就活の解禁はいつから?取り組むべきことのすべてを教えます!
2024/9/24更新
はじめに
就活はほとんどの学生が通る道ですが、初めての人は何をすればいいかわからず不安を感じるのではないでしょうか。
特に、就活解禁日やその後の流れについて不安を抱えている就活生も多いでしょう。
この記事では、就活解禁日についての説明と、就活全体の流れや選考に向けて取り組むべきことを解説します。
この記事は、以下のような方を対象にしています。
- 初めての就活に不安を感じている学生
- 就活の進め方を知りたい方
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就活解禁日とは?
就活解禁日とは、経団連によって「採用選考に関する指針」に基づき、企業が学生を対象に広報活動を正式に開始できる日のことです。
日本では、この日が3月1日に設定されており、企業はこの日から説明会やエントリーの受付を開始します。
解禁日が設けられた背景には、企業と学生の双方が公平に就活を行えるようにするという意図があります。
このため、3月1日を境に学生や企業の動きが本格化し、就活が本格的にスタートする日といえるでしょう。
就活解禁日はいつ?
例年の就活解禁日は3月1日です。
また、選考解禁日も6月1日と定められています。
しかし例年、学生や企業からの意見要望を集めつつ、試行錯誤しながら決定しているため、今後時期が変わる可能性は大いにあるでしょう。
なぜ就活解禁日が決められている?
ではなぜ、就活においてこのような取り決めがなされているのでしょうか。
理由は2つあります。
学生を学業へ専念させるため
1つ目は就活の時期をあらかじめ定めておくことにより、学生が、本分である学業に専念できるようにするためです。
就活時期が企業ごとにバラバラだと、学生からしてみれば長期的な就活を視野に入れなければならないので学業どころではないでしょう。
そのため、メリハリをつけるという意味でも就活解禁日として就活時期が決められています。
企業による採用の透明化
2つ目は、企業による不適切な囲い込みを防ぐためです。
囲い込みとは内定をもらった学生を他社に取られないよう囲い込むことをいいます。
学生の就活の自由を阻害するような行為が水面下で行なわれないよう、就活時期が定められています。
就活解禁日の実態とは?
就活解禁日が設けられて以降、そのルールが順守されているかというと実態はそうではありません。
そもそもこの規定に絶対的な効力はなく、あくまで自主規制という形でしかないことから、規定に従わない企業も多くあります。
また、経団連に所属していない企業にとってこの規定は関係ないので、期間の制限なく採用活動をしている企業も少なくないのが実情です。
3月1日と6月1日、就活解禁日に関する誤解
3月1日は「広報活動開始日」として、企業が学生に向けて説明会やエントリーシートの受付を開始する日です。
一方、6月1日は「選考開始日」と呼ばれ、この日から企業は正式に面接などの選考を開始できます。
よくある誤解は、就活が6月1日から始まると考えることです。
しかし、実際には3月1日からがスタートですので、早めの準備が重要です。
経団連(日本経済団体連合会)は、かつて就活解禁日に関するルールを定めていましたが、2021年にそのルールを撤廃しました。
しかし、現在でも多くの企業が3月1日を解禁日として、採用活動を開始しています。
これは、経団連がルールを廃止した後も、企業側が従来の慣習を尊重しているためです。
就活解禁日から選考までの流れ
ここでは、就活解禁日から選考までの規定されている就活の流れを解説します。
しかし理解しておくべきは、就活解禁日に多くの企業の採用活動が本格化するのは間違いないですが、その後の動向は企業によって大きく異なる点です。
規定されている就活の流れとはかけ離れたものになる可能性が非常に高いので、すべての作業は前倒しで行っていくことをおすすめします。
注意ポイント
就活では、就活解禁日を皮切りに企業と学生の動きが活発化します。しかし、就活は単にスケジュール通りに進むわけではなく、企業によっては早めに採用活動が進行することもあります。
ここでは、特に注意すべきタイミングやポイントについてまとめました。
効率的に就活を進めるためには、以下のポイントを押さえて事前の準備とスケジュール管理が重要です。
3月1日からの広報活動
3月1日から企業の広報活動が本格的に始まります。
この時期から企業は説明会やエントリー受付を開始し、学生はその情報を基に就職先を絞ることになります。
しかし、現実的には多くの企業が3月中に書類選考や面接を進めるため、早急に企業選びを進めなければなりません。
そのため、就活解禁日前に志望企業のリストアップやエントリー準備を終わらせておくことが重要です。
6月1日からの選考活動
6月1日からは選考活動が正式に解禁されますが、多くの企業はすでに採用活動を終えている場合が多いのが現状です。
特に、民間企業を志望する学生は、6月前には多くの選考を受け、内定に近づいていることが多いため、公務員志望者など一部を除き、就活はすでにピークを迎えていると考えてください。
早期の企業絞り込みと準備
多くの企業が早期に書類選考や面接を実施するため、悠長に企業を絞り込む余裕はありません。
志望する企業の調査やエントリーシートの準備は、3月1日を待たずに完了しておくのが理想です。
選考に出遅れないよう、事前に行動することが大切です。
就活のタイミングを見極める
就活のスケジュールは企業によって異なり、一部の企業は3月前からインターンシップなどで採用活動を進めています。
就活解禁日に頼ることなく、企業ごとの動きを把握し、早めに準備を進めることが成功のカギとなります。
内定出し
就活ルール上、内定は10月に決まるため、企業の内定式は基本的に10月1日に行われます。
しかし、実際には多くの企業が内々定を早めに出し、合格者を決定した上で、10月1日の内定式で正式に合格を通知するという形を取っています。
就活はスケジュール通りに進むとは限らず、企業によって独自のペースで採用活動が行われることが一般的です。
そのため、志望する企業の採用活動が他社と異なるタイミングで進むことも多くあります。
このような状況に柔軟に対応するため、学生側も事前に準備を進め、採用活動の変動に即座に対応できるようにしておくことが重要です。
就活ルールはあくまで目安であり、企業ごとに異なる選考スケジュールに適応できる準備が求められます。
就活解禁日までにやるべき5つのこと
就活が本格的に始まるのは就活解禁日以降ですが、就活に向けた準備はそれ以前から計画的に始める必要があります。
まずは自己分析を行い、自分の強みや希望する業界を明確にしましょう。
その後、エントリーシートや履歴書の準備を進めます。
ここでは、就活解禁日前にやるべき事前準備について解説していきます。
自己分析
企業の選考を通過するためには、自分を企業にアピールしなければなりません。
では、自分をアピールするために必要なこととは何でしょうか。
それは自分自身を知ることから始まります。
就活ではつい企業のことばかり研究してしまい、自分と向き合う時間が不十分な就活生が多いですが、自己分析は非常に重要な作業です。
自己分析というと自分の持っているスキルや能力に目が行きがちですが、重要なのは性格や人柄も含めて総合的に分析していきましょう。
持っているスキルを活かせる仕事=向いている仕事とは限らないからです。
わかりやすいよう極端な例を挙げると、英語が話せるが内向的でコミュニケーションが苦手なAさんがいるとします。
この場合、Aさんのスキルは英語力ということになりますが、ではAさんが英語のスキルを活かして海外での営業の仕事についてしまった場合を想定してみましょう。
おそらく、コミュニケーションと苦労の連続で転職することになるのではないでしょうか。
一方、翻訳者であればどうでしょう。
こちらであれば、営業よりは1人で仕事を進めることができるため、Aさんには向いているといえます。
このように、向いている仕事はスキルや能力だけではなく、性格や人柄の視点からも総合的に考える必要があるのです。
最近では、適性のある仕事がわかる性格診断などもありますが、重要なのは自分で考えることです。
一度は自分と対話をしてみることで、みなさんの真にやりたいことが導き出されるでしょう。
また、自己分析についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
企業分析
企業分析は就活において欠かせない重要な作業です。
ここでは、企業研究のなかでも特に重要な研究対象3つと、おすすめの企業分析方法としてインターンシップ・OB訪問について解説していきます。
社風や理念の研究
企業の社風や理念の研究は、非常に大切になります。
というのも企業にはそれぞれの志向性があり、自身の考えが企業のそれと合致していない場合、ミスマッチによる退職の可能性も出てきてしまうからです。
のちのち企業のスタイルとかみ合わないといった悩みに陥らないためにも、就活最初の段階で企業の社風や理念は必ず確認しておきましょう。
企業の事業内容の確認
具体的な仕事内容は企業の説明会などに参加するとイメージが付きやすいですが、就活解禁日前の段階では自分の特性とすり合わせるには、まだ企業の情報量が足りません。
そのため、そこまで興味がなくても目に留まった企業があればチェックし、ホームページなどで企業の事業内容や現状について把握しておくのがおすすめです。
また、業界についても調べておくと良いでしょう。
自分の興味がある企業が属する業界の現状と、今後はどうなる見込みがあるのか。
コロナ禍によって業界の立ち位置が大幅に変化したので、企業と併せて業界もチェックしておきましょう。
企業が求めている人材の調査
企業のことをあらかた調べ終えたら、さらに踏み込んで企業が求める人材についても考えてみましょう。
当然のことながら、業界や企業によって求める人材は異なります。
言われたことをしっかりやれる人、自分から積極的に意見を出す人などさまざまです。
主観的ではなくあくまで企業目線で考えることで、企業が必要としている人材の特徴を研究しましょう。
企業の欲している人材を把握できれば、それを志望動機に落とし込むことができ、面接の対策にもなります。
さらにやっておくと良いこと
就活において、事前の準備や経験がほかの就活生との差を生む重要な要素です。
特に、インターンシップやOB訪問といった実践的な体験を通じて、企業の内部事情を知ることは、企業選びや選考で大きなアドバンテージになります。
以下では、上記とは別に、さらにやっておくと良いことを詳しく解説します。
インターンシップ・OB訪問
インターンシップやOB訪問は、企業研究を行う上で非常に効果的な方法です。
ホームページの閲覧や説明会への参加は多くの就活生が行いますが、それだけでは得られる情報に限りがあります。
しかし、インターンシップやOB訪問を通じて企業の内部に触れることで、ほかの就活生との差別化を図ることができます。
インターンシップのメリットと参加時期の選び方
インターンシップに参加することで、企業の実態や業界について深く理解することができます。
実際に働くことで自分の適性を確認することができ、OB訪問では、社内の雰囲気や人間関係など、外部からはわかりにくい情報を直接聞くことができるため、企業選びの参考になります。
こうした経験を通じて得た知識や感触は、履歴書やエントリーシートに現実的で具体的な志望動機として反映させることができ、面接でもアピールポイントになるでしょう。
インターンシップ経験を活かすための戦略
さらに、インターンシップの経験を活かすためには、振り返りを行い、自分が学んだことを整理することが大切です。
その経験をエントリーシートや面接で具体的なエピソードとして伝えることで、ほかの就活生よりも有利に立つことができます。
特に、インターンシップで得たスキルや知識を企業でどのように活かせるかを説明できることは、企業に対して強いアピールとなります。
また、インターンシップについては以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
早めのアクションで就職後のミスマッチを防ぐ
インターンシップを選ぶ際には、自分の興味や将来のキャリアに関連する業界や職種を選び、早い段階で参加することが重要です。
例えば、夏休みや冬休みを利用してインターンシップに参加することで、就活解禁日までに十分な準備を進めることができます。
そして、インターンシップやOB訪問を通じて企業のイメージや雰囲気を実感しておくことで、就職後のミスマッチを防ぐことができ、「就職後すぐに転職」という事態に陥る可能性を減らすことができます。
就活解禁日後にやるべき3つのこと
就活解禁日を迎えた後、どのように行動するかが成功のカギとなります。
ここでは、就活解禁日以降にやるべきことを3つに分けて説明します。
プレエントリーと企業のエントリー受付の確認
就活解禁日である3月1日以降、企業はエントリー受付を開始します。
プレエントリーは、その企業に対する正式な応募ではなく、説明会やエントリーシートの提出期限などの情報を受け取るための事前登録です。
これを活用して、志望する企業の動きを把握し、応募の準備を進めましょう。
自己研究と企業分析をしっかり行い、プレエントリーをする企業を明確にしておくと、その後の方針をスムーズに決定できます。
企業の絞り込みとエントリーシートの提出
プレエントリーで企業の情報が入手できたら、次にすべきは本格的な企業の絞り込みです。
3月1日以降、企業はエントリーシートの受付を始めます。
エントリーシートは、企業が求める人物像に合わせてカスタマイズし、提出期限を確認して余裕を持って提出することが大切です。
企業の選考スケジュールに合わせて効率よく活動し、提出し忘れや、選考締め切りを逃さないように迅速に対応しましょう。
筆記試験・面接試験の準備と実践
エントリーシートの提出が終わると、次は筆記試験や面接試験に備える必要があります。
筆記試験は独学でも対策できますが、面接対策は他者からのフィードバックが重要です。
キャリアセンターや就活エージェント、友人や知人などの力を借りて、模擬面接を行ってもらいましょう。
面接では、企業が求めるスキルや経験をアピールし、誠実で自信のある態度を示すことが求められます。
また、面接後には必ずフォローアップを行い、感謝の気持ちと共に自分の意欲を再度アピールすることが大切です。
選考が本格化する時期への対応
就活解禁日から6月1日まではエントリーシートの提出や書類選考が中心ですが、6月以降は面接が本格化します。
多くの企業がこの時期に採用活動のピークを迎えるため、効率的に活動することが重要です。
複数の企業に応募している場合は、スケジュールをしっかりと管理し、面接の日程が重ならないように注意しましょう。
6月1日以降は、企業の選考スケジュールを把握し、適切なタイミングでフォローアップを行うことで、内定に近づくことができます。
このように、就活解禁日以降の活動は、計画的に行動することが成功のポイントです。
各ステップでの準備をしっかりと行い、自分に合った企業から内定を得るために努力を続けましょう。
よくある質問とその答え
ここでは就活解禁日について、よく寄せられる質問をおさらいします。
これらの質問を振り返ることで、より計画的に就活を進めることができるので念のため確認しておきましょう。
就活解禁日はなぜ6月に設定されているのか?
就活解禁日が6月に設定されている理由は、学生が学業に集中できる期間を確保するためです。
また、企業側も新卒採用活動を計画的に行うために、この時期を設定しています。
しかし、実際には企業の説明会やエントリー受付は3月から始まるため、6月以前からの準備が必要です。
就活は本当に6月1日から始まるのか?
多くの学生は、就活が6月1日から始まると思い込んでいますが、実際には3月1日からスタートします。
6月1日は選考活動の解禁日であり、それまでにエントリーシートの提出や企業の説明会に参加しておくことが求められます。
そのため、6月1日を迎える前にしっかりと準備を進めることが重要です。
就活解禁日が廃止される可能性はあるのか?
経団連が就活解禁日に関するルールを廃止したことにより、将来的に解禁日自体が廃止される可能性もあります。
しかし、現時点では多くの企業が3月1日を解禁日として採用活動を行っているため、解禁日を前提とした準備が必要です。
今後の動向については、注意深く見守ることが求められます。
就活解禁日に関連する最新動向と今後の予測
就活解禁日は長年にわたって日本の新卒採用システムの一環として機能してきましたが、近年、経済状況や労働市場の変化、そしてデジタル化の進展によって、その意義や役割が再評価されています。
就活解禁日の意義と今後の見通し
就活解禁日は、学生と企業の間でフェアな採用活動を行うために重要な日です。
しかし、経済状況や労働市場の変化に伴い、解禁日のあり方が今後変わる可能性があります。
特に、オンライン化が進む中で、解禁日の意味が薄れていく可能性も考えられます。
就活解禁日が企業と学生に与える影響
就活解禁日は、企業と学生双方にとって重要な日です。企業はこの日から採用活動を本格化させ、学生はエントリーを開始します。
しかし、解禁日が設定されていることで、企業の採用活動が集中し、学生にとっても負担が大きくなることがあります。
そのため、企業と学生の双方が解禁日をどう活用するかが重要です。
就活解禁日を巡る議論とその背景
就活解禁日に関する議論は、経団連のルール廃止以降も続き、特に、解禁日が学生の学業に与える影響や、企業の採用活動の効率化が問題視されています。
また、グローバル化が進む中で、日本独自の就活解禁日のあり方が問われています。
今後、就活解禁日がどのように変わっていくかは、引き続き注目すべきポイントです。
さいごに
就活解禁日は就活のスタートラインであり、これ以降の動きが内定に直結する重要な時期です。
この記事を通じて、就活の流れや解禁日までにやるべき準備、解禁日後の進め方について具体的に理解できたことでしょう。
特に、自己分析や企業研究、エントリーシートの準備を早めに進めることが、他の学生との差をつけ、スムーズな就活を実現するためのカギとなります。
選考が本格化する前にインターンシップやOB訪問を活用し、実践的な知識と経験を積むことも効果的です。
就活は非常に早いペースで進行するため、計画的に準備を進め、自分に合った企業との出会いを大切にして内定を目指しましょう。