就職するなら「なくならない仕事」を選ぶべき?就活生におすすめ仕事を解説

就職するなら「なくならない仕事」を選ぶべき?就活生におすすめ仕事を解説

2023年4月28日更新

はじめに

就職するなら、10年後も20年後も安定して働ける環境がある会社がいいと思う人が多いと思います。近年では、セルフレジやガソリンスタンドのセルフ化など、AIや自動化によって人の手ではなく機械で作業する仕事が増えてきているのが現状です。

 

現在、就活を行っている人は未来を見据えて、「なくならない仕事」を選ぶべきか、それとも特に気にせずに「自分のやりたい仕事」を選ぶべきかなど解説していくので参考にしてみてください。

「なくならない仕事」の特徴とは

すべての仕事がAIや自動化で補えるわけではありません。人間だからこそできる仕事もたくさんありますし、その特徴を理解することにより、「なくならない仕事」に就きやすくなります。

 

就職後も安定した職業に就くために、AIやロボットでは代用できない仕事の特徴を詳しく解説していきます。

 

①予期せぬことでも臨機応変に対応できる仕事

AIやロボットはプログラムされた内容をこなすだけで、予期せぬ事態には対応できません。予期せぬ事態が起きても、その場の状況を把握し、分析しながら即座に判断を下せるのは人間だけです。

 

過去から計算して判断することはロボットにもできますが、そもそも過去に同じ出来事がなければロボットでは判断することができないのです。人との関わりが多い、教師、保健士、看護師といった職業は臨機応変に対応することが多いため、なくならない仕事とされています。

 

②発想力やコミュニケーション力が必要な仕事

物事を新しく考える(発想する)力や相手の気持ちや想いを汲み取ることはロボットではできません。相手の表情や口調、気持ちを考えてコミュニケーションをとれるからこそできる仕事があります。

 

カウンセラーや介護職はこのコミュニケーション力が必要となる仕事です。相手の立場になってコミュニケーションを取りながら行う仕事なので、10年経ってもなくならないと言えます。

 

③人間味やクリエイティブな仕事

十人十色という言葉があるように、人間はひとりひとり個性があるため、その個性を活かした仕事はロボットでは真似できません。例えば、音楽や芝居、お笑い、といったことはそれぞれの個性があるからこそおもしろくなります。

 

その時の気持ちが込められた作品ができるからこそ、人の気持ちが動かされるためこの仕事もなくならない仕事の一つです。

10年20年経っても「なくならない仕事」一覧

上記で説明した通り、なくならない仕事の特徴が活かされた仕事を紹介していきます。特徴を説明してきましたが、具体的にどんな職業なのかわからないと思うので詳しく見ていきましょう。

 

教師や保健士など教育系

勉強を教えるだけならロボットでも可能ですが、教師や保健士といった教育系は勉強と人間の教育をする仕事です。AIやロボットでは人間を育てることはできません。人間が人間を教育するからこそ、説得力があり、成長に繋がります。

 

人と人が密に関わる場であるのでコミュニケーションも重要です。また教育現場は臨機応変な対応も求められるため、この先もなくならない仕事だといえます。

 

医師や看護師、歯科医といった医療従事者

医療従事者も患者さんとコミュニケーションをとり、症状を的確に把握しなければいけません。体調の変化や些細な事に気にかけ、症状に合わせた対応を取るのはロボットでは難しいため、人間ならではの仕事です。

 

受付事務やカルテの作成など一部は機械を使って時間や作業を削減していますが、重要となる部分は人間の手で行う必要があります。

 

コンサルタント

コンサルタントは、クライアントの依頼を正確に理解し、的確なアドバイスを出さなければいけません。複雑な依頼が多いのでロボットでは対応できません。悩みに対し、密にコミュニケーションも取り、気持ちを汲みながらサポートするため、この先もなくならない仕事です。

 

数値の統計などを計算する際には、機械でも可能ですが、そのあとの判断までは、まだ機械だけでは不十分でしょう。

 

クリエイティブ職

デザイナーやライターといったクリエイティブ職は唯一無二のものを生み出す仕事です。同じことを何度も行う機械に対し、世界にたった一つのものを作るのがこの仕事であるので、機械には真似できません。

 

発想力やセンスが必要となる仕事なので、これまで培った経験や実績から作り上げる作品となります。そのため、感性のないロボットではできない仕事です。

 

カウンセラー

カウンセラーはコミュニケーション能力が長けていないとできない仕事です。相手の気持ちを汲み取り、相手の立場になって親身に寄り添わなければいけません。人間だからこそできる仕事であるので、この先もなくなることはありません。

 

法律関係の職種

法律関係の仕事も双方の気持ちを汲み取り、トラブルにならないように判断を下さなければいけません。人の気持ちが関わる仕事は、ロボットでは対応できないため、この仕事もなくならない仕事だといえます。

「なくならない仕事」に就職するためのコツ

なくならない仕事の特徴や職業はわかったけど自分が就職できるか不安になる人もいると思います。

 

そんな方へ、なくならない仕事に就職するためには何をすればいいか、就職するためにコツを紹介していきます。

 

世の中の情報をいち早く取り入れる

いわゆる「トレンドに敏感になる」ということが大切です。世の中では何が必要とされているのか、逆にAIやロボットがどのように進化していくのかを把握することで対策が練れます。

 

なくならない仕事が何か知ると同時になくなってしまう仕事も把握しておけば、リスクを逃れられることが可能になるため、ニュースや社会情勢を常日頃から見ておきましょう。

 

業界研究や企業研究を事前にしておく

就職しようと考えている企業が、今後も売上を伸ばしていける実力があるか調査しておく必要があります。10年前までは売上が好調で右肩上がりにきていても、ここ数年は売上が落ちてきているなら要注意です。

 

今後、伸びしろのある会社なのか衰退していく会社なのか、研究することによって安定した職に就ける可能性が広がります。事前調査も重要なポイントとなるので覚えておきましょう。

 

自分のスキルを磨く

高度なスキルや資格を得ることにより、より安定した企業に就職できる可能性が高まります。教師や医師など国家資格を必要とする職業になるため、今の自分ではまだ実力不足である場合は、まずはスキルを磨くことから始めましょう。

 

将来、安定した職業に就くためには努力も必要です。AIやロボットに負けないためにもさらなる成長を目指しましょう。

将来、AIやロボットが代用可能になる職業

なくならない仕事を把握することも大切ですが、逆になくなってしまうであろう仕事も把握しておくことで対策を練ることができます。

 

将来、不安定になりそうな仕事を回避することで必然的に安定した仕事に巡り合える可能性が高まります。

 

ここでは、将来AIやロボットが代用可能になる職業を紹介していくので参考にしてください。

 

一般事務

一般的な事務作業員は、数値や計算などパソコンで行う仕事が多いです。正確な数値を扱う場合は、人的ミスが少ないロボットに任せた方が効率が良くなります。

 

人件費削減にも繋がるため、AIや自動化を進める企業も増えてくることが予想できます。

 

工場作業員

工場での仕事は単純作業が多いことから、ロボットの代用が可能です。

難しい作業であっても、同じ作業を繰り返すことが得意であるロボットのほうが優れているため、自動化が進められるでしょう。

 

タクシー運転手

自動車の自動運転は、今もなお急激に成長を遂げているため自動運転できる車が完成するのもあとわずかです。

政府も自動運転には力を入れていることから、近い未来には目的地まで自動で走行してもらえる日も来ると思います。

 

販売員

スーパーやコンビニではレジのセルフ化の導入が大きく目立ちます。無人化で販売している店舗がオープンするなど、販売員の数が少なくなってしまう可能性は高いです。

 

人が販売することで魅力を感じることもあるため、すべてが機械になるのではなく、働いている従業員の数が減ってしまう可能性があるのが販売員です。

自分に合った就職先を選ぶコツ

どのような仕事が、将来も安定しているかわかったと思いますが、安定した仕事が自分と合っているのか不安に感じる人も多いと思います。

 

自分にはどんな仕事が合っているのか、どう就職先を探していけばいいのか、不安な方に「自分に合った就職先選びのコツ」を紹介していきます。

 

自分の特徴(長所)を活かした職業に就ければ、安定した職業に就けることにも繋がりますので、自分に合った選び方を見ていきましょう。

 

まずは自分の特徴を知ろう

自分にあった就職先を探すには、まずは自分のことを深く知ることから始めましょう。そのために行う4つのポイントを紹介します。

 

①自己分析をしよう

自分を知ることから始めなければ、自分の得意なことや苦手なことがわかりません。

 

自分を理解するためにも、長所、短所、得意なこと、苦手なこと、好きなこと、など思いつくことをなんでもいいのでメモに書き出して自分の特徴を把握しましょう。

 

ゲームが好きだからゲーム会社を見る、大学で環境について学んだから環境にかかわる仕事をする、といったように単純なことから視野を広げていくことがオススメです。

 

②興味の持った企業や業種を調べる

自己分析が終われば、その中で自分が気になる企業や業種について調べてみましょう。

 

最初は、視野を広くもって絞り過ぎないことが重要です。多くの企業を見て気になる企業をピックアップするとこからスタートです。

 

いくつかピックアップできれば、その中からさらに自分にあった企業を絞っていきます。

 

勤務先が近いから、給料がいいから、など絞るポイントは自分の理想や価値観で決めていくといいでしょう。

 

③自分の将来像を考えてみる

自分の気に入った企業が見つかれば、そこで将来どのように働いているのかイメージしてみることも大切です。

 

今の自分と将来の自分がどこまでつながれるか、イメージできるかでその仕事が自分にあっているのかわかります。

 

④適職診断ツールを使用する

手早く自分にあった職業を知りたいときは、適職診断ツールを使うのが一番です。

 

質問形式に応えていくだけで、自分の性格上、どんな職種が合っているのか診断することができます。

 

自分に合った就職先を選ぶコツ

自分にあった職業を選ぶコツは「固定概念に縛られない」ことです。自分の好きなことが必ずしも自分に合っているとも限りません。

 

また必ずしも自分の理想とマッチした企業が現れるとも限りません。

 

「この条件じゃないとだめだ」と条件を狭く絞るのではなく、柔軟に考えていかなければ自分にあっている企業も見逃してしまう可能性があります。

 

また業務内容だけにとらわれず、社風や働く環境も考えなければいけません。

 

自分の考え方と会社の考え方にミスマッチがある場合、働いていてもストレスに感じてしまうこともあります。

 

もし自分一人ではなかなか見つからないときは、家族や友達、大学の先生など周りの手助けも活用してください。

 

視点が広がれば、自分一人では気づかなかったことや新たな発見があることもあります。

 

客観的なアドバイスは参考になることも多く、重要です。

自分の納得のいく就職活動を送ろう

「なくならない仕事」や「自分にあった仕事」について説明してきましたが、最終的には自分の満足のいく形で終われることが一番です。とにかく受かればいいや、と思っていれば後悔することになるので注意しましょう。

 

なくならない仕事に就職できたとしても、自分と相性が悪ければ早期退職に繋がってしまいます。どんな仕事であれ、自分のやりたい仕事、理想の仕事に少しでも近くなるように努力することが大切です。

 

そのためにも、今の自分には何ができるのかを理解し、悔いのない就職活動ができるように情報収集や企業研究などを行い、自分の納得のいく就職活動を送りましょう。

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就活ハンドブック編集部

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