【面接対策】短所「人見知り」のポジティブな伝え方!例文も紹介

【面接対策】短所「人見知り」のポジティブな伝え方!例文も紹介

2024年9月4日更新

はじめに

ESや面接を通じて聞かれることが多い「短所」。

就活生の疑問
  • 人見知りを短所と伝えて良いか?
  • 人見知りをポジティブに言い換えられないか?

このような疑問をもつ就活生もいるでしょう。

でも、心配することはありません。

自身の人見知りの短所をどのように捉え、どう改善しているかを示し、人見知りの長所の部分を伝えることで、アピール材料にもなるのです。

本記事では、企業の人見知りに対する印象やポジティブに言い換えるポイント・伝え方のほか、例文・書き方を解説します。

短所に関する質問にお困りの方はもちろん、人見知りを上手く伝えられずに困っている人も、ぜひ最後までお読みくださいね。

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短所が「人見知り」は大丈夫?

「人見知り」が短所であることに不安を感じるかもしれませんが、正しい伝え方をすれば問題ありません。

人間には、長所と短所は必ずあるものであり、「人見知り」に限らず、短所があること自体、採用面接でマイナスになることは基本的にありません。

それよりも、その短所をどのように捉え、改善に取り組んでいるかを面接官は見ているのです。

短所を面接で聞く理由とは?

そもそもなぜ、人事はESや面接で短所を聞くのでしょうか。

理由
  • 自分を客観的に理解できているかの確認
  • 短所に対してどのように向き合っているかの把握
  • 自社とマッチするかの見極め

こちらでは、代表的な3つの理由をご紹介します。

自分を客観的に理解できているかの確認

最も大きな理由は、自分を客観的に理解できているのかを確認するためです。

そのため、短所を咎めようとしていたり、短所によっては直してほしいと伝えることが目的ではありません。

客観的に自分を俯瞰して見ることで、短所を把握することは仕事において非常に重要です。

客観視できているからこそ他人の指摘を素直に受け入れることができるほか、自分自身が足りないと感じる点については、周囲へSOSを発信することもできます。

もちろん他の要素でも「自分自身への客観性」を知ることはできますが、自分自身では気付きにくかったり、目を塞ぎがちな短所は、最も端的な質問と言えるのです。

短所に対してどのように向き合っているかの把握

ただ短所を把握しているだけでなく、どのような向き合い方をしているのかを知ることを目的として聞かれるケースも少なくありません。

短所は、自分自身でただ把握している人と、把握したからこそ直したいと考える人の2パターンに分けることができます。

これらの良し悪しを決めるのではなく、短所というある種ひとつの課題を、どのように捉えているのかを企業は把握したいのです。

このスタンスによって、その後の仕事への姿勢や周囲との向き合い方を垣間見ることができるため、非常に質問として重宝されているのです。

 

自社とマッチするかの見極め

企業が短所を聞く理由の一つとして、自社とのマッチ度を見る側面もあります。

短所と長所のそれぞれを質問し、自社の社風や価値観にマッチするかの判断もしています。

人見知りという短所は、企業によっては合わないと考えることがあるかもしれません。

しかし、社風や風土によっては、「静かな環境や個人業務が多い環境では、集中力や誠実さが評価される」など、むしろプラスの評価がされることもあります。

このように短所を聞くことで、面接官は、学生が自社にフィットしているかを見極めています。

伝え方によって印象が変わる?企業が「人見知り」に抱く印象

「人見知り」を短所として伝えた場合、企業は学生に対してどのような印象を抱くのでしょうか?

ここでは、面接官が「人見知り」に対して抱く印象を次のとおり見ていきます。

印象
  • 初対面での会話が苦手
  • 緊張しやすい
  • 思考が内面的

初対面での会話が苦手

人見知りは、一般的に、初対面の会話が苦手な印象を抱きやすいです。

特に、営業職や販売職では、初対面の相手にスムーズなコミュニケーションを求められることが多く、短所の伝え方によってはマイナスに働く場合もあります。

しかし、慎重さや誠実さをもって、相手とコミュニケーションする姿勢が伝われば、プラスに評価されることもあるでしょう。

緊張しやすい

人見知りの場合、緊張しやすいという点も企業が見る視点のひとつです。

緊張のしやすさは、営業職や広報職などの職種では、マイナスと評価されることもあります。

しかし、「事前の準備を入念にしている」「プレゼンの練習を必ず行っている」など、克服するための努力を伝えることで、プラスと評価されることもあります。

思考が内面的

人見知りは、内向的と見られることが多いです。

単に人見知りと伝えるだけでは、「積極性がない」「協調性に欠ける」など、内向的と判断されやすいでしょう。

人見知りで内向的である短所を伝えると同時に、その内向的な性格から「深い思考や内面的な洞察力を持つ長所がある」など、長所とセットでアピールすることで、面接官の印象を高めることができます。

人見知りは長所にもなる?知っておきたい言い換え一覧

人見知りは、一見、短所と判断されやすいです。

しかし、前章で説明したように、伝え方によってはポジティブに伝えることも可能です。

ここでは、「人見知り」をポジティブに伝えるための言い換え方を一覧で紹介します。

「人見知り」をポジティブに伝えるための言い換え一覧
  • 周囲の状況を敏感に察知し、適切に対応できる
  • 相手の話にじっくりと耳を傾け、共感を示すことができる
  • 考慮を重ねた上で、計画的に行動を進めることができる
  • じっくりと関係を育み、強固な人間関係を築くことができる
  • 相手との信頼を丁寧に構築し、長期的な協力関係を作るのが得意
  • 相手との強い信頼を生み出す能力に優れている

単に、人見知りのため、初対面の人とコミュニケーションを取りづらいなど、ネガティブなことだけを伝えるのではなく、ポジティブな面も伝えることが重要です。

ここで紹介した「人見知り」のポジティブな面を長所としてセットで伝えることで、人見知りを長所としてアピールすることができます。

「人見知り」をポジティブに言い換えるポイント

前章で、人見知りをポジティブに伝える言い換え例を紹介しましたが、ここでは、人見知りをポジティブに言い換えるポイントを4ステップで紹介します。

  1. 人見知りの内容と課題
  2. 人見知りのエピソード
  3. 改善に向けた取り組み
  4. 人見知りを「長所」に言い換えてアピール

【1】人見知りの内容と課題

まず、自身がどのような場面で「人見知り」と感じるのか、具体的に振り返ってみましょう。

大勢の前で話すときや新しい環境に変わったときなど、人見知りの原因を知ることで課題が明確になり、対処の仕方が見えてきます。

課題を克服するために、人見知りの内容と課題を明確にしてください。

【2】人見知りのエピソード

人見知りの課題を克服するには、エピソードを具体的に振り返る必要があります。

エピソードを振り返り、その当時がどのような環境であったか、どうすれば今後改善できるのかの糸口を探ることができます。

面接官に説得力ある説明をするためにも、エピソードは具体的に棚卸しをしておいてください。

【3】改善に向けた取り組み

次に、改善の取り組みや心掛けていることを整理しましょう。

例えば、「趣味のサークルに参加するなどによって、日常的に初対面の人とのコミュニケーション機会を増やしている」「自らイベントを企画し、積極的なコミュニケーションを心掛けている」など、改善に向けた取り組みを明確にしてください。

自身の人見知りの課題に対して、改善策が足りない場合は、これから心掛けるべきこととして、ピックアップしておきます。

こうした整理をしておくことで、面接官に説得力のある取り組みをアピールすることが可能です。

【4】人見知りを「長所」に言い換えてアピール

人見知りをポジティブに伝えるには、短所の改善に取り組んでることだけでなく、長所に言い換えることもできます。

人見知りを「短所」として伝えるとともに、「長所」に言い換えてアピールすることも有効です。

例えば、「人見知りな一面から、すぐに打ち解けにくい面がありますが、じっくりと関係を育み、強固な人間関係を築くことができます」など、短所と長所をセットで伝えることで、説得力ある伝え方ができます。

これまでの4ステップで、「人見知り」をポジティブに伝えられるように準備してください。

「人見知り」をポジティブに伝える例文・書き方

ここでは、人見知りをポジティブに伝えるための具体的な例文・書き方を次のとおり紹介します。

書き方
  • 自分なりの対応策を交えて話す
  • 人見知りの短所と長所をセットで伝える
  • 人見知りを言い換えて話す

自分なりの対応策を交えて話す

まず行うべきは、自分なりにどのような対応しているのかをきちんと交えて話すことです。

結果的に、現在人見知りを克服できていなくても大きな問題ではありません。

自分なりに対応策を見つけているという主張が大切なのです。

また、なぜ自分がそうなったのか、人見知りのきっかけにも触れられるとさらに良いでしょう。

 

<例>

「私の短所は人見知りなことです。私が人見知りになったきっかけは、幼少期に親の都合で転校が多く、環境に馴染み切る前に環境が変わってしまうことが多かったからだと考えています。

このきっかけに気付いてからは、サークルやゼミ、習い事などを通じて時間をかけて人と仲良くなれる場作りを自分の中で行ってきました。

人との関係性構築に慣れることで、少しずつ改善されているように感じています。」

人見知りの短所と長所をセットで伝える

多くの短所は、長所と表裏一体であることが少なくありません。

これは人見知りも同様です。

一見すると短所にも見えるものの、長所と表裏一体だと伝えることで、短所の印象を弱くすることができます。

私の長所は自分の興味・関心が高いものを追求できる一方で、短所では人見知りな側面があると思っています。
周囲の人と関係性を構築することに時間が掛かるからこそ、自分の興味・関心を深めることに注力してきました。その結果、私の作品がコンテストで入賞するまでになりました。
現在も初めての人とコミュニケーションを取ることは得意ではありませんが、自分の興味・関心が高い話題からだと気兼ねなく話せることも理解しています。
今後は、自分の興味・関心を増やしていくことで、さらに多くの人とコミュニケーションを取れるようになりたいです

人見知りを言い換えて話す

最後にご紹介する例は、人見知りを違う言葉に言い換えて話す例です。

この時注意すべきは、先にご紹介したように言葉の意味を細分化するのではなく、少しでもポジティブになるように言い換えるという点に注意しましょう。

具体的には、人見知りを「石橋を叩いて渡る癖がある」といった言い換えや、「時間をかけて人と打ち解ける」などの言い回しが良いでしょう。以上を踏まえると、以下のような文章になります。

私の短所は、人と打ち解ける時に時間が掛かってしまうところです。時間が掛かってしまう理由は大きく2つあります。1つは、相手を慎重に理解しようとしていること、もう1つは、相手のペースを理解した上で距離感を近付けていきたいと言う気持ちです。

1つ目の相手を慎重に理解しようとする点は、私のバックグラウンドの影響があります。これまで、私立や公立、インターナショナルスクールなど、様々なタイプの学校に通ってきました。そのため、文化や思想が全く異なる人が多かったことから、自分の考えだけを一方的に発信せず、相手を理解した上で言葉を選びたいと思うようになった影響が大きいです。

2つ目の相手のペースを理解したいという点は、人と打ち解けるスピード感は人それぞれ心地よい速度があると思っています。私はより多くの人と関わりたいからこそ、相手のペースを大事にしたいのです。

「人見知り」という言葉を使わないだけで、こんなにも印象が変わる良い例です。

さいごに

 

本記事では、企業の人見知りに対する印象やポジティブに言い換えるポイント・伝え方のほか、例文・書き方を解説しました。

人見知りをポジティブに伝えるには、短所を受け入れて、どのように改善しているかの取り組みや長所の一面をセットにしてアピールすることが効果的です。

本記事を参考に、「人見知り」をポジティブにアピールし、志望企業の内定を勝ち取りましょう。

また、以下の記事も参考にしてください。

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