
会社の評判の調べ方!口コミサイトの活用方法も徹底解説
2020年12月19日更新
はじめに
就職活動を行うなかで「会社の評判」について気になったことはありませんか?
会社の概要や事業内容、募集要項などの基本情報については、その企業のホームページやナビサイトを見れば調べることができます。
しかし、会社の評判については調べ方がわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では「会社の評判」の調べ方について解説します。
1.会社の評判の調べ方
会社の評判を調べるには、複数の方法があります。
ここでは5つの方法について解説します。
1-1.就活口コミサイトで調べる
最も一般的な調べ方が「就活口コミサイト」で調べる方法です。
口コミサイトは現役の社員や退職した社員が、その会社の批評を投稿しています。
ひとくちに就活口コミサイトといっても多くの類似したサービスがあり、そのサービスによって書いてある内容も様々です。
書いてある内容の代表的なものとしては「会社の評価」「やりがい」「労働時間」「人間関係」「給与」などです。
有名なクチコミサイトとしては次のものが挙げられます。
・みん就
・就活会議
・カイシャの評判
・OpenWork(オープンワーク)
・キャリコネ
複数のサイトを見て比較しながら、自分が必要な情報を集めていくようにしましょう。
1-2.インターンに参加する
企業が開催しているインターンシップに参加することで、会社の評判を調べることができます。
インターンシップには、「長期インターン」と「1Dayインターン」などの短期のものがあります。
長期インターンの場合には、長くいることで実際に働いている先輩社員と話す機会が多くなり情報を得ることができます。
それだけでなく自分が目で見て、肌で感じた感覚的な情報も得ることができます。
1Dayインターンの場合には、プログラムの最後の方に社員さんとの座談会や質問の時間が設けられていることが多いです。
実際に働いている先輩社員の生の声を聞くことができる機会は貴重です。
積極的に質問することで、多くの情報を引き出すようにしましょう。
1-3.OB・OG訪問する
OB・OG訪問をすることで、インターンシップと同様に社員の生の声から会社の評判を知ることができます。
OB・OG訪問を通じて出会う社会人は、基本的には説明会などのように会社を代表しているわけではありません。
また、カフェなどのカジュアルな雰囲気の場所で行われることが多いです。
そのため、社会人の側も就活生の側もリラックスした状態で話ができる傾向にあり、より本音に近い部分を聞き出すことができます。
最低限のマナーは守りつつも、一歩踏み込んだ質問をしてみると良いかもしれません。
OB・OG訪問の詳細については、下記の記事を参考にしてみてください。
OB訪問のやり方まとめ!マナーとメリットを抑えて就活を進めよう!
1-4.SNSで検索してみる
SNSで検索してみるのも、会社の評判を調べるひとつの手段になります。
例えば、「企業名+評判」や「企業名+残業」、「企業名+給与」などで検索すると会社を批評している投稿を見つけることができる場合があります。
近年、社員が実名と会社名を明かしてSNSを運用することを認めている会社が増えてきています。
そのようなアカウントでは、会社の悪い部分や会社への愚痴のような書き込みは少ないかもしれません。
それでも建前としての綺麗なことではなく、より本音に近い情報を得ることもできます。
就活生にとってSNSは非常に身近なツールでしょうから、一度検索してみることをオススメします。
1-5.就活生同士で情報交換する
就活生同士で情報交換をすることで、自分が気づかなかったような視点からの情報を得ることができます。
筆者の場合は、企業説明会や1Dayインターン・一次選考のグループワークが始まる前などに一緒に参加する就活生とコミュニケーションを取るようにしていました。
就活生は企業の社員とは違い、会社への忖度なしに話をすることができます。
そのため、就活生同士の率直な意見交換ができるのです。
そこで仲良くなり、SNSのアカウントを交換して継続的に連絡を取り合うこともありました。
そうした人脈は会社の評判に関する情報交換だけでなく、他己分析や面接対策など就活全般にわたって大切になってきます。
積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。
さて、ここまで会社の評判を調べるための5つの方法を解説してきました。
ここからはそのなかでも調べる際に、特に注意が必要となる「口コミサイトの活用」について詳しく解説していきます。
2.口コミサイトって信頼できるの?
「口コミサイトに書いてある内容って参考にして良いのだろうか?」
そんな疑問を抱いた読者の方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、口コミサイトの内容は参考程度に考えるのが良いです。
その理由は、口コミサイトへの投稿が基本的には匿名で行われているからです。
匿名で書かれているため、投稿内容の真偽を確認することは非常に困難です。
また、自社の評判を高くするために、サクラが紛れ込んでいる可能性も否定はできません。
もちろん、すべての投稿が信頼できないというわけではありませんが、参考程度の情報として認識しするようにしましょう。
3.口コミサイトの見方
参考にする際に注意が必要な口コミサイトですが、上手に活用すれば会社の評判を調べることができます。
どのように活用すれば良いのか、2つのポイントについて解説します。
3-1.複数のサイトを調べてみる
まず大事なことが、1つのサイトだけでなく複数のサイトを調べるということです。
冒頭にも書きましたが、口コミサイトは類似のサービスが多く存在しています。
そしてサイトによって内容に違いがあります。
同じ会社であっても書いてある内容が違うこともあります。
複数のサイトに似たような内容の投稿があれば、その会社の特徴を掴むことができます。
1つのサイトの情報だけで判断してしまうのではなく、必ず複数のサイトを調べるようにしましょう。
3-2.悪評を排除しない
次に大事なことが、悪い評判を排除しないということです。
口コミサイトは投稿者が、会社の評判を率直に書いているものになります。
ですので、当然ながら会社の良い部分だけでなく、悪い部分に関する投稿もあります。
悪い部分に関する投稿の方が、投稿者の本音が書かれている場合が多いです。
悪い評判を排除してしまうのではなく、会社にはそのような一面もあるとしっかり受け止めるようにしましょう。
4.口コミサイトを見るときのポイント
ここまでサイト全体の見方について解説してきました。
ここでは、個別の投稿について見るときのポイントについて3つに分けて解説します。
4-1.投稿の数が十分であるか
1つ目のポイントは、投稿の数が十分であるかという点です。
具体的に「これだけあれば十分!」というような投稿数の制限はありませんが、投稿が1つや2つしかない場合だと意見に偏りが出てしまいます。
口コミサイトを参考にするときは、内容を鵜呑みにせずにフラットな視点で考えることが必要です。
そのためにもある程度の数が投稿されているかどうかと言うことは、重要なポイントになります。
4-2.内容が具体的に書かれているか
2つ目のポイントは、内容が具体的に書かれているかという点です。
抽象的な書き方がされている口コミよりも、具体的に書いてある口コミの方が信頼度は高くなります。
例えば、「この会社には将来性がある!」という表現よりも「この会社の〇〇というサービスは他社よりも優位性があり、成長が見込まれる」という表現の方が具体的で信頼できますよね。
主観だけでなく、客観的な意見も交えながら具体的に書いてあるかどうかということにも注目してみましょう。
4-3.数字を用いた表現があるか
3つ目のポイントは、数字を用いた具体的な表現があるかということです。
例えば、「残業は〇〇時間あった」とか「給与が1年目は〇〇万円、2年目は〇〇万円だった」というような書き方がされているかという点です。
口コミサイトへの投稿は、投稿者の実体験をもとに書かれています。
その人の主観による感想ももちろん大事ですが、数字を用いて客観的に書かれていればより信頼度は高くなります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
会社の評判の調べ方について解説してきました。
複数の方法を組み合わせることによって、より多くの視点からその会社についてみるようにしましょう!