日本テレビに就職するには?就職偏差値や採用大学を徹底解説

日本テレビに就職するには?就職偏差値や採用大学を徹底解説

2023年6月14日更新

はじめに

「日本テレビへ就職したいのだけれど、そもそもテレビ業界について詳しくはわからないんだよなぁ…」

 

このようにテレビ業界への就職に憧れる人も多いものですが、競争も激しいのが現実です。

 

この記事では日本テレビをはじめ、テレビ業界への就職に興味がある人に役立つ内容を紹介していきます。

記事の内容を活用することで、あなたも日本テレビへの就職に一歩近づくことができるでしょう。

 

テレビ業界とは?

はじめにテレビ業界について詳しく見ていきましょう。

テレビ業界の業務内容

テレビ業界は、テレビ番組の制作と放送を行う産業です。

NHK、地上波民放キー局、系列局、BS及びCS衛星放送、ケーブルテレビなどが含まれます。

これらの放送局は、それぞれの特性を生かした番組を提供しています。

 

地上波は、広範囲に視聴者がいるため、多くの人が共感できる内容を提供しやすいでしょう。

ニュースやドラマ、バラエティ番組などが人気です。

一方、衛星放送やケーブルテレビは、特定の趣味や興味を持つ方向けの番組を提供することが可能で、スポーツ専門チャンネルや映画専門チャンネルなどがあります。

 

ニュース番組では、国内外の最新情報を提供し、視聴者にとって重要な情報源となっています。

また、教育番組では、子供たちに学習の機会を提供し、文化や教養の土壌作りにも貢献しています。

テレビ業界の規模とその詳細

2021年のテレビ業界の業界規模は2.3兆円であり、成長率は-2.2%で、2022年のテレビ広告売上高は前年比11.4%減の1兆2,949億円でした。(引用:業界動向サーチ

また、2021年にはインターネット広告が初めてテレビ広告を抜きました。

 

インターネットに抜かれたとはいえ、これらの数字からテレビ業界は依然大きな市場であるといえるでしょう。

テレビ業界の歴史

日本初のテレビ放送は1953年の2月1日に行われ、放送を始めたのはNHKでした。

当時、テレビは白黒で、所得の何十倍もする高級品でした。

 

その後、テレビは急速に普及し、多くの家庭に設置されるようになりました。

テレビ番組も多様化し、ニュースやドラマ、バラエティ番組などが放送されるようになりました。

 

 

テレビ業界のビジネスモデル

テレビ業界の収益源や今後のビジネスモデルの変化について解説します。

広告収益が主な収入源

テレビ業界のビジネスモデルは、主に「スポンサーから支払われる広告料」による広告収益モデルです。

テレビ局はCMを流すことにより、スポンサーの商品やサービスについて宣伝します。

 

この広告収入には「タイム収入」と「スポット収入」という2種類があります。

 

まず、タイム収入は番組の放送中に流れる広告によって得られる収入です。

番組中の特定の時間枠に広告を挿入し、視聴者の目に触れることで広告主から収益を得る仕組みです。

例えば、ドラマの途中でCMが流れることなどが該当します。

 

一方、スポット収入とは、特定の番組とは関係なく、番組の合間などに放映される広告から得られるお金のことを言います。

例えば、ニュース番組の合間に流れるCMが該当します。

テレビ業界のビジネスモデルはどのように変化するか

人々がインターネットをより多く使うようになり、テレビを見る時間が減少していることからテレビ業界も大きな変化を迫られています。

テレビ局が得る広告収益の減少、スポーツイベントの放映権や番組制作費の高騰など、テレビ業界は困難な状況に直面しています。

 

しかし、テレビ業界も変化に対応しています。

民放キー局はインターネットでの同時配信を開始し、番組制作現場ではAIなど最新の技術の活用が議論されています。

 

テレビ業界の動向

現在のテレビ業界では、インターネットの普及により、特に若者の間でテレビ離れが進んでいます。

多くの人々がインターネットを通じて動画コンテンツにアクセスし、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスが人気を集めています。

このため、テレビ局は新たな視聴者の獲得や収益源の確保が重要な課題となっています。

 

また、広告収益の減少もテレビ業界の大きな課題です。

 

しかし、テレビ局はこの変化に対応するため、新たな戦略を模索しています。

例えば、見逃し視聴サービスの充実に力を入れています。

「TVer」や日本テレビの「日テレ無料」などの無料見逃し配信サービスを提供することで、視聴者を取り戻す努力をしています。

 

日本テレビについて

日本テレビは、日本テレビホールディングスの連結子会社で、関東広域圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県)を放送対象地域としているテレビ局です。

日本テレビの会社概要

日本テレビは、日本の民間放送局の中でも、長い歴史と多くの人気番組を持つことで知られています。

 

その長い歴史と多様な番組ラインナップにより、日本のテレビ業界で重要な立ち位置を占めているといえるでしょう。

 

会社名日本テレビ放送網株式会社
所在地本社:〒105-7444 東京都港区東新橋一丁目6-1 0570-040-040(視聴者センター)

関西支社:〒530-0003 大阪市北区堂島2-2-2 近鉄堂島ビル14階

名古屋支局:〒460-0008 名古屋市中区栄3-14-7 RICCO栄6階

創立日昭和27(1952)年10月15日
放送開始昭和28(1953)年8月28日(本放送開始日・開局記念日)

【デジタル放送】平成15(2003)年12月1日

事業内容放送法による基幹放送事業及び一般放送事業、メディア事業、その他放送に関連する事業
代表取締役 会長執行役員杉 山 美 邦
代表取締役 社長執行役員石 澤   顕
社員数1,380人(2023年4月1日現在)

出典:日テレ企業・IR情報

日本テレビの収入源

日本テレビは、さまざまな収入源から収益を得ています。

その中でも最も大きな収入源は、放送による広告収入であり、収入の約8割がこの広告収入から得られています。

また、日本テレビは番組販売によっても収入を得ています。

番組販売とは、主に全国の日本テレビ系列局に番組を販売し、これによって日本全国で放送が見られるようになることです。

 

さらに、日本テレビは他にもさまざまな事業に取り組んでいます。

映画制作や通信販売、有料放送事業、不動産賃貸など、多角的なビジネス展開を行っています。

他には映画や通販、有料放送、不動産賃貸なども手がけており、これらも収入源の一部となっています。

テレビ業界での立ち位置

以下の記事は2022年度の視聴率に関するものです。

 

「ビデオリサーチ社の調べによる2022年度(2022年4月4日~23年4月2日)の平均個人視聴率で、関東地区は、日本テレビがゴールデンタイム(G帯=午後7時~同10時)で5.8%、テレビ朝日がプライムタイム(P帯=同7時~同11時)で5.6%と、在京民放テレビ局のトップとなり、全日(午前6時~翌日午前0時)は両局が3.6%と首位を分け合った。」

 

引用:読売新聞オンライン

 

この記事を読むと、日本テレビとテレビ朝日が2022年度の関東地区の視聴率で激しく争っていることがわかります。

全日の視聴率ではテレビ朝日が首位を獲得しましたが、日本テレビも依然視聴者数が多く、業界内での影響力が大きいといえるでしょう。

 

 

日本テレビへの就職についての情報

日本テレビへ就職するために押さえておきたい情報を紹介します。

日本テレビの社風

日本テレビの社風は社員を大切にすることです。

若い社員が多数活躍しており、先輩社員がきちんとバックアップする体制が整っています。

 

また、経営理念は

日本テレビグループ創業以来の企業精神に基づき

「正しく速やかな報道、質の高い映像・情報の提供と、テレビという枠を超えた多彩な文化の創造により、国民生活を豊かなものにする」

となっています。

日本テレビが求める人物像

日本テレビが求める人物像は以下の通りです。

 

日本テレビの仕事は、地上波放送の「枠」だけに収まることなく多岐にわたっています。いまこそ、テレビの「枠」を超えて挑戦できる人材を求めています。またテレビは、一人では絶対に作れません。チームワークが非常に大切です。カメラの後ろには、制作スタッフだけでなく、技術・美術をはじめ驚くほど大勢の人たちがいて番組を支えてくれています。その大人数が「良い番組を作ろう」という同じ方向を目指すようにコミュニケーションをとっていくことが求められます。だから、チームで何かを作り上げることに喜びを感じられる人を求めています。

 

引用:日テレ採用サイト人事部Q&A

 

求める人物像からわかることは日本テレビが従来のテレビ番組制作にとどまらず、新しい挑戦や展開に積極的であることや、チームワークをとても重視していることです。

コミュニケーション能力が高く、チームでの仕事にやりがいを感じられる人材が求められていることがわかります。

選考フロー

日本テレビの選考フローは以下の流れとなります。

 

 

  • エントリーシート
  • Webテスト
  • 1次面接
  • グループディスカッション
  • 2次面接
  • ジョブ
  • 3次面接
  • 最終面接

 

 

それぞれ解説します。

エントリーシート

日本テレビの採用試験ではエントリーシートがかなり重要視されているため、面接対策と合わせてしっかり対策をする必要があるでしょう。

 

具体的な質問としては

 

  • 日本テレビを志望する理由と取り組みたい仕事を具体的にお書きください。
  • 「最大の挑戦」(一言)

 

引用:就活会議

 

といったことが問われます。

Webテストの種類

日本テレビのWebテストは一般的な「TG-Web」が用いられています。

「言語、非言語、性格」からなり、所要時間は1時間程です。

グループディスカッション

2023年卒業の学生を対象としたグループディスカッションの議題は

  • 大学生が試しに買ってみたくなる見たことのない自動販売機(5人・40分)
  • 新しい自動販売機を提案してください(5人・90分)

 

となっています。

日テレのグループディスカッションの特徴として「5分ごとにリーダーを入れ替える」という点があります。

必ず全員が1回以上リーダーとして議論をリードしていく必要があるため、議題の要点を整理し、皆が答えやすい意見を引き出しましょう。

ジョブの内容

日本テレビのジョブは、番組制作を実際に体験できる1dayジョブです。

グループワークや個人ワークがあります。

 

過去の選考内容としては「7人で1つの番組を作る」というテーマで企画会議から実際に撮影までを行うというものがあります。

日本テレビの採用大学

2022年度の日本テレビの採用大学は以下の通りです。

 

慶応義塾大学7人
早稲田大学7人
東京大学2人
大阪大学2人
筑波大学、東京海洋大学、電気通信大学、一橋大学、横浜国立大学、京都大学、長崎大学、日本女子大学、法政大学、明治大学1人

難関大学出身者が多いですが、様々な大学から採用者が出ており、学歴フィルターは存在しないといえるでしょう。

日本テレビ社員の平均年収

ダイヤモンド編集部年収が高い会社ランキング2022最新版によると、従業員の平均年齢が40代後半で年収が高い会社ランキング2022の中で3位となっています。

 

社員の平均年齢は48歳で、平均年収は1373万円となっています。

民法キー局の年収例は以下の表の通りです。

 

TBS1586万円
テレビ東京1412万円
テレビ朝日1387万円
日本テレビ1373万円
フジテレビ1168万円

参照:テレキャリア

また、給料BANKによると日本テレビの新卒初任給は22.6万円となっています。

日本テレビの就職偏差値

就職偏差値とは企業の入社難易度や人気度を数値で表したものです。

 

ただし、この情報源となっているのはWeb上の就活掲示板によるもので、一般ユーザーの発信した内容が元となっています。

 

企業選びに就職偏差値を活用する際も、公的なデータではないことを念頭に置いて、参考程度に留めておきましょう。

 

主要なテレビ局の中では日本テレビが最も高く「68」、次いでテレビ朝日とフジテレビが「67」、TBSが「66」、そしてテレビ東京とNHKが「65」となっています。

 

日本テレビは主要なテレビ局の中でも特に採用倍率が高いことがわかります。

なお、就職偏差値については下記の記事に詳細が記載されていますのでご覧ください。

 

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

日本テレビへ就職を目指す際のベストな志望動機

日本テレビは倍率が非常に高いため、ありがちな志望動機では採用担当者に響きません。

 

まず、広告など他のマスコミではなく、テレビ業界を志望した理由を整理しましょう。

次に、他のテレビ局ではなく日本テレビを志望した理由を整理します。

そして、なぜその職種を選んだのか、どのように活躍したいのかを明確にしてください。

 

日本テレビは歴史と実績を持ち、優れたコンテンツを提供してきたことが特徴です。

具体的な番組や企画に触れ、そのクオリティや創造力に魅了されたことを述べることが重要です。

 

例えば、「私は子供の頃から日本テレビの番組が大好きでした。特に、○○という番組は毎週欠かさず見ていました。その番組が私の人生に大きな影響を与え、テレビ業界で働くことを夢見るようになりました。日本テレビで働けば、私も誰かの人生に影響を与えるような番組を作ることができると信じています。」といった具体的な志望動機が良いでしょう。

 

 

まとめ:日本テレビへ就職するために必要な準備

この記事では日本テレビやテレビ業界の概要について解説しました。

インターネット広告費がテレビ広告費を上回る時代になりましたが、テレビ業界はまだまだ大きな影響力を持っています。

 

そして、日本テレビは民法キー局の中でも影響力が大きく、採用倍率も高いです。

日本テレビはチームワークを重視しているため、選考ではコミュニケーション能力を上手にアピールすることが重要です。

また、具体的なエピソードを用いて「日本テレビへ就職したい!」という熱意を伝えてください。

この記事が日本テレビへの入社を目指す人の役に立てば幸いです。

 

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