みんな気づいてない「学生は化ける」という新常識。

みんな気づいてない「学生は化ける」という新常識。

巷にあふれる「就活の常識」と言われるようなものって本当に多くて、何から挙げていけば良いのか迷ってしまいます。ぼくにしてみたら「ひえ~、それは就活病だよ! 気をつけて!」と思ってしまうのですが、みんなそういう「常識」と言われるものに縛られていて、すごくもったいない。

たとえば、そのうちのひとつが、
「就活はこれまでの20年間で決まる」
と考えちゃっている学生が多いように見えるんです。
むしろもっと狭めている場合もあって、「この大学生活3年弱でやってきたこと」で、就活の成否が変わると思っちゃっていたり、しませんか。

それこそ前回の記事では、「成果や実績はそんなに意味ないよ」ということを書きました。
どんなにすごい成果や実績があったとしても、それそのものでは人を評価することはできないし、そんなのはオマケみたいなものだよ、と。

これまでの人生、成果ゼロでも問題なし! これからの半年の過ごし方でどうにでもなる

それを踏まえて、なのですが。
就活って、これからの半年のすごし方でどうにでもなるよ。
ということは、覚えておいてほしいんです。

これまでの20年間、成果といえるような成果なんてなくたって大丈夫。学生生活で打ち込んできたことがないからといって、悲観する必要もない。サークルにバイトに、恋愛でも何でも、「ありきたりな学生生活」だとしても、ぜんぜん問題ありません。

むしろ「特にアピールできるものがない」からといって、いきなりボランティアを始めてみたり、変にインターンまみれになったり、ましてや今から留学を考えたり、「もう一年……」なんて言ってるほうが危ない予兆です。そんなことしたって、大して何も変わりません。
それこそ、まさに就活病の症状です。

どんな学生が化けるのか?

これから就活が本格化するまでに大事なことは、「ここからどれだけ成長するか」です。
過去の20年間とか、学生生活の3年弱のすごし方は、ど~だっていいんです。
ここから半年で、どれくらいレベルアップしていくか、こそが大事なところ。

そういう意味で、ぼくは「学生は就活で化ける」と考えています。

特に今まで社会のことなんて意識していなかったり、自分が他者に対して生み出せる価値を考えていなかったり、自分が他の人と比べて何が違っているのかを言葉にしてこなかったりする学生ほど、ここから一気に「化け」ていきます。

じゃあ、どうしたら、何によって、学生たちは「化ける」ことができるのか。
というと、ひと言でいってしまえば「自分の活躍の仕方をわかっておくこと」です。

ぼくはこれを、「特性の発見」と言っています。

意識高い系よりも活躍するのが、 自分の「特性を発見」した学生

自分が何に対して、どんなときに、どういうことを感じて、どんな動き方をするのか、それは他の人と比べて何が違って、どんな価値を生み出しうるのか。
そういうことをひっくるめて、自分の特性を発見する。そして、それを日常的に意識する。
たった、それだけで、学生たちは急に化けます。

そして、ぼくの経験からすると、そうして化けた学生たちほど、業種や職種にかかわらず、大手かどうかにかかわらず、変に意識高い系の就活をしてきた学生たちよりも、もっと自由に就活をして、さまざまな会社から内定をとるようになります。
入社後の彼らを見ていても、就活を通してちゃんと自分の特性をわかっている人たちは、それを活かして、それぞれの会社で活躍しています。

だからこそ学生のみなさんには、変に焦って就活っぽいことに溺れてしまって、方向違いの苦労をしないでほしいんです。
これまでの20年間での成果や実績なんて関係ありません。学生生活に注力したことなんて、無理に絞り出そうとしなくて大丈夫です。これから新たに「就活用」の活動なんて始めなくてかまいません。

焦らず、でも着実に、自分の特性をわかって、それを活かしていく。
それだけで、就活くらいよゆ~でどうにかなるくらいに、化けていきます。

じゃあ、具体的には何をどうしていけば? については、これから詳しく書いていきます。

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ジョーカツスペシャルアドバイザー光城 悠人

光城 悠人

立命館大学卒業後、エン・ジャパン株式会社に新卒入社。企業の採用・教育・評価分野において、営業・ライター・クリエイティブディレクターとして7年間従事する中で、株式上場、新卒向けナビサイト[en]学生のための就職情報の立ち上げなどを経験。同社退職後、学生が新しい価値観に出合えるコミュニティの実現を目指し、2008年に京都で猿基地を開業。年間を通して学生とかかわる中で、新しい就活手法としての「就活ゲーム」を構築し、書籍やブログ、講演等でその普及に努めている。

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