【必見】銀行はもうオワコン?実態と将来性を徹底解説!

【必見】銀行はもうオワコン?実態と将来性を徹底解説!

2022年4月11日更新

はじめに

「銀行だけはやめとけ」

「銀行はこれからの就職におすすめしない業界」

「銀行はこれからヤバいぞ」

など、銀行がオワコンだという噂がささやかれていますが、その真相について知りたくないですか?

 

結論からいうと、このままではかなりの確率でオワコンです 

なぜなら、銀行のビジネスモデルが時代にそぐわなくなってきているからです。

 

本記事では、なぜ銀行がこのままだとオワコンなのか、将来を切り開く活路はないのか、そしてどういう人がこれからの銀行員として向いているのかなどを解説しました。

 

「銀行ってこれから大丈夫なの?」、「銀行に就職したいけど…」と不安になっているあなたはこの記事を読めば判断材料が入手できますので最後までジックリとお読みくださいね。

上京を志す地方学生ならジョーカツ

首都圏の学生ならスタキャリ

1.銀行ってオワコンなの?

結論からいうと3つの理由により銀行はオワコンの様相を呈しています

今からその理由を3つに分けて解説していきますね。

 

1-1.本業で儲けられない
まず1つ目は、銀行の本業である「企業への融資」では儲からないからです。

なぜ儲からないかというと、借り手がいないこと、そして低金利により儲けが少ないからです。

 

バブル経済崩壊の後遺症で日本人の中に「借金は嫌い」というか、怖いというDNAが刻み込まれました。

預貸率(貸出金÷総預金)を見ればわかりますが、要は銀行が預かったお金をどれだけの割合で貸し出しにまわしているかという率が下表のとおり年々減少しています。

 

【メガバンクの貸与率推移】  (単位:億円)

時 期貸与率総預金貸出金
2002年1月95.8%2,139,3012,048,970
2007年1月77.9%2,415,3281,881,119
2012年1月66.3%2,659,2381,763,847
2017年1月56.8%3,329,1161,890,478
2021年1月50.8%4,165,9532,116,255

※データは全国銀行協会の統計資料を参照

 

要は「預金は倍増しているのに貸し出しはほぼ変わっていない」のです。アベノミクス以降、企業側も景気がよく、設備投資は稼いだ利益から捻出し、借金はむしろ積極的に返済する状況です。

銀行にとっては貸出金は期限より早く返されてしまう上に、新たに借りてもらえない厳しい局面に立たされています。

 

加えて、投資業務もマイナス金利のため儲けにくい状況です。

銀行はお客様から預かった預金をまずは企業への融資にまわしますが、余ったお金を日銀に預けたり、国債や株を買って利益を出すビジネスモデルになっています。

 

しかし、マイナス金利のため投資業務でも利益を出せません。バブル崩壊後は日銀からも利息をほとんどもらえず、国債も銀行や保険会社が買いまくるので値段が上がり、国債の利息のうまみがなくなりました。

 

銀行はお金を借りてもらえない穴埋めとして、劣後債を購入したり、国債を購入したり、投資信託を販売したり、カードローンで消費者金融を始めたりと苦肉の策を打っていますが、カードローン以外は特に儲かっていません。

 

もはや、メガバンクでさえ詰んでいる状況ですから、地方銀行に至っては言うに及ばずですね。

 

1-2.法的規制で多角化できない
これは銀行のアキレス腱といえますが、法的規制が多すぎます

 

たとえば、銀行は他業界に進出できないように規制が張られています。なぜなら、銀行は莫大な資金力を背景に独占企業になってしまう危険性をはらんでいるからです。

セブンイレブンは銀行業に進出しましたが、それでは三菱UFJ銀行がコンビニ業に手を出せるかというと規制のためできません。

 

銀行改革が遅々として進まないのは、手を出せる新規企業が限られている点も原因で、「融資や投資信託で稼ぐしかない」現状では先細りと言わざるを得ません。

 

1-3.改革が鈍足

さらに銀行の将来性を奪い、オワコンに陥れた元凶は「政府の用意したセーフティーネット」にもその一端があります。

 

新規事業ができないといっても、リストラや採用減はもっと大胆に行えるはずですが、いかんせん改革がのんびりしています。普通の企業では考えられない遅さで、とっくに倒産してもおかしくないです。

なぜそんなに鈍足かというと、銀行には「預金保険法」というセーフティーネットがあるからです。銀行が倒産しかかったときに預金者を保護するために国が資金を注入する銀行救済策です。

このセーフティーネットによって、銀行は「最悪、国がなんとかしてくれる…」という依存心が根付いています。

ただでさえ、銀行の経営者は恨まれるのも悪者になるのも嫌なので、リストラなんかは断行したくないですよね。

 

そうなれば、できるだけ「自然減」という誰も怒らないやり方でお茶を濁しつつ、最悪の場合は国に助けてもらえばいいわけです。

 

もちろん、国から公的資金を投入してもらえば返済しなければなりませんが、そのころは経営陣も年をとってとっくに引退しています。そうなれば「10年後のことなんか知らないよ。オレいないし…」といった甘い考えが見え隠れし、銀行改革が進まない悪循環になっています。

 

とはいえ、銀行業は利益の源泉がなく、かといって新規事業に進出するのも難しいという状況では、固定費の中でも重くのしかかる店舗運営費や人件費にメスを入れざるを得ないのです。

 

次のチャプターではその気になるリストラについて解説していきます。

2.必然的に進行するリストラ

収益の見込みが立たない場合、固定費が重くのしかかりますので、当然「店舗閉鎖」や「人員削減」の流れに抗えません。

インターネット銀行やフィンテックサービスの台頭による競争激化に加え、金融政策による長引く低金利などで、従来の人員と店舗を増やし続ける方法では増えた規模ほどに業績が伸びないことがみえてきたため、早期に手を打ち始めたというのが銀行の実態です。

 

たとえば、 みずほ銀行は2026年度末までにグループの従業員数を現在の約7万9000人から6万人に減らす方針を発表しました。(日経新聞

 AIを使った効率化で業務量を減らし、店舗も2割削減するとのことです。 また三菱UFJ銀行もグループ全体で10年程度で1万人の人員削減を予定しています。

これにより「肩たたき」のように早期退職を促されたり、 配置転換でグループ他社に出向になる可能性がバンバン出てきます。

 

そんな中で新卒の採用数はどうなるかというと、やはり現社員を人員削減している中で大量の採用はやりにくい環境にあります。

メガバンク3行の採用予定数をみても、比較的好調だった2016年度の採用数と比べると激減しています。

 

【メガバンク3行の2021年度採用計画】

企業名採用予定数前年比2016年度採用数
三菱UFJ銀行40022%↓1,386
三井住友銀行53016%↓1,926
みずほフィナンシャルG5107%↓1,916

 

AIやRPA(Robotic Process Automation)、Iot(Internet of Things)などのテクノロジーが発達し、銀行の窓口業務など機械で代替できる仕事に従事するヒトは早晩必要性がなくなります。

それに伴い、銀行でいうところの一般職の採用数は激減していき、将来的には極限までゼロに近づくと見込まれます。

 

一方で、三菱UFJ銀行は2022年度新卒採用から高度なデジタル人材を採用するために最高1,000万円の年収を提示すると表明しました。

 

また、みずほ銀行が総合職に「M&Aアドバイザリー業務」「アセットマネジメント業務」「リサーチ&コンサルティング業務」など特定部門への配属が決まっているコースを設けるなど、ジョブ型採用の動きが出始めています。

したがって、将来を担うプロフェッショナルな幹部候補人材だけは採用していく方針に切り替えています。

3.銀行に向いている人の特徴

それではこれからの銀行員はどういう人が向いているのか?

従来の銀行に向いている人の3種の神器は「誠実」「正確」「勤勉」でした。

加えて、プライベートな時間を犠牲にするほど責任感が強く、経済に関心があることはいわんや勉強熱心で、ストレス耐性がある人が向いていると言われてきました。

 

しかし、現在の銀行業界は変革を余儀なくされるフェーズにあり、従来の真面目で好感が持たれるだけでは通用しなくなりました。

したがって、下記のようなプロフェッショナル人材を目指す人には向いています。

 

 ①担当企業と差別化の厳しい金融商品を任せてもらえるほどの信頼関係を築くことのできる人材

 ➁担当業務の問題点や課題に気づき、提案するだけでなく解決まで実施できる人材

 ➂担当企業の苦境のために立場や価値観の異なる企業と協力して目標を達成できる人材

4.銀行に入るメリット

これまでの内容を読んだ人なら、

「じゃ、銀行に入るメリットってないんですか?」

「いまだに銀行人気は根強いんですけど、なんでですか?」

「そこまでして銀行に入る意味あんの?」

といった心の声が出るのも当たり前ですが、以下のようなメリットもあります。

なので、今までお伝えしたデメリットと今から説明するメリットを比較考量して就職するかどうかを決めてほしいと思います。

 

銀行に入るメリットは大きく下記の5つです。

 

年収が高い

世間体がいい

つぶれない

金融リテラシーがつくので「つぶしがきく」

「天下り」できる

 

それでは、1つずつ解説していきましょう。

 

4-1.年収が高い
銀行は昇給が相対的に大きく、30代で年収1,000万円も珍しくありません。昇進を順調に重ねていけば、2,000万円も可能です。

 

ただし、これはあくまでも現時点での話です。

これから銀行は大規模なリストラを控えていますが、日本経済が高度成長を遂げない限りは、これ以上待遇が良くなることは考えにくいです。

 

とはいえ、これから銀行員はプロフェッショナル性が要求されますので、年収も2極化すると考えられます。

プロ野球のようにトップクラスは数億円の年収をもらえる一方で、同期でも桁が違うという年収格差が出てくる可能性が高いです。

 

4-2.世間体がいい
昔のおじいちゃん、おばあちゃんに「銀行に就職したよ」といえば、「いいところに入ったねぇ」と喜ばれたり、ご近所に対しても鼻が高い職業、それが銀行員でした。

 

実は世間体も2分していて、いまだに銀行員は華やかで将来有望な仕事だと思っている層と色々な情報がインプットされ銀行員はもうヤバいからやめとけという層に分かれています。

 

確かに高度経済成長からバブル期にかけて、ビジネスの主役は銀行でした。 株式などの金融市場が未発達な日本社会においては、企業にお金を融通する役割はほぼ銀行が担っていたといっても過言ではありません。

 

ですが、そんな銀行黄金時代はバブルの終焉と共に幕を下ろしました。

バブルの遺産を整理する「失われた30年間」で企業は銀行からお金を借りられない貸し渋りにあえぎ、景気が回復すると銀行融資ではなく、利益から設備投資を捻出するという政策に舵を切り始めました。

 

したがって、これからの銀行は融資1本やりの業務を見直し、企業M&Aやコンサル、資産管理、デジタル通貨、キャッシュレス決済、暗号資産などに軸足を置きなおし変身しなくてはサバイバルできない状況ですね。

 

4-3.つぶれない
銀行はつぶれないという確証がある点で、安定志向の強い人にとっても人気の理由です。

先ほどもいったとおり、銀行が危なくなったら預金者を保護するために国が「預金保険法」というセーフティーネットを使って資金を注入し、銀行が倒産しないように守ってくれます。

なので、めったなことでは潰れません。

 

そういった意味では公務員に近い安定性がありますので、他の業界にはないメリットの1つだと言えます。

 

4-4.金融リテラシーが付くので「つぶしがきく」
銀行に就職すると顧客企業の有価証券報告書や決算書を読み、会社の業績を診断できるようになるほか、銀行から資金を調達するコツも習得できます。

また、資格行内試験で勉強漬けになるため金融リテラシーが恐ろしいほど身に付きます。

 

さらに、色んな会社を深く知ることができるので、そこから学んだ成功例や失敗例を活用してコンサルタントとして独立もできるし、企業の財務担当としてヘッドハンティングされる場合もあります。

取引先の「社外取締役」「社外監査役」として招かれることも多く、 喰いっぱぐれのない職業だといえます。

 

4-5.「天下り」できる
特にメガバンクで出世競争に敗れるとグループ会社に出向させられますが、基本的に出向先の待遇はいいです。銀行内でどこまで昇進したかによって天下り先も変わり、銀行内で格が上の人ほど有利になります。

また、融資先の経営が悪化した場合に銀行員が社長として乗り込んで経営再建させる場合もありますし、取引先から「経営者として来てくれ」とヘッドハンティングされるケースもあります。

 

「銀行で出世する」以外のキャリアパスがあるのは銀行特有の就職メリットの1つです。

5.銀行法等の改正で復活できるか?

金融機関を取り巻く経営環境は生産年齢の人口減少や資金需要の低下、異業種からの金融業界への参入による競争の激化などの構造的な課題がコロナ前から指摘されていました。

 

さらに新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、地域金融機関の営業基盤である地域企業は売上減少やサプライチェーンの再構築、生産様式の非対面への移行に適応するためのデジタル化など、多くの課題を抱えています。

 

このような背景を受けて、2021年5月の銀行法等の改正で地域経済の要である地域金融機関が持続可能なビジネスモデルを構築しつつ、こうした地域課題を解決するために取り組めるように業務範囲規制や出資規制などの見直しを行っています。

 

本改正により以下のような付随業務を行えるようになりました。

 

 ・経営相談

 ・登録型人材派遣

 ・自行開発ITシステムやプログラムの設計・作成・販売・保守

 ・広告、宣伝、調査、情報の分析・提供

 ・高齢者等の見守りサービス

 

今回の改正はほんの序章にすぎず、独占のリスクを排除しつつ、他分野に新規参入できる自由化スキームが今後次々と法に組み込まれていくと見込んでいます。

 

 

これまで銀行といえば、「安定」「堅実」「現状維持」のイメージがあり、たくさんの先輩たちがそのような業態を好み、入行していきました。

 

しかし、これからは時代の変遷に差し掛かり「不安定」「変化」「チャレンジ」といったキーワードに好意的に呼応できる就活生が銀行に向いていると感じます。

 

銀行を志望しているあなたにとっては多少ショッキングな内容になったかもしれませんが、本記事が銀行を目指そうかどうかを迷っているあなたの参考になれば幸甚です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

上京を志す地方学生ならジョーカツ

首都圏の学生ならスタキャリ

  • line シェアする
  • twitter ツイートする
上京就活ch編集部

上京就活ch編集部

上京就活ch編集部です!  就職活動に関しての情報や地方からの上京就活生の役に立てるようなコンテンツを沢山配信していきます!