【ES】履歴書のスポーツ欄は重要?書き方のポイントも解説

【ES】履歴書のスポーツ欄は重要?書き方のポイントも解説

2022年10月28日更新

はじめに

就活で履歴書やエントリーシートにスポーツ経験を記入する「スポーツ欄」があると思います。

スポーツ欄は枠が小さいことが多いため、存在感がなく就活生はあまり内容を重視しないのではないでしょうか。

 

「履歴書のスポーツ欄には何を書くのかよくわからない」

「履歴書のスポーツ欄は重要なの?」

「スポーツ経験がない人は何を書けばいいの?」

「スポーツ欄の枠がない場合はどうすれば良いの?」

 

実際のところ、企業はどれくらい就活生の「履歴書のスポーツ欄」を見ているのか、企業はスポーツ欄から何を確認しているのかなど疑問に思いますよね。

 

今回は、そんな疑問を持った就活生向けに、履歴書のスポーツ欄について細かく紹介していきます。

この記事を読めば、「履歴書のスポーツ欄」の重要性が分かります。

1.履歴書のスポーツ欄は重要?

結論、履歴書のスポーツ欄はかなり重要になります。

ガクチカよりも、スポーツ欄のスポーツ経験の方が見られているケースも多いです。ここではなぜ履歴書のスポーツ欄が重要なのか見ていきます。

 

スポーツは企業活動と似ている

履歴書のスポーツ欄が重要な理由は、スポーツは企業活動と非常に似ていて「社会で必要な能力」が身につくからです。

 

具体的には、スポーツも企業も「組織で動く」「結果や成果が問われる」「連携が大切」などと、1つの目標やゴールに向かって、所属メンバーが皆同じ方向に向かって進んでいくものです。

 

そのようなスポーツ経験を学生時代にしたかしていないかが入社後大きな差となります。

スポーツなどのチームで協力して何かを達成する経験がないと、入社後、部署でコミュニケーションを取りながら柔軟に動けるかどうか企業側は心配になってしまうでしょう。

 

また、スポーツは上下の関係が厳しいことも多いため、先輩後輩、同僚との関わり方や礼儀が身についているかどうかもスポーツをしていたかどうかで評価されてしまうこともあります。

 

スポーツ経験は仕事に活かせる

さらに、スポーツ経験は仕事にも活かせるため、重要視されています。

スポーツと同様に、企業での仕事も、部署やグループごとに目標やゴール、目的をもって、効率よく連携よく仕事をこなしていかなければなりません。

 

日々辛い練習に耐えて乗り越えてきた人や、チームで連携をしながらコミュニケーションを取ってきた人は、企業でも上手く人間関係を形成できたり、粘り強く仕事ができたりと活躍が期待できます。

 

2.企業が就活生のスポーツ経験で見ているポイントは?

就活で、企業がスポーツ経験を質問する理由は、たくさんあります。

企業によって重視している内容は異なるかもしれませんが、下記のようなポイントを確認しています。

 

自分が頑張ってきたスポーツをだらだらと語るのではなく、スポーツを通して「身につけたこと」や「気づき」を説明できることが望ましいです。

 

組織の中でメンバーとどのように関わることができるか

 

企業では、幅広い年齢層、役職者と関わることが多くなるでしょう。

部活動なども同じで、同学年のメンバーだけでなく、監督やコーチ、先輩・後輩など様々な方と関わりながら組織で動いていたと思います。

メンバー同士の意見の相違があることも多く、調整力や交渉力も身に付きます。

仕事もスポーツなどの部活動も一人で完結するものでなく、組織やチームのメンバーと関わり、皆で進めていくものです。

 

そのため、スポーツなどの部活動で身につけた周囲や他者との関わり方を企業は確認しています。

 

スポーツする上で(部活動など)どのような役割だったか

 

部活動などに所属していると、役割につくこともあります。

中には、キャプテン、部長などを務めた経験がある方もいるのではないでしょうか。

 

自分がそのスポーツや部活動の中で、どのような役割を担い、どのようにその役割をこなしてきたかという具体的なエピソードがあると、企業側も、入社後どのように活躍できそうかイメージをすることができます。

企業は、就活生がどのような役割をどのようにこなしてきたかをしっかりと確認しています。

 

どのような成果・実績を出したか

 

企業では、成果や実績を出すことが求められるため、部活動などのスポーツ経験から団体や個人の成果や実績を確認しています。

もちろん、実績や成果だけでなく、その過程の努力や戦略を立てることもアピールポイントにはなりますが、実績や成果が表れているに越したことはありません。

大会などでの成果や実績をアピールすると、他の学生と差をつけられます。

 

人柄・考え方

 

企業は、就活生のスポーツ経験を聞くことで、スポーツを通して組織の中でどのような役割を担ってきたか、どのような活動をしてきたか、苦しい時・悔しい時・辛い時にどのように乗り越えてきたかなどの情報から人柄や考え方を確認しています。

そして、自分の企業の風土や方向性にマッチした就活生を見極めています。

 

スポーツをしてきた人は、頑張るためのモチベーションがあったり、物事への取り組み姿勢が一生懸命という印象があり、企業からも評価が高いです。

 

スポーツ経験から学んだこと

 

企業は、就活生からスポーツ経験を聞くことで、「どのような経験をして何を学び、それをどのように企業で活かしたいと思っているか」を確認しています。

 

スポーツ経験は、企業など組織で働く上で重視されるのです。スポーツ経験から学んだこと、気づいたこと、身につけたことを自分の言葉でしっかりと話せるようにしておきましょう。

 

忍耐力

 

スポーツをしていると、目標のために日々黙々と練習をしたりと我慢強く耐えなければならないことが多いです。

 

そうしていくうちに、自然と忍耐力がついてきます。

忍耐力があると、ちょっとのことで落ち込んだり、くじけたり、やる気がなくなったりということが少ないです。

 

企業は入社後、どんなことがあっても元気に頑張れる人材を求めています。そのため、スポーツ経験を聞くことで忍耐力があるかないかを判断しています。

 

3.スポーツ経験でアピールできること

スポーツ経験があることが就活で評価されることは分かったと思いますが、スポーツ経験で実際に企業にアピールできることは具体的に何なのでしょうか。

 

チームワーク・協調性

 

特に、チームで行うスポーツはチームワークや協調性が必要になります。

ゴールに向かって、チーム皆で戦略を立て、その戦略で勝利するために、仲間やコーチと連携し、コミュニケーションを取ることが多いと思います。

その過程で、チームワークや協調性を身につけることができるのです。

 

このチームワークや協調性は、社会人になってからも十分に活かすことができます。

組織の中で、自分本位に仕事を進めてしまうのではなく、上司や同僚とコミュニケーションを取りながら、より効率よく質の高い仕事ができるようになります。

 

体力

 

特に、学生時代の部活動などのスポーツ経験がある人は、チームで目標に向かって練習を続けたり、個人ではレギュラーを目指して練習を続けたりと、目標に向かって、努力をしてきた方も多いのではないでしょうか。

 

単純にはなりますが、学生時代の若い時に身体を動かしていると、体力が付きます。

仕事でも体力は非常に重要で、体力がなくすぐに風邪をひいて休んでしまうようでは、仕事になりません。

よって、体力があることは十分なアピール要素になります。

 

精神力

 

団体競技でも個人競技でも、スポーツは精神力が身に付きやすいため、精神力も十分なアピ―ルになります。

団体競技では、レギュラー入りするためやチーム優勝するために日々必死に練習を重ね努力する、個人競技では、試合で自分一人で最大限の力を発揮し、粘り強く戦う、などと精神力を鍛えることができます。

 

ストレス耐性

 

ストレス社会の中で、多くの企業は「ストレス耐性」のある人材を求めています。

仕事をしていく中で、全て自分の思う通りに上手くいくとは限りません。そんな時、「ストレス耐性」が備わっているかどうかが肝心になります。

 

最近は、転職が普通の社会になり、少しでも嫌なことがあると転職に逃げてしまう人もいるため、このストレス耐性があると評価されます。

 

スポーツは、厳しい練習や試合での勝負・敗北、スランプなど心身ともに負荷がかかることが多いです。

スポーツ経験がある人は、そのような負荷がかかった状況を経験しているため、ちょっとしたことでくじけず、辛い環境下でも歯を食いしばって頑張ることができます。

特に、同じスポーツを長年続けてきた人は、ストレス耐性が他の人よりもあるため、仕事も同じ場所で長くしっかりと続けることができるでしょう。

4.スポーツ欄の書き方

スポーツ欄にこれまで経験してきたスポーツについて記入する際のコツを紹介します。

履歴書のフォーマットにもよりますが、大抵スポーツ欄は枠が小さいです。

そこには「競技名、実績、経験年数」などを簡潔に要点を絞って記載することをおすすめします。

特に、スポーツ経験から得た「強み」などがある人は、自己PR欄により詳しく記載するのも良いです。

 

スポーツ経験を通して得たものを明確に書く

まずは、スポーツ経験を通して得たアピールポイントを明確に書きます。

 

取り組み過程も大切ですが、まずは、結論の部分である得たもの・アピールポイントになるものを要点を絞って書きます。

また、たくさんのアピールポイントがある場合でも、どれか1つに絞りましょう。

 

アピールポイントがたくさんあるのは素晴らしいことですが、履歴書のスペースもあまりありませんし、多く並べてしまうと具体的に書くことができなくなります。

 

実績よりも過程を重視して書く

アピールポイントを最初に書いたら、その過程で取り組んできたことを書きます。

具体的には、スポーツをする上での課題や悩み・苦しかったことなどを記載し、それをどのように乗り越えてきたかを分かりやすく書きます。

たくさんの努力の過程をしっかりと書きましょう。

 

仕事でどのように活かせるかを書く

アピールポイントとその過程での取り組み方を書いたら、最後にスポーツ経験で得たことや学びを仕事でどのように活かすことができるかを考え、記載します。

就活生が仕事にどのように活かせるかを書くと、企業も入社後どのように活躍してくれるかをイメージしやすくなります。必ず記載するようにしましょう。

 

5.スポーツ欄に関するよくある質問

次は、就活の「履歴書のスポーツ欄」でよくある質問を紹介します。

 

Q:履歴書のスポーツ欄がない場合はどこに書けば良い?

 

A:履歴書にスポーツ経験を書きたい就活生もいると思います。

しかし、履歴書のフォーマットによっては、スポーツ欄がないこともあります。

その際、スポーツ経験をどこに書けばよいかわからず困っている方も多いのではないでしょうか。

 

そんな時は「趣味・特技欄」「自己PR欄」「志望動機欄」を活用して、これまでのスポーツ経験を書くと良いです。

スポーツ欄は軽視しがちですが、実はスポーツ経験を通してアピールできることはたくさんあるため、適当に書かず真剣に書くようにしましょう。

 

Q:大会出場や入賞など目立った実績がない場合はどうすれば良い?

A:スポーツを経験していても結果や実績がないという方も多いと思います。

その場合は、実績ではなく、取り組みについて詳しく説明すると良いです。スポーツをしていく中で、困難だったことやそれをどのように乗り越えたか、目標は何でどのように取り組んできたかなどを具体的に表します。

例えば、レギュラーにはなれなかったけど、陰でどんなことをしてきたか、どんなサポートをしてきたかを今一度振り返り、深堀してみると良いでしょう。

そうすることで、人柄や価値観など十分に企業に伝わります。

 

Q:スポーツ欄が小さすぎる場合はどうすれば良い?

A:履歴書のスポーツ欄が小さすぎる場合は、要点を絞って書くようにしましょう。

 

他の項目で説明をする前提で、「競技名、実績、経験年数」のみをはっきり簡潔に書くと面接官に印象付けをすることができます。

 

小さい枠に小さい文字でダラダラとエピソードまで書くのは避けましょう。

6.まとめ:意外と見られるスポーツ欄、しっかり対策しよう

今回は、意外と見逃しがちな「履歴書のスポーツ欄」の重要性や書き方、企業が見ているポイントについて紹介をしました。

 

履歴書のスポーツ欄はとても小さく、つい手を抜きがちなのですが、実はスポーツ経験はかなり注目されるのです。

 

志望動機や自己PRと同様に、履歴書の中でも重要な位置づけだということを忘れずに真剣に考えましょう。そして、スポーツ経験がある方は、しっかりとアピールすると良いです。

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