録画面接でカンペを使うのはNG?注意点を徹底解説!
2024/9/25更新
はじめに
皆さんは「録画面接」をご存知ですか?
「録画面接」とは、就活の場面で採用されている新しい面接方法で、簡単に言えば、録画を通して面接を行う方法です。
この面接方法に関する質問に、「カンペ」に関するものが多く寄せられています。
結論から言うと、カンペがバレてしまうと大幅な減点対象となります。
本記事では、以下の就活生に向けた情報を発信しています。
- 「録画面接について具体的に知りたい」
- 「録画面接でカンペを使うと減点されるのか?」
- 「カンペを上手く使う方法を知りたい」
今後の面接で、カンペを利用しようと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください!
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録画面接とは
最初に、録画面接について、ご紹介していきます。
録画面接とは、どんなもので、どの様な流れで行うかを理解していきましょう。
録画面接は新しい面接の形
冒頭でもご紹介していますが、録画面接は、新しい面接手法として最近注目を集めています。
パソコン・スマホのカメラで撮影した動画を元に企業が選考する方法です。
就活の場面において、企業は多くの学生から応募を受け選考を行っています。
しかし、エントリーシートやWEB試験だけでは、就活生の個性などを把握しきれません。
そのため、面接の場を通して、より自社で求める人物像に近い人材を見極める必要があります。
できるだけ多くの方と面接をしたいと思っていても、面接官の時間にも限界があり、全ての応募者との面接はできません。
そこで、多くの企業で採用され始めたのが、録画面接です。
スマホなどを利用して録画された内容を元に、選考を進めることで、より多くの学生との接点を増やし自社に入社して欲しい人を選抜しているのです。
録画面接は、選考プロセスの序盤で行われることが多く、主なテーマは自己紹介、自己PRとしている企業が多くなっています。
録画面接の流れ
録画面接を行う流れについて、ステップに分けてご紹介していきましょう。
- 企業からの案内
- メールが届く
- 録画を行う
- 提出する
企業からの案内メールが届く
企業から、録画面接の案内がメールで届きます。
- 録画する手法(アプリや専用URLの案内)
- 録画面接のテーマ
- 期限
などの案内が届きます。
実際には、エントリーシートの提出後に書類選考の通過と同時に届くことが多くなります。
この時、書類選考の案内に捕らわれ過ぎて、録画面接の案内や期日を見落とす可能性があります。
就活の選考については、メールを利用している企業が多いため、届いたメールについては、最後まで確認する習慣をつけておきましょう。
録画を行う
企業から案内された内容を元に、実際に録画を行います。
アプリなどの指定があれば、携帯やPCにダウンロードをする必要があります。
どのような種類があるかも、あらかじめ確認しておくと案内が届いた時にも焦らず対応できます。
また、テーマや時間を設定されている場合には、その時間内に収めることも必要です。
多くの場合には、指定されたアプリやURLを基に録画を行いますが、事前準備が不十分であれば、時間内に収めることができません。
逆に、時間が余る可能性もあります。
こうならないためには、案内された内容をきちんと確認し、時間の余裕がある際に手順などを確認しておく必要があります。
企業の案内にも記載されていますが、1回のみしか録画できない可能性もあります。
練習が可能な場合には、提出期限の前日までに撮影を完了させましょう。
提出する
録画が完了したら、指定された方法で録画データを提出します。
専用のアプリなどを指定されている場合には、送信ボタンなどが準備されています。
指示に従い提出するようにしましょう。
送信の際にエラーが出てしまう可能性もゼロではありません。
そのため、撮影自体を提出期限の前日までに終えておくことで、トラブルにも対応できる時間を確保しておくこともポイントです。
録画面接でカンペを使うのはNG?
多くの就活生から質問があるのが、録画の際に「カンペを利用してもいいか」という内容です。
ここでは、カンペを使っても大丈夫なのかについて解説していきます。
カンペはバレるの?
「カンペを使ったらバレるの?」の質問について、答えは「YES」です。
カンペを利用していれば、目線が、カメラではなくカンペに向く時があります。
面接官は、面接のプロです。
どうしても、こうした目線の変化に気が付きます。
このように、カンペを読み上げることは、できるだけ避けておいた方がいいと言えます。
人は、カンペがあれば心理的には安心をしますが、安心と同時に頼ってしまう傾向があります。
そのため、どうしても視線をカンペに送ってしまう動作を取ってしまうことも理解しておきましょう。
カンペを使うと不合格になるのか?
「カンペを使うと不合格になるのか?」
この質問も、多く聞かれる質問です。
しかし、ここは「企業による」としか言わざるをえません。
ただし、カンペをただ読み上げている録画であれば、大きな減点要素になるといえます。
企業は、カンペを読んでいることではなく、その内容に重きをおきますが、全てが準備不足と判断された場合には、減点要素が大きくなると理解しておく必要があります。
そうならないためには、カンペに全て頼るということは避けるべきだと考えておきましょう。
カンペを使う際の工夫点
カンペを使う際の工夫点についても、ご紹介しておきましょう。
カンペは、手元においておけば、必然的に視線が下がってしまいます。
そうならないためには、カメラの向こう側・真横にカンペを用意することです。
次の項で説明していますが、視線はとても大切です。
相手が目の前にいると考え、カメラに向かって自分の言葉で話をすることで、録画を見る面接官の持つ印象が変わると理解しておきましょう。
また、カンペはあくまで、補助の役割です。
全てを完全に覚えることができなくても、カンペに頼りきることは避けておきましょう。
カンペに頼ってしまうと、カンペを読み上げているだけの録画映像になります。
それでは、前述している通り、準備不足と思われ大きなマイナスポイントになります。
そうならないためにも、カンペに頼るのではなく、補助だと割り切り、できるだけカンペなしで撮影できるように準備していきましょう。
面接官が見ているポイント
「録画面接」で面接官が確認しているポイントとして以下のことが挙げられます。
- 対面面接と同じように取り組んで欲しい
- 応募者の性格を知りたい
- 自分の言葉で伝えて欲しい
「録画面接」は、面接を効率よく行う為の方法ですが、基本的には「対面面接」と変わりません。
面接官の意見としては、「カンペを使用せず、自分の思い・考えを伝えて欲しい」と考えている場合がほとんどです。
面接官は面接のプロであるため、応募者の視線や言葉の抑揚といった点をチェックしています。
録画面接のポイントと注意点
録画面接に備えるためのポイントや注意点についても、ご紹介していきましょう。
好印象になるポイント
まずは、好印象になる3つのポイントです。
- 時間内に明確な回答ができるように準備する
- 服装選びも大切
- 最初と最後の挨拶を丁寧に!
時間内に明確な回答ができるように準備する
録画面接は、対面式の面接とは異なり、あらかじめ質問のテーマ、そして制限時間が設けられています。
時間内に回答できることは、最低限のことですが、その中で、明確な回答ができる必要があります。
テーマが定められているということは、あらかじめ、その準備をすることが可能です。
提出期限の前日に、慌てて準備すると、時間を守れない、論点がずれるなどの原因となります。
そうならないためには、事前の準備が必要になります。
この時に注意しておきたい点は、時間が短すぎないという点です。
制限時間があるといっても、短すぎることが無いよう、制限時間の10秒前を目途に全ての回答ができるように、時間配分を意識した練習を行いましょう。
服装選びも大切
録画をすると言っても、対面式の面接と同様に服装選びも大切です。
相手が目の前に居ないからではなく、相手がいると思い録画をする必要があります服装や、メイクなども、対面式と同じ準備をして録画を行いましょう。
最初と最後の挨拶を丁寧に!
録画を開始してから、直ぐに指定されたテーマを話すのではなく、最初に挨拶を行います。
この時も、対面式の面接と同様に挨拶を行います。
例)〇〇大学 □□学部 ▲▲です。
本日は、面接の機会を頂き、ありがとうございます。
早速ですが、頂いたテーマ「■■■」について、お話させて頂きます。
このように、いきなり本題ではなく、きちんと自己紹介を行う必要があります。
また、録画の最後についても、挨拶は必須です。
例)以上で、私が思う〇〇についてご説明させて頂きました。
本日は、面接のお時間を頂き、ありがとうございました。
挨拶は、社会人の行動基本であり、録画であっても、面接は面接です。
最初と最後の挨拶は、きちんと、そして、丁寧に行いましょう。
注意しておきたいポイント
次に、録画面接で注意しておきたいポイントです。
- 視線
- 撮影する場所を選ぶ
- カンペに頼らない
- 準備不足は厳禁
視線
録画面接は、カメラの向こう側に、面接官が居ると想定し行う必要があります。
面接官の目を直接見られない代わりに、カメラに目を向けて録画を行います。
前述でもご紹介していますが、カンペを読んでしまうと、カメラから目線が外れます。
対面式の面接で、面接官の目をみず、他所を向くことはしないと思います。
録画面接でも同じです。
カメラが、面接官の目だと思えば、視線をずらすことなく録画することが出来ます。
撮影する場所を選ぶ
次に、撮影する場所です。
録画できれば、どこでもいいということではありません。
- 周囲の騒音
- 背景に映る物
- 照明が暗い場所
といった場所には、注意が必要です。
騒音などがあれば、お話している声が聞き取りにくくなります。
また、部屋が片付いていない場合には、背景に映り込むものが多く印象を悪くしてしまいます。
それだけではなく、照明が暗いと顔色が悪くなるなど、撮影する環境でも、録画内容から受ける印象を下げる可能性があります。
こうならないためには、あらかじめ撮影する環境をあらかじめチェックする必要があります。
スマホやパソコンのカメラなどでも、十分に確認ができますので、撮影前にはチェックして環境を整えておきましょう。
カンペに頼らない
「カンペには頼らない。」ことは、重要です。
繰り返しになりますが、カンペに頼ると、視線がカンペに映ります。
また、面接官はカンペに頼っていることが分かってしまいます。
カンペに頼れば、準備不足、頼りないなど、マイナスのイメージの印象が残ります。
そうならないための、ポイントは、次の項目でご紹介していますので、参考にしてください。
準備不足は厳禁
最後にご紹介しておきたいのは、「準備不足は厳禁である」ということです。
これは、録画面接だけに言えることではありません。
対面式の面接であっても、同じことがいえます。
録画面接でカンペに頼らないポイント
最後に、録画面接でカンペに頼らなくて済むポイントをご紹介しましょう。
ここでご紹介している内容は、1つではなく全て実践するようにしていきましょう。
原稿を作る
最初に行うのは、「原稿を作る」ということです。
設定されたテーマについて、自分自身が伝えたいことを原稿として書き上げていきます。
この時注意したいのは、何を最も伝えたいかということです。
録画面接には、時間制限があります。
この時間内で、順序だてて話をしなければなりません。
原稿の作成については、伝えたいことに優先を付けておくことで、時間配分により項目を削除することも可能です。
予行練習は大事
原稿ができれば、予行練習を行います。
まずは、時間内で書きあげた原稿が言い切れるか、そして、声を出す事で、言いにくい箇所がないかを確認します。
文字と口に出す言葉は、違います。
実際に声に出してみる事で、伝わりにくい箇所に気が付いていき、原稿の精度をアップさせることができます。
また、携帯やパソコンのカメラを使い予行練習を録画します。
この録画を見ることで、自分がどう相手に映るか、背景など撮影の環境面のチェックなどができます。
実際に、録画をしてみると、「声が小さい」「内容が伝わりにくい」などの点も気が付いてきます。
原稿の修正などと撮影を繰り返し行うことで、精度を上げていきましょう。
また、予行練習を繰り返し行うことで、カンペに頼る頻度は格段に下がってきます。
こうした繰り返しは、計画的に行わなければ実現しません。
くれぐれも、期限直前に慌てることなく準備を行うように心がけましょう。
問題を予測する
次に問題の予測です。
繰り返しご紹介していますが、多くの録画面接では、何について話すかのテーマがあらかじめ定められています。
- 自己紹介
- 自己PR
- 学生時代にがんばったこと
- 志望理由
が、多いと言われています。
こうしたテーマは、特に難問ということではなく、一般的な対面面接で聞かれる内容と同様です。
そのため、あらかじめ準備をすることも可能です。
では、ここでいう問題の予測とは、何を示しているのでしょうか。
それは、テーマにおいて面接官が聞きたいことです。
例えば、自己紹介をテーマに出されている場合には、面接官は自己紹介を通して、自分の何を知りたいかを予測します。
特技なのか、スキルなのか、それとも活かせる能力なのか。
1つのテーマを与えられた際に、面接官は何を聞きたいのかを定めておかなければ、話す内容が決まりません。
対面式の面接では、どう聞かれるのか、定番の質問では何を聞かれているのかなどを参考に、面接官が問題を通して知りたいことを予測する必要があります。
さいごに
今回は、「録画面接」「カンペ」をテーマに、録画面接の流れやカンペを利用する際の注意点をご紹介しています。
ここ最近、採用する企業が急増している「録画面接」は、案内から提出期限まで日数があり、準備ができる面接形式です。
計画をして準備すれば、失敗が少ないとも言われている面接形式ですので、本記事を参考に、より良い録画面接を行っていきましょう。