【企業研究】NTTドコモの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】NTTドコモの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年6月30日更新

はじめに

NTTドコモは、NTTグループの大手通信会社です。通信キャリア業界は多くの学生が志望する人気の高い業界です。携帯電話で国内トップシェアを誇り、金融決済サービスや動画配信サービスなど多岐に渡り展開しています。今回はNTTドコモの企業研究を行うため、対策や社風、求める人物像をご紹介していきます。就活を行う際にぜひこの記事を参考にしてください。

また、通信以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください!

【業界研究ガイド】業界一覧

NTTドコモの基本データ

NTTドコモは通信事業やスマートライフ事業などを行っている企業です。

会社概要は以下の通りです。

会社名株式会社NTTドコモ
設立年1991年8月
従業員数7,903名
売上 6兆590億円
福利厚生NTTベネフィット・パッケージ、dヘルスケア、確定拠出年金、企業年金基金、社員持株会、財形貯蓄制度、慶弔金など
企業理念私たちは「新しいコミュニケーション文化の世界の創造」に向けて、個人の能力を最大限に生かし、お客様に心から満足していただける、よりパーソナルなコミュニケーションの確立をめざします。

引用:NTTドコモ 公式  HP

事業内容

通信事業

通信事業は、主に携帯電話サービス(5Gサービス、LTE(Xi)サービス、FOMAサービス)、光ブロードバンドサービス、衛星電話サービス、国際サービス、各サービスの端末機器販売など一般的な事業内容として行なっています。NTTドコモは国内最大の移動通信事業者であり、一般消費者や法人向けに、携帯電話サービスを提供しています。携帯キャリアの国内マーケットシェアNo.1となっています。

 

スマートライフ事業

 

動画配信や音楽配信、電子書籍サービス等のdマーケットを通じたサービスと金融、決済サービス、ショッピングサービス、生活関連サービスなどを提供しています。また、dTVやdマガジンなどのサービスを始めとした、「コンテンツ・ライフスタイルサービス」を提供しており、d払いやdカード、iD等の「金融・決済サービス」の2つの事業を中心にサービスを展開しています。また、これらのマーケットサービスだけではなく、「ABCクッキング」や「ドコモヘルスケア」などといったグループ会社の成長に貢献もしています。

 

その他の事業

 

補償サービスや法人IoT、システム開発、販売、保守受託などを展開しています。これは通信事業とスマートライフ事業に分類されない事業で、具体法人向けのIoTやシステム開発や運用等のサービス、ケータイ保証サービス等のあんしん系サポートを展開しています。また、キャリア決済プラットフォーム事業やデジタルマーケティングを駆使したコンテンツ配信事業などのIoT事業の拡大を世界35ヶ国で展開しています。

募集職種(新卒年収)

NTTドコモの募集職種は通信業ではセールス、ビジネスデザイン、ネットワークデザインの3つがあります。スマートライフ事業ではセールス、ビジネスデザイン、プロダクト・サービスエンジニアの3つがあります。

それぞれの職種の特徴は下記をご覧ください。

 

【通信業】

⚫︎セールス(通信):事務系

<必須要件 >※全て該当しなくとも可

・販売店コンサルティング・マネジメントへの興味関心

・マーケティングへの興味関心

 

<歓迎要件>

・インターンやアルバイトなどにおける販売店コンサルティング・マネジメント経験

・インターンやアルバイトなどにおけるマーケティングなどの実務経験

・チームマネジメントを通じて功績をあげた成功体験

 

⚫︎ビジネスデザイン(通信):事務系

<必須要件 >※全て該当しなくとも可

・モバイルを中心とした通信ビジネスへの興味関心

・事業戦略立案への興味関心

 

<歓迎要件>

・個人やチームでのビジネス開発の経験、コンテストなどでの入賞経験

・インターンやアルバイトなどにおける経営戦略・事業戦略立案の実務経験

・インターンやアルバイトなどにおけるマーケティングなどの実務経験

⚫︎ネットワークデザイン:技術系

<必須要件 >※全て該当しなくとも可

・社会インフラであるモバイル通信ネットワークへの興味関心

・最新ネットワーク技術への興味関心

<歓迎要件>

・通信(無線有線)に関する研究経験

・通信関係の資格保有

 

【スマートライフ事業】

⚫︎セールス(スマートライフ):事務系

<必須要件 >※全て該当しなくとも可

・dポイント、d払いなどの購買データを活用したパートナー企業向けデジタルマーケティングへの興味関心

・BtoBtoC営業、マーケティングへの興味関心

 

<歓迎要件>

・個人やチームでのビジネス開発やサービス企画開発の経験、コンテストなどでの入賞経験

・統計に関する知識、BIツールの活用経験

・インターンやアルバイトなどにおけるデジタルマーケティングなどの実務経験

 

⚫︎ビジネスデザイン(スマートライフ):事務系・技術系

<必須要件 >※全て該当しなくとも可

・BtoC・BtoBtoCサービスの企画開発への興味関心

・デジタルマーケティングへの興味関心

・スマホなどのプロダクト/UIUX/スマホアプリの企画開発への興味関心

・決済・メディアビジネス、ポイント事業への興味関心

 

 

<事務コース>

・個人やチームでのビジネス開発やサービス企画開発の経験、コンテストなどでの入賞経験

・統計に関する知識、BIツールの活用経験

・インターンやアルバイトなどにおけるマーケティングなどの実務経験

 

<技術コース>

・個人やチームでのビジネス開発やサービス企画開発の経験、コンテストなどでの入賞経験

・統計に関する知識、BIツールの活用経験

・データ分析やその実行環境に関する研究経験

・研究やインターン、ハッカソンなどにおけるプログラミング経験

・AI/デジタルマーケティング/UIUXなどの技術に関する研究経験

 

⚫︎プロダクト・サービスエンジニア:技術系

<必須要件>※全て該当しなくとも可

・サービスやアプリケーションの企画開発への興味関心

・データ分析を用いた新サービス開発・サービス価値向上への興味関心

 

<歓迎要件>

・AI(自然対話、画像認識など)/機械学習/セキュリティ/データ分析やその実行環境(クラウド、分散処理など)に関する研究経験

・研究やインターン、ハッカソンなどにおけるプログラミング・開発経験

・情報処理系の資格保有

 

⚫︎新卒時の年収

①短大・専門・高専卒

232,000円

②大学卒

250,000円

③修士了

262,000円

④博士了

336,940円

 

⚫︎昇給 年一回

⚫︎賞与 年2回(6月・12月)

 

引用:NTTドコモ公式HP

新卒選考フロー

NTTドコモの選考は、下記の通りオーソドックスな選考フローとなっています。面接においても、ESの深堀りや志望動機のスタンダードな質問が多いのが特徴です。

それゆえ、選考に対するESや面接での他の就活生との差別化が重要になるのでそのうえで選考に臨むようにしましょう。

 

①ES 

 

主に学生時代にチャレンジしたエピソードや希望職種、ドコモで叶えたい夢、志望動機などを記述します。チャレンジしたエピソードはどういった困難があり、どういう成果があったかを結論ファーストで具体的に記載しましょう。また、希望職種や志望動機は企業研究を必ず行い、なぜNTTドコモでないといけないかを明確にしておくことが大切です。

 

②Webテスト

Webテストの種類は、SPIです。基礎能力検査と性格適正検査の2つあります。基礎能力検査のみSPIでの対策が必要です。

ボーダーラインは75%となっているため、8割以上の点数獲得を目指しましょう。

 

③一次面接

面接はオンラインで行われ、約30分間1対1で行われます。一次面接での主な質問内容は下記を参照ください。

 

①ESの深掘り

②志望理由

③他社の選考状況

④チャレンジしたこととその深掘り

⑤ドコモで何をやりたいか

⑥就活の軸

⑦逆質問

 

④二次面接

面接は一次面接と同様にオンラインで行われ、約30分間1対1で行われます。

二次面接での主な質問内容は下記を参照ください。

 

①チャレンジしたこととその深掘り

②チームで働いた経験はあるか

③チームメンバーと意見が対立したことはあるか

④ドコモで何をやりたいのか

⑤志望理由

⑥他社の選考状況

⑦他社との比較

 

⑤最終面接

最終面接での質問内容は下記を参照ください。

①自己紹介

②志望理由

③現在の就職活動の状況

④就活の軸

⑤学生時代に頑張ったこと

⑥自分の強みとそのエピソード

⑦アルバイトについての経験

⑧逆質問

 

引用:NTTドコモ公式HP

社風

NTTドコモは、個人の個性や価値観を尊重します。

上下やセクションの壁がない自由な社内コミュニケーションで、個人のアイデアが活用されやすく、既存の考え方や制度にとらわれない自由な社風です。気持ちよく仕事ができる創造的なオフィス環境で、風通しのいい社風と言われています。実現に向けてチャレンジ精神旺盛な会社です。NTTドコモでは、自分が想いをしっかり持っていれば、それをやり遂げられる環境が整っています。

また人材育成制度が充実しており、人事育成一体化を推進することにより、個々の能力活用をはかっています。環境・労働条件の向上、福利厚生の充実など、働きがいのある職場づくりを目指しています。

求める人材

NTTドコモが求める人材は、「挑戦心」と「行動力」を兼ね揃えた人です。

「挑戦心」とは、技術革新の最前線でその変化を楽しみ、新しいコミュニケーション文化の世界をつくるという、答えのない困難にチャレンジするマインドを指します。

「行動力」とは、想い描く世界を実現するために自らアクションを起こし、最後までやり遂げる力を言います。

ドコモには一人ひとりが持つ「挑戦心」と「行動力」を最大限発揮し、夢をかなえることを目標に掲げています。

 

引用:NTTドコモ公式HP

就職難易度および業界での立ち位置

競合が多い通信業界の中でのNTTドコモの立ち位置をご紹介します。

売上高や就職偏差値・難易度を参照し他者と比較してみても、NTTドコモはトップクラスの企業だということがわかります。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

 

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

 

会社名売上高(2022年)平均年収就職偏差値・難易度社風
NTTドコモ6兆590億円約870万円63自分の想いや個性を存分に活かせる社風
 KDDI5兆4,467億円約930万円60「ひとつの会社」として目標達成を目指す社風
ソフトバンク5兆9,120億円約835万円56「Smart & Fun!」社員一人一人の挑戦を支援し楽しむ社風
楽天1兆9278億7800万円約615万円60ニックネームで呼び合い社内イベントが数多く催され意見が言いやすく風通しがいい社風

採用大学

NTTドコモは、難関大学に該当する大学を多く採用する傾向にあるといえますがら過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。

またネームバリューの知名度が高く、安定的に働けそうなところが志望率が高い理由と言われています。

 

【採用大学(実績)】

⚫︎文系

北海道大学、小樽商科大学、宮城大学、東北大学、東北学院大学、一橋大学、横浜国立大学、横浜市立大学、学習院大学、慶應義塾大学、上智大学、青山学院大学、千葉大学、早稲田大学、中央大学、東京大学、法政大学、明治大学、立教大学、金沢大学、南山大学、名古屋市立大学、名古屋大学、関西学院大学、関西大学、京都大学、神戸大学、大阪大学、同志社大学、立命館大学、岡山大学、広島大学、愛媛大学、香川大学、九州大学、西南学院大学、熊本大学 

 

⚫︎理系

北海道大学、はこだて未来大学、宮城大学、東北大学、会津大学、お茶の水女子大学、横浜国立大学、慶應義塾大学、上智大学、青山学院大学、千葉大学、早稲田大学、筑波大学、中央大学、津田塾大学、電気通信大学、東京工業大学、東京大学、東京理科大学、名古屋工業大学、名古屋大学、静岡大学、金沢大学、金沢工業大学、北陸先端科学技術大学院大学、関西学院大学、関西大学、京都大学、神戸大学、大阪大学、同志社大学、奈良先端科学技術大学院大学、立命館大学、広島大学、香川大学、徳島大学、九州大学

 

引用:シューカツFAQ

ホットニュース

NTTドコモの新料金低価格プラン「eximo(エクシモ)」「irumo(イルモ)」が7月1日から登場。「irumo(イルモ)」は、データ利用量が少なく、低価格な料金を求める方向けのプランです。また「eximo(エクシモ)」は、小容量から無制限のデータ利用まで多様なニーズに応える料金プランです。既存のギガホプランは終了し、今後はこの新プラン2つとahamoを加えた3つのプランで展開していきます。

まとめ

NTTドコモは、大手の企業であるため就活生の中でも支持率が高いので、企業研究を行なっているか否かで就活での結果が変わります。

企業を知ることは就活で勝ち残るための戦略です。企業研究を徹底的に行い、就活に励んでみてください。

ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。

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監修者情報

印出実生

キャリアアドバイザー

株式会社Bboにカスタマーサクセスとして二年所属したのち株式会社ナイモノに入社。
現在キャリアアドバイザーとして勤務。 学生と直接向き合い、心おきなく相談できるアドバイザーとして日々奮闘中。 ただの「エージェント」ではなく、自分でしか出来ないことは何かを見つめなおし、 学生の将来に対して献身的に取り組んでいる。