【必見】自己PRと強みの違いは?答える時のポイントを解説

【必見】自己PRと強みの違いは?答える時のポイントを解説

2022年10月24日更新

はじめに

就活をしていくと、エントリーシートや面接で自己PRや自分の強みを聞かれることが多いのではないでしょうか。

 

自己PRや自分の強みというワードはよく聞くと思いますが、しっかりと違いを理解している就活生は少ないのではないかと思います。

 

「面接で自己PRや強みを聞かれるけど違いがよくわからない」

「自己PRと強みが同じになってしまう」

「自己PRと強みを質問してくる会社の意図は何?」

 

今回はそんな悩みを持つ就活生のために、自己PRと強みの違いについて解説していきます。

また、それぞれ面接で答える時のポイントについても紹介していきます。

 

1.自己PRと強みの違いとは?

自己PRと強みの違いはとても似ているので分かりにくいですが、しっかりと違いはあります。

 

<自己PR>

  • 強みやこれまでの経験がその会社でどのように活かせるかをアピールするもの
  • 自分を採用したときのメリットを伝え自分を売り込むもの、自分を宣伝するもの

 

<強み>

  • 仕事で成果を出すために活かせるものやスキル

 

これらの違いを理解した上で、自己PRと強みを作成していかなければなりません。

2.自己PRの際に使える強み

具体的に、強みと言ってもどのようなものがあるか分からない方向けに、自己PRを話す際、使える強みを一覧にしてみました。

 

<行動する力>

  • 実行力、主体性、探求心

 

<思考する力>

  • 企画力、分析力、創造力

 

<対人能力>

  • コミュニケーション能力、協調性、誠実性

 

<発信する力>

  • プレゼンテーション能力、発信力、会話力

 

<諦めず耐える力>

  • 忍耐力、持続力、継続力

 

一度は聞いたことがあるワードだと思いますが、実際にそのワードがどのような意味を指すかを調べ、正しい使い方をしましょう。

それぞれのワードの意味が分かったら、自分自身の性格などに当てはめていくと良いです。

 

強みが決まったら、なぜそれを強みとしたのか理由を具体的に表しましょう。

そして、その強みが企業でどんな風に役立てるかを考えることがとても大切です。

3.自己PRを書くときのポイント

自己PRを書くときにおさえておくべきポイントを説明していきます。

 

自己PRを書くときに必要になるのが「これまでの経験から得たもの・スキル」です。

 

「これまでの経験から得られたもの・スキル」を説明した上で「なぜその企業を志望するのか」「その職種でどのように活かすことができるのか」ということをアピールしていきます。

 

具体的には、強みを活かした出来事や場面の話を約8割、仕事においてどのように活かすことができるかを約2割で構成すると良いです。

 

強みを軸に書くことになるため、強みで書いたことと同じような内容になってしまうこともあります。

 

その際は、内容を大きく変える必要はありませんが、文章の構成を変えたりと工夫をする必要があります。強みを活かしてその企業でどのように貢献できるかを自分の言葉でしっかり伝えましょう。

4.強みを書くときのポイント

まずは、自分が優れていると感じる点や、自信をもってできると思うことをできるだけたくさん書き出していきます。

 

その強みが応募先の企業にどのように活用できるか、役に立つかを考えてみましょう。

 

強みが形成された出来事やエピソード、強みを活かした場面を明確にし、仕事にどのように活かしていくかを偏りなく話せるような構成にすることがポイントになります。

5.ESや面接で自己PRと強みの両方を聞かれた場合のポイント

エントリーシートや面接で自己PRと強みの両方を聞かれたとき「同じような内容なのだけど…」と焦ってしまいますよね。

 

しかし、自己PRや強みの内容が被ってしまっても大丈夫です。

全く同じ内容の話をするのはいけませんが、内容が繋がることは問題ありません。

むしろ、自己PRと強みの内容が繋がっていないと一貫性がないように見えてしまいます。

 

ポイントとしては、内容が似てしまっていても、伝え方を変えて話すことが大切です。

大きな内容は同じだとしても、途中のエピソードや言葉を変えて、同じような印象にならない工夫をすると良いです。

6.自己PRや強みを聞くことで会社が見極めていること

次は、就活生に自己PRや強みを聞く会社の目的を見ていきましょう。

自己PRや強みを聞くことで、会社は就活生の色々な面を見極めています。

 

就活生の強みと自分の会社との相性

まず一番の目的は、就活生自身の強みと自社との相性が良いかどうかです。

いくら素晴らしい経験をして魅力があったとしても、その企業で活かすことができなければ、企業としては採用する意味がありません。

 

面接のポイントは「採用したいと思ってもらえるか」なので、「採用したい」と思ってもらえるように、志望企業の求めるスキルを持っているかどうかしっかりと自己分析をすると良いです。

 

就活生の中にはたくさんの強みを持っている方が多いのですが、「応募先の企業で必要とされる強み」をアピールできていないことがあります。

例えば、会社が「海外展開を拡大していくため、チャレンジができる人」を求めていたとして、面接を受けた就活生が「自分は地道に努力して裏方の仕事をきっちりと行うことができる」という強みをアピールしても、会社のニーズと本人の強みはマッチしません。

 

就活する際は、応募した企業がどんな人を求めているのかをしっかりと把握し、入社後ギャップを感じないようにしましょう。

 

行動特性

自己PRや自分の強みから行動特性を見ている企業もあります。

人は同じ状況に直面しても、人によって異なる行動をとり、それを行動特性と言います。

同じ状況に直面した時に、行動する内容や感じた内容から、その人が重視するものが何か見えてくるのです。

企業は、就活生の持っているスキルやこれまでの経験、考え方を知り、会社に入ったらどのように活躍してくれそうか、どんなことをしてもらえそうか具体的に知りたいと考えています。

 

しかし、この行動特性も企業によって求めるものが変わってきます。

必ずしも自分の行動特性が応募企業にマッチするとは限りませんが、ミスマッチを防ぐためにも、面接前の段階で社員の方にどのような行動特性を持った方が活躍されているか、どのような人を求めているかを確認しておくと良いでしょう。

 

伝える力

いくら自己PRや自分の強みの内容が素晴らしくても、正しく相手に伝わらなければ意味がなくなってしまいます。

そこで「どのように自己PR、強みを伝えるか」をしっかりと考える必要があります。

 

まずは、簡潔にわかりやすく伝えることです。

就活生にありがちなのが、面接官に理解してもらいたいという思いが強く、色々な要素を入れすぎてしまい、結局何が言いたいのかわからなくなってしまうことです。

 

面接ではむしろ、簡潔に伝えることで、その他の細かい部分は面接官に質問してもらうくらいで良いと思います。

面接官が知りたい情報だけ丁寧に伝えてあげれば、伝わりやすいです。

面接は限られた短い時間なので、簡潔に伝え、相手がイメージしやすい内容にすることをおすすめします。

 

企業研究ができているかどうか

自己PRは特に、企業に自分を売り込むことが目的となってくるため、企業は自己PRを通して、企業研究ができているかどうかを確認していることもあります。

しっかりと企業の将来ビジョンや求める人材像を調べ、企業が求める人材像に合った内容で自己PRや強みを話す必要があるのです。

 

7.自己PRや強みを伝える時のポイント

面接時だけでなく、エントリーシートでも同じことが言えると思いますが、自己PRや強みを考えた後、しっかりと相手に伝えることが大切です。

 

結論から話す

自己PRや強みを伝えるときに限らず、日常生活でも同じことが言えるのですが、伝えたいことは結論から話しましょう。聞いたことがある方もいるかもしれませんが、「PREP法」を有効活用することもおすすめです。

 

<PREP法>

  • Point(要点・結論)
  • Reason(理由)
  • Example(具体例)
  • Point(要点・結論)

 

つい自分の伝えたいことだけを話してしまいがちですが、文章を整理し、要点や結論を先に述べます。

そのあとに理由や具体的な例を話すことで、説得力を持たせます。

最後に再度要点や結論を話すことで、より相手に自己PRや強みを伝えやすくなるのでぜひ実践してみてください。

 

自分の強みと企業の特徴をつなげて話す

単に、企業は就活生の強みを知りたいだけではありません。

就活生の強みを知って「自分の企業で活躍できそうかどうか、強みを活かせそうかどうか」を見ています。

 

そのため、いくら自分の強みをアピールしても、企業の風土や求める人材とマッチしていなければ、興味を持ってもらえない可能性もあります。

就活する際は、企業の風土や求める人材像をよく調べ、「自分が応募企業でどのような力を発揮できるか」「どのように強みを活かすことができるか」をしっかりと考えましょう。

 

企業風土や求める人材像を調べるためには会社パンフレットや会社ホームページだけでは、詳しく生の声を聞くことができないので、実際に会社説明会やインターンシップ、OB・OG訪問に行くなど積極的に行動することをおすすめします。

そして、「自分がその会社に入社することで、会社にどのようなメリット・利益を与えることができるか」を述べると、面接官も納得してくれるでしょう。

 

内容に客観性を持たせる

面接で強みを伝えるときは、内容に客観性を持たせることが重要です。

理由は「自分はこう思う、こう考える」などと主観的な話ばかりされても面接官は納得しにくいからです。

 

「自分だけそう思っているのではないか」「まわりからも同じ評価をされているのか」と面接官に思われてしまうので、客観的な情報を伝えると良いでしょう。

 

例えば、何かのチームに参加して実績に繋がったことや数値で表現できるような強みを選ぶことも大切です。そのためにもしっかりと自己分析をすることが重要になってきます。

 

具体的なエピソードを話す

自己PRや強みを話す際、説得力を持たせるためにも、結論の根拠となる具体的なエピソードを交えて話すことが重要です。

例えば「自分が置かれていた状況や立場に起こった問題をどのように解決してきたか、どのような行動をとって解決したか」など、面接官が想像しやすいように、なるべく具体的に話すようにしましょう。

注意点は、具体的に話しすぎると、話が長くなり、面接官に聞いてもらえなくなってしまうこともあるため、簡潔に分かりやすく説明ができるようにしなければなりません。

 

 

 

8.よくある質問

次に、よくある質問を紹介していきます。

 

Q:強みと長所の違いは何?

A:自己PRと強みの違いはわかったと思います。それでは、強みと長所の違いについて聞かれたらどうでしょう。強みと長所もとても似ていて、区別がつきにくいと思います。

 

<強み>

  • 仕事で成果を出すために活かせるものやスキル

 

<長所>

  • 相手に対して直接的なメリットはないが、自分自身の優れたところ

 

簡単に言うと、企業にとってメリットがある自分の優れたところを強みと思ってもらえれば良いです。

一方、長所とは、単なる自分の優れた特徴であり、それを何かに活かすというような意味合いは含まれないと思ってもらえれば良いです。

就活では長所というよりは、強み・自己PRという言葉の方がよく使われます。

 

Q:自分の強みがよくわからない

A:「自分の強みは何か」と聞かれても、パッと出てこない就活生は多いのではないでしょうか。

これは、日本人の特徴でもあり、日本人は謙遜の文化があるため、自分を自分で褒めることが少なかったり、まわりからも褒められることが多くないと思います。

その結果、自分で自分の強みに気づく機会が少ない傾向にあります。

強みとは特別な能力ではなく、自分の個性や特徴のことです。誰にも負けないものが強みなのではなく、自分自身、自信をもってできる内容や得意な内容が強みとなります。

また、強みがわからない多くの就活生には、共通して自己分析不足であることが挙げられます。

最近は色んな種類の自己分析ツールがあるため、この機会にぜひ自己分析を深めていきましょう。

 

9.まとめ

就活の面接でよく質問される、自己PRと強みの違いを紹介しました。

なかなか違いが分かりにくいですが、企業側も自己PRと強みをあえて分けて聞く意図があるため、しっかりと整理をして自分の自己PRと強みを考えていきましょう。

 

また、自己PRや強みは、志望動機と同じくらい重要なものになってきます。

自己PRや強みがはっきりしていないと軸がブレてしまい、その他の項目も考えにくくなったり、一貫性がなくなったりします。

忙しい就活時期だとは思いますが、しっかり考えるべき項目には時間をかけて向き合いましょう。

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