就活は土日もするの?土日の就活で押さえるべきポイントとは

就活は土日もするの?土日の就活で押さえるべきポイントとは

2023年2月24日更新

はじめに

就活と言えば、平日に行うものというイメージがある人が大半ではないでしょうか。

 

しかし、就活シーズンになると、土日にもリクルートスーツの就活生を見かけることは少なくありません。

 

「そもそも土日に就活ってあり得るの?」

 

「土日だからこそ注意することってある?」

 

「ブラック企業の可能性は…?」

 

土日に就活を行うという概念が浸透していないからこそ、土日に選考を設定されると、不安に感じる就活生は多いのではないでしょうか。

 

そこで本記事では、そもそも土日に就活は必要なのかということをはじめ、土日就活の疑問にお答えしたり、土日就活だからこそ押さえるべきポイントをご紹介します。

 

すでに土日に就活が設定されている人はもちろん、今後土日に就活を行う可能性がある人も、ぜひ最後までお読みくださいね。

土日に就活が必要な場合もある

結論からお伝えすると、土日に就活が必要な場合はあります。

まず、企業側の事情で土日に実施している場合と、学生に配慮して土日に実施している場合といった2つのパターンがあるということを理解しておきましょう。

 

土日は授業がない分、アルバイトや部活、サークルなどの予定がすでに入っていることが多いかもしれません。

土日に就活が入る場合は、できる限り早めに予定を調整することを心掛けておくことが大切です。

土日に就活が必要になる場合

では、実際に土日に就活が必要となる場合には、どのようなパターンが考えられるのでしょうか。

代表的なパターンをいくつかご紹介します。

平日が定休日の企業の選考を受ける場合

最も代表的なのは、平日を定休日とする企業の選考を受ける場合です。

BtoBではなく、BtoCの領域では土日に選考が行われることが多いため注意が必要です。

 

いわゆるサービス業に該当する飲食やホテル、美容系、小売系などが該当します。

本部であれば土日を休みにしていることもありますが、基本的には曜日に関係なくシフト制である企業が多いといえます。そのため、土日に選考が行われる可能性についても理解しておくことが大切です。

 

「平日に実施してくれたら良いのに…」と思うかもしれませんが、BtoCの企業は休日の出勤者が多くなるように調整している傾向があるため、選考も土日に実施されることが多いようです。

合同説明会などに参加する場合

合同説明会など、学生が一堂に集まるイベントが開催される場合は土日であることが多いです。

平日は学校の授業がありますが、土日はありません。そのため、より多くの学生が参加しやすいように敢えて土日に開催される場合があります。

 

「土日に開催されるということは、いつも土日も出勤している企業が参加するの?」と思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

BtoCの企業が参加する場合は、普段から土日出勤がある可能性がありますが、BtoB向けの企業は担当者が休日出勤をし、平日に代休を取得するパターンがほとんどです。

 

土日に開催される合同説明会であっても、土日休みの企業が大半だと認識しておくのが良いでしょう。

ターゲットが限定されたイベントに参加する場合

「地方学生限定」「運動部限定」など、ある程度ターゲットが絞られたイベントは土日に開催されていることが多いです。

ターゲットとなる学生の移動時間や部活動との兼ね合いが考慮され、参加しやすいであろう土日が活用されています。

 

特に地方学生の場合、平日の授業が終わってから首都圏のイベントに参加するのはかなり難易度が高いと言えます。どれだけ急いで移動しても、物理的な距離の問題は解消できません。

土日に開催されるイベントであれば、金曜日の夜にある程度余裕を持って移動することができます。

 

ターゲットが限定された採用イベントが土日によく開催されているのは、ターゲットに配慮されたものだと理解しておきましょう。

土日の就活だからこそ感じる疑問とは?

では、平日の就活と異なり、土日の就活だからこそ気にしておくべきポイントはあるのでしょうか。

土日の就活で疑問に感じやすいポイントをいくつかご紹介します。

 

平日に変更してもらうことは可能?

そもそも就活は平日にあるものとして、土日は他の予定を入れてしまっているという人は多いのではないでしょうか?そのため、選考を平日に変更したいと感じる人もいるでしょう。

 

結論からお伝えすると、それは難しいです。

そもそも土日に設定されている以上、企業側の事情として土日にしなければならない理由があると考えるのが無難です。

人事に一度問い合わせをしてみるなどの手段はありますが、あまりおすすめはできません。

 

また、土日に選考が設定されるということは、入社後も同様に土日出勤が必要となる可能性が高いでしょう。たまたま予定が入っていて土日を避けたいのなら話は別ですが、そもそも土日に働く予定を入れたくないという場合は、志望企業の見直しを検討することも大切です。

土日に選考をしている企業はブラック?

企業は平日に運営しているという観点から、土日に選考をしていると「ブラック企業なのでは?」と疑いたくなってしまうかもしれません。

しかし、土日に選考をしているからと言って、ブラック企業ではないことを十分に理解しておきましょう。

 

ブラック企業の定義にもよりますが、土日に選考を実施するとなると「働く時間が長いのでは?」と考えてしまう人がいるかもしれません。

しかし、企業側の都合で土日になっているだけで、休みなく働いているために土日に選考を行っているという可能性はほぼありません。

 

万が一選考の際に、社員の顔が明らかに疲れ切っていたり、業務内容が不明確である場合などはブラック企業の可能性があるため注意が必要です。

ブラック企業の気配を感じた場合には、口コミサイトを参照するなどしておきましょう。

 

土日でも服装はリクルートスーツ?

土日だからといって、就活自体の内容は平日と何も変わりません。

そのため服装やマナーは、曜日に関係なくきちんと準備することが大切です。

 

「土日だからカジュアルな服装でも良いの?」

「そのあとに予定があるからリクルートスーツをやめたい」

という人がいるかもしれませんが、開催される曜日が土日であるだけで、あくまでいつもの就活と何も変わりません。

 

企業から服装の指定がある場合は指定通りに、ない場合は就活生として節度ある服装や髪型で臨みましょう。

合否の連絡も土日にしか来ないの?

選考を土日に行ったからと言って、合否の連絡も土日にしか来ないとは限りません。

むしろ選考結果の連絡は、平日に来ることがほとんどでしょう。

 

土日に選考を実施する企業は、土日だけ業務を行っているのではなく、平日も業務を行っています。そのため、曜日に関係なく連絡が来る可能性が高いです。

そうなった場合、平日の方が曜日が多いため、平日に連絡が来る可能性が高いでしょう。

 

むしろ土日には就活以外の予定を入れている人が多いことから、意識的に平日の連絡を狙う企業の人事は少なくありません。

選考が土日だったからといって、全ての連絡が土日に集約されるわけではないことを理解しておきましょう。

土日の就活で押さえるべきポイント

では、土日に就活がある場合にはどの点を押さえておくべきでしょうか。

土日ならではのポイントをいくつかご紹介します。

選考会場までのアクセスを事前に確認する

まず大切なのは、選考会場までのアクセスを事前に確認しておくことです。

 

例えば、オフィス街であれば最も近い駅からの出口が閉まっていたり、ビルの正面入り口が空いていない可能性があります。

土日ならではのルートがある場合には企業から事前に指定があるはずですが、念のため自分でも企業の所在地周辺の情報は集めておくことが大切です。

 

また、当日慌てないために早めに企業に着いておき、入口を確認した上で周辺で時間をつぶすなど、自分が慌てないようにするための工夫は十分にしておきましょう。

電車のダイヤに注意する

平日と異なり、土日は電車のダイヤが変わるため注意が必要です。

特にオフィス街に向かう電車や路線では、土日に極端に本数が減ることがあるため注意が必要でしょう。

 

電車のダイヤは事前に調べれば分かるため、「電車がなくて遅れてしまいました」はあり得ません。

 

特に自宅から企業への距離が離れている場合は、到着時間に大きな差が生じる可能性があるため、十分な注意が必要です。当日より前に移動時間を調べるなどして、安心して到着できる状態をつくりましょう。

万が一の際の連絡先を控えておく

不測の事態で到着が遅れてしまう場合に備え、当日の連絡先を確認しておくことは非常に大切です。

 

メールなのか、電話なのかといった手段に関しても合わせて確認をしておくことで、当日は安心して選考に臨むことができます。

多くの場合は企業から届いたメールのアドレスや、記載がある電話番号に連絡すれば問題ありませんが、土日の場合はそうもいかないかもしれません。

 

メールや電話は、普段から土日も営業している企業であれば、問題なく繋がる可能性が高いです。

しかし、就活生向けに敢えて土日にイベントを開催している企業の場合、企業の電話番号にかけてもそもそも留守電になってしまうというケースも少なくないでしょう。

 

選考日程が確定したタイミングで、人事に当日の連絡先を確認しておくのがおすすめです。

ただ確認するのではなく、「この連絡先は土日でも同様に連絡がつきますか?」と一言確認するのがおすすめです。

 

土日就活の注意点

では、最後に土日に就活をする際の注意点を見ていきましょう。

必ず「休む日」をつくろう

最も大切なのは、「休む日」を意識的につくることです。

 

大学の授業は基本的に土日はないため、土日を「休む日」に充てることができます。

しかし就活が土日に入ってきてしまうと、「休む日」が失われてしまいます。

平日にも就活をしている場合は、なおさら「休む」という時間が確保されにくくなるでしょう。

 

就活が佳境になるにつれ、自分の進捗具合に焦りを覚えることがあるかもしれません。

だからといって「休む日」を確保しないのは、精神衛生上よくありません。

 

心身共に健康な状態でいることができるのは、オンだけではなくオフの時間を計画的に持つことができた時です。

土日に就活がある場合には、授業がない平日を意識的に休日とするなどして、就活と離れる時間を持つことが大切です。

 

他企業との選考のバランスを上手く取ろう

BtoCの企業のみを志望している場合を除き、多くの人は平日にも就活をする必要が生じるのではないでしょうか。

その場合、土日に就活が入ってくると毎日就活をすることになります。

 

「就活の時間は限られているから、それでも仕方ないのでは?」と思うかもしれませんが、就活のことばかり考えすぎてしまうのはおすすめできません。

かといって、平日の就活を土日にずらすことは難しいでしょう。

 

そうなると、平日の就活は全て同じ日になるように工夫をして、週に1日だけは何もしない日をつくるなどの工夫が必要です。

 

土日に選考を行う企業がある場合には、平日に選考を行う企業とのバランスを上手くとって、自分自身のバランスを保つようにしましょう。

 

土日を上手く活用して効率的な就活を!

いかがでしたか?

本記事では、そもそも土日に就活は必要なのかということをはじめ、土日就活の疑問にお答えしたり、土日就活だからこそ押さえるべきポイントをご紹介してきました。

 

土日の就活については経験がある人は多くないことから、色々と不安を抱えていた人も多いのではないでしょうか?

 

土日に就活をするからといって、平日に行う就活と何ら変わりはありません。

ただし、平日と土日という形で活動する・休むといったメリハリを付けている場合、そのリズムが崩れてしまう点には注意が必要です。

 

就活は企業に対する対策がもちろん重要にはなりますが、それ以上に自分自身の心身を常にケアすることも重要になります。

心身が疲れてしまっては、どれだけ完璧に対策したとしても、発揮する余裕がなくなってしまいます。

 

土日に就活をしたら、平日に休む日を作るなどしてバランスを取りながら、健康的に就活に取り組んでみてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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就活ハンドブック編集部

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