
会社の評判の調べ方7選!リアルな会社の状況が分かります
2021年11月28日更新
はじめに
就活や転職を考えている人にとって、入社を検討している会社の評判ってとても気になりますよね。
今の時代はネットで色々と調べられますが、情報が多すぎたり、いまいち信憑性が分からなかったりと、本当に正しいのか不安に思う人も多いと思います。
そこで、今回は会社の評判をリアルに調査する方法を7つ紹介します。
この方法を全て実践することで、表面上だけでなく、より会社のリアルな実態や雰囲気を知ることができます。
就職や転職は、人生における大きなターニングポイントのひとつです。
入社してからのミスマッチを防ぐために、事前調査は妥協せず、良い部分と悪い部分がはっきりと分かるまで、突き詰めることをオススメします。
会社の評判の調べ方7選
よりリアルな会社の評判の調べ方は以下7つです。
1.口コミサイトを確認
2.定量的なデータを確認
3.SNSで検索
4.近隣住民に聞き込み
5.OB訪問
6.インターンを受けてみる
7.実際に選考を受けてみる
順番に一つずつ解説していきます。
口コミサイトを確認
まずは口コミサイトで気になる会社の評判を確認しましょう。
口コミサイトとは、元社員や現役の社員が実際に働いた経験をもとに、会社の評判を投稿したり、就活生が選考状況や、面接時の印象、エントリーシートの内容などを投稿したりするサイトのことです。
オススメの口コミサイトは以下の7つです。最後の7つめは番外編として、中小企業などあまりネット上に情報がない企業についての調べ方を紹介しています。
1.openwork;オープンワーク(旧vorkers)
2.en ライトハウス(旧カイシャの評判)
3.転職会議
4.就活会議
5.キャリコネ
6.楽天みん就
7.番外編
一つずつ特徴について解説します。
また最後に、口コミサイトを閲覧する上での注意点についても、解説しているので、あわせてご確認ください。
1.openwork;オープンワーク(旧vokers)
引用元 : https://www.vorkers.com/
openworkは、約1210万件の口コミ、登録ユーザー数約400万人と、国内最大級の口コミ数を有しているのが特徴です。
また社内独自のアルゴリズムによって、会社毎に点数評価をしており、一目で多くの会社同士を比較することができます。
評価基準は以下の8項目です。
・待遇面の満足度
・社員の士気
・風通しの良さ
・社員の相互尊重
・20代成長環境
・人材の長期育成
・法令順守意識
・人事評価の適正感
また上記評価基準に加えて、月間残業時間や有休消化率の情報についても、記載しています。
企業がホワイトかどうか、判断材料の一つにできますね。
2.en ライトハウス(旧カイシャの評判)
引用元 : https://en-hyouban.com/
en ライトハウスは人材業界大手の「エン・ジャパン」が運営する口コミサイトです。
口コミ数が1330万件と日本最大の投稿数を誇っており、多い情報量が特徴と言えます。
en ライトハウスも以下8項目の評価基準で点数評価しています。
・会社の成長性、将来性
・事業の優位性、独自性
・実力主義
・活気のある風土
・20代成長環境
・仕事を通じた社会貢献
・イノベーションへの挑戦
・経営陣の手腕
openworkと比べると、会社の将来性や企業価値等に重点を置いた評価となっているので、バリバリ働きたいと考えている人にとっては参考になる点数と言えます。
3.転職会議
引用元 : https://jobtalk.jp/
転職会議は会員数が700万人以上と、日本最大級であることが特徴です。
また口コミからの総合評価に加えて、過去数年の業績情報もグラフ化してくれるので、非常に参考になります。
評価基準は以下の8つです。
・企業の成長性、将来性
・企業の安定性
・給与水準
・仕事のやりがい
・企業の理念と浸透性
・入社難易度
・福利厚生
・教育研修制度
入社難易度が評価基準に含まれているので、これから入社を検討している人にとっては有益な情報と言えます。
その他、平均年収や残業時間などの情報もまとめられています。
4.就活会議
引用元 : https://syukatsu-kaigi.jp/
就活会議は、口コミによる総合評価に加えて、エントリーシートの内容やインターンの体験記などの情報があることが大きな特徴です。
エントリーシートについては、質問とその回答がセットになって記載しているので、これから就活を検討している人にとっては非常に参考になると思います。
5.キャリコネ
引用元 : https://careerconnection.jp/
キャリコネの特徴は、給料明細情報を見れることです。
基本給、賞与をはじめとして、各種手当からサービス残業の有無までみることができます。
就活や転職の主軸が年収である人は、キャリコネの情報を確認してみましょう。
6.楽天みん就
引用元 : https://www.nikki.ne.jp/
楽天みん就は社員の口コミはなく、就活の選考状況に特化したサイトです。
エントリーシートの内容や面接でどんなことを聞かれたのかといった情報が多く、これから就活を始める人にとっては必見のサイトと言えます。
7.番外編
引用元 : https://www.tdb.co.jp/index.html
最後に番外編として、あまりネット上にデータがない中小企業等のデータを調べる方法を紹介します。
それはズバリ、「帝国データバンク」に調査依頼をすることです。
企業が新たに取引をする際に、取引相手の信用度を確認するために、本来は帝国データバンクを利用しますが、信用度=企業の安定性・将来性ということなので、転職を考えている人にとっても有益なわけです。
上場していない企業は決算情報等を公開する義務が無いので、入社したいけど、その会社の将来性が不安という人は検討してみてはいかがでしょうか。
一件あたり数万円とやや高いですが、これから働く会社の将来性を知るための費用としては、決して高くはないと思います。
口コミサイト閲覧時の注意点
口コミサイトは全体像を確認するのにはオススメですが、以下の点に注意です。
・基本的にネガティブな情報が多い
・定量的なデータを参考にする
口コミサイトは転職を検討している人や、元社員による投稿が多いので、ネガティブな意見が多くなる傾向があります。
ネガティブコメントは多くて当然といったスタンスで、口コミサイトを確認しましょう。
そうすれば、ネガティブコメントに一喜一憂せずに済むのでオススメです。
また中には口コミサービスを利用するために、投稿をする人もいて、文字数稼ぎに適当なことを書いている人も一定数いると思われます。
ですので、なるべく定量的な表現(家賃手当は月〇〇円等)を重点的に見ることで、より正確な情報が得られますので、参考にしてください。
定量的なデータを確認
つぎに気になる企業について、定量的なデータを調べます。
参考になるのは以下の情報です。
・四季報
・会社IR情報(会社ホームページ)
口コミサイトでもある程度定量的なデータは得られますが、これらの一次情報を定量的に見ることで、よりリアルに会社の実態を知ることができます。
特に以下項目が要チェックポイントです。
・過去数年の売上高、営業利益の推移
・純資産
・平均年収
売上高や営業利益の推移を見ることで、業界における影響度や将来性をある程度予測することができます。
純資産は返済義務のない企業の資産なので、これが多いほど、安定している企業と言えます。
これらの一次情報をしっかり確認し、入社を検討している会社の将来性を定量的に確認し、ずっと居続けても問題ないか確認しましょう。
どうしてもデータが少ない場合は、前章で述べた「帝国データバンク」へ調査依頼をするのも一つの手です。
SNSで検索
SNSでの検索もリアルな実態を知るために有用です。
SNSでの検索は主に仕事の愚痴などの生きた情報を探すことが目的です。
愚痴が多い会社だと、あなたもそうなる可能性が高いので、しっかり確認しておきましょう。
オススメのSNSはTwitterやInstagramです。
これらのSNSで、会社名+残業や、会社名+評判などで、調べてみて、愚痴が多い会社名だと、要注意です。
上社名だけでなく、以下キーワードでも検索してみるのがオススメです。
・取締役の名前
・地域名
・支店名、工場名
・人気製品、サービス名
近隣住民への聞き込み
特に工場勤務などを希望している人は、近隣住民の評判を聞いてみるのもアリです。
近隣住民は思ったよりも、近くの会社や工場を見ています。
企業活動をする上で、地域住民への配慮が出来ているかどうかを確認することで、企業のコンプライアンス意識を確認することが出来ます。
聞き込みの観点は以下の通りです。
・環境への配慮(騒音、悪臭等)
・社員の行動
いきなり住民への聞き込みはハードルが高いかもしれませんが、人生のターニングポイントをより良いものにするため、思い切って聞いてみましょう。
OB訪問
合同説明会のようなオフィシャルな場とは別に知り合ったOBからは、よりリアルな実態を聞けることが多いです。
現社員でも全く問題無いですが、元社員の方が良い面、悪い面を第三者の目線で教えてくれる可能性が高いので、オススメです。
OB訪問の方法は以下の通りです。
・OB訪問用のマッチングアプリを使う
・大学のキャリアセンターへ問い合わせ
・知り合いに頼む
特に最近は「Matcher」や「ビズリーチ・キャンパス」等、マッチングアプリの種類が豊富にあるので、自分に合ったものを探して、使用してみてください。
インターンへの参加
職場の雰囲気を知るには、実際に働いてみるのが一番です。
1日だけのセミナー形式、数日間の短期、数ヶ月の長期インターンなど、様々な種類があるので、自分に合ったものを選びましょう。
出来ればそこで先輩と仲良くなって、懇親会などのフランクな場でリアルな実態を聞き出せるとベストです。
実際に選考を受ける
実際に選考を受けるのも有効です。
選考には、企業分析をした人たちが集まって、グループワークをする機会があるので、そこで積極的に情報交換しましょう。
【まとめ】リアルな会社の評判を把握して、会社とのミスマッチを減らそう
いかがでしたでしょうか。
今回はリアルな会社の評判を知るための7つの方法を紹介しました。
おさらいしておきましょう。
1.口コミサイトを確認
2.定量的なデータを確認
3.SNSで検索
4.近隣住民に聞き込み
5.OB訪問
6.インターン
7.実際に選考を受ける
これらを実践して、企業研究すれば、入社後の会社のミスマッチをかなりの確率で下げることができると思います。
転職や就活中の方は是非参考にして、素晴らしい会社生活をスタートしましょう!