
【面接対策】就活の対面面接におけるマスクのマナー解説!
2022年6月6日更新
はじめに
コロナ禍が続いており、現在も外出時のマスクは欠かせない状況です。
その一方で「With コロナ」の考え方も一般的になり、一時は激減した対面面接を再び採用する企業も増えてきました。
このような環境で以下のような悩みや疑問を抱える就活生も多いのではないでしょうか?
・就活の対面面接ではマスクしたままでいいの?
・就活に適したマスクの種類、形、色は?
・マスクで面接を受ける時の注意点は?
この記事を読めば、こういった悩みや疑問はすべて解決できます!
この記事でわかること
・対面面接におけるマスクのマナー
・就活に適したマスク
・マスクで面接を受ける時の注意点、印象を良くする方法
記事を読むメリット
・マスクのことで悩まず、面接に集中できるようになる!
最後まで読めばマスクに関するマナーはバッチリです。
それでは以下の「もくじ」に沿って解説していきます。
1.就活の対面面接ではマスクをするべき?
答えを導き出す考え方の大原則は「感染予防対策が最重要事項である」ということです。
この原則を元に以下4つの観点から解説していきます。
1.対面面接ではマスクをするのがマナー
2.企業側の指示に従う
3.事前に確認するのも手
4.Web面接では外す
対面面接ではマスクをするのがマナー
結論から言うと、原則として対面面接ではマスクを着用すべきであり、面接でマスクをしていてもマナー違反にはなりません。
なぜなら、現在の社会情勢における最優先事項は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止することだからです。
就職活動に限らず、あらゆる行動は感染予防対策を実施した上でなされるべき、というのが世間一般的な考え方となっています。
したがって、コロナ禍における対面面接では、社会通念上マスクをすべきであると言えるのです。
学生にとって就活は、自分の人生を左右するほどの大きなイベントではありますが、なにより優先されるのは、国民が一丸となって取り組むべき事項。
すなわち感染予防対策であるということです。
企業側の指示に従う
先述のとおり原則としてはマスクを着用すべきですが、マスクを外しても問題ない場面もあります。
それは感染予防対策が講じられた上で、企業側から外すよう指示があった場合です。
マスクをすると就活生の表情が読み取りづらくなるなどの理由から、面接時にマスクを外すよう指示する企業は少なくありません。
面接の通知や連絡の中で、「面接中はマスクを外してください」などマスクに関する指示があれば従いましょう。
企業側は「ソーシャルディスタンスの確保」や「飛沫防止パネルの設置」など感染予防対策をした上でマスクを外すように指示しているため、感染防止の観点からも問題ありません。
また特段指示が無かった場合は、面接の冒頭でマスクを外すべきか面接官に指示を仰いでみましょう。
事前に確認するのも手
面接の通知や連絡の中で、マスクの装着に関する指示が無い場合は、事前に人事担当者へ確認しても良いでしょう。
確認する際は、電話ではなくメールを使用することをおすすめします。
電話は相手の状況に関わらず時間を奪ってしまうため、迷惑になることもあるからです。
マスクに関する指示を仰ぐ程度のことであれば、使うのはメールにしておきましょう。
ただし、確認の連絡が面接期日ギリギリになってしまうと、計画性に欠けるという印象を与えかねません。
直前に連絡するのは避けてください。
Web面接では外す
Web面接の場合、感染リスクはありませんので、当然マスクを外して面接に臨みましょう。
マスク生活に慣れてしまい、マスクを外すことに抵抗がある就活生もいるかもしれません。
しかしながら感染リスクの無い自宅でマスクをするのは不自然ですし、顔が隠れて表情が伝わらなくなるのは大きなデメリットとなります。
Web面接ではマスクを必ず外しましょう。
2.就活で使うマスクの種類、形、色、大きさは?
就活のマスクに関するマナーがわかったところで、今度はマスクの選び方をお伝えします。
どのようなマスクを使うかによって、面接官に与える印象は変わってくるため、マスク選びは重要です。
ここでは、就活で使うのに適したマスクの選び方について、次の4つの観点から解説していきます。
1.マスクの種類
2.マスクの形
3.マスクの色
4.マスクの大きさ
マイナス評価を受けないように、マスクの正しい選び方を知っておきましょう。
マスクの種類
マスクの種類は、感染予防効果が高い「不織布」を選びましょう。
装着感の良いウレタンマスクが好まれた時期もありましたが、その飛沫防止性能の低さから現在ではウレタンマスクを非難する声は少なくありません。
公共施設や病院によっては不織布マスクしか認めないところもあるくらいです。
感染拡大防止の観点から考えれば、就活で使うマスクは不織布一択であると言えるでしょう。
つけ心地の良さで不織布以外のマスクを選んで企業側に敬遠されるリスクは避けるべきです。
(不織布マスク)
(ウレタンマスク)
マスクの形
マスクの主な形は次の3種類です。
・プリーツ型マスク
・平型マスク
・立体型マスク
(プリーツ型マスク)
(平型マスク)
(立体型マスク)
不織布素材で作られていれば、マスクの形はどれを選んでも構いません。
形が特徴的な立体型マスクでもOK。
大事なのは飛沫防止効果があるかどうかです。
マスクの色
マスクの色に関しては、「面接という場にふさわしいか否か」という基準で判断すべきです。
黒やピンクなど派手な色のマスクは、社会通念的に面接の場にはふさわしくないため、面接官に悪い印象を与える可能性が高いといえます。
薄い色のマスクなども販売されていますが、実際のところ白を選んでおけば間違いありません。
マスクの色で個性を出す必要は無いのです。
個性を表現するのは、マスクではなく面接での受け答えだけにしておきましょう。
マスクの大きさ
見逃されがちですが、マスクの大きさも重要な要素です。
就活では自分の顔に合った大きさのマスクを選ぶようにしましょう。
マスクが大きすぎると、顔が隠れすぎて表情が面接官に伝わりづらくなってしまいます。
逆に小さすぎるマスクは不格好な印象を与えますし、なにより感染予防対策上NGです。
自分にあったマスクのサイズは、以下の手順に従って見つけましょう。
1.親指と人差し指でL字形を作ります。
2.L字形にした状態で、耳の付け根の一番高いところに親指の先端を当て、鼻の付け根から1cm下のところに人差し指の先端を当てます。
3.親指から人差し指までの長さを測れば、それがサイズの目安になります。
測った長さが
・9~11cm→子供用サイズがおすすめ
・10.5~12.5cm→小さめサイズがおすすめ
・12~14.5cm→ふつうサイズがおすすめ
・14cm以上→大きめサイズがおすすめ
(引用:一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 マスクについて)
3.就活に適したマスクの選び方のまとめ
種類 | 形 | 色 | 大きさ |
不織布を選ぶ | プリーツ型、平型、立体型どれでもOK | 白が無難 派手な色はNG | 自分の顔に合ったサイズを選ぶ |
上記のとおりマスクを選べば失敗することはありません。
4.マスクで面接を受ける時の注意点と対処法
ここではマスクをして面接を受ける時の注意点とその対処法について、以下5つの観点から解説していきます。
1.声が面接官に届きにくい
2.表情が伝わりづらい
3.急に外すよう指示される可能性もある
4.マスクの汚れ
5.メガネが曇りやすい
注意点とその対処法を知っておくことで、他の就活生に差をつけてしまいましょう!
声が面接官に届きにくい
マスクをしていることにより、声がこもって面接官に届きにくくなってしまうことに注意しましょう。
コミュニケーションの最中に相手の声が聞こえにくいと、少なからぬストレスを感じるものです。
面接官からの印象を悪くしないために、マスク越しでも聞き取りやすいように喋るようにしましょう。
以下の3点を意識すると、聞き取りやすく好印象な発声に繋がります。
・声のボリュームを上げる
・普段よりワントーン上げて喋る
・話す際に抑揚をつける
声のトーンや抑揚に関しては、マスクを装着していない場合でも効果的ですのでマスターしておくことをおすすめします。
表情が伝わりづらい
マスクで顔が隠れているため、自分の表情が面接官に伝わりづらいことにも注意してください。
受け答えの最中に表情から読み取れる情報は本来非常に大きいのですが、マスクで顔の半分が隠れてしまうことでそれが難しくなります。
つまり、自分の人柄が伝わりづらくなるということです。
これを補う方法として、ボディランゲージ(身振り手振り、うなづきなど)を使用してみましょう。
話すときに身振り手振りを交えることで、「自己表現力が増す」、「対話への熱意が伝わる」などのメリットがあります。
リクルートの調査によれば、企業が採用基準で最も重視しているのは「人柄」、次に「自社/その企業への熱意」です。
(参考:就職活動・採用活動に関する振り返り調査」データ集2021年卒)
コミュニケーションにボディランゲージを用いることで、「人柄」や「熱意」が伝わりやすくなります。
つまり、内定に近づきやすくなるということです。
マスクで表情が伝わりづらい部分は、ボディランゲージで補いましょう。
ただし、大げさすぎる動作は不自然さを感じさせて逆効果になります。
事前に鏡の前で練習しておきましょう。
急に外すよう指示される可能性もある
企業によっては、面接中あるいは面接の冒頭のみマスクを外すよう指示することもあります。
マスクをしているからと安心して身だしなみを整えることを怠るのは危険です。
具体的には、男性の場合はひげ剃り等を忘れないようにしましょう。
普段メイクをする人は、マスクで隠れている部分のメイクも欠かさないようにしてください。
いつマスクを外しても大丈夫なように準備しておきましょう。
またマスクを外す際は、感染予防対策の観点から、マスクケースに入れるのがベターです。
マスクケースを忘れてしまった場合はカバンに入れます。
机の上に置いたりポケットに直接入れたりするのは、マナー的にも衛生面的にもNGです。
マスクの汚れ
食事の際などにマスクに汚れやシミが付いてしまうことがあります。
マスクの汚れは、自分自身では気づきにくい一方、目立つので面接官は必ず気が付きます。
大事な場面での自己管理能力が低いと判断される恐れもあるため、面接前に鏡で必ずマスクをチェックしておきましょう。
このとき予備のマスクを持っておくと安心です。
メガネが曇りやすい
これはメガネをかけている人に限ったことですが、マスクをしているとメガネが曇りやすくなります。
曇っているからといって印象が悪くなるわけではありませんが、視界が悪くなり、自分自身が面接に集中しづらくなってしまうでしょう。
事前にメガネに曇り止めを塗っておくことをおすすめします。
コストはかかりますが、コンタクトにしてしまうのもありです。
いずれにせよ、面接時の集中力を欠く可能性のある要素は排除しておきましょう。
おわりに
今回は、就活でのマスク使用に関して解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
この記事の内容を簡単にまとめます。
・就活の対面面接では、原則としてマスクを装着すべきであり、マスクをしていてもマナー違反にはならない。
・企業からのマスクに関する指示に従う。
・就活に適したマスクは、自分の顔に合ったサイズの白い不織布マスクを選べば間違いない。
・マスクをしていると面接官に声が届きにくくなるため、「ボリューム」、「トーン」、「抑揚」を意識して喋る。
・マスク越しで表情が伝わりづらくなることを補うためにはボディランゲージが有効であり、企業が重視する「人柄」や「熱意」をアピールしやすくなる。
・「マスクの下の身だしなみ」、「マスクの汚れ」、「メガネの曇り」にも注意する。
ここまで読んでいただいたあなたは、もう就活でマスクについて悩むことは無くなったはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました!