
【1人就活】1人での就活はうまくいく?徹底解説!
2022年4月29日更新
はじめに
1人で就活を行っている人は
「周囲に比べて自分の就活モチベーションは低いのでは?」
「自分のやり方が正しいのかどうか正直不安です。」
「でも、もともと人に頼らない性格で、だれも当てにしたくない…」
など1人では不安だけど、かといって就活仲間に頼りたくないという葛藤にさいなまれていませんか?
結論からいうと、ぼっち就活は内向的な人には向いています。
なぜなら、内向的な人が就活仲間を作って一緒に進めていく場合、やたらとエネルギーを消耗し、本番で発揮するための資源が枯渇するからです。
とはいえ、ぼっち就活にもデメリットがあります。
本記事では、
✓内向的な人の特徴
✓ぼっち就活のメリット・デメリット
✓ぼっち就活を成功に導くための5つの方法
を解説していきます。
自分が内向的だと思っている人はこの記事を読むことにより、「ぼっち就活のほうが効率がいいんだ」「ぼっち就活ならではのやり方があるんだ」と理解できますので、安心してぼっち就活に集中できますよ。
もくじ
1. ぼっち就活は「内向的タイプ」に向いている
冒頭で内向的な人はぼっち就活に向いていると結論づけましたが、筆者自身も内向的で就活は独自で進めました。
内向的な人はあまり群れたり、集団の中に属するのが不得意なので、就活仲間を作ってアレコレ進めていくと逆に消耗します。
かといって、自分が内向的なのか、外向的なのか判断しかねますよね。
実は人間には内向的な部分と外向的な部分が共存しています。
なので、どちらのほうがよりウエイトが重いかで、内向的タイプと外向的タイプに分かれ、どちらが優秀だとか、どちらが有利だということではありませんので、ご了承ください。
それを理解したうえで、内向的タイプはぼっち就活に向いていて、外交的タイプは就活仲間を作って就活を進めるほうが性に合っていると認識してください。
「でも、自分が内向的なのか、外向的なのかわかりません…」
それでは内向的タイプがどんな特徴をもっているのか、チェック形式でとらえていきましょう。
基本的に内向的タイプは「興味や関心が自分の内面に向かうタイプ」で、以下の特徴があります。
「半分以上のチェック項目が自分に当てはまるなぁ」と思う人は、内向的タイプの傾向が強いと言えます。
【内向的タイプの特徴】
✓必要な場合のみ人と話す
✓取り組むことは簡潔に、しかし意義のあるものにすることを好む
✓1人で仕事をするのを好み、他の人に相談するより頭の中で物事を考える傾向がある
✓作業を中断されるとすぐにイライラする
✓他の人と交流するとすぐにエネルギーが消耗してしまう
✓新しい仕事や業務を決める際に他の人が率先して手を挙げるのを待つ
✓他者のプライベートを尊重し、話を聞くのが得意
✓世間話や雑談を楽しめない
✓業務に関係ない集まりやパーティーに参加しないことがある
✓計画や方針変更を提案する際、その内容は詳細で変更理由が徹底している。
✓人と接するよりも、人の行動を観察していることのほうが多い。
✓必要であれば、感情的な客観性を保ちながら間に入って対立を解消したり、異なる考え方について説明することができる。
✓自分の能力を現実的に理解している。
✓新しいスキルを身につけ、自分の欠点を減らすための忍耐力がある。
✓メールを読んだりスケジュールを更新するような1人でできる作業から1日を始める のを好む。
✓可能であれば、通常は最もリスクの少ない行動を選ぶ。
✓大人数での集まりよりも、親密な会話を楽しむ。
続いて、外向的タイプは「興味や関心が自分以外の物事に向かうタイプ」ですが、その特徴をチェックすることで、より鮮明に自分のタイプを認識できますので確認しておきましょう。
【外向的タイプの特徴】
✓初対面の人とも問題なく話せる。誰でも顧客や友人になる可能性があると考えている。
✓人と一緒に仕事をしたり、意見交換するのを好む。 ✓人と接することで得られるエネルギーがさらに努力してパフォーマンスを上げようと いうモチベーションにつながる。 ✓人と話すことで刺激を受ける。 ✓委員会などを率先して担当したり、会社のイベントを企画するのを好む。 ✓すぐに友達を作ることができる。 ✓同僚とよくプライベートの話をする。 ✓カリスマ性を活かして、最高の仕事ができるようチームメンバーを励ますのが得意。
✓部下の進捗状況をこまめにチェックする。 ✓1日の始まりに人と会うのを好む。 ✓同僚や部下とカジュアルなブレインストーミングを行うことが多い。 ✓ミーティングの場で自分の計画について説明することが多い。 ✓よくリスクを冒すが報われないこともある。 ✓簡単に人を信頼しやすい。
このチェックにより内向的タイプの傾向が強い人は、ぼっち就活が向いていますが、もちろんぼっち就活にもメリット・デメリットがあり、事前に知っておいたほうがいいので、次のチャプターで解説します。
2. ぼっち就活のメリット・デメリット
物事には”光”と”影”が必ずあって、ぼっち就活にもメリットとデメリットがありますので事前に確認しておきましょう。
メリット
①就活に集中できる
ぼっち就活1つ目のメリットは何といっても「就活に集中できる」ことです。
誰にも邪魔されない静かな環境で黙々と作業できますので、はかどりようは半端ないです。
逆に就活仲間がいる場合は自分が集中しているときに茶々が入ると、作業や思考が中断されて途端にイライラ状態に突入します。
加えて、内向的タイプは他人と交流すると疲れやすく、雑談や世間話であってもエネルギーを消耗しやすい傾向にあります。
来る選考の本番用にエネルギーを備蓄しておかなければいけないので、ぼっち就活のほうがメリットが大きいといえます。
②感情をに振り回されない
ぼっち就活2つ目のメリットは「感情に振り回されない」です。
ぼっち就活の場合、周囲の雑音をシャットアウトできるので変な情報に感情を揺さぶられることが少なくなります。
たとえば、ある同級生から
「アイツ、A社から内定が出たってよ」
と同級生があなたと同業界の会社から内定をもらった噂を聞きつけると、平静を保とうにも必ず動揺が走ります。
感情エネルギーは思考エネルギーよりも巨大なので、いくら思考しながら作業を進めようと思っても、感情が邪魔して支障をきたすケースがあります。
周りと比較すると、嫉妬や羨望といった感情がどうしても湧きだしてしまうので、そのように感情が揺さぶられる情報を遮断するには、ぼっち就活のほうに軍配が上がるといえます。
③自分の軸がブレにくい
ぼっち就活では就活の軸がブレにくいといったメリットもあります。
逆をいうと、凝り固まった観念を懐柔しにくいというデメリットもありますが、他人の意見や周囲の雑音により自分のやりたいことを放棄したり、意に沿わない方針変更を余儀なくせざるを得ない状況に遭遇することが少なくなります。
自分の能力を現実的に理解している内向的タイプは他人にアレやコレや言われたくないので、ぼっち就活のほうがメリットがあると言えます。
④情報収集力が身につく
1人で就活するとなると、何事も自力で対応しなければなりません。
特に就活は情報戦の色彩が強く、あらゆる情報網を駆使して情報の精度を上げていく必要があるので、いやでも情報収集力が身に付きます。
情報が溢れかえっている現代で、自分にとって何が必要な情報かを嗅ぎ分ける力が就活だけでなくビジネスでも必須のスキルになりますので、ぼっち就活の副産物といえますね。
デメリット
続いてぼっち就活のデメリットを見ていきましょう。
①情報が限られる
やはり1人で就活を行うのは情報に限度があります。
1人の情報より100人の情報のほうが当然精度が高いです。
また、検索した情報はどうしても過去の情報に終始しがちで、就活で必要となるリアルタイムの情報は残念ながら入手できません。
リアルタイムの情報は自分の足で稼ぐか、他人の経験からの外聞以外に収集できないので、他人の情報が入らないぼっち就活ではその点が不利といえるでしょう。
②客観的な見方ができない
もう1つのデメリットが1人で就活を進めるとどうしても主観的になり、客観的な見方がおろそかになることです。
心理学の「ジョハリの窓」でも有名ですが、人間には必ず盲点の窓(=他人には見えても自分では見えていない領域)があります。
たとえば、自分の強みや弱みを自己分析する場合は自分のレンズを通しての強みや弱みを見ることになります。
しかしながら、他人からあなたの特徴を指摘されると
「へ~、周りにはそういうふうに映るんだ」
「自分、そういった特徴があるんだ」
「えっ、俺(私)そんな癖がある?」
と気付かされる場面も多く、まったく違ったあなたが存在することを認識した経験が誰にもあると思います。
特に就活では自己分析が甘いとアピールが不十分になりますし、ESや面接などは客観的なフィードバックにより修正していったほうが効率がいいです。
ぼっち就活ではそのような客観的なものの見方に欠落があるので、その穴を埋め合わせる方法が必要になってきますね。
➂ストレスを解放しにくい
内向的タイプは問題の刃が自分に向きやすいので、自分の心を傷づけやすい傾向にあります。
特に選考で不合格になったり、自分の思うように就活が進まないと、内面を見つめやすい分、自分を責めたり、自虐行為に走ったりして就活うつになったりします。
「話すは放す」に通じていて、悩みを誰かに聞いてもらうだけで6割の問題が解決するといわれます。
1人で悶々と問題を抱え込むよりは誰かに相談すると肩の荷が降り、ずいぶんと心理的に楽になります。
内向的タイプは何でも自分で処理しようとするあまり、素直に胸の内を語れる人を作りにくい傾向があります。
相談できる人が1人いると心のつっかえ棒がとれるので、友達や両親など誰かそういう信頼できる人を見つけましょう。
3. ぼっち就活を成功させるための方法
ここからはあくまでも完全に1人で就活を行いたい場合の方法を5つ紹介します。
ぼっち就活を貫いて就活を完結するためには、デメリットである「情報不足」や「客観性の欠落」を補完する必要があります。
もちろん、要所要所で友達とか両親ではなく、大学のキャリアセンターや就活エージェントなど就活のプロに客観的なアドバイスをもらうことが効果的であるのはいうまでもありません。
①わからないことは検索しまくる
就活は人生で初めてのことばかりなので、1人で就活を行うと当然わからないことが出てきます。
たとえば、ESはどのような順番で何を書いたらいいのか、面接の定番質問に対してどう答えるのが望ましいのかといった疑問が出てきます。
現代は情報社会なので、スマホで検索すればすぐに答えは出てきますね。
誰でも悩みそうな問題は検索技術があればすぐに情報が入手できます。しかも、いつでも、どこでも、何度でも閲覧可能なので最強の武器になり得ます。
ただし、先述のとおりリアルタイムの情報は得にくい難点がありますので、その場合は以降の方法に頼りましょう。
②就活用のtwitterアカウントをつくる
ぼっち就活を成功させる2つ目の方法が就活用のTwitterアカウントを作ることです。
Twitterのいいところは情報スピードが早いので、リアルタイムの情報を得やすいことですね。
特に就活アドバイザーや自分と似たような境遇の就活生をフォローすれば、実効性の高い情報を入手できます。
ただし、ツイートの内容を人事がチェックしている場合がありますので、自分が発信する場合は注意が必要です。
③インターンやイベントに参加する
インターンやイベントに参加するのも有用です。
いわば、自分の足で情報を取りに行く方法ですが、やはり自分が実際に経験した情報は納得性が高いです。
インターンでは実際に仕事をしながら、就活イベントでは実際に現社員から生の情報を得られる最大の機会です。
なので、ぼっち就活のデメリットを補うために使わない手はないので、ぜひ積極的に参加しましょう。
④OB/OG訪問をおこなう
書籍や会社のホームページなどの検索で得られる情報はとどのつまり、誰でも手に入る情報です。
ライバルと差別化をはかるためには、OB/OGから仕入れられる生の情報は貴重な情報源になります。
OB/OG訪問ではネットでは調べられないこと、会社の中の社員ではないと知り得ない情報を中心に、事前に聞きたいことを整理したうえで質問していきましょう。
⑤面接練習を繰り返す
なんといっても、ぼっち就活の最大のデメリットは、あなたの面接の弱点がわからないことです。
面接は実際に第3者の就活のプロにみてもらうのが1番ですが、それも気が引ける場合の方策は自分で面接練習を繰り返すということです。
面接練習もただ想定質問に対して声を出して練習するだけでなく、
①見た目
②話し方
③話す内容
の3点を独自のやり方でチェックする方法を取り入れてください。
①見た目
自分の答えている風景をスマホで撮影し、その動画を客観的に第3者の視点でチェックしてください。
メラビアンの法則によれば見た目で印象の55%が決まってしまうので、話す際の表情や姿勢、態度など自分が面接官になった立場で確認してみてください。
そして不具合を修正しながら、見た目のクオリティを上げていくことが大切です。
②話し方
次に録音して自分の話し方もチェックしましょう。
メラビアンの法則では話し方で印象の38%が決定します。
声の大きさ、テンポ、スピード、間など、聞き心地に問題がないかを中心に確認していき、不快であれば修正して精度を高めていきましょう。
③話す内容
見た目(55%)+話し方(38%)で印象の93%が決まってきますので、2つの要素を押さえておけば問題がないように聞こえますが、もちろん話す内容も重要です。
いくら見た目がよく、話し方が良好でも、肝心の話す内容が空っぽでは面接通過は難しいです。
答え方は検索すると情報を入手できますが、その答えを単に受け売りするのではなく、型だけマネて内容はオリジナルなものを盛り込んで話すとパワーがあり、説得力のある答えが完成します。
おわりに
以上、ぼっち就活で成功させるための方策を5つ紹介しました。
やはり、「単眼」よりも「複眼」のほうが情報の精度が高いです。
なので、第3者の就活プロは経験が豊富なので有益なアドバイスをもらえるのは言うまでもありません。
まずはあなたが内向的タイプなのか、外向的タイプなのかを見極めた上で、内向タイプでどうしても人に頼りたくない、1人で就活を進めたいという場合にのみ、今回の方法を使用してくださいね。
本記事があなたの就活に役立てば幸甚です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。