そこで本当に大丈夫?ウェブ面接におすすめの場所とは?【ウェブ面接での失敗談と注意点も紹介】

そこで本当に大丈夫?ウェブ面接におすすめの場所とは?【ウェブ面接での失敗談と注意点も紹介】

2021年12月8日更新

はじめに

みなさんにこのような悩みはありませんか。

・ウェブ面接をどこで受ければいいかわからない

・どんな失敗があるのか知りたい

・ウェブ面接を受ける上で注意することって何

皆さんにとって就職活動は人生の転換点であり、志望する企業に入社するためにも下手な失敗はしたくないと思います。特に最近はコロナウイルスの蔓延を機にウェブ面接を採用する企業が増えています。しかし、対面での面接は受けたことがあっても、ウェブ面接を受けたことがなくて勝手がわからないことも多いのではないでしょうか。

この記事を読めばウェブ面接を受ける際のおすすめの場所やNG例について理解することができるでしょう。

 この記事が就活生の皆さんにとって少しでも役に立てば幸いです。

ウェブ面接で失敗しないための場所選びの条件

ウェブ面接において重要なことは、対面での面接と同じように実力を発揮できるようにすることです。場所選びによって面接のマイナスになることはあってもプラスになることはほとんどありません。そのため、まずは環境によるハンデを負うことを避けるようにしましょう。ここではウェブ面接で失敗しないための場所選びにおける前提条件を紹介します。

 

通信環境が安定していること

まず大前提となるのが通信環境です。ウェブ面接はネット上で行なわれるので、当然通信環境が悪ければ、会話が途切れるなど面接が順調に進まず、最悪の場合通信が切断されてしまいます。対面での面接の場合、部屋のノックや入室マナーは一通りできるのが前提条件だと思いますが、ネット環境が整っていないのはそれらができていないのと同じことです。この人は面接以前の問題だと思われてしまいかねないので、まずはネットが整っている環境選びを最優先にしましょう。

 

周囲が静かであること

面接の際に注意したいのは周囲の音。自分や面接官が話している時に周囲で音がしていると気が散って集中できなくなってしまいます。面接官の質問がわからなかったり、逆に自分の話が面接官に伝わらなかったりすれば選考通過において致命的な減点になります。周囲が静かで面接に集中できる環境を選ぶようにしましょう。

 

大きな声が出せること

大きな声が出せる環境にあることも非常に重要です。ウェブ面接では対面の際にチェックされる入室のマナーや身だしなみがわかりずらいため、他の要素で受験者の人柄や熱意などを判断しています。その中でも熱意が顕著に伝わるのは声です。小さい声であれば当然自信がなくやる気がないと見て取れるため、面接官に対する印象は悪くなるでしょう。そのため、大きな声が出せる環境作りにも注意を払いましょう。

 

背景がシンプル且つきれいであること

背景はウェブ面接にとって他の要素よりは重要ではありませんが、多少の注意は必要です。ウェブ面接は基本的に白色の壁をバックにして行なうのが良いでしょう。ポスターや家具などが映るのは基本的にNGとなります。普段の生活感を見せ、面接官の興味をひくと良いといった意見もありますが、面接官は志望者とただ話をするために面接をしているわけではありません。面接官が見ているのはあくまで志望者の企業に対する熱意や意欲です。人柄をアピールするのは大切ですが、それは背景ではなく面接官との話しの中で直接伝えましょう。

 

顔が明るいこと

明るさは志望者の雰囲気を表す大切な要素です。明かりが不十分だと顔が暗く映ってしまい面接官に暗い印象を与えてしまうので、自分の顔がどのように映って見えるのかはあらかじめ確認しておきましょう。

明るい場所にパソコンをセッティングすると良いですが、外から部屋に入る太陽の光を使うと逆光になってしまうこともあるので、光は部屋の照明で調節するのがおすすめです。

ウェブ面接におすすめの場所とは

それではここまで紹介してきた条件を満たす場所はどこなのか。ここではウェブ面接におすすめの場所を3つ紹介します。

 

自宅

ウェブ面接におすすめの場所の1つが自宅です。自宅で面接できればお金もかからず、どこかに移動する必要もないので労力をかけずに面接ができます。また、自宅であれば部屋の背景や明るさの具合を調整することができ、面接に適している環境を作ることができるでしょう。

しかし、立地によっては自宅が面接に向かない場合もあります。自宅周辺に線路や国道が通っていれば、当然騒音がひどく、部屋の壁に防音が施されていなければ、隣の住民の声なども気になるかもしれません。そのため面接の際に騒音が想定される場合は自宅を避けた方がよいでしょう。自宅周辺が閑静な住宅街である場合や、外から騒音がめったに聞こえない場合は自宅で行うのがおすすめです。

 

個室

次は個室レンタルです。最近の個室はWi-Fi機能も完備されており、比較的安価な値段で利用することができます。個室であれば周りの雑音を気にすることもなく面接に集中できます。個室のレンタル方法は以下の通りです。

 

Regusで予約する

Regusは全国でレンタルオフィスを提供している会社で、個人でもオフィスをレンタルすることができます。また、窓付きオフィスや会議室などオフィスも選ぶことができ、価格は1人600円からと非常に良心的です。そのため、ウェブ面接で自宅が使えない方は積極的にレンタルオフィスを利用すると良いでしょう。

コワーキングスペースを借りることもできますが、これはあまりおすすめしません。コワーキングスペースとは一つの広いスペースを他の人とシェアして使うものであり、区切りがあり、ある程度の距離を開けることはできますが、やはり話し声や雑音は聞こえてしまいます。カフェなどよりは静かで良いですが、せっかくレンタルしても雑音が入っては意味がないので、どうせレンタルするのであれば完全個室がおすすめです。

 

駅構内の個室ワークスペースを利用する

最近になって東京などの主要都市で普及してきたのが駅のホームなどに設置されるようになった、誰でも利用できる個室ワークスペースです。STATION WORKと呼ばれており、登録すれば予約可能で、空きがあれば登録、予約なしでも利用することが可能です。STATION WORKには、完全個室型のSTATION BOOTH、半個室型のSTATION DESK、そしてホテルの一室の3種類があります。半個室型では電話が禁止されているので、ウェブ面接で使えるのはSTATION BOOTHとホテルの2択になるでしょう。

STATION BOOTHでは仕事に必要となるデスク、Wi-Fi、電源等の設備がすべてそろっており、防音対策も施されているため、ウェブ面接にはもってこいの施設となっています。価格は15分で250円と割高ですが、使い勝手は申し分ないです。お金に余裕のある方はぜひ使ってみると良いでしょう。

 

ホテル

面接の場所としてホテルの一室を借りるのも一つの手でしょう。ホテルは大体Wi-Fiが設置されており、部屋の中もきれいに整えられているので、清潔感があります。一泊分だと割高になってしまいますが、デイユースなどであれば費用を抑えることができるでしょう。先述したSTATION WORKでホテルを予約すれば、JR東日本が運営しているホテルメッツの一室を使うことができます。価格は午前8時から午後7時までの利用で5,500円とこちらも割高になっているので他のホテルと比較検討してから決めましょう。

ホテルを利用する際に注意が必要なのは通信環境と照明です。ホテルだと部屋によっては電波が届きづらく通信状況があまり安定しないところや照明が暗いところがあります。そのため、下調べせずにホテルを面接直前に予約することはおすすめできません。というのも、思っていたよりも部屋が暗く、面接で印象が暗くなってしまったといったことになりかねないからです。ホテルを利用する場合は要所をあらかじめ調べておきましょう。

失敗談から学ぶウェブ面接に向かない場所

では逆にウェブ面接に向かない場所とはどこでしょうか。ここでは今まで実際にあったウェブ面接での失敗談を紹介することで、面接に向かない場所について見ていきます。

 

失敗談1

個室のネットカフェで上半身のみ着替えてウェブ面接を行なったが、下半身が見えてしまった上に、隣の部屋の声が筒抜けになっていたことで集中できなかった。

ウェブ面接には基本的に上下とも着替えて臨みましょう。上半身のみ着替えている状態を面接官が見れば、良い印象は受けないでしょう。角度を調節すれば下半身まで見えることはありませんが、何かの拍子で見えてしまうこともあります。見られないために余計な意識を向けるよりは、全身着替えた上で面接に集中しましょう。

また、ネットカフェの個室は店舗にもよりますが、壁が薄く隣の声が聞こえてしまうような面接に適していない店舗は良く見られます。場合によっては会社情報などの情報漏洩にもなってしまうため、どうしてもネットカフェを利用したい場合はあらかじめ利用することでどのような環境かを知っておくのが重要です。

 

失敗談2

公園でウェブ面接を受けたところ、通信状況が悪く、風の音がうるさくてうまくいかなかった。

 家にWi-Fiがない場合、自宅以外での面接になると思いますが、基本的に外での面接はあまりおすすめしません。外では人だけでなく天気などの影響もうけてしまうため、イレギュラーが発生しやすいです。できるだけ雑音が起こり得ない場所において面接をうけるのが良いでしょう。屋内のWi-Fiが使えるところで面接を行なうことをおすすめします。

 

失敗談3

車の中でスマホを使って面接を受けたが通信環境や照明の具合が悪くなってしまった。

どこでも面接を受けられるというのがウェブ面接の便利な所ですが、どこでもいいというわけではありません。対面の面接ではやらないことはウェブ面接ではやらないのが無難です。対面の面接を車の中でするということはおそらくないでしょう。そのため、ある程度のマナーは考えましょう。車の中では場所によっては面接官から準備不足や熱意、意欲の面で疑われてしまう可能性もあります。

また、ウェブ面接を受ける際は、パソコンでできる環境を探すことが大切です。車ではスマホを使ってウェブ面接を受ける人もいますが、スマホでは場所が固定しないことから画面がぶれることが多いです。角度によっては面接官に対して上から目線で話してしまうこともあります。

ウェブ面接だからこそ注意!ウェブ面接特有の注意点とは?

ウェブ面接には対面の面接にはない注意点があります。ここではウェブ面接の注意点を3つ紹介します。

 

目線を合わせること

面接の大原則は相手の目を見て話すことですが、ウェブ面接では目を見て話してはいけません。実は画面の相手の目を見ていると、面接官からしたら違う方向を見ているように映ってしまうのです。しっかり目を見て話していても面接官からして視線が合っていなければ印象が悪くなってしまうので、話す時は画面ではなくカメラを見るよう心がけましょう。

 

カンペはNG

ウェブ面接で特にありがちなのはカンペを見ながら話すことです。面接に臨む際に話す内容を忘れないようにカンペを用意する方が多いと思いますが、カンペはできるだけ避けるのが無難と言えます。というのも、カンペは基本的に視線の動きでばれてしまうからです。フレーズだけを書いておき話すことを思いだす程度ならまだ良いかもしれませんが、カンペを見ながら話していると面接官からすればただ文章を読み上げているようにしか思いません。

面接はあくまで会話であるということを意識しましょう。ただ立派な志望動機を読み上げるよりも自分の言葉で思っていることを口にしてくれた方が面接官からの印象は良いのです。そのため、志望動機は忘れてもいいようにカンペを書くのではなく、その時間を使って忘れないくらい口から出すことで練習しましょう。

 

タイプ音や通知音に注意

ウェブ面接はズームやスカイプといったツールを使って行うわけですが、面接中に不必要に端末を操作することはやめましょう。というのも、通知音やクリック音などはすべて面接官にも聞こえてしまうのです。例えばメモをするのにキーボードを打っていると、その音も面接官に聞こえています。面接中にネット上で関係のないことをしているのは論外ですが、タイプ音やSNSの通知音が聞こえて印象が悪くなるのは損になります。そのため、メモを取る際は紙に書く、不必要なウィンドウやソフトはすべて閉じておくなど、いらないところで印象が悪くならないようあらかじめ対策を講じておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ウェブ面接での場所選びについて理解できたでしょうか。

ウェブ面接における場所選びは非常に重要となり、間違えればそれだけで落ちてしまうこともあるのである程度は理解しておきましょう。しかし、最低限のマナーを守っていれば、あまり間違えることもすぐに落とされるということもありません。どのような場所を選べば印象が良いか企業や面接官の目線で考えておくと良いでしょう。

また、ウェブ面接だからこそ重要になるワンポイントアドバイスもしましたが、いくら場所選びにこだわっていても、自分をうまくアピールできなければ本末転倒です。今後もウェブ面接を行なう機会は増えると思われるため、コツをつかんでおくことでどんな企業相手にも自信をもって話せるよう心がけましょう。

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就活ハンドブック編集部

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