Web面接の背景は、どんなものがいいの?就活でオススメの背景選びのポイント!
2023年5月29日更新
はじめに
多くの企業が採用しているWeb面接の対策は、万全でしょうか?
意識はしていても、いざ、案内が届くとドキドキしてしまう人も多くいます。
Web面接の対策は、大学のキャリアセンターなどでも積極的に開催されています。
受け答えの練習は、キャリアセンターの指導で対策を取れますが、もう1つ注意しておきたい点があります。
それが、実際にWeb面接を受ける際の「背景」です。
今回は、盲点になりやすいWeb面接を受ける際に選びたい「背景」について、ご紹介していきます。
ここでご紹介する内容だけではなく、Web面接に関する場所選び(【就活】WEB面接に最適な場所ってどこ?)についても参考にし、Web面接に備えていきましょう。
Web面接でベストな背景選びのポイント
Web面接で盲点になりやすいのが、画像に映り込む「背景」です。
受け答えをバッチリ練習していても、ちょっとしたことで減点になる可能性があります。
どんな背景が、Web面接に影響するか知ることで対策を講じておきましょう。
背景は、選考に影響するのか?
Web面接における「背景」は、何でもいいと思っていませんか?
背景を安易に選ぶことは、とても危険です。
背景選びに失敗していても、即、不採用になると断言はできません。
しかし、選考に影響を与えるということを理解しておく必要があります。
Web面接とは、画面越しに面接を行う形式を指します。
この時、画面に映り込む大きな割合を占めるのが「背景(壁紙)」です。
そのため、Web面接の印象を決める大きな要素にもなります。
面接の合否を決める上では、第一印象はとても大事にしたいものであり、視界に入る背景も選考に影響すると考える必要があります。
だからこそ、Web面接の対策には、受け答えだけではなく、画面に映る内容も予めチェックをしておくことが重要です。
ベストの背景は「白色」
では、ベスト!な背景とは、どんな背景でしょうか。
それは、ずばり「白色」の壁紙です。
白色の壁紙は、清潔感がある印象を与えることができます。
それだけではなく、自分自身の顔色を明るくする効果もあり、相手に好印象を与えやすくなります。
ただし、白色の壁紙に色のある物が映ってしまうと、色合いが目立ってしまうため避けておきましょう。
目立つ色があると、面接官の視線や注意は、そちらに移ってしまいます。
そうならないようにするためには、できるだけ「白色」に統一した背景でWeb面接を受けるようにしましょう。
白色以外のおすすめ背景2選
もし、白い背景が用意できない場合にも、安心してください。
対処方法として人気なのは、以下の方法です。
背景布
白い背景布を利用すれば、余計なものを映さなくてすみます。
現在の壁の色に関係なく、自然できれいな背景ができWeb面接に最適です。
それだけではなく、光の反射を防ぐ効果があり逆行で顔色が暗く写ります。
ネットショッピングで手軽に購入できる点もメリットです。
背景紙・模造紙
布よりも手軽に壁紙を白くしたい場合には、模造紙などを利用する方法もあります。
背景布よりも安価で手軽に買えるだけではなく、自宅の壁に直接、貼り付けることもできます。
模造紙の場合には、専用のものよりは薄いため、数枚を重ねて利用するようにすると安心です。
何も映らない壁
白い背景以外にオススメなのが、何も映り込まない壁です。
自宅の壁が、真っ白でない場合でも、何もない壁があれば背景として利用する事も可能です。
その際に参考にしておきたいのが、他の色が与える心理効果です。
色 | メリット | デメリット |
黄色 | ・明るく活力がある ・アクティブ | ・せっかち ・騒がしい |
青色 | ・集中力が高まる ・誠実 | ・寂しい ・不安定 |
緑色 | ・安心感 | ・保守的 |
このように、色から得られる心理効果を利用していくのも面接対策の手法の1つです。
例えば、黄色の場合には、せっかち、騒がしいと思われやすいので、ゆっくりめに話をするなどに注意します。
こうした対策を取ることで、面接での印象を高めることも可能です。
また、前述していますが、他の物が移り込むと相手の注意がそちらに向いてしまいます。
そうならないためにも、面接前のカメラテストは必須だと思っておきましょう。
カーテン
白い背景、何も映らない壁がない場合には、どうしたらいいのでしょうか?
そんな時は、カーテンを背景に活用する方法があります。
カーテンが、白色や淡色などであれば、カーテンを閉めた状態を背景に活用します。
カーテンを利用する場合には、以下のポイントをチェックしておきましょう。
《 4つのポイント 》
ポイント①|風などでカーテンがめくれないようにする
ポイント②|カーテンに汚れがないかチェックしておく
ポイント③|隙間から光が差し込まないようにする
ポイント④|外からの光で、逆光にならないかチェックしておく
バーチャル背景は避けた方がいい
企業が案内するWeb面接用のツールには、あらかじめ、背景(壁紙)が準備されていることが多く、それらを利用することも可能です。
その際、多くの方が背景の荷物が映らない「バーチャル背景」を利用されます。
しかし、就活では、バーチャル背景は避けた方がいいとされています。
その理由は、2つあります。
①画面がぼやける
⇒バーチャル背景の特徴である、背景をぼかす機能は、人が動く動作にも対応しています。
その反面、自分自身の映像もぼやける可能性があります。
面接の場面においては、自分自身をしっかりと見てもらう必要があります。
面接官が、就活生をしっかりと見て選考をしていくためには、この「ぼやける」というのがネックになってしまいます。
②整理が出来ていないと思われる
部屋の中を相手に見られないため、女性にも人気があるバーチャル背景ですが、部屋の整理ができていないと思われる可能性もあります。
バーチャル背景を利用する場合には、こうした減点要素があるため、できるだけ避けておきましょう。
背景にあるものは隠す
前述でも、触れていますが背景にものがあれば、面接官は、どうしても注意がそちらに向いてしまう可能性があります。
また、私生活を全て見せてしまうことにも抵抗があります。
こうした場合には、背景にあるものを隠すという方法も有効です。
白い布を掛けるなどして、画面に写り込むものを隠してみては、いかがでしょうか。
NGな背景6選
これは避けておきたい背景には、どんなものがあるのでしょうか。
Web面接では避けておきたい背景6選をご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
逆光
窓際や薄いカーテンを利用する場合には、逆光に注意が必要です。
部屋に強い光が入ると部屋全体が暗くなってしまいます。
そのため、画面に写る自分の顔も暗く映ってしまうため、元気がない印象を与えてしまいます。
部屋の座る位置でも、光の入り方は変ってきます。
また、部屋に入る光は時間帯によっても異なるため、実際に面接を受ける時間帯を想定し光の入り方をテストしましょう。
実際に、画面に写る様子を確認し、電気などの光も利用して準備しておきましょう。
白・無地以外のバーチャル背景
バーチャル背景を利用することは、できれば避けておきたい理由は、すでにご紹介しました。
ただし、どうしてもの場合には、バーチャル背景を利用する場合には、「白」「無地」のものにしましょう。
これら以外を利用することは、基本的にNGと考えましょう。
特に、デザインを含むものを利用することは、厳禁です。
選んだデザインは、面接官によりふざけているなどの印象にもつながる可能性があります。
面接前には、実際に接続テストを行い選択できる背景などを確認し、備えておくようにしましょう。
生活感がですぎている
部屋の様子が、映り込み過ぎると生活感が相手に伝わってしまいます。
プライベートな趣味や様子が伝わり過ぎるのは、生活感が出すぎ、面接という正式な場面に相応しくないと感じられる可能性があります。
また、整理整頓ができない、社会人としてのマナーが備わっていないなどの印象となる可能性もあり、マイナスの要素でしかないと思っておきましょう。
特に、脱いだ洋服、ベットの上の荷物など、生活感だけではなくダラシナイと思われる可能性があるモノが映らないようにしましょう。
どうしても、限られた空間となるため、写り込むものの整理や画像に入る範囲の物はよけるなどが必要です。
実際には、カメラに写り込む範囲を確認し、こうした物をどこまで片付けておけば良いかを確認することが大事です。
汚い(カーテンが汚れてるなど)
壁紙にカーテンを利用する場合など、カーテン自体の汚れがないかもチェックをしておく必要があります。
カーテン以外にも、部屋の汚れが目立つ物が画面に写り込むことは、良い印象を与えません。
面接官は、これから一緒に働く仲間を探す役割を担っています。
その面接官が、一緒に働きたいと思うためには、清潔感がある印象を残すことがとても大切なのです。
奇抜な色の壁紙、ポスター
好きな芸能人やキャラクターのポスターを貼ることは、本人の趣味としては問題ありません。
また、最近ではデザイナーズマンションなども多く展開されており、渋みや変わった色合いの壁紙を多用しているケースもあります。
しかし、前述でもご紹介している通り、面接の場面として、最適かどうかということであれば、おすすめできません。
Web面接を行う場所は、面接会場です。
面接会場にポスターなどが、貼られていてはどうでしょうか?
どうしても、目線がポスターなどに向けられてしまうことが想像できると思います。
面接官も同じです。
画面に写っている中で、目立つもの、目立つ色があれば、そちらに気がちってしまいます。
そうならないためには、無駄なものが移り込まないよう配慮をする必要があります。
TPOを踏まえてないバーチャル背景
「白・無地以外のバーチャル背景」でも、触れていますがバーチャル背景を選ぶ際には、注意が必要です。
特に、TPOを踏まえていないデザインを選ぶことは、面接後の選考を進めたい際には厳禁です。
ツールなどにより、様々なバーチャル背景が準備されていますが、選んだものによっては、不真面目、遊び感覚と受け取られてしまいます。
また、TPOが理解できていないなど、良い印象が残る可能性は少なくなり、結果として、選考ステップに進めないなどの可能性も出てしまいます。
こうならないためには、面接の場面であることを念頭に、どういった背景が適切であるかを考えて背景選びをする必要があります。
まとめ
今回は、Web面接の準備において盲点ともなる「背景」をテーマに、最適な背景はどんなものかをご紹介しています。
近年、ますます企業はWeb面接を取り入れています。
多くの学生が、Web面接を受ける中で、少しでも好印象を得るためには、受け答えの練習だけではなく、面接を受ける環境にも気を配らないといけなくなりました。
今回、ご紹介している内容を取り入れれば、他の就活生に差がつくということではなく、あくまで基本の環境作りとして必要な要素です。
地方の学生などとも広く面接をし、優秀な人材を早期に獲得したいと考える企業は、今後も増えるため、よりWeb面接の重要性は高まると予測されます。
だからこそ、他の就活生と比較され減点される要素は、はぶいておきたいものです。
今回、ご紹介している内容だけではなく、こちらの記事(そこで本当に大丈夫?ウェブ面接におすすめの場所とは?【ウェブ面接での失敗談と注意点も紹介】)も合わせて参考にして頂き、対策を取っていきましょう。