【25卒】就活生の嗜好に合ったオススメ企業10選

【25卒】就活生の嗜好に合ったオススメ企業10選

2022年5月25日更新

はじめに

本記事では就活生の嗜好別に企業ランキングを紹介したいと思いますが、嗜好とは「本人の好み」なので人によって、それぞれ違いがあります。

 

給料が高い企業に入りたい人もいれば、休みが多い会社がいいなど、人の好みは千差万別です。

 

全員の嗜好を取り上げると放射状に広がり収拾がつかなくなるので、「最近の就活生がどんな会社に入りたいのか」をベースに絞り込んだ嗜好別の企業ランキングを紹介するのが有益だと考えました。

 

ここにマイナビ・キャリアリサーチLabが調査した結果があります。

 

この調査結果では22卒を対象にした意識調査で企業選択のポイントとして安定している(42.8%)」、「自分のやりたい仕事ができる(34.6%)」、「給料のよい会社(17.3%)が上位を占めています。

 

逆に「ノルマのきつそうな会社(35.8%)」、「暗い雰囲気の会社(28.9%)」、「転勤の多い会社(24.9%)」が学生の行きたくない会社の上位を占め、ノルマがなく、明るい雰囲気で転勤のない会社が好まれる傾向がうかがわれます。

 

本記事ではこの辺りに学生の嗜好があると捉えて、気になるであろう下記の9つの嗜好に沿ってトップ10をオススメ企業として紹介していきます。

 

①安定している給料のいい企業

②働きがいのある企業

③これから伸びそうな企業

④福利厚生がいい企業

⑤ワークライフバランスが実現しやすい企業

⑥勤務スタイルが柔軟な企業

⑦女性が活躍できる企業

⑧ホワイトな企業

⑨ニッチトップの企業

 

この記事を読んでいただくと、あなたの嗜好がより明確になり、その中の上位10社を知ることであなたの志望する企業が発見しやすくなるはずです。

1. 安定している給料のいいオススメの企業

いわゆる「日本型雇用」と呼ばれる終身雇用制度や年功序列制度が終焉を迎えようとしている中で新型コロナウイルスの感染拡大により経済状況の先行きが不透明になり、就活生の安定志向がますます強まっています。

 

学生が企業選択のポイントとして「安定している(1位)」、「給料のよい会社(3位)」を選んでいるのも合点がいきますね。

 

その安全性を示す指標として自己資本比率があります。

 

自己資本比率は総資産に占める自己資本の割合で、内部留保(利益剰余金)などが多ければこの数字は高くなり、経営的に盤石という見方ができます。

 

では、どの程度が妥当なのか? 

 

財務省の「法人企業統計調査」(2019年度)によると、金融業を除く自己資本比率の平均は42.0%です。業種によっても異なりますが、概ね50%程度あれば平均以上で安定的な企業と言えます。

 

東洋経済オンラインでは「給料が高く経営が安定的な企業・法人」TOP146と題して、「就職四季報 2021年総合版」より自己資本比率50%以上の会社を抽出して、平均年収800万円以上の「給料が高くて経営が安定的な企業・法人」を年収順のランキング形式でまとめています。

 

そのトップ10は以下のとおりです。

 

順位企 業 名平均年収

(万円)

自己資本比率

(%)

3

4

5

6

7

8

9

10

キーエンス

朝日放送テレビ

ファナック

東京エレクトロン

野村総合研究所

朝日新聞社

ディスコ

エーザイ

第一三共

アステラス製薬

2,110

1,479総

1,364◇

1,317

1,217総

1,208総

1,183総

1,099総

1,098総

1,072総

95.8

56.8

89.6

64.1

50.4

51.0

82.2

63.8

62.0

55.6

(注)平均年収の「総」は総合職平均、「◇」は現業職を含む全従業員平均

 

以上のように電子部品メーカー系、マスコミ系、製薬系が上位を占めています。

 

11位以下の企業名を知りたい人はコチラを参照してください。

 

2. 働きがいのあるオススメの企業

次に就活生の企業選びのポイント第2位は「自分のやりたい仕事ができる」ですが、自分のやりたい仕事は人それぞれ異なるので、ここでは取り扱わず「働きがいのある会社」に変換してトップ企業をみていきましょう。

 

「働きがいのある会社」は就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」が「就活生向け『働きがいのある』ホワイト企業ランキング」を発表しています。

 

この調査は「新卒入社20代社員」の回答に限定して集計を行い、働きがいの指標である総合評価が高い企業はどこなのかを調査し、その内月間平均残業時間が40時間未満の企業でランキングを作成しています。

 

トップ10は以下のとおりです。

 

順位企業名20代

総合評価

20代残業時間

(月平均)

20代有給消化率

(%)

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

三菱地所株式会社

Sky株式会社

理想科学工業株式会社

ユニリーバ・ジャパン株式会社

株式会社エス・エム・エス

特許庁

日本テキサスインスツルメンツ

薬樹株式会社

第一三共株式会社

トヨタ自動車株式会社

3.88

3.87

3.85

3.83

3.82

3.81

3.78

3.77

3.75

3.70

24.6

33.1

30.0

35.0

37.1

36.3

32.5

21.0

39.3

29.3

56.0

60.0

39.3

50.8

50.0

65.0

65.7

59.0

51.2

80.9

 

11位以下の企業名を知りたい方はコチラから参照してください。

3. これから伸びそうなオススメの企業

やはり今後伸びそうな将来性のある企業も魅力があると思います。

 

この嗜好のトップ10は東洋経済オンラインで発表されている「成長性・将来性がある会社」154社ランキングが参考になります。

 

トップ10は以下のとおりです。

 

順位企 業 名ポイント
1

2

3

4

5

7

8

グーグル(Google)

リクルートライフスタイル

アマゾン ジャパン

キーエンス

花王カスタマーマーケティング

伊藤忠商事

花王

スターバックスコーヒージャパン

オリエンタルランド

ファーストリテーリング

ダイキン工業

ソニー生命保険

セリア

日本電産

89

88

85

84

83

83

82

81

81

81

81

81

81

81

 

11位以下の企業名を知りたい方はコチラから参照してください。

4. 長い間働き続けられるオススメの企業

最近は転職を前提に就職する学生が多くなりましたが、就活生のなかには新卒で入社して、そのまま同じ会社で長く勤めたい人も一定数いると思います。

 

やはり、転職してゼロから人間関係を構築したり、仕事を覚えたりするのが面倒な人もいますよね。

 

そこで平均勤続年数の高い企業トップ10を紹介したいと思います。

 

平均勤続年数が長いということは裏を返すと「居心地がいい」と同定義なので、そう読み替えてランキングを眺めるのもアリだと思います。

 

データは東洋経済オンラインの「平均勤続年数が長い会社」ランキングTOP300から引用しています。

 

順位企 業 名平均勤続年数
1

2

3

4

7

8

10

京阪電気鉄道

NTTコムウェ

東武鉄道

NECプラットフォームズ

富士通フロンテック

河合楽器製作所

キヤノンマーケティングジャパン

九州電力

中国電力

日本電気硝子

26.5

25.5

24.7

24.2

24.2

24.2

23.9

23.8

23.8

23.7

 

11位以下の企業名を知りたい方はコチラを参照してください。

 

5. 福利厚生がいいオススメの企業

就活生のなかには「福利厚生のいい会社がよさそうだから」という理由で志望会社を決める人もいます。

 

福利厚生といえば特別休暇や慶弔支援、ファミリーやヘルスケアのサポート、住宅手当や家賃補助などが従業員から人気が高いですね。

 

日本最大級の企業クチコミサイト『カイシャの評判』では企業の社員・元社員に社風や待遇に関するアンケートを行い、結果をポイント化した「会社分析レポート」を公表しています。

 

「会社分析レポート」より「ユニークな社内制度やシステム、福利厚生がある」と社員が回答した企業のランキングTOP10は以下のとおりです。

 

順位企 業 名ポイント
1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

株式会社サイバーエージェント

株式会社オリエンタルランド

株式会社ワークスアプリケーションズ

Apple Japan合同会社

イケア・ジャパン株式会社

日本オラクル株式会社

株式会社博報堂

株式会社電通

株式会社ユー・エス・ジェー(USJ)

楽天株式会社

87.8

78.9

73.9

71.9

68.4

68.3

66.7

59.7

59.6

59.0

11位以下の企業名を知りたい方はコチラを参照してください。

6.ワークライフバランスが実現しやすいオススメの企業

やはり仕事と家庭の両立のために仕事に偏ることなく、家庭生活にも配慮してもらえる企業っていいですよね。

 

私生活の都合で休みが取りやすかったり、柔軟な仕事環境が準備されている会社は魅力的です。

 

世界最大級の総合人材サービス会社の日本法人であるランスタッド株式会社が働く人をひきつける「エンプロイヤーブランド・企業魅力度」を調査・表彰するランスタッドアワードの中からワークライフバランスが実現しやすい企業トップ10を見ていきましょう。

 

順位企 業 名
1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

資生堂

花王

味の素

アイシン精機

豊田自動織機

トヨタ紡織

楽天

パナソニック

JXTGホールディングス

明治ホールディングス(Meiji)

 

トップ10を見てみると、メーカーが多く、ワークライフバランスに嗜好がある人はメーカー系を志望すると良さそうです。

7. 勤務スタイルが柔軟なオススメの企業

コロナ禍のテレワークで加速しましたが、状況に応じてフレックスや在宅勤務など柔軟な勤務スタイルが企業側に求められるようになってきました。

 

したがって、勤務スタイルが柔軟な企業トップ10も押さえていきますが、順位は日本最大級の会社クチコミサイトカイシャの評判JOURNALより「フレックスや在宅など柔軟な勤務スタイルが選択できますか?」の設問に対してYESと回答した割合をポイント化して序列付けしています。

 

順位企 業 名
1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

日本ヒューレット・パッカード

日本アイ・ビー・エム

ルネサスエレクトロニクス

リクルートキャリア

東芝

日産自動車

パイオニア

富士ソフト

日立製作所

ソニー

【出所】ジョブシフト:【2022年版】ホワイト企業ランキングTOP100!

この結果から特に勤務スタイルを重視したいという方は就職先に業種としてメーカー系を志望すると良さそうです。

 

8. 女性が活躍できるオススメの企業

まだまだ日本社会は男性優位の風潮が強いです。

 

そんな中で女性が活躍できる会社はないのか?

 

これは女性の管理職比率を見れば一発でわかります。

 

女性を管理職にしている比率が高いほど、男女差別がなく実力で女性を評価していると見て取れるからです。

 

カイシャの評判ジャーナルより「女性の管理職が多い会社」ベスト20、どんな業界が多い?(調査結果)からトップ10を引用します。

 

順位企 業 名
1

2

3

4

5

6

7

9

株式会社ニチイ学館

イケア・ジャパン株式会社

株式会社ベネッセコーポレーション

第一生命保険株式会社

日本アイ・ビー・エム株式会社

株式会社リクルートキャリア

全日本空輸株式会社

株式会社ワールドストアパートナーズ

スターバックスコーヒージャパン株式会社

株式会社クレディセゾン

11位以下の企業名を知りたい方はコチラから参照してください。

9. ホワイトなオススメの企業

「ブラック」という言葉が誕生して久しいですが、就活生は「サービス残業の横行」や「休日日数が少なかったり、自由に休暇がとれない」「ノルマがキツイ」など劣悪な職場環境を嫌悪する傾向が強いです。

 

逆に「ホワイト企業」というクリーンな会社の呼称があります。

 

ホワイト企業研究所が職場環境、ワークライフバランス、給与・福利厚生、成長環境、事業見通し、財務指標などを評価指標にしてホワイト企業ランキング 【2023年卒版】新卒で入りたい一流ホワイト企業TOP100を発表しています。

 

そこで発表されているトップ10は以下のとおりです。

 

順位企業名ポイント
1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

グーグル合同会社

Facebook Japan株式会社

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

エミレーツ航空会社

三菱商事株式会社

伊藤忠商事株式会社

オートデスク株式会社

三井物産株式会社

ヴイエムウェア株式会社

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ

93.1

90.9

89.8

88.8

88.7

88.7

88.5

88.3

88.2

87.7

 

11位以下の企業名を知りたい方はコチラを参照してください。

 

10. ニッチトップなオススメの企業100選

最後に「ニッチトップの企業」を100社紹介します。

 

ニッチトップの企業とは何かというと、世界市場のニッチ分野で勝ち抜いている企業や国際情勢の変化の中でサプライチェーン上の重要性を増している部素材等の事業を有する優良な企業です。

 

経済産業省が2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」として選定しています。

 

企業リストを見てみると、世間一般では無名だけど世界の中で輝いている企業や業界内で高いシェアを誇り収益性も高い会社があります。

 

2020年版「グローバルニッチトップ100選」を参考にして興味のある企業にエントリーしてもいいと思います。

おわりに

以上、嗜好別のオススメ企業を紹介してきました。

 

よく面接などで「あなたの就活の軸は何ですか?」と聞かれると、答えに窮する人も多いと思います。

 

要は「建前の就活軸」と「ホンネの就活軸」が違うからです。

 

面接で答えるような建前の就活軸で動いている学生はごく稀で、通常は今回紹介したような「安定しているから」「給料がいいから」「福利厚生が充実しているから」などのホンネの就活軸で動いている就活生が大半だと思います。

 

もちろん、面接で「ホンネの就活軸」を披露すると速攻で不合格行きなので、取り繕って「建前の就活軸」を動員することになります。

 

大事なことは自分に対しては「ホンネの就活軸」を、企業側に対しては「建前の就活軸」を意識しながら使い分けることです。

 

ホンネの自分を放置して就活を進めていると自分が一体どこに向かって進んでいるのか分からなくなるからです。

 

本当の自分を置き去りしながら就活を進めると感情が暴れ出しますので、ホンネを認識しつつ、建前をアピールする器用さが求められます。

 

今回の「嗜好」はそんなあなたのホンネの就活軸を明確にしてほしくて、できるだけ就活生のホンネに沿った「嗜好」を選んでみました。

 

この中であなたにピッタリの就活軸を発見してもらって、このリストに掲載されている企業を志望してもらえると実効性の高い就活が進められるはずです。

 

本記事があなたの就活のお役に立てば幸いです。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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就活ハンドブック編集部

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