【徹底解説】オンライン面接のマナーやポイントについて

【徹底解説】オンライン面接のマナーやポイントについて

2022年8月16日更新

はじめに

昨今の新型コロナウイルスの影響でテレワーク・オンライン授業などが加速してきました。海外の普及率と比べると日本はまだまだですが、オンラインを軸とした取り組みは今後もおこなわれていくでしょう。

 

就活でもオンライン面接での採用試験が増えています。自宅にいながら受験できれば、遠方の人でも気軽におこなえますよね。

 

そこで気になるのが、オンライン面接でのマナー。これまでの面接とは異なるため、注意するポイントも変わってきそうです。

 

「オンライン面接では何を気をつければいい?」「好印象に映るポイントってある?」と気になっている学生におすすめの内容なので、ぜひ参考にしてみてください。

1.オンライン面接のマナー

細かいポイントを挙げればキリがありませんが、以下5つのマナーを押さえておけば、安心です。

 

・入室:10分前にはスタンバイ

・挨拶:「おはようございます」「こんにちは」

・背景:何も映り込まない無地

・服装:指定がなくてもスーツ

・通信音:オフまたはマナーモード

 

普段の面接で気をつけていれば、新しく覚えることは多くありません。どれも基本的な物事ですので、この機会に覚えていきましょう。

 

①入室:10分前にはスタンバイ

オンライン面接では、10分前を目安に入室しておくのがいいでしょう。

 

早く入室する分には構いませんが、相手がログインしていなければ始まりませんので、必要以上に早くスタンバイしなくて大丈夫です。

 

企業によっては「オンタイムで入室をお願いします」と事前に伝えているケースもあるため、指示があればそれに従います。

 

指示がなければ「10分前入室」と心得ておきましょう。その際は、いつでも始められるような状態にして待っておきます。

 

②挨拶:「おはようございます」「こんにちは」

実際の面接とさほど変わりませんが、挨拶は「おはようございます」「こんにちは」などで大丈夫です。加えてフルネームで「名前」を伝えたあと、お辞儀をすればスマートで好印象に映ります。

 

たまに挨拶をしながらお辞儀をする学生がいますが、少しだらしなく見えてしまうので、「挨拶」と「お辞儀」はわけておこなうのが適切です。「挨拶」をしたあと「お辞儀」といった流れを意識してみてください。

 

また、オンライン面接だからといって特別な行動があるわけではありません。実際の面接と同じ振る舞いをすれば大丈夫です。

 

③背景:何も映り込まない無地

背景の設定を何もせずそのままにしている学生がいますが、設定に迷っているなら「無地」がおすすめです。自宅の場合でも後ろが壁になるように配慮をします。ごちゃごちゃした部屋でおこなわないようにしましょう。

 

「背景を整えることと面接は何の関係があるの?」と思うかもしれませんが、実はとても大切です。

 

たとえば、対面の面接をする際に「何もないスッキリした部屋」と「ごちゃごちゃした部屋」の2つなら、どちらが面接に集中できるでしょうか。おそらく前者の「何もないスッキリした部屋」のはず。

 

目に入る情報が整理されているため、話に集中できます。

 

これと同じように、オンライン面接でも背景は「何も映り込まない無地」がよいです。

 

④服装:指定がなくてもスーツ

服装はスーツでおこなうのが適切です。企業によっては「私服でよい」と前もって伝えてくれる場合もありますが、それ以外はスーツでおこなってください。

 

また、学生の中にはズボンをジャージなどのラフな格好で望む人もいますが、これもNGです。オンライン面接でもお辞儀などをする可能性が高いため、立ち上がった際に服装がわかります。

 

対面の面接でやらないことは、オンライン面接でもおこなわないようにしましょう。

 

⑤通信音:オフまたはマナーモード

自宅でおこなえるがゆえに、通信音の設定を忘れてしまう学生がいますが注意しなければいけません。着信音やバイブレーションは音が響くため、面接時の妨害になりやすいです。

 

入室する前に携帯の電源を切るか、サイレントモードで音・振動が発生しないように設定しましょう。

 

通信音が鳴ったからといってその場ですぐに不合格にはなりませんが、面接官への印象はおそらくよくないです。携帯などの設定は、面接前の数分で対策ができることなので、忘れずにおこなってください。

2.オンライン面接のポイント

明日から活用できるオンライン面接でのポイントが2つありますので、こちらをシェアしていきます。

 

・明るい表情でハキハキと話す

・目線はカメラに向ける

 

対面ではないため「温度感」が伝わりづらいです。オンラインの場合は、いつもより少しでいいので、テンションを上げて臨むのがいいかもしれません。

 

明るい表情でハキハキと話す

画面越しだと雰囲気が伝わりにくくなるため、いつも以上に明るい表情を心がけます。Zoomなどであれば自分自身の表情をチェックできるので、たまに確認する程度ならよいかもしれません。あまり視線が動くと、集中していないと思われる可能性があります。

 

また、オンラインでおこなう場合は声のボリューム感もわかりづらいです。なるべくハキハキと話すようにするか、自分の声がちゃんと聞こえているのかを先方に確認するのをおすすめします。

 

目線はカメラに向ける

オンライン面接で、相手の目を見て話そうとすると視点がズレてしまいます。面接官からすると目線が下がっているように見えることも。目線が下がっていると、せっかくの素敵な面接が台無しです。

 

面接官と目線をあわせるなら、画面ではなくカメラを見るように意識してみてください。どのように映っているか心配な方は、あらかじめ友達と予行練習で確認しておくといいですよ。

3.オンライン面接でカンペは用意しすぎないのがおすすめ

オンライン面接ではカメラに映るものしか見えないため、カンペを用意する学生も多いかと思います。重要なキーワード・伝えたいセリフ・企業の情報など、いろいろと準備しておけると心強いですよね。

 

しかしカンペを用意しすぎると面接をする際に、話が途切れたり視線がズレたりしやすいです。相手にもカンペを見ながら話していることが伝わり、悪い印象に映ってしまいます。

 

オンライン面接とはいえ、対面の面接と同じものと考え、伝えたい言葉や企業の情報は頭の中に入れておくのがよいです。

 

もしそれでもカンペを用意しておきたいなら、2〜3個までとするのがいいかもしれません。「志望動機:〇〇」「自己PR:〇〇」などにして、本当に大切なキーワードだけに絞りましょう。

4.オンライン面接での注意点

パソコンを通して面接をおこなうので、慣れていないと忘れてしまうことがあるかもしれません。あらかじめチェックして備えていきましょう。具体的には次の2つです。

 

・接続機器の設定やツールを入念にチェックしておく

・全身の身だしなみを整えておく

 

パソコンが機能しなければ面接そのものが受けられないため、入念に確認しておいてください。

 

接続機器の設定・ツールを入念にチェックしておく

オンライン面接をおこなう際は、接続機器設定・ツールがきちんと機能するのかを確認します。

 

「Wi-Fiの速度は問題ないか」「カメラは使用できるか」「Zoomなどの面接ツールは設定してあるのか」など、面接に必要なものをチェックしておきましょう。

 

たとえば、住まいによってはWi-Fiが遅い可能性もあると思います。その場合は、大学でおこなうなどの対策を考えておかなければいけません。

 

当日のオンライン面接で慌てないように、入念な下準備をしていきます。

 

全身の身だしなみを整えておく

髪型・スーツなど、全員の身だしなみを整えておくのが大切です。

 

具体的には、前髪でしたら眉毛にかからない長さにしておきます。男性であればセットで前髪をあげておく、女性ならわけておくといいかもしれません。髪の雰囲気で顔の印象が変わってくるため、明るい雰囲気をつくりたいなら前髪は重要です。

 

服装に関しては、シワがないようにアイロンできれいに伸ばしておきます。

 

ちょっとした工夫で、オンライン面接での印象がグッとよくなるので、ぜひ試してみてください。

5.オンライン面接をする就活生からのよくある質問

最後にオンライン面接をする就活生からのよくある質問とその答えをまとめました。

 

・オンライン面接でイヤホンをするのはマナー違反?

・オンライン面接で聞かれることは何?

 

それぞれ具体的に見ていきます。

 

オンライン面接でイヤホンをするのはマナー違反?

結論から伝えますと、マナー違反ではありません。

 

イヤホンを使うことで面接官の声が聞き取りやすくなりますし、コミュニケーションもスムーズにおこなえるためおすすめです。

 

ただし、ヘッドホンのようなサイズが大きいものは、NGではないにしても面接官によっては気になる方がいるかもしれません。

 

使用する際は、あまり目立たないシンプルなものにしましょう。AirPodsなどでも構いません。

 

オンライン面接で聞かれることは何?

通常の面接と聞かれることは変わりません。具体的には以下の通りです。

 

・志望動機

・自己PRやガクチカ

・将来のビジョン

・入社してからやりたいこと

・逆質問

 

つまり、面接対策をしっかりおこなっておけば、それがオンライン面接で活用できます。

6.おわりに

企業によっては通常の面接仕様に戻っているところもありますが、オンライン面接は一度経験しておくと入社後にも応用できます。テレワークだけではなく、オンライン会議などをする際に役立つからです。

 

取引先の企業と打ち合わせをするときにも間違いなく使用するので、オンラインツールに今のうちから触れておくといいかもしれません。

 

また、就活対策と考えると一時的なもののように思えますが、入社してからはオンラインでのコミュニケーションも盛んです。そのための予行練習と考えて取り組むほうが、後々にも繋がるのではないでしょうか。

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就活ハンドブック編集部

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