就活生必見!履歴書に書ける資格一覧と正しい書き方完全ガイド

就活生必見!履歴書に書ける資格一覧と正しい書き方完全ガイド

2024年8月10日更新

はじめに

就職活動で、自分のスキルや能力をアピールできる履歴書の資格欄。

しかし、「履歴書に書ける資格は?」「何級から書ける?」「あえて書かない?」など、履歴書の資格欄をどう書けばよいか、悩む就活生も多いでしょう。

本記事では、就活で有利な資格を分類別に紹介するほか、正しい書き方、他の就活生に差をつけるために書くべきこと、資格を書く際の注意点などを解説します。

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就活に資格は必要?

就活において大きな武器にもなり得る保有資格。

経理職やITエンジニアなどの専門性の高い職種では、職務上、資格を保有していることが条件とされるケースがあります。

また、業界別に、重視される資格もあるでしょう。

保有資格を履歴書に書くことで、志望業界や職種における専門性や熱意をアピールでき、他の就活生に差をつけることも可能です。

ただし、新卒採用はポテンシャル採用のため、即戦力を求めないことが一般的であり、専門性の高い職種を除けば、必ずしも資格は必要ではありません。

【分類別】就活に有利!履歴書に書ける資格一覧と概要解説

自身が希望する業界や職種を目指す上で、アピール材料になりうる保有資格。

ここでは、就活に有利な資格を分類別に紹介しますので、参考にしてください。

資格主な対象業界
【ビジネス系資格】
ファイナンシャル・プランニング技能士保険・金融・税理士法人・不動産業界など
宅地建物取引士不動産
社会保険労務士企業全般(人事・労務部門)/社労士法人
秘書技能検定企業全般(秘書部門・総務・人事・営業事務部門など)
日本商工会議所簿記検定企業全般(経理部門)/金融・商社など
【語学系資格】
実用英語技能検定企業全般/メーカー・外資系・航空・商社など
TOEIC
TOEFL
【IT系資格】
ITパスポート企業全般(総務・経理・生産・営業部門などシステムユーザー部門全般)
基本情報技術者試験企業全般(情報システム部門)/ITなど
応用情報技術者試験
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)企業全般
【普通自動車第一種運転免許】企業全般(営業職)/自動車・介護・不動産など

ここからは、それぞれの資格について、分野別に概要を説明します。

企業全般で評価されやすいビジネス系資格

ビジネス系の資格は、企業全般で評価されやすい資格です。

なかには、国家資格もあり、資格によっては、企業から資格手当が支給されることもあります。

ファイナンシャル・プランニング技能士

ファイナンシャル・プランニング技能士は、金融知識を証明する資格で、特に保険・金融・不動産業界で有利でしょう。

税金や相続対策、資産運用やリスク管理に関する職種に有効な資格です。

なお、検定名は「ファイナンシャル・プランニング技能検定」であり、検定に合格すると「ファイナンシャル・プランニング技能士」を名乗ることができます。

宅地建物取引士(宅建)

宅地建物取引士は、不動産取引に必須の資格であり、不動産業界では欠かせません。

不動産業界でのキャリアを目指すなら、取得しておくと就活で大きなアドバンテージになります。

社会保険労務士(社労士)

社会保険労務士は、労務管理や社会保険に関する専門知識を証明する資格。

企業で、人事・労務部門でのキャリアを築きたい場合におすすめの資格です。

しかし、難易度が高いため、就活に向けて取得するというより、今後、目指したい資格としてアピールすることも考えられます。

秘書技能検定

秘書技能検定は、オフィスマナーやコミュニケーション能力を証明する資格です。

企業の秘書やアシスタント、総務・人事・営業の各事務部門など、オフィスワーク全般に有効でしょう。

この検定は、人に良い印象をどう与えるかを学ぶもので、採用面接を控えた就活生にとっても非常に役立ちます。

日本商工会議所簿記検定

日本商工会議所簿記検定は、財務・会計知識を証明する資格で、企業の経理部門、あるいは金融や商社業界で評価されやすいでしょう。

高度な商業簿記や工業簿記を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できる「2級」を取得していると、就活に有利になります。

なお、正式名称は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定」ですが、履歴書上は、「日本商工会議所簿記検定」と記すことが一般的です。

外資系やグローバル企業で有利な語学系資格

語学系の資格は、外資系企業のほか、海外部門や営業職などグローバル展開する企業で有利です。

実用英語技能検定

実用英語技能検定は「英検」ともいい、英語能力を証明する資格です。

就職試験では、2級以上を取得していると、ビジネスシーンでも通用する英語力を持っていると判断されます。

TOEIC

TOEICは、ビジネス英語能力を証明するもので、外資系企業やグローバル企業での評価が高い資格です。

英語能力を幅広く評価する世界共通のテストプログラムで、一般的には、800点以上のスコア保有者は、英語力が高いと認識されます。

TOEFL

TOEFLは、大学や大学院レベルのアカデミックな場面で必要な英語能力を測る資格。

自然・社会科学や芸術の幅広い教養科目などのトピックスが扱われています。

留学や仕事でも必要な統合型スキルを測定され、教員や公務員試験、国際機関など、高スコア保有者は、採用の場面で高く評価されます。

グローバルなキャリアを目指す就活生に有利な資格といえるでしょう。

これからのデジタル社会に欠かせないIT系資格

IT系の資格は、IT業界だけでなく、多くの企業で求められるスキルを証明するものです。

ITパスポート(Iパス)

ITパスポートは、全てのビジネスパーソンや学生を対象としたITの基礎的知識を問う資格です。

デジタル技術が加速化する昨今、「IT」は、企業が生き残るために不可欠なリテラシーで、就活生やビジネスパーソンにとって欠かせない知識です。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門となる国家試験。

IT企業や企業の情報システム部門を対象に、プログラミングやシステム設計の基礎知識など、ITエンジニアとしてのリテラシーを示すことができる資格です。

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は、Microsoft Officeの操作スキルを証明する資格で、企業全般で活用できます。

事務職をはじめとして、営業職や開発職など、ExcelやWordのスキルが不可欠な職種全般で評価される汎用性の高い資格です。

営業職等で必須!普通自動車第一種運転免許

普通自動車第一種運転免許は、企業全般の営業や介護・不動産業界など、自動車を使用する業務において必須な資格。

自動車販売や自動車整備に関わる職種でも不可欠です。

ただし、普通自動車第一種運転免許の取得は一定の時間を要するため、就活に取得が間に合わないケースがあるでしょう。

この場合、履歴書の資格欄で「〇年〇月取得予定」のように、いつまでに取得するかを明記すると良いでしょう。

履歴書に資格を書く際の正しい書き方

資格を書く際はルールがあるため、履歴書を書く前に一度確認しておくのがおすすめです。具体的には次をご覧ください。

  • 資格名は正式名称で書く
  • 取得した日付順で書く
  • 西暦和暦を統一する
  • 複数ある場合は優先度が高いものを書く
  • 取得予定なら「勉強中」と書く
  • 資格がないなら「特になし」と書く

それでは具体的に見ていきましょう。

資格名は正式名称で書く

資格名は、原則、正式名称で記載します。

たとえば、多くの方が馴染みある「英検」。正しくは「実用英語技能検定」です。間違っても「英検〇級取得」と履歴書に書かないようにしてください。

また、運転免許は、旅客運送など営利目的の免許(普通自動車第二種免許)でない限り、「普通自動車第一種免許」となりますので、正しく記載しましょう。

前章で紹介した内容や公式サイトで必ず確認し、適切な名称を書くようにしてください。

ただし、日本商工会議所簿記検定のように、正式名称が長いため、略称で記載することが一般的な資格もあります。

取得した日付順で書く

資格は、原則、取得した日付順で履歴書に書きます。
証明書などに取得日が記されていますので、その取得日を記載してください。

まれに、受験した日付や証明書を受理した日付を書く学生もいますが、取得した日付が正となりますので、留意してください。
なお、資格の中でも多くの方が取得している運転免許は、最初にあるほうがわかりやすいという理由から、例外として最初に記載することが一般的です。

面接官は、一度に大量の履歴書を見ますので、適切な配慮をおこなえると好印象です。

西暦和暦を統一する

履歴書に年号を書く際は、西暦和暦を統一してください。

西暦、和暦のどちらを使用しても構いませんが、使用する際はどちらか一方にあわせます。

西暦・和暦を合わせることは、ビジネス上の基本であり、混在しているとマイナス評価となる可能性がありますので、気をつけてください。

複数ある場合は優先度が高いものを書く

在学中に多くの資格を取得し、免許・資格の欄に入りきらない学生もいるかもしれません。

その場合は、業界や職種などに関連性が高いものを優先的に書きましょう。

外資系や海外で仕事をする可能性が高いなら、英検やTOEICなどの語学系資格は必須です。

関連性・優先度が低いものは記載しなくても構いません。

保有資格がないなら「特になし」と書く

資格を保有いない場合は、履歴書には「特になし」と記載します。

空欄で提出する就活生もいますが、企業から見て、記入漏れか保有資格がないのか判断つきません。

履歴書の資格取得欄に限らず、「該当がない場合はなし」とすることがビジネス上の基本ですので、留意してください。

また、ジョーカツではエントリーシートの書き方も紹介していますので、そちらも併せてご確認ください。

他の就活生に差をつけるために書くべき取得予定の資格

就活生のなかには、希望する業界や職種に就くため、資格取得を目指して学習していることもあるでしょう。

難易度の高い資格は、容易に取得できず、就活のタイミングに間に合わないケースもあります。

こうした努力は、たとえ資格取得の実績として書けなくても、熱意のアピールは可能です。

「取得してないから書かない」とはせず、ぜひ、「勉強中」等と記載して、積極的にアピールしましょう。

志望企業と関連性が高い資格を書くのが大切

履歴書に書く資格は、志望企業と関連性が高いものにします。

まったく関係のない資格をやみくもに書いてもアピールには繋がりません。

志望企業と関連性が低い資格を並べると、かえって「自分の非効率さ」を伝えてしまう恐れがあります。

資格はたしかに就活を有利に進めるための武器になりますが、なくても内定を得るのは可能。

履歴書に記載できる資格があるかどうかより「志望度の高さ」「将来のビジョン」などを明確に伝えることが大切です。

今一度、履歴書に記載する資格は、志望企業と関連性があるのかを見直してみてください。

あえて書かない?何級から?履歴書に資格を書く際の注意点

「あえて書かない方が良い?」「何級から書くべき?」など、履歴書の資格欄の記載方法に迷う就活生もいるでしょう。

ここでは、履歴書の資格欄を書く際の注意点を次のとおり解説します。

注意点
  • こうした資格はあえて書かない
  • 資格は何級から書く?かいて良い資格のレベル
  • 効力・期限が切れている資格は書かない

こうした資格はあえて書かない

資格取得欄には、あえて書かないほうが良い資格があります。

ここでは、どういった資格が対象なのかを説明します。

趣味の認定資格やスポーツの級・段

趣味に関する資格やスポーツの級・段は、企業との関連性が低いため、基本的には記載しない方が望ましいです。

そのため、ソムリエやアロマテラピー検定などは、関連職種でない限り記載する必要はありません。

例えば、酒類・飲料の製造や流通に関わる業種や飲食店では、ソムリエはアドバンテージになりますので、こうした関連する資格は積極的に記載してください。

ただし、こうした資格は、人物像を見るうえで有効な情報ですので、関連職種でない場合は、特技・趣味の欄に資格を記載することが良いでしょう。

具体的な資格は次の通りです。

書かなくても良い資格
  • ソムリエ/ワインエキスパート
  • ダイエット検定
  • パーソナルカラー検定
  • アロマテラピー検定
  • アンティーク検定
  • 全国道の駅検定

低い点数や級の語学系資格

低い点数のTOEICや級の低い実用英語技能検定などの語学系資格は、語学力がないと判断されるため、基本的には記載しない方が良いでしょう。

例えば、平均を大きく下回るTOEIC 400点以下や実用英語技能検定3級は、ビジネスレベルの英語力とは認められにくいため、あえて書かないほうが無難です。

資格は何級から書く?書いて良い資格のレベル

資格には、一定以上でないとアピールにならないレベルがあります。

ここでは、書いて良い資格のレベルの例を紹介します。

語学系資格(英検、TOEIC)

語学系資格(英検、TOEIC)は、一定の級やスコア以上でないとアピールにはなりません。

例えば、高校卒業程度の実用英語技能検定2級以上や平均点の600点を超えたTOEIC 700点以上がひとつの目安です。

日本商工会議所簿記検定

企業の経理部門や金融・商社の場合、日本商工会議所主催簿記検定なら2級以上が評価されるレベルです。

税理士法人や会計監査法人では、1級が目安となります。

効力・期限が切れている資格は書かない

学生の中には、ずいぶん前に資格を取得された方もいるのではないでしょうか。
もし、資格を履歴書に書く際は「期限が切れていないかどうか」を確認しておきましょう。

資格の中には定期的な更新が必要なものがあります。たとえば、運転免許証・Web検定・スポーツ指導者などです。資格にもよりますが、2〜4年前後で更新手続きをします。

就活をする前に期限が切れてしまうものがあれば、更新を済ませておくのがよいです。

履歴書に書ける資格に関するよくある質問

履歴書に書ける資格に関するよくある質問とその答えをまとめました。

よくある質問
  • パソコンや簿記の資格は有利になる?
  • どの職業でも役に立つ資格はあるの?
  • 履歴書に書ける資格で簡単に取得できるものは?

それぞれ具体的に見ていきましょう。

パソコンや簿記の資格は有利になる?

パソコンや簿記の資格も十分有利になります。

ワードやエクセルなどは、どの仕事でも必須のツールです。

在学中に資格を身につけ、ある程度使いこなせていれば、入社してからすぐに仕事を任されるでしょう。事務仕事をやる方にもおすすめです。

簿記は、商社・金融・税理士などへの就職を検討している際に有利となります。

将来、自分自身で独立される方にも役立つはず。取得を検討しているなら、2級以上、税理士を目指してみてください。

どの職業でも役に立つ資格はあるの?

デジタル社会の進展により、ビジネスパーソン全体に、IT知識が求められています。

こうした背景から、ITパスポートやMOSなどの資格は、どの職業でも役立ちやすいでしょう。

また、普通自動車第一種運転免許は、自動車を扱う業界・職種全般で役立ちます。

履歴書に書ける資格で簡単に取得できるものは?

就活でも有利になりやすく、簡単に取得できるものは「秘書技能検定」がおすすめです。
オフィスマナーを身につけられるだけではなく、コミュニケーション能力の高さをアピールできます。

合格率は、2級は60%程度、3級は70%程度です。
3級は高校生、2級は就職を意識した大学生の受験が多く、就活を意識して受検するならば、2級が望ましいでしょう。

2級は3級と違い、感じの良さのほか、効率のよい仕事の仕方も問われる級であり、就活を有利に進めることが可能です。

おわりに

履歴書に記載できる資格はとても幅広く、難易度もさまざまです。資格をもっているに越したことはありませんが、志望企業との関連性を考える必要があります。

特に、就活を有利に進めるにあたって資格取得に励むならなおさらです。計画的に取得しなければ、かけた時間が無駄になることも。

とはいっても、資格の有無が内定を決めるわけではありません。資格はあくまで補助的なものと考え、余裕がなければ他のことに時間を割いたほうが、効率的です。

就活までの時間を考慮して「今何が必要なのか」を見極めて、行動していきましょう。

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