面接に遅刻したら即、不採用になるか。遅刻する際の謝罪方法とは?
2023年3月29日更新
はじめに
就活において、最も緊張するのが「面接」という方も多いのではないでしょうか。
面接の対策として、学校での模擬練習や回答例の作成など、さまざまな対策を取り万全に備えることも大切です。
その他に気になることの中には、会場にちゃんと着けるのか、遅刻しないかと心配になる方もいます。
そこで今回は、「遅刻」をテーマに遅刻をすると即、不採用になるかなどを解説していきます。
面接という大事な場面で、後悔しないためにも備えをして臨みましょう!
- はじめに
- 1:面接を受ける際の心構え
- 2:遅刻の連絡方法
- 2-1:遅刻しそうな場合は迅速に
- 2-2:連絡は電話で行う
- 2-3:連絡内容のポイント
- 連絡内容のポイント①|まずは、謝罪から
- 連絡内容のポイント②|確実に到着する時間
- 連絡内容のポイント③|遅刻の理由
- 連絡内容のポイント④|文例
- 3:遅刻をしても即、不採用にならない場合とは
- 4:面接を受けられる場合の対応
- ポイント①|面接の最初にはお礼を伝える
- ポイント②|遅刻をしたことで何を感じたのか
- 5:遅刻しないための5つのポイント
- 遅刻しないためのポイント①|事前に経路を確認したおく
- 遅刻しないためのポイント②|体調を整える
- 遅刻しないためのポイント③|納得できる準備をする
- 遅刻しないためのポイント⑤|適度なリラックスも有効
- 6:まとめ
- 関連記事
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
首都圏の学生ならスタキャリ!
1:面接を受ける際の心構え
面接を受ける心構えを理解する上では、面接の意味を理解しておくことが有効です。
企業が行う面接には、大きく分けて3つの意味があります。
意味①:自社の役割や考え方を理解し、共感しているのか
意味②:求めているスキルを満たしているのか
意味③:配属先の社員と協調性を持てるか
履歴書だけでは、判断できない実際の人物像を様々な質問や回答する姿勢で判断しているのです。
実は面接は、面接会場に入る前から始まっていると言われています。
面接会場に入る前での挨拶や、待ち時間の様子も面接のチェック項目に加えている企業も多いとされています。
こうした何気ない仕草を見られているということは、「遅刻」に関しても重要なチェックポイントとなっています。
学生時代とは異なり、社会人にとって「時間を守る」ということは、行動指針の一つであり、「遅刻しない」ことは大原則です。
しかし面接を受ける際にも「遅刻」をしてしまう可能性はゼロではありません。
当然ですが、寝坊をした、忘れていたなどは、御法度です。
急な発熱や事故、電車などの遅延など備えをしていても起きてしまう可能性があります。
次に、こうした不測の事態が起きた場合の対応方法について、ご紹介しておきます。
遅刻をしないということを前提に、不測の事態が起きた場合にどう行動するべきかを理解しておきましょう。
2:遅刻の連絡方法
遅刻しそうになると焦ってしまうのは誰も同じです。
こうした焦りで、余計にトラブルを大きくしてしまうことが無いようにするためには、遅刻しそうなときには、まず落ち着いて対応をすることが必要です。
では、実際にはどのように対応していけばいいのかを順番を追ってご紹介していきましょう。
2-1:遅刻しそうな場合は迅速に
約束している面接時間に遅れそうな場合には、迅速に連絡を行う必要があります。
面接に遅れるかを判断するためには、予め面接会場に向かうために必要な時間をシュミレーションしておくことが必要です。
自宅から面接会場に向かう交通手段や電車の時間などを調べておく必要があります。
それだけではなく、休日や混雑なども考慮しておきましょう。
また、出発時間などを決める際には、到着までの時間に余裕を持たせることも必要です。
元々の設定をギリギリの時間にしてしまうと、少しの遅れで遅刻となってしまいます。
こうした算出した時間を基に、面接時間に遅刻をしてしまうかどうかの判断を行います。
万が一、遅刻をする可能性があると分かれば、その時点で迅速に連絡をする必要があります。
無理をすれば間に合いそうな場合であっても、小さなトラブルで結果的に遅刻となる可能性もあることや面接官の待ち時間を無駄にすることが無いように、迅速に連絡をすることも社会人として必要になる行動基準になります。
2-2:連絡は電話で行う
遅刻の連絡については、電話で直接担当者に行うことがポイントです。
代理の方に伝えてもらう可能性もゼロではありません。
しかし、できるだけ担当者の方に繋いで頂けるように話すようにしましょう。
ただし、他の方の面接をしている場合や会議など、どうしても直接お伝えできない可能性もあります。
そういった場合にも、丁寧な連絡を心がけるようにしましょう。
2-3:連絡内容のポイント
次に実際に連絡する内容についても整理していきましょう。
言い訳などではなく、シンプルに話すようにすることも必要です。
面接官の方は、忙しい時間を調整し面接時間を確保してくれています。
そのため、ポイントを整理して話すことも大切です。
連絡内容のポイント①|まずは、謝罪から
連絡のする時は、最初にお伝えするのは「遅れることのお詫び」です。
遅刻する理由はどうであれ、お約束のお時間に遅れることを気持ちを込めてお詫びをお伝えすることです。
最初に丁寧にお詫びすることで、面接官の心象が分かれます。
遅刻をすることで、焦ってしまう気持ちがあることは仕方ありません。
しかし、相手も時間を確保していることを理解し、丁寧なお詫びをすることが大切です。
改めて面接の時間を頂く、面接官に訪問まで待ってもらうなど、お願いすることになります。
そのためには、きちんとお詫びをし改めて時間を頂けるようにお願いできるようにするように努めることが大切です。
連絡内容のポイント②|確実に到着する時間
次に伝えるのは、確実に到着する時間です。
確実に訪問できる時間が何時であるのかを、冷静に判断し伝えることもポイントです。
ここで、曖昧な時間を伝え、もう1度お約束の時間を過ぎてしまうことは、大きなマイナスです。
そうならないためにも、一呼吸を置いて確実に到着できる時間を計算しお伝えすることが必要です。
相手を待たせてしまうことになるため、どの程度の時間を待ってもらうのか、相手がその時間に再度、面接時間を確保できるかを見極めるために確実な時間を伝えることにしましょう。
連絡内容のポイント③|遅刻の理由
次に遅刻の理由の伝え方です。
遅刻をするということ自体で、申し訳ない気持ちになっていますが事実を整理してお伝えすることになります。
どのような理由にしろ、事実を整理してお伝えしましょう。
遅刻の理由は、言い訳をすることではなく何が理由で遅れてしまったのかを端的に伝えることが重要です。
連絡内容のポイント④|文例
上記①~③を踏まえた文例をご紹介しましょう。
【文例】
いつも大変お世話になっております。
本日、■時より面接のお時間を頂戴しております■■大学■■学部■■学科の●●●●と申します。
面接官の◎◎様は、お手すきでしょうか。
お時間を頂戴している中、大変申し訳ありません。
交通機関の遅延の影響で会場への到着が▲▲分ほど遅れてしまいそうです。
到着が▲時頃になる予定なのですが、このままお伺いさせて頂いてもよろしいでしょうか。
3:遅刻をしても即、不採用にならない場合とは
就活において、【 遅刻 = 不採用 】と考えている方もいます。
実際には、全ての遅刻が不採用という訳ではありません。
遅刻をすることは社会人にとっては、NGの行動です。
しかし、トラブルは誰にでも起きる可能性があります。
面接官は、こうしたトラブルでの対応も評価しています。
遅刻自体をすることが良いということではなく、トラブルが起きた場合の迅速な対応や連絡の仕方などは、トラブル発生時の対応力を見る機会としています。
社会人となり働き始めると、仕事上のトラブルが起きる可能性は誰にでもあります。
こうした際の対応について、落ち着いて対応できる素養があるかは面接官にとって大きな評価ポイントになることも理解しておきましょう。
4:面接を受けられる場合の対応
遅刻をすることをお伝えした場合に、改めて面接を受けられる場合があります。
そうした場合に、押さえておきたいポイントがあります。
ポイント①|面接の最初にはお礼を伝える
面接の時間を改めて頂いたことをお伝えすることから面接を始めましょう。
お詫びや遅刻した理由、言い訳をする必要はありません。
面接の時間を再度、頂けたことのお礼を気持ちを込めてお伝えすることが最も有効です。
ポイント②|遅刻をしたことで何を感じたのか
今回、遅刻をしたことで何を感じたのかを自分の言葉で伝えれるようにしておくことで、面接官に問われた時に対応できる準備をしておきましょう。
全ての面接ということではありませんが、面接官から遅刻したことについて問われる可能性があります。
その際には、遅刻したことで貴重な時間を再度頂いたことに対しての、お詫びとお礼をお伝えすること。
それだけではなく遅刻を通して、何を感じたのか、そこから自分で何を変えていこと思ったかについて、自分の言葉で伝えれる様にしておきましょう。
遅刻をすることは、決していい事ではありません。
特に社会人となった際には、遅刻をすることは厳禁だと教わることになります。
しかし、前述している通り、仕事においても何かしらのトラブルが生じる可能性は誰にでもあります。
トラブルが起きた場合の対応力は、社会人にとって必要不可欠になるため就活の面接の際にも、経験したことを基に自分がそこから学び、どう行動していくようになったかを説明できるように準備しておきましょう。
5:遅刻しないための5つのポイント
面接に遅刻しないようにするためのポイントを整理しておきましょう。
希望する企業に努めるためには、面接の場面でしっかりと自分の力を発揮することにもつながるポイントを整理しておきましょう。
遅刻しないためのポイント①|事前に経路を確認したおく
基本となるのは、面接会場までの経路の確認、交通手段の確認です。
電車やバスを使う場合には、その時刻表も確認しておきます。
この時、到着時間がギリギリとなるのではなく余裕がある時間に到着することを想定した時刻を確認しておきましょう。
時刻表などの確認は、自分が乗ろうと思う時刻の前後の時間も確認しておくことで、万が一、一本乗り遅れても焦らず乗ることができます。
乗る時間を決める際にも、到着時間よりも1~2本の時間に乗ることがお勧めです。
バス停等から会場までの道順についても、地図などで確認することも大事です。
可能であれば、試しに実際の経路が正しいか確認しておくことも有効です。
ただし、遠方の場合などの場合に実際に経路を確認することができない場合には、前日に最寄りのエリアで宿泊する方がいいのか、当日移動になるかども検討しておくと良いでしょう。
遅刻しないためのポイント②|体調を整える
急な発熱などの体調不良や寝坊などに備えるために、自分自身の体調管理も大切なポイントです。
極度の緊張をしないように、自分の成功シーンをイメージするなども有効です。
また、夜更かしをしない寝る前などにスマホを見過ぎないなど、睡眠時間を十分に確保できるようにすることも心掛けましょう。
遅刻しないためのポイント③|納得できる準備をする
前日の緊張を解き十分に休める様にするためには、事前の準備をしっかりとしておくことも有効です。
準備不足であれば、どうしても焦ってしまい気ばかりが先走ってしまう可能性があります。
そうならないために、自分でできる準備をしておくことも有効です。
遅刻しないためのポイント④|翌日の準備は前々日までに
面接で着るスーツや靴、鞄などの準備は前々日までに準備をしておきましょう。
前日に行うと、不足しているものなどがあっても準備が間に合わない可能性があります。
また、朝起きて着替える際に焦ることがないようにすることも、遅刻をしない上で大切なポイントです。
朝起きて焦ることが減らせれば、その分、時間通りに家を出ることができるため、事前の準備は遅刻をしないためにも有効です。
遅刻しないためのポイント⑤|適度なリラックスも有効
前日は、適度なリラックスも大切です。
お風呂に時間をかけて入る、好きな音楽を聴くなど、翌日をすっきりと起きるようにするためにも有効です。
また、自分の力を発揮するためにも適度なリラックスの有効性は高くなります。
こうした適度なリラックスは、遅刻を抑制する以外にも良い仕事をする上で社会人にとって有効である方法です。
自分の好きなことを、適度に取り込んだ生活をすることは、未来の自分にとっても大切なことだと理解しておくと良いでしょう。
6:まとめ
今回は、「面接」「遅刻」というキーワードをもとに、面接時に遅刻する場合の対応や遅刻しないためのポイントについてご紹介しました。
面接は、就活においてクリアするべき大きな試験の1つです。
また、最終的な合否を決める上でも大きなウェイトを占めるため、緊張し自分らしさを発揮できなかったと感じる場合もあります。
その上、遅刻をしてしまうと余計に緊張をしてしまう可能性もあります。
そうならないためにも、事前の下調べや体調管理を行い自分の力をしっかりと発揮できるようにしていきましょう。