【就活生必見】対面面接で気を付けるべきマナーとは?

【就活生必見】対面面接で気を付けるべきマナーとは?

2023年4月27日更新

はじめに

オンライン面接が一般化した中でも、対面で面接を行う企業は少なくありません。

 

しかし、対面面接を受ける機会が減っていることから、自分が理解しているマナーについて、不安に感じている人が多いのではないでしょうか。

 

「理解しているつもりだけど、本当に合っているのか分からない…」

 

「頭の中では分かっていても、実践できるか不安…」

 

このような不安はできる限り面接前に解消して、本番に臨みたいですよね。

 

そこで本記事では、対面面接で気を付けるべきマナーを全体編、身だしなみ編、持ち物編に分けて詳しくご紹介します。

 

すでに対面面接を経験済みの方は復習として、対面面接を控えている方は予習として、ぜひ最後までお読みくださいね。

対面面接とオンライン面接では意識するべきマナーは異なる

前提として、対面面接とオンライン面接では、意識するべきマナーが異なります。

言い換えれば、対面面接はオンライン面接よりも様々な点へ意識をはたらかせる必要があります。

 

オンライン面接では胸より上しか画面に映りませんが、対面面接では全身が面接官から見えています。さらに実際に企業に訪問するため、社会人と接する機会も多くなるでしょう。

 

面接官の目に触れる時間と機会が多くなることから、対面面接の方が意識するべきマナーが多くなるのです。

 

対面面接のマナーは、意識していないと心がけることが難しいことが多いかもしれません。

面接そのものにリラックスして臨めるよう、事前にきちんと把握しておきましょうね。

【全体編】対面面接の流れと気を付けるべきマナーとは?

はじめに、対面面接の流れを追いながら、各項目ごとに気を付けるべきマナーを見ていきましょう。

 

面接会場到着

面接会場の到着は、10~15分前がおすすめです。

「早ければ早いほど良いのでは?」と感じる人がいるかもしれませんが、それは誤りです。

 

そもそも、企業の受付スペースは限られています。

あまりに早く着きすぎると、定刻通りに行動している人に迷惑をかける可能性があるため注意が必要です。

 

また、早すぎる到着は、人事をはじめとする面接官に混乱を招きかねません。

「スケジュールを誤って伝えているのでは?」

「面接時間を勘違いしているのでは?」

など、いらぬ憶測を与えかねないため、10~15分前の到着を意識して行動しましょう。

 

受付

企業に着いたら、受付を行います。

集団面接の場合、人事が受付で待ってくれていたり、案内がボードなどが設置されている場合がありますが、基本的には自分で到着連絡をする必要があります。

 

電話受付の場合、到着次第、事前に伝えられた番号に以下内容を連絡しましょう。

・名前

・大学名

・要件

・面接開始時間

 

例えば、以下のような形で伝えます。

「お世話になっております。XX時より面接のお約束をいただいております、〇〇大学△△学部の☆☆と申します。受付に到着したのでご連絡いたしました」

このように、できる限り簡潔に、必要事項を伝えましょう。

 

受付タブレットが設置されている場合は、要件や面接開始時間を伝える必要はありません。

ただし、担当者の部署名や名前を正しく把握していなければ呼び出せない可能性があるため、事前に共有されている部署や名前は手元に控えておきましょう。

 

なお、コートなどを着用している場合は、到着連絡前に脱いで手に持っておくのがマナーです。

 

面接までの待機中

そのまま面接会場に入室できれば良いですが、待機室が用意されている場合があります。

待機室では、自分の身だしなみを再確認するなど、面接に備えて準備を行うことが大切です。

 

スマートフォンを触ったり、知り合いの就活生と話をする時間ではありません。

静かに自分の面接時間を待ちましょう。

 

入室

いよいよ入室です。

 

入室時、まず気を付けるべきは「ノック」です。

入る前に「コンコンコン」と3回ほどノックします。

 

そうすると、面接官から「お入りください」や「どうぞ」といった声かけがされるはずなので、その声を聞いたら入室しましょう。

 

入室後は扉を閉め、荷物を持ったまま面接官に「失礼いたします」と一礼します。

その後、席の横に立ち、大学名と名前を名乗り、「よろしくお願いいたします」と再度一礼しましょう。

 

そうすると、面接官が「おかけください」という声をかけてくれるので、そのタイミングで着席します。

荷物類は、着席したタイミングで置くようにしましょう。

 

対面面接

そしてようやく面接です。

面接中は足を揃え、手を太ももの上に置くイメージで、背筋を伸ばして臨みます。

 

質問された内容には、面接官の目を見て、明るくハキハキと返答しましょう。

緊張してしまうと、つい面接官から目を逸らしたくなるかもしれませんが、あからさまに目を逸らすのは禁物です。

緊張してしまう場合は面接官の眉毛や鼻を見て、「顔を見ている」という雰囲気を出しておくと良いでしょう。

 

退出

面接が終了すると、退出の準備です。

まず、席に座ったまま「本日はありがとうございました」と伝えます。

 

その後荷物を持って席を立ち、扉の前まで移動します。

退出時は再度、「失礼します」と一礼して扉を開けるのが良いでしょう。

 

荷物を持つタイミングを迷うかもしれませんが、「荷物は立ってから持つ」という理解でいると安心です。

【身だしなみ編】清潔感ある見た目になっているか?

ここまで、面接の流れに合わせて対面面接のマナーをご紹介してきました。

では、身だしなみはどのような点を意識するべきなのでしょうか。

服装、髪型、小物に分けてご紹介します。

 

服装編

服装は、必ずしもスーツである必要はありません。

企業に指定された服装で面接に臨みましょう。

 

スーツの場合、リクルートスーツであればあらゆる企業の面接に安心して臨めますが、必ずしもリクルートスーツである必要はありません。企業の雰囲気などを考慮し、最適なスーツを選びましょう。

ただし、華美なネクタイやシャツは禁物です。ネクタイは目立ちにくいもの、シャツは白や青、ピンクといった良識の範囲内の色で留めましょう。

 

私服可の場合、TPOを意識した服装を選ぶことが大切です。

カジュアルすぎず、オフィスに行っても浮かない服を心がけると良いでしょう。

 

「私服で来てください」と記載がある場合は、疑わずに私服で行くのがおすすめです。

服装も自分自身を表すひとつのツールと捉え、面接に臨んでみてはいかがでしょうか。

 

髪型編

男性の場合、髪の毛が目にかからないように、ワックスなどでまとめておくのがおすすめです。

ただし、過度にガチガチに固める必要はなく、面接中に気にならない範囲でまとめましょう。

 

女性の場合も、髪の毛が目にかからないようにすることは大切です。ロングの場合は後ろ髪もまとめておくなどの工夫で、面接時に気にならないようにしましょう。

ショートの場合、目にかからないよう必要に応じてワックスなどを利用するのがおすすめです。

 

いずれの場合も、清潔感を意識して髪型を整えておけば、マナー違反となる心配はありません。

 

小物編

日頃身に着けているアクセサリーであっても、就活中は外しておくのがおすすめです。

ネックレスやイヤリング、ピアスや指輪など、面接官の目に入る可能性が高いものは、外しておくのが無難でしょう。

 

一方で時計は、時間を把握するために身に着けておくべき小物だと言えます。

ただし、華美なデザインやブランド物は避け、派手な印象にならないように注意しましょう。

 

冬の場合、マフラーなどの小物を身に着ける場合があるかもしれません。そのような小物は、バッグに入る場合はバッグの中に入れておきましょう。

入らない場合は、綺麗に畳んでコートなどと一緒に持ち運びましょう。

【持ち物編】必要な持ち物への配慮とは?

ここまで、身だしなみについてご紹介してきました。

では、特に気を付けるべき持ち物への配慮はあるのでしょうか。

特に気を付けるべき3点をご紹介します。

 

マスク

マスクは、最近は外している人もいるかもしれませんが、1枚は手元に持っておくのが安心です。企業によっては、面接中はマスクを付けることを依頼される可能性があります。

 

日頃からマスクを使用している人は、マスクの扱いに要注意です。

外したマスクをポケットにそのまま入れるなどの行為はできるだけ避け、マスクケースなどを持参して保管しましょう。

 

人の性格は、物の扱いによってよく見えてきます。

マスクの扱いによって「ガサツだな」と思われないよう、丁寧に扱いましょう。

 

面接当日雨が降っていて、傘を使用する場合は要注意です。

面接会場まで、濡れた傘を持っていくのは良い印象とは言えません。

ビルや企業の受付に傘置き場がある場合、傘置き場を利用しましょう。

 

折り畳み傘を利用している場合、雨を綺麗に拭けた場合はバッグに収納するのも良いですが、濡れている場合は傘立てを利用しましょう。

 

万が一傘立てがない場合は、雨をしっかり切り、面接会場に持ち込みます。

その際、床と平行になるように置くようにしましょう。

 

バッグ

「バッグはなんでも良い」と思っている人がいるかもしれませんが、こちらも注意が必要です。

 

対面面接の場合、バッグは床に置くことになります。

バッグ自体に独立性がない場合、バッグを立たせることができず、床に置いてしまうことになります。

 

マナーとして大きな問題となるわけではありませんが、衛生上あまり心地よくないと感じる人もいるのではないでしょうか。

そのため、可能な限りバッグ自体が独立して立つデザインを選んでおくのがおすすめです。

対面面接のマナーで意識するべきポイントとは?

ここまで、様々な対面面接のマナーを紹介してきました。

 

紹介されたマナーを受けて、

「一度にこんなにたくさん意識できない…!」

「紹介されたマナーを忘れそうで不安…」

という人も多いのではないでしょうか。

 

そこで、対面面接のマナーで意識するべきポイントをご紹介します。

 

常識の範囲内で行動していれば問題なし

ここまで様々なマナーを紹介してきましたが、万が一面接の際に、全て守れなかったとしても問題ありません。

 

マナー通りに行動できなかったとしても、常識の範囲内で行動することができていれば、面接官に悪い印象を与えることはないでしょう。

 

マナーを意識しすぎるがあまり、面接で本来の自分の力を出せなければ本末転倒です。

自分の中では最も高い意識でマナーを守りながら、リラックスして面接に臨むことが大切です。

 

気になった行動があればその場で伝える

万が一、自分の行動が「間違っていた」「これはマナー違反だ」と感じた場合には、その場できちんと謝罪をすると良いでしょう。

「失礼しました」などの言葉を添えて伝えれば、不快に感じる人はほぼいません。

 

それよりも、「あの時のマナーは間違っていたな…」という気持ちでずっと過ごすのは、精神衛生上よくありません。また、面接の振り返りをする際も、「あの時マナーを守れていたら…」という、たらればの反省になりかねません。

実際は他の点で反省するべき内容があっても、その点がかすんでしまう可能性があるため注意が必要です。

 

同じ面接の機会は、二度とやってきません。だからこそ、一つひとつの面接に後悔がないよう、その時々の全力を注ぐことを心がけましょう。

必要なポイントを把握してリラックスして対面面接に臨もう!

いかがでしたか?

本記事では、対面面接で気を付けるべきマナーを全体編、身だしなみ編、持ち物編に分けて詳しくご紹介してきました。

 

対面面接では意識するべきマナーが多く、すでに緊張感が増している人は多いのではないでしょうか?

 

確かにマナーを意識し、守ることは大切です。マナーを守ることで、高評価につながることもあるでしょう。

 

しかし、必要なマナーはシーンによって変わります。だからこそ、そのシーンごとに最適解を見出し、実行する必要があります。

 

全てのマナーを網羅的に把握しようとするのではなく、必ず押さえるべきポイントを押さえたら、あとは「目の前の相手が不快に感じないか」を判断基準に行動するのがおすすめです。

 

マナーを意識しすぎて、実力が発揮できなくては意味がありません。

あくまでもマナーは自分の実力をサポートするものと捉え、リラックスして面接に臨みましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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就活ハンドブック編集部

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