【就活生必見】ダイレクトリクルーティングのメリットとは?

【就活生必見】ダイレクトリクルーティングのメリットとは?

2022年11月3日更新

はじめに

「ダイレクトリクルーティング」という言葉を、就活開始と共によく耳にするようになっていませんか?

 

「就職活動の方法のひとつ?」

 

「人事向けの記事は多いけど、就活生向けには解説されていない…」

 

というように、人事へ向けた内容ばかりが溢れており、ダイレクトリクルーティングを詳しく理解していないという就活生は多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、就活生目線でダイレクトリクルーティングとは何か、なぜダイレクトリクルーティングがこんなにも注目されたのか、就活生にとってどのようなメリットがあるかなどを詳しく解説していきます。

 

ダイレクトリクルーティングとは何か、ということに悩んでいるひとはぜひこの記事を最後まで読んでみてくださいね。

 

1.ダイレクトリクルーティングとは

ダイレクトリクルーティングとは、企業が就活生へ直接アプローチする採用方法を指します。

 

「それって当たり前では?」

 

と感じる就活生が多いかもしれませんが、2014年頃まではそんなことはありませんでした。

 

それまではナビサイトを通じて、企業が就活生へ向けて一方的に情報を発信し、掲載された情報を元に就活生は自分が入社したい企業を探すという方法が一般的でした。

また、就活生が数社内定を獲得するような世の中ではなく、一生懸命就活をして内定した企業へ入社するという考え方が一般的だったのです。

 

しかし、少子高齢化や有効求人倍率の高まりと共に、企業優位のような採用スタイルでは優秀な学生と出会う機会が減ってきてしまったのです。

 

そのため企業は、より直接的に就活生へ自社をアピールするため、ナビサイトなどの情報を介さず、就活生に直接アピールする方法としてダイレクトリクルーティングを採用し出したのです。

 

それが現在では当たり前のように定着し、多くの企業がダイレクトリクルーティングに取り組むようになりました。

 

2.人事がダイレクトリクルーティングに取り組む理由

ダイレクトリクルーティングがここまで定着した背景を理解したところで、より人事目線で、なぜダイレクトリクルーティングに取り組んでいるのでしょうか。

 

①ターゲットを限定しやすい

②自社の雰囲気に合う学生との接点を持ちやすい

③採用までのスピードが早い

 

以上3つの理由を解説していきましょう。

 

①ターゲットを限定しやすい

まず、最も大きな特徴はターゲットを限定しやすいということです。

 

ダイレクトリクルーティングは、学生に直接スカウトを送ったり、少人数で開催される採用イベントなどで行っていきます。

これらは全て、企業が意思を持って接触したい学生をコントロールできるため、企業は接触ターゲットを限定することができます。

 

大学や学部・学科、専攻などに応じて接触する学生を選ぶことは、ナビサイト時代では考えられない形でした。

 

より自社が理想とする学生に出会うという観点において、人事にとって非常に大きなメリットがあるのです。

 

②自社の雰囲気に合う学生との接点を持ちやすい

ナビサイトで応募を募る場合、ESなどを通じて学生の情報を把握します。

しかしESだけでは、人となりを把握することが難しく、実際に面接で会ってみると思っていた学生と違ったというケースも少なくありません。

 

しかしダイレクトリクルーティングの場合、スカウト送付の際にはESよりさらに詳細の情報を知ることができるほか、イベントで接触する際には実際に人となりを見ることができます。

 

学生ごとの強みをリアルに確認できることをはじめ、自社の雰囲気に学生が合うのかということを見極めることもできます。

 

実際に話をすることができれば、学生が働くイメージを人事が持ちやすくなるのは、明らかにダイレクトリクルーティングだと言うことができるでしょう。

 

③採用までのスピードが早い

ナビサイトのように書類選考のようなステップを介さず、学生と直接接点を持てることから、採用までのスピードが早いという点も大きな特徴です。

 

人事は約1年間という期間をかけて学生を採用していきます。

そう聞くと、スピード感はメリットにならないように感じるかもしれません。

 

しかし、優秀な学生はできる限り早めに自社で獲得しておくことで、採用に対する安心感を持ちたいと考えるのが人事です。

 

採用までの距離を最短距離で行うことができるダイレクトリクルーティングは、人事にとって強い味方だと言うことができるでしょう。

 

3.ダイレクトリクルーティングの就活生側のメリット

ここまで、人事から見たダイレクトリクルーティングのメリットを紹介してきました。

 

では、就活生にとってはどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

①より深く企業について知ることができる

②企業の雰囲気を掴みやすい

③内定まで最短距離で進みやすい

 

以上3点を紹介します。

 

①より深く企業について知ることができる

企業に関する情報は、コーポレートサイトや採用サイト、ナビサイトや口コミサイトなど、様々な方法で知ることができます。

しかし、ダイレクトリクルーティングはより深く企業について知ることができます。

 

最大の特徴は、人事と直接コミュニケーションが取れるということです。

採用サイトには書けないような企業の実情を知ることもできるでしょう。

 

ダイレクトリクルーティングは一見すると企業にのみ魅力があるようですが、学生側にも大きな魅力があるのです。

 

②企業の雰囲気を掴みやすい

ナビサイトを通じた採用のように、不特定多数の学生と接触する必要がダイレクトリクルーティングにはありません。

 

そのため企業としては、ある程度最初のスクリーニングが完了している学生と接触できる場がダイレクトリクルーティングなのです。

その結果、いわゆる会社説明会のように堅い雰囲気ではなく、企業側もリラックスした空気で選考に臨んでくれます。

 

その結果、よりリアルな企業の雰囲気を学生は感じ取れるだけでなく、社員同士のコミュニケーションなどを目撃するシーンもあるでしょう。

そこで発生するリアルなやり取りが、自分にとって適切かどうかというはんだんじくなどを持つことができることは、ダイレクトリクルーティングにしかない魅力と言えます。

 

「企業の口コミを見た結果、内部事情が気になる…」

 

「企業は学生には良い顔しか見せていないのでは?」

 

と感じる場合には、ダイレクトリクルーティングを実施している企業を見るのが良いかもしれません。

 

③内定まで最短距離で進みやすい

人事側のメリットで紹介したように、内定を最短距離で獲得できるという点はダイレクトリクルーティングの大きなメリットです。

 

  • とにかく早く内定を獲得したい
  • まずは内定を獲得して安心して就活したい

 

など、その理由は人それぞれでも、とにかく内定が欲しいという場合にはダイレクトリクルーティングを実施している企業がおすすめです。

 

4.ダイレクトリクルーティングを活用するポイント

では、ダイレクトリクルーティングを活用するにはどのようなポイントがあるのでしょうか。

 

①知らない企業にも積極的に接触してみる

②人事と強いコネクションを築く

③他の就活生とのネットワークを上手く使う

 

以上3つのポイントを紹介します。

 

①知らない企業にも積極的に接触してみる

大手企業は、従来のナビサイト型採用でも十分に学生を獲得できる傾向があります。

近年ではダイレクトリクルーティングに取り組む企業は増えていますが、決して多いとは言えません。そのため、必然的にダイレクトリクルーティングに取り組むのは中堅企業やベンチャー企業が多くなります。

 

その結果、就活をするまで全く聞いたことがないという企業に出会うかもしれません。

 

就活をするまではそのような企業はスルーしてしまうかもしれませんが、就活中であればぜひ一度話を聞いてみるべきです。

 

知らない企業でも面白い事業を展開していたり、日頃自分が利用していた商品やサービスを支えているケースは少なくありません。

また、面白い人事や良き就活仲間に出会える可能性もあるでしょう。

 

ダイレクトリクルーティングは直接的に人と関わる機会が多い分、得るものが多い可能性も高いと言えます。

 

特に就活初期の場合には、積極的にあらゆる企業と関わってみてはいかがでしょうか。

 

②人事と強いコネクションを築く

ダイレクトリクルーティングならではの強みを活かすのであれば、人事と強いコネクションを築いておくのも良いでしょう。

 

もちろん人事は、コネクションがあるからといって優先的に入社させてくれることはありません。しかし、親身に就活相談に乗ってくれたり、場合によっては向いている企業の人事を紹介してくれるケースがあるかもしれません。

 

皆さんが思っている以上に、人事のネットワークは狭く、強固である可能性が高いと言えます。そのため味方となる人事との接点をつくっておくのは良い戦略だと言えるでしょう。

 

③他の就活生とのネットワークを上手く使う

ダイレクトリクルーティングのイベントに参加した場合、他の就活生との関係を築きやすいという点は大きな特徴です。

 

「就活に仲間なんている?」と思うかもしれませんが、選考の進捗を聞いたり、人事からのフィードバックを聞いたりすると、自分のことでなくても参考になるポイントがあるかもしれません。

 

他の就活生とネットワークを作ることができれば、何か困ったことがある際には役立つかもしれません。ぜひ気が合いそうな就活生を見つけた際には、積極的に話しかけてみてはいかがでしょうか。

 

5.就活生必見!ダイレクトリクルーティングならではの特徴

では、最後にダイレクトリクルーティングならではの就活の特徴をご紹介しましょう。

 

①話しやすい企業が多い

②親身に相談に乗ってくれる人事やキャリアアドバイザーがいる

③他の就活生とつながりやすい

 

こちらの3つの特徴を解説します。

 

①話しやすい企業が多い

ダイレクトリクルーティングは、一辺倒な企業説明をするのではなく、学生のスタンスやテンションに応じて臨機応変に話題を変えるなど、人事側のスキルが求められます。

そのため、様々なシーンで「話す」ということに対して実践的な経験を積んできた人事が多く、ゆえに企業の雰囲気も話しやすくなっています。

 

スーツを着用しているケースなどもほとんどなく、気兼ねなく会話できる雰囲気はダイレクトリクルーティングならではの強みかもしれません。

 

②親身に相談に乗ってくれる人事やキャリアアドバイザーがいる

ダイレクトリクルーティングのサービスを展開する企業の多くは、自社でキャリアアドバイザーを抱えているケースが多いです。

そのため、人事といきなり直接会話するのではなく、まずはキャリアアドバイザーと会話するというケースも少なくありません。

 

特定企業の人事ではないため、企業選びの相談などを気兼ねなくできるほか、自己分析の相談などもすることができるでしょう。

もちろん人事であっても、同様に親切な人がいる可能性が非常に高いです。

 

万が一就活に悩んでいる場合には、敢えてダイレクトリクルーティングを検討してみるのも良いかもしれません。

 

③他の就活生とつながりやすい

先にもご紹介した通り、他の就活生とつながりやすいのはダイレクトリクルーティングのメリットです。

 

人事やダイレクトリクルーティングのサービスを展開する企業は何らかのテーマを持って学生を集めているため、どこかシンパシーを感じる学生と会いやすくなっています。

 

口コミサイトに頼らないリアルな口コミを把握するために、ぜひダイレクトリクルーティングを活用してみてはいかがでしょうか。

6.おわりに:ダイレクトリクルーティングを活用してみて

いかがでしたか?

 

本記事では、就活生目線でダイレクトリクルーティングとは何か、なぜダイレクトリクルーティングがこんなにも注目されたのか、就活生にとってどのようなメリットがあるかなどを詳しく解説してきました。

 

就活に悩んでいたり、不安がある就活生こそぜひダイレクトリクルーティングを活用し、自分らしい就活に取り組んでみてほしいです。

 

様々な立場の就活の「仲間」ができるのが、ダイレクトリクルーティングならではの最大の特徴なのかもしれませんね。

 

ダイレクトリクルーティングは通常の採用時期と比較し、通年で実施されていることも多いため、「やってみたい!」と思ったときに取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

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就活ハンドブック編集部

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