型商業施設の展開も行っており、「YUITO」などの大型商業施設や、「bono相模大野」といった地域密着型ショッピングセンター(NSC)の開発を積極的に行っています。

 

中でも都市型商業施設「GEMS」シリーズは、飲食店を中心にした店舗構成で多くの人に知られています。

物流事業

物流用地情報の収集・開発・リーシング・竣工後の運営管理を、一貫した体制でソリューション提供を行っています。

日本各地で培ったデベロッパーとしての地位を活かし、物量業務の効率性向上に努めています。

再開発・複合開発事業

首都圏の駅前エリアを中心とした多くの竣工実績を活かし、全国の様々な地区で大規模な再開発を実施しています。

 

住宅・オフィス・商業を核とした再開発・大規模開発によって、多機能かつ高い利便性を持つ「都市型コンパクトタウン」の強化を行うことが狙いです。

海外事業

アジア諸国を中心に、住宅分譲事業・賃貸事業を展開しています。

2015年には有力なローカルパートナーと連携し、ベトナム・ホーチミン「フーミーフン」エリアにて日系企業初の不動産開発「ミッドタウン・プロジェクト」を開始しました。

このほか、中国・遼寧省においても分譲住宅プロジェクトに参画しているほか、シンガポール・北京・香港に拠点も確保しています。



募集職種

では、新卒ではどのような職種を募集しているのでしょうか。

 

野村不動産では、全域型と地域型の総合職採用を行っています。

地域型については首都圏のみの配属ですが、全域型は本社である東京をはじめ、大阪、仙台、名古屋、京都、広島、福岡にある各支店、また、海外配属の可能性もあります。

自分自身で希望エリアを決定できるわけではないため、選考を受ける際は注意が必要です。

 

新卒給与は修士・275,000円、学部・260,000円です。(2022年4月1日現在)

賞与は年に2回、6月と12月に支給されます。



新卒選考フロー

野村不動産の選考フローは以下です。

 

エントリー

ES提出・適性検査・自己PR動画提出

1次面接(オンライン)

2次面接(対面)

人事面談(対面orオンライン)

最終面接(対面)

内々定

 

オンラインと対面を併用した選考フロー設計になっており、2次面接から対面対応となるため、遠方居住の場合は注意が必要です。

また、エントリー時には自己PR動画の提出が必要なことから、面接官はいないものの、模擬面接だと思って動画を準備する必要があるでしょう。

インターン

野村不動産のインターンは、全5日間で構成された1プログラムのみです。

2001年からインターンを実施しており、非常に歴史あるプログラムであることが分かります。

 

プログラム内容は以下の通りです。

 

1日目基礎知識講座概要説明および基礎知識講座を実施
2~4日目各現場配属インストラクターと一緒にデベロッパー業務を体験
5日目振り返りと総括インターンシップの振り返りと総括を実施

 

いずれの日程も対面実施想定です。

ただし、遠方からの参加者には交通費(一部)や宿泊費が支給されるため、地方在住の学生も安心です。

 

インターン参加のためには、下記選考フローを通過する必要があります。

 

プレエントリー

書類・面接選考

 

5日間という長い期間をかけて実施するインターンのため、野村不動産について詳しく分かるという点から、倍率が高いインターンになっています。



社風

競い合うような文化ではなく、協力して業務を進めていく必要性があるため、チームワークを大切にする人が多い印象です。

人柄としても優しい人が多く、オン・オフを上手く使い分けながら業務に当たっている人が多いです。

 

年功序列の風土は根強く残るものの、積極性がある人がどんどん出世できるような環境でもあります。若いうちから成長したいと考える人には、ぴったりの環境といえるでしょう。



求める人材

野村不動産では、求める人材を以下のように定義しています。

 

・「お客様の満足」を判断基準に行動できること

・失敗から学び、突き進む精神があること

 

出典:野村不動産新卒採用ページ

 

人材育成に力を入れる野村不動産は、部署全体、さらには会社全体で新卒社員を育てていこうというマインドが備わっています。したがって、若手でも十分に成長できる環境は整っていると言えます。

 

その環境の下で、私利私欲で行動するのではなく、「お客様の満足」を第一に考えて行動できるような人が、野村不動産には相応しいという考えです。

 

ただし、失敗をしても、その失敗を次に活かせることを大切にしており、若手がのびのび育つことができる環境を、十分に活かすことができる素質がある人が求められていると言えるでしょう。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

では、ディベロッパーの中では野村不動産はどのような立ち位置なのでしょうか。

ディベロッパーとして名を連ねる三井不動産、三菱地所、住友不動産との比較から見ていきましょう。

 

会社名野村不動産三井不動産三菱地所住友不動産
売上高4,862億2300万円(2023年3月期)2,100,870

百万円

(2022年3月期)

1,349,489百万円

(2021年度)

939,430百万円

(2022年3月期)

平均年収10,339,925円12,738,000円12,647,559円 6,674.625円
就職偏差値・

難易度

63707066
社風・やさしい人が多い

・チームワークを重視している

・業界最大手のプライドがある

・体育会系の気質が強い

・ホワイト企業マインドが定着している

・保守的

・体育会系の気質が強い

・柔軟な思考の人が多い

 

就職偏差値:就職偏差値ランキング委員会

 

就職偏差値で見ると、他のディベロッパーより下に見えてしまうかもしれませんが、学歴はもちろん、人柄も一定重視する野村不動産の採用ハードルはなかなかに高めと言うことができます。

 

また、平均年収で見て分かる通り、年収は他企業と引けを取っておらず、業界内で一定の地位を確立していることが分かるでしょう。

その他の企業の就職偏差値については、こちらの記事を参考にしてください!

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング



採用大学

野村不動産では、以下の大学の採用実績があります。

 

<大学院>

大阪大学、九州大学、京都大学、京都工芸繊維大学、慶應義塾大学、工学院大学、芝浦工業大学、東京大学、東京外国語大学、東京芸術大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、名古屋大学、日本大学、北海道大学、明治大学、早稲田大学

 

<大学>

青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、お茶の水女子大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、学習院女子大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、國學院大學、国際教養大学、芝浦工業大学、首都大学東京、上智大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、東京大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京女子大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、日本大学、一橋大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学

 

毎年50~70名ほどを採用しているため、採用大学の幅は広いと言えます。

また、MARCH以上の大学が目立つものの、そうではない大学も多数含まれており、広く色々な大学の学生にチャンスがあることも分かります。

 

採用人数が極端に少ないということもないため、興味がある人は一度選考を受けてみてはいかがでしょうか。

野村不動産のホットニュース

では最後に、注目すべき野村不動産のホットニュースを見ていきましょう。

「芝浦プロジェクト」始動

野村不動産が次に注力するのが、芝浦エリアの再開発です。

「芝浦プロジェクト」は国家戦略特別区域計画の特定事業であり、延床面積約55万㎡のオフィス・ホテル・住宅・商業施設などからなる大規模複合開発によって、さらなるまちの進化を目指します。

 

「街全体でCo2排出量実質ゼロ」を目指し、自然と共生するまちづくりを行っていく予定です。

DX化の推進

現在世間的に注目を集めるDXは、住宅業界においても無関係なキーワードではありません。

住宅やオフィスのas a Service化も含め、今後の競争力強化のために、DXによる価値創造に注力することが約束されています。

 

ただし、根底にある「マーケットイン発想」や「個に寄り添う姿勢」を崩さないようにしながら、今後テーマをさらに具体化していくことが定められています。

 

また、社内でDX人材育成も急務として設定しており、DX推進組織の立ち上げなどが積極的に行われています。



野村不動産の企業研究を就活に生かそう!

いかがでしたか?

本記事では、野村不動産の就職難易度や採用大学、選考対策を徹底的に解説してきました。

 

野村不動産は、ディベロッパーの中でも自社の強みを明確にしながら、歩み続けてきた企業です。

伝統と先進性が良いバランスで保たれているため、攻めも守りもどちらも共存させた状態で業務に当たれる点が強みでしょう。

 

狭き門となる選考通過のためには、ぜひインターンから参加を検討するのがおすすめです。

インターンを通じて野村不動産への理解を深め、本選考時に学びを活かせるようにしましょう。

 

野村不動産の企業研究はもちろん、広くディベロッパーの研究も行うことで、選考に備えてみてはいかがでしょうか。

 

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