【テッパン技】就活で絶対失敗しない「特技」の見つけ方・書き方

【テッパン技】就活で絶対失敗しない「特技」の見つけ方・書き方

2021年12月24日更新

はじめに

ESや履歴書で必ず出てくる「特技」の欄を目の前にして、

 

「たいした特技なんてないんだけど何を書いたらいいの?」

「特技はあるけど、どうやって書けばいいの?」

「なかったら、特になしでも大丈夫かな?」

 

など、色々な疑問が頭に浮かぶと思います。

 

 

まず押さえておいて欲しいことは「特技」だけで直ちに採用合否が決まるわけではないので、そこまで過剰に恐れることはないということです。

 

分かりやすくいうと、「特技」はあなたの強みやガクチカ、志望動機といった基幹質問の基準点の加点要素になるか、減点要素なるかのサブ的な位置づけです。

 

ただ、加点要素に持っていったほうが合格する確度が高まりますので、「特技」は決してあなどれない質問であるのも事実です。

 

 

本記事ではあなたの「特技」の見つけ方や特技を高評価に誘導するための書き方・伝え方について詳しく解説します。

 

本記事を読めば、いま抱えている悩みが一気に解決しますので最後までお読み下さい。

1.特技の見つけ方

まず文章を書くときは「何をどのように」が決まらなければ書けません。

 

なので、ここでは「何を」にあたる「特技」の見つけ方を解説します。

 

あなたの「特技」を見つけるときに「俺(私)の特技ってなんだろう?」とボンヤリ考えても出てくるものではありません。

 

そこであなたの「特技」が必ず見つかるとっておきの方法を自己分析と他己分析の2つのアプローチで迫ります。

 

 

1-1.自己分析で発見する

自己分析であなたの特技を発見する方法は2つのアプローチ方法があります。

 

1つ目は本質的な質問を脳に投げかけて適切な答えを生成するアプローチです。

 

人間の脳はインターネットの検索エンジンと同じで、適切な質問を投げかけると必ず適切な回答が返ってくる優秀な検索エンジンです。

 

ただ本質的な質問がわからずに答えが見つからない可能性があるので、ここではあなたの特技を発見する本質的な質問を20個紹介します。

 

 

【あなたの特技を発見する本質的な質問20選】

①時間を忘れてついつい没頭してしまうことは?

➁休日の日は何をして過ごしてる?

➂よくお金を使うものは?

➃他人から言われて意外だったことは?

➄ついつい人に熱く語ってしまうことは?

⑥自分の部屋で一番高額なものは?

➆家族や友人とどんなことを話すのが好き?

⑧死んでもやりたくないことは?

⑨よく他人にほめられることは?

➉もっとやったらいいのにと勧められることは?

⑪これまで他人から喜ばれたことは?

⑫長時間やっても苦にならないことは?

⑬これだけは譲れないというものは?

⑭他人からよく頼まれることは?

⑮最近どんなことに嫉妬した?

⑯どんな時に自分らしくないと感じる?

⑰どんな分野の本や雑誌を買う?

⑱どんな人に憧れる?

⑲周りが高いと感じるもので自分には安く感じるものは?

⑳一緒にいると「〇〇」と言われることは?(落ち着く、癒されるなど)

 

質問するときのポイントですが、自分の中の真の回答を導くために静かで誰にも邪魔されない空間で自問してください

 

そして、人間の脳は出てきた答えをすぐに忘れてしまう性質があるので、手元にメモ帳などを置いて答えが出てきたらすぐに書き留められるようにしましょう

 

 

次に2つ目は「日常の行動をメモすることで特技をあぶり出すアプローチです。

 

「特技」はあなたとって余りにも当たり前すぎて意識できない場合があります。

 

なので、意識化するためにあえて日常の行動を書いてみて下さい。

 

少なくとも1週間、もう少し長いスパンだと1ケ月程度日常の行動を書き込めば、あなたの特技が見えてくるかもしれません。

 

さらに、日常の行動メモができたら、家族や友人、部・サークルの先輩・後輩、バイト先の店長・同僚、ゼミの教授などあなたのことをよく知っている人に見せて下さい。

 

そうすると、「そう言えば…」となって思考を簡略化でき、あなたの特技を導くヒントになるかもしれません。

 

ぜひトライしてみて下さい。

 

 

1-2.他己分析で発見する

照れ臭かったり、本音を聞くのが怖かったりして他己分析を行わない就活生が結構いますが、かなり勿体ないです。

 

心理学で提唱されている「ジョハリの窓理論」の中に「盲点の窓」という象限があります。

 

盲点の窓」とは、他人は知っているが、自分では気づいていない自己のことです。

 

 わかりやすい例として「思わぬ長所」や「思わぬ指摘」などがあげられますが、友達が「●●ちゃん、こんなことできるなんてスゴイ!!」と言われて意外に思った経験はないですか?

 

「特技」って結構あなたには簡単にできて自分では当たり前過ぎて気付かないものなのです。

 

そういった意味で他人に聞くと自分でも知らなかった「盲点の窓」が開きます。

 

他人に聞く場合も「私の特技って何?」と漠然と質問しても答えが出てきませんので、先ほどの本質的な質問を投げかけ相手が答えやすいように配慮することが大切です。

2.特技の書き方・伝え方

先ほどの特技の発見方法であなたの「特技」が見つかったと仮定します。

 

次のステップとして「じゃ、どのように書いたらいいんだろう?」という疑問が湧いてくるはずです。

 

このチャプターでは特技を書く前に意識するポイントを解説したあとに、箇条書きバージョンと文章バージョンに分けて例文をまじえながら特技の書き方を伝授していきます。

 

 

2-1.特技を書く前に意識すること

 

特技を書く前に意識することは大きく3つです。

 

 1.面接官の記憶に残す

 2.面接の場を和らげるような話題にする

 3.自己PRを強化する材料を選ぶ

 

ESや履歴書の設問はすべてアピール欄です

 

特技も当然アピール欄ですから、

 

「どうやったらインパクトのある特技になるかな?」

「どんな特技だったら、話題性があるかな?」

「強みやガクチカと一貫性を持たせるには?」

 

などを意識しながら特技を書いていくことが大切です。

 

そのために提出先の企業をリサーチして「求める人物像」を把握してから書き始めることがコツとなります。

 

もしかしたら、あなたが特技としてアピールしたいことが相手先の採用スペックに合致しない可能性もあります。

 

その場合、いくらアピールしても減点要素を加えるだけの行為になりますので本末転倒になりますね。

 

必ず下調べしてから書くようにしましょう!

 

 

2-2.特技の書き方(箇条書きバージョン)

履歴書は特に「特技欄」のスペースが狭く、「旅行」、「読書」、「映画鑑賞」など単語だけを羅列する就活生がいます。

 

こういった単語は誰が書いても同じなのでアピールにはなり得ませんよね。

すべてが無機質な記号に映ります。

 

なので、人それぞれ顔が異なり個性があるように、オリジナル要素を加えた特技に仕上げて書く必要があります。

 

そのために必要なテクニックが単語 + インパクト修飾語です。

 

以下を比べてみて下さい。

 

A:読書

B:毎日寝る前の1時間読書、3年間で325冊読破

 

どちらがインパクトがありますか? 

そして、記憶に残りますか?

 

Bだと思います。

 

なぜなら、Bには誰も書かないようなオリジナル性がありますし、数字があるので頭に残りやすいからです。

 

その他も例示してみましょう。

 

単語だけ単語+インパクト修飾語
旅  行未知の場所への1人旅、地元の宴会に呼ばれた経験3回
映画鑑賞主人公なりすまし映画鑑賞、集団心理の鋭利な洞察可能
野  球根性だけで16年続けた野球、緻密なID野球もお手の物
英 会 話往復2時間の通学電車でTOEIC800点、コツコツ持続力が自慢
ピ ア ノ女の子にもてたいがために始めたピアノ、気付けば11年

 

いかがでしょうか?

 

単語の前後にインパクト修飾語や数値を入れるだけで、記憶に残るあなただけのオリジナル・メッセージが演出できますね。

 

 

加えて、面接官が思わず質問したくなるようなツッコミ要素も忍ばせておくことがコツです。

 

ただ、業界によってはふざけている印象も免れませんので、業界特性に応じて臨機応変に色の濃淡を調整して下さい。

 

2-3.特技の書き方(文章バージョン)

次に思ったよりもスペースが大きく、文章で書くことを要求されているようなケースの書き方です。

 

まず特技を書く場合の型は下記のとおりです。

 

 

①結論:「私の特技は●●です。」
➁エピソード:「この特技により✖✖な経験がありました。」
➂ベネフィット:「貴社ではこの特技で▲▲に貢献できます。」

 

まず結論を簡潔に書きます。

 

「私の特技は学生時代のコールセンターで身に付けた苦情対応力です。」

 

その後にエピソード → ベネフィットの順でストーリーを展開します。

 

ちなみにベネフィットとは相手の得たい結果や未来像です。

特技を書く場合も相手先企業をリサーチして最後は適切なベネフィットで締めくくることがかなり重要です。

 

 大学2年の4月から通販のコールセンターでアルバイトを始めました。

 私の担当で日に約5件の苦情処理に追われ、最初は右も左もわからず電話口で

 お客様から罵声を浴びせられるなど、何度も逃げ出したくなるような過酷な状況

 でした。

 

 しかし、ここで挫折したら、これから起こるどんな課題も投げ出してしまうような

 弱い心の持ち主になると考え、円滑に苦情処理できる方法を模索していました。

 

 後日、所属の先輩から苦情を円満に解決するコツは「伺う、お詫びする、

 第3の答えを提案する」ことだと教わりました。

 

 その日以降、先輩から学んだコツを素直に実行に移しました。

 すると、怒号で終始していた電話口の声がやわらかくなり、最後には相手から

 「ありがとう」や「あなたのおかげでスッキリしたわ」など感謝を伝えられるまで

 対応力が向上しました。

 

 ここから学んだこと活かし、お客様に寄り添った傾聴力、提案力を十分に発揮した

 上で貴社のお客様満足に貢献したいと考えます。」

 

3.特技のNG例

最悪は「空欄」や「特になし」と書くことです。

 

書く前に意識すべきことでお伝えしましたが、ESや履歴書の設問はすべてアピール欄だと再度捉えて下さい。

 

「空欄」や「特になし」ではアピールできませんよね。

 

その他、思想信条にかかわるもの、だらしなさやダークなイメージを与えるもの、違法性がありそうなもの、危険性や犯罪などを想起させるものは、特技からは除外しましょう。

 

【特技のNG例】

 ・空欄、特になし

 ・ウソ

 ・政治、宗教の思想

 ・反社会的活動、犯罪系

 ・ギャンブル

 ・ゲームやマンガ 

 など

 

4.「特技」の質問意図

最後に人事の質問意図を確認しておきます。

「特技」に関する質問の狙いは大きく3つです。

 

 

 1.就活生の緊張を和らげる話題に使うため 

 2.求める人物像に近いかを推察するため

 3.プレゼンテーション能力を確認するため

 

1つずつ解説します。

 

 

4-1.就活生の緊張を和らげる話題にするため

人事が見たいのは取り繕って着飾ったあなたではなく「素のあなた」です。

 

なので、面接ではできるだけ普段のあなたを確認できるように場を和ませる配慮を行っています。

 

その1つの方法として、ざっくばらんな質問を投げかけます。

 

その質問の代表例が「特技」なんです。

 

「特技」を説明させると自分の得意なことなので、ついつい気が緩んで饒舌になったり、日ごろのあなたが露出したりします。

 

そにようなきっかけづくりに「特技」を話題として使うケースが多いです。

 

4-2.求める人物像に近いかを推察するため

2つ目の目的は、その会社が求める人物像に近いかどうかを推察するためです。

 

もちろん、自己PRやガクチカ、強みを質問する目的も同じですが、色々な角度から確かめて精度を上げたいので「特技」などの質問により補完します。

 

したがって、特技を考える際は相手先の「求める人物像」から逆算して考えるアプローチがもっとも理にかなっています。

 

4-3.プレゼンテーション能力を確認するため

最後の目的があなたのプレゼンテーション能力を測るためです。

 

ESや履歴書の設問がすべてアピール欄だと前述しましたが、まさにこの「特技」欄でもあなたがどれだけアピールする能力を保有しているのかを確かめています。

 

考えてみますと営業職が自社の商品やサービスをプレゼンするだけでなく、事務職や技術職も自分の企画や開発計画を幹部に通すためにプレゼン能力を要求されます。

 

ビジネスパーソンにとってはプレゼン能力は必須なので、その能力を測るための1つの設問として「特技」欄を設けています。

5.まとめ

本記事では、特技の見つけ方・書き方について解説してきました。

 

自分では特技はないと思っても、人がみな顔が違うように個性があるように必ず他人にはないあなただけの特技があります。

 

そして大切なことは、その特技をいかに相手に響く形で見せるかです。

 

たとえば、刺身でもただ切って出すだけでは味気ないですよね。

 

それを豪華な絵皿に大根と人参、大葉、食用菊、パセリなどの「つま」をキレイに盛り合わせて出すとゴージャスに感じますよね。

 

刺身そのものの素材は同じなんです。

 

でも飾りを一工夫するだけで価値がグッと上がるわけです。

 

「特技」もそれと同じです。

 

インパクトがある修飾語を使い、相手に刺さる単語を使うなど見せ方を少し工夫するだけで相手にとって魅力のある「特技」に激変します。

 

今回説明したテクニックを駆使して、「特技」を化粧した上で魅力的に見せてください。

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就活ハンドブック編集部

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