【必見】グループディスカッションで貢献度を上げるための対策とは?

【必見】グループディスカッションで貢献度を上げるための対策とは?

2022年9月22日更新

はじめに

皆さんには選考の段階で存在するグループディスカッションについてこのような悩みがありませんか。

 

  • 対策の仕方がわからない
  • 貢献度を上げたい

 

就活生の中でもグループディスカッションが苦手という方は多いと思います。

 

というのもグループディスカッションでは、面接のように聞かれた質問に答えるだけでなく、複数の意見をまとめて論理的な議論展開をしなければならないからです。

 

そのためグループディスカッションを乗り越えるためには対策が必要不可欠になります。

 

そこで当記事ではグループディスカッションへの対策について紹介します。

記事を読めばグループディスカッションにおける貢献度を上げることができるでしょう。

 

1.グループディスカッションとは

グループディスカッションとは企業が採用している選考方法であり、就活生同士で企業の指定したテーマに対して議論を交わし、1つの結論を導き出すものとなります。

 

 

1-1.グループディスカッションの目的とは

グループディスカッションの目的は、書類選考や面接では評価しにくい社会人としての基礎力を推し量るために導入されています。

グループディスカッションは多くの就活生のコミュニケーション能力や協調性などを一度に審査することができるため、企業としては非常に便利な選考方法となります。

 

 

1-2.頻出のグループディスカッションの種類3選

グループディスカッションにはある程度種類があり、どの種類を採用しているかは企業によって異なります。

ここではよく採用されているグループディスカッションの種類として、自由討論型課題解決型ィベート型の3つを紹介します。

 

1-2-1.自由討論型

自由討論型とは抽象的なテーマを与えられ、それに関して議論をしていくスタイルのグループディスカッションです。

テーマが抽象的であるため結論にも正解はなく、結果よりもそこに至るまでの過程を重視される傾向にあります。

 

テーマの例は「AIは人類にとって有益か」「人生をより豊かにするには」などが挙げられます。

発言が少なく議論への参加意欲が乏しかったり、グループの和を乱すような発言、行動が多いと不合格になる可能性が高くなるでしょう。

 

1-2-2.課題解決型

課題解決型とは、お題に対する1つの明確な答えを出すスタイルのグループディスカッションです。

自由討論型とは異なり明確な答えが要求されていることから、テーマの理解力や正答に導く論理的思考力がより問われるものとなります。

 

例としては「A社の業績を2倍にするには」「A町の観光客数を増加させるには」などとなります。

自由討論型よりも論点が絞られるため、思考力に加えて知識のバックグラウンドも必要になり、見当はずれな発言を繰り返していると合格は厳しいものとなるでしょう。

 

1-2-3.ディベート型

ディベート型のグループディスカッションは二手に分かれて1つのテーマの善し悪しを討論していくスタイルになります。

ディベート型では自分の意見が有利になるような明確な根拠を示し、相手を論破できるだけの意見を述べなければなりません。

 

そのため、自由討論型や課題解決型よりも論理的思考力が問われる非常に難易度の高いグループディスカッションと言えるでしょう。

2.グループディスカッションの対策3ステップ

ここではグループディスカッションの貢献度を上げるために必要な対策を3ステップに分けて紹介します。

 

 

2-1.グループディスカッションの評価基準を理解する

グループディスカッションを成功させるには、まず何が評価されるのかを理解する必要があります。

ここでは、グループディスカッションの評価対象となる特に重大な要素を紹介します。

 

2-1-1.積極性

積極性とは議論に対する取り組み姿勢です。

積極性はグループディスカッションを受ける前提条件とも言える要素であり、これがなければほぼ確実に合格はできないでしょう。

 

試験官は積極性を皆さんの行動からしか読み取ることができません。

たとえ人一倍熱意を持っていたとしても、発言が控えめだったり、態度などが悪かったりすると積極性がないと受け取られてしまいます。

したがって積極性は発言や姿勢、相槌などの行動をもって示していきましょう。

 

しかし一方で積極性を出して話過ぎるのもNGです。

自分の意見ばかり主張していると、グループの和を乱している、他の人の意見を聞けないというようにも見られかねません。

そのため、個人的評価をあげるためではなく、グループにいかに貢献するかという視点で積極性を出していきましょう。

 

2-1-2.協調性

次に必要な要素は協調性です。

グループディスカッションは課題に対する結論の他にも、そこに至るまでのチームワークやコミュニケーション力があるかどうかに着目しています。

そのため、いくら自分ばかりが発言して貢献しようとしても、それがチームのためになっていない場合は評価に値しません。

周りの雰囲気を見て発言し、円滑に議論が展開するようにしなければなりません。

 

また、むやみやたらにお互いの意見に同調することも協調性とは呼べません。

なれ合いになるのではなく、根拠がない発言に対しては緩やかに指摘することで、より良いアイデアを生み出す必要があります。

そのため、グループの議論を活性化するために役立つ発言をする、且つメンバーからもそのような意見を引き出すことを意識をしましょう。

 

2-1-3.論理的思考力

より説得力のある結論を導き出すためには論理的思考力も必要となります。

というのも、テーマに対する結論が的外れなものでは物事を解決するための能力が不足していると試験官に判断されてしまうからです。

 

発言の質を求めすぎて発言数が減ってしまうのは消極的と判断されるため注意が必要ですが、試験官を納得させるだけの結論に至るには論理性を伴った発言をする必要があります。

そのため議論が宙に浮いてしまわないよう、議論では明確な根拠を基に筋の通った発言を心がけましょう。

 

2-1-4.対応力

グループディスカッションでは、対応力もまた大きな審査対象です。

特にディベート型の場合は相手に意見の弱みを指摘されるため、それを覆すあるいは優位性を保つために臨機応変に意見を主張しなければなりません。

また自由討論型や課題解決型においても、議論が詰まってしまう、思ったより時間がかかってしまったというのは良く見受けられる状況です。

そのような状況において、議論の焦点を絞ったり、時間配分を変更したりと状況によってその都度対応することができれば議論がまとまりやすく、結果的に貢献度も上がることになります。

 

2-1-5.提案力

効率の良い議論展開をするには提案力が必要になります。

例えば、テーマの定義づけ、時間配分の決定や意識づけ、違う視点からのアプローチなど、議論を効率化、活性化させていくには提案力が必要になってきます。

提案は勇気のいることですが、議論の活性化に直結する要素なので、気づいたことはどんどん発言していきましょう。

 

 

2-2.グループディスカッションの進め方を理解する

次にグループディスカッションの当日の進め方について理解しておきましょう。

 

2-2-1.テーマの説明

まず最初にグループ分けされ、その後グループディスカッションの形式とテーマが発表されます。

 

2-2-2.自己紹介

次に自己紹介を行いましょう。

グループディスカッションの開始後に行う場合は特に簡単な自己紹介を意識してください。

自己紹介が長すぎると議論の時間を割いてしまい、周りからの印象も良くないため、名前や出身など最低限の内容に留めておきましょう。

 

2-2-3.役割分担

役割分担は必ず行いましょう。

グループディスカッションは論点や現在地がわからなくなることがあるので、あらかじめ役職を決めて、個人個人がやるべきことを明確にしておくと、議論が効率化されしっかりとした結論が出しやすくなります。

特に役割に関して指定がなければ、「司会」「タイムキーパー」「書記」「発表者」「役割なし」の5つがあれば十分でしょう。

 

2-2-4.ディスカッション

ディスカッションですが、まず初めにテーマに対する定義づけを行いましょう。

特にテーマが抽象的な場合は論点が定まらずにそのまま中途半端な結論に至ってしまう場合も少なくありません。

 

例えば「飲食店の売り上げをどうやって2倍にするか」であれば、飲食業界の種類や営業形態、営業場所、対象客などを定義してから始めるだけでも、非常に具体的な対策が列挙でき、結論も説得力のあるものになります。

 

また時間配分も忘れてはいけません。グループディスカッションは時間との勝負と言っても過言ではないため、「定義づけ」「アイデア出し」「まとめ」「発表準備」などに時間を割り振っておくと時間切れを防止できるため効果的です。

 

2-2-5.発表

最後に議論の結論を発表します。

すでに紹介したように発表者の役割や発表準備の時間を事前に決定しておくと発表までスムーズに進みます。

発表は棒読みではなく、結論をわかりやすく且つ説得力を持って伝えなければならないため、発表者選びは慎重に行いましょう。

 

 

2-3.グループディスカッションでの貢献度を上げ

グループディスカッションを成功させるための秘訣は貢献度を上げることです。

ここでは貢献度を上げるために必要な対策を4つ紹介します。

 

2-3-1.自分の得意な役割を見極める

グループディスカッションを勝ち抜くには、よりグループに貢献できる自分の得意な役割を見つけておくことが重要です。

人によって得意分野は異なるので、司会でグループ全体をまとめるのが得意な人もいれば、サポートをするのが得意な人もいるでしょう。

自分の性格や能力と照らし合わせて、どの役割が最もグループに貢献でき、評価されるかを決めておくのがおすすめです。

 

しかし、当日自分の得意な役割ができるとは限らず、違う役割として指名されてしまう場合もあるので、それも想定して練習ではすべての役割を経験しておくと良いでしょう。

 

2-3-2.PREP法を意識する

自分の意見を述べる際はPREP法を意識しましょう。

PREPとは「結論」「理由」「」「結論の英語の頭文字を並べた言葉ですが、意見の主張はこの順番で行いましょう。

結論から述べると話の行きつく先が分かっているため、内容を非常に理解しやすくなります。説明が長いと周りも自分も何が言いたいのか分からなくなってしまうため、PREP法を習得しておきましょう。

 

2-3-3.クラッシャーへの対応

クラッシャーとはグループの和を乱す者を指す言葉で、自己主張が激しい人や自分だけが目立とうとする人がこれにあたります。

クラッシャーがグループ内にいる場合の対応としてNGなのが言い合うこと、そして放置することです。

 

お互いに意見を交換すること自体は全く悪くありませんが、意見を譲らないで言い合うのは生産性がなく時間の浪費となります。

どんな意見でもアイデアの1つとなるので、下手に張り合わず意見を受けいれ、冷静に対処しましょう。

 

また、放置するのも悪い例です。

放置してしまうと全員で協力するグループディスカッションの本質を無視することになり、浮いた人を対処する能力がないとも判断されてしまいます。

そのため、クラッシャーと分かったから距離を開けるのではなく、うまく対応しながら議論に巻き込んでいきましょう。

 

2-3-4.自分の役割を広げる

グループディスカッションで評価を上げるコツとしては自分の役割を広げるということも挙げられます。

もちろん自分の役割をしっかり果たした上での話ですが、役割をうまくこなせていないメンバーがいたら積極的に手助けをしましょう。

 

例えば、タイムキーパーの時間管理が雑であれば時間が過ぎていることを知らせたり、時間配分の訂正を提案したりすることができます。

司会がうまくグループをリードできていないようであれば代わりに意見をまとめたり、メンバーに意見を促したりしてサポートすることも可能です。

 

役割を広げるとグループへの貢献率が高くなるので、自分の役割をしっかり果たして余裕がある場合は積極的に自分の役割を広げていきましょう。

3.まとめ

グループディスカッションの対策について紹介してきましたが、いかがでしたか。

グループディスカッションに苦手意識を持っている方は多いと思いますが、対策を講じれば必ずできるようになります。

そのため玉砕覚悟で対策もなしに試験に臨むのは避けましょう。

企業が求めていることを把握し、練習によって養ったスキルを駆使して貢献度を上げることができれば自ずと合格が見えてくるでしょう。

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