【文系学生必見】就職に強い大学の特徴とは?

【文系学生必見】就職に強い大学の特徴とは?

2023年3月28日更新

はじめに

就活を始めると、「就職に強い大学」があると思う人は多いのではないでしょうか?

 

就活中は自分の所属大学名を名乗るシーンが多いですが、大学によって強み・弱みがあるような気がしてしまう人は多いはずです。

 

「あの大学は就職に強いから内定が多いの…?」

 

「学歴フィルターがやっぱり存在している気がする」

 

「文系大学は、理系大学に叶わないんじゃないの?」

 

このように、疑問や不安を抱えている人は多いでしょう。

 

そこで本記事では、文系に特化し、就職に強い大学の特徴をご紹介します。

 

現在就活中の文系学生はもちろん、今後就活を始める予定の文系学生も、ぜひ最後までお読みくださいね。

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大学によって就職への強みは異なる

大学によって、就職への強みは異なります。

 

大学の学部特性や卒業生の就職先などを踏まえ、就職が得意な企業や業界があることは間違いありません。したがって所属大学によって、就職できる可能性がある企業や業界が異なってくる可能性はあると言わざるを得ません。

 

ただし、所属大学が就職に強いからと言って、所属学生が必ずしも就職に強いとは限りません。就活で大学名はあくまでも合否を判断するひとつの要素に過ぎず、個人の能力が最も評価の対象となります。

 

そのため、所属している大学は大事ではあるものの、あくまでも最も大切なのは自分の能力であることを理解しておきましょう。

 

「就職に強い」とはどういうこと?

個人の能力も就活には重要であることを前提とした上で、「就職に強い」大学とはどのような意味を持つのでしょうか。

 

本記事では、「就職に強い」大学を以下のように定義してご紹介します。

 

・有名企業への就職に強い

・人気企業への就職に強い

 

有名企業や人気企業は志望学生が多い分、合格率は低くなることから、「就職に強い」と言い換えることができるでしょう。

文系学生を取り巻く現状

就職に強い大学の特徴を見る前に、そもそも文系学生を取り巻く就職市場はどのようになっているのでしょうか。

特徴的な現状を2点ほどご紹介します。

新型コロナウイルス感染症の影響大

文系学生は理系学生と比較し、就活において新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたと言えます。

 

文系学生の就職先には、接客を必要とするサービス業が多く含まれていることから、新型コロナウイルス感染症の影響で新卒採用を制限している企業が目立ちました。そのため、そもそも希望企業が新卒採用を行っていないということも多くありました。

 

しかし、2024年度採用以降は、新型コロナウイルス感染症が落ち着いた状況も踏まえ、多くの企業で新卒採用が再開されています。

したがってここ数年文系学生には厳しかった新卒採用市場が、そろそろ元のような形に戻ってきたと言えるでしょう。

理系学生に有利な市場に変化

新型コロナウイルス感染症の影響でリモートワークが普及し、企業のDX化は必須事項となりました。そのため、DXに関連する業務に強みを持つ理系学生に就活市場は有利な状況となりました。

 

一部企業はDXに特化したポジションを配置するなどして、大学在学中に必要知識を学んだ人しか採用しない方針を固めている一方で、入社以降研修期間を経ることで、文系学生でもエンジニアなどの職種で働くケースも増えてきました。

 

したがって、一見すると理系学生に有利な就活市場に見えますが、文系学生にとっても就職の幅が広がるきっかけになっていると言えるでしょう。

 

文系で就職に強い大学とは?

ここまで、文系学生を取り巻く様々な状況についてご紹介してきました。

では、その上で文系で就職に強い大学とはどのような大学なのでしょうか。

先にご紹介したように、有名企業や人気企業への就職に強い大学という観点でご紹介します。

偏差値が高い

まずは分かりやすく、偏差値が高い大学は就職に強いと言えます。

 

正しくお伝えすると、偏差値が高い大学に入学することができれば容易に就職ができるというわけではなく、偏差値が高いほどに考える力や伝える力が高い傾向にあることから、結果として偏差値が高い大学に有名企業や人気企業へ就職する人が多いと言えます。

 

勉強ができることが、そのまま就職に活かせるわけではありません。

しかし、勉強をすることで培ってきた物事を分析する力や論理的に考える力、相手に自分の考えを分かりやすく伝える力は、そのまま就職に役立つと言えます。

OB・OGとのコネクションが強い

大学の卒業生であるOB・OGとのコネクションが強い大学は、就職に強いと言えます。

同じ大学の卒業生であるOB・OGとコネクションが強いということは、OB・OGが就職した企業の情報を手に入れやすいと言い換えることができます。

 

就活は、それまでに培ってきた能力が重要ですが、それだけではなくひとつのESや面接に対して、どれだけ事前に情報を獲得できるかという点も非常に重要です。

事前に質問内容などを把握することができれば、ESや面接を提出する前にじっくり考えることができます。

 

また、OB・OGと直接コミュニケーションを取ることができれば、ESや面接に通過するコツなども伝授してもらうことができるでしょう。

 

したがって、OB・OGとコネクションが強いと、ESや面接に通過する可能性を最大限に高くすることができるのです。

就活のサポートに力を入れている

大学によっては、大学自体が就活のサポートに力を入れている場合があります。

ESの添削や面接講座をはじめ、大学自体に求人が多数届いている場合もあります。

また、企業を大学に誘致する形で説明会を開催している場合もあるでしょう。

 

そのような大学は、大学の就職率を高めるために手厚く学生のサポートを行っています。

「大学のコンテンツは意味がないのでは…?」などと思わずに、一度サポートを体験してみるのがおすすめです。

 

これまでの長い就活の歴史の中で積み上げられたノウハウには、目から鱗な内容も多いでしょう。

文系で就職に強い大学とは?

では、実際に就職に強い大学を見ていきましょう。

大学内には理系学部がある場合もありますが、近年文系枠で注目を集める企業を中心にご紹介します。

一橋大学

国公立大学の中でも入学難易度が高いことで知られる一橋大学は、文系学生の就職に最も強いと言えるでしょう。

 

一橋大学の学生は、以下のような大学に就職しています。

 

順位企業名就職人数
第1位楽天30人
第2位PwCコンサルティング15人
第2位三菱UFJ銀行15人
第4位野村證券13人
第5位三井住友銀行12人
第5位アクセンチュア12人

(参考:東洋経済ONLINE 2022年9月3日付 https://toyokeizai.net/articles/-/615500?page=2)

 

金融やメガバンクに強い点は、文系学部に強みがあるためと言えます。

金融関連企業は、一般的には新卒の採用人数が減少していると言われているものの、総合職の採用人数には大きな変化がないため、引き続き就職人数は多くなっています。

慶応義塾大学

慶応義塾大学は、文系学部を有する大学の中でも特にコンサル系企業への就職に強いことで知られています。

 

アクセンチュアには88人、デロイト トーマツ コンサルティングには25人、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパンには5人(参考:東洋経済ONLINE 2022年9月3日付 https://toyokeizai.net/articles/-/615500?page=2)と、1年で100名以上をコンサル系企業に輩出しています。

 

これだけの多くの就職者がいれば、次年度以降もOB・OGと密な関係性を構築することができるため、コンサル系企業を目指す人にとっては安心できる環境だと言えるでしょう。

昭和女子大学

女子大の中で就職に強い大学として知られているのが、昭和女子大学です。

 

昭和女子大学では、独自の就活支援として「社会人メンター制度」を導入しており、大学在籍中から様々なバックグラウンドを持つ社会人と交流することが可能です。

これにより、長期的な視点でキャリア感を醸成できるため、女性ならではのライフプランを見据えながらも、現実的なキャリア設計ができる点が就活成功に大きく寄与しているようです。

 

また、この制度があることでOGとの関係性も密であることから、就職難の時代であっても安心して就職活動を行うことが可能です。

「文系」を就活で活かすには?

就職にあたって、大学名は確かに重要です。しかし大学名だけでは決して内定は獲得できません。大切なのは、就活で自分自身の能力を存分に発揮することです。

 

理系学生と比較すると、文系学生は学びにおける「強み」や「専門性」がやや弱い傾向にあります。だからこそ自分自身のこれまでの経験や人柄を通じて、企業に積極的にアピールできることが求められます。その結果、就活を振り返ると「大学名は関係なかった」と考える人は少なくありません。

 

大切なのは、大学名という肩書きや大学のサポート、さらにはOB・OGとのコネクションなど、自身が所属している大学だからこそ受けることができる恩恵を最大限活用することです。

 

就職に強い大学に所属できているということは、就活におけるサポートやチャンスの機会が多いということです。活用できる機会は積極的に活用していくことで、内定に繋げていくのが望ましいでしょう。

 

よくある質問

では、最後によくある質問に回答していきましょう。

文系学生の人が感じた疑問があれば、ぜひ以下の回答で解消してくださいね。

理系の方が就職はしやすいの?

近年、理系学部に注目が集まっていることは事実ではあるものの、必ずしも理系学生が就職に強いとは限りません。

 

大手企業であれば、文系学生を対象とした職種の採用枠は一定数が確保されていることに対し、理系学生を対象にした職種の採用枠は非常に限定的な傾向があります。

そのため、「理系」という強みがあっても希望企業の内定を獲得できるとは限らないのです。

 

近年注目が高まっている理系学生ですが、理系だからといって必ずしも有利なわけでなく、文理関係なく自分自身を積極的にアピールすることが大切だということを理解しておきましょう。

 

また、理系学生は専門分野によっては企業への就職難易度が高い場合があります。

文系学生は広く様々な分野を学んでいるからこそ、あらゆる企業や職種に就職できる可能性があるという理解で、楽しく就活を行ってみてはいかがでしょうか。

就職に強くない大学だと就職しにくいの?

先にご紹介した大学は、就職に強い大学の一部にしか過ぎません。

したがって、もっとたくさんの「就職に強い大学」があると言えます。

 

しかし先にご紹介した「就職に強い大学」の条件に当てはまらない場合、「もしかすると自分は就職できないのでは…?」と不安になった人もいるのではないでしょうか。

しかし、そんなことはありません。大切なのは、所属大学に関わらず、自分自身をいかにアピールするかの方が大切だからです。

 

万が一就職活動が上手くいっていない場合は、所属している大学を悔やむのではなく、自己PRを見直すなどの工夫が必要です。

あくまでも大学は内定を獲得する際のひとつの要素にしかなりません。そのことを理解して、前向きに就活に臨みましょう。

大学に縛られず自分の実力で内定を掴みとろう!

いかがでしたか?

本記事では、文系に特化し、就職に強い大学の特徴をご紹介してきました。

 

就職に強い大学に特徴はあるものの、特徴がある大学に所属しているからと言って就職できるとは限りません。大学は肩書きのひとつにしか過ぎず、自分の武器として活かすためには自分自身の能力を研ぎ澄ますことが必要です。

 

就活がうまくいかなくなると、つい大学のせいにしたくなってしまうかもしれません。

また、理系学生がつい羨ましくなってしまうこともあるでしょう。

 

しかしそんな時こそ、自分の就活を見直すべきタイミングだと捉え、意識を改めて積極的に行動してみてはいかがでしょうか。

 

諦めずに行動し、ぜひ希望の就職先の内定を獲得してくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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