会社の評判の調べ方は?口コミサイトの活用方法を解説!
2024/9/24更新
はじめに
就職活動を行うなかで「会社の評判」について気になったことはありませんか?
会社の概要や事業内容、募集要項などの基本情報については、その企業のホームページやナビサイトを見れば調べることができます。
しかし、会社の評判については調べ方がわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、以下の就活生を対象に、「会社の評判」の調べ方について解説します。
- 口コミサイトを利用したいけど、有益な情報の分別が付かない就活生
- 志望している会社の情報を色々な角度から知りたい就活生
- 志望している企業の公式サイトだけの情報だけでは物足りない就活生
口コミサイトを利用する上で信用できる情報とは何かについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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会社の評判の調べ方
会社の評判を調べるには、以下の方法があります。
- 就活口コミサイトで調べる
- インターンに参加する
- OB・OG訪問する
- SNSで検索してみる
- 就活生同士で情報交換する
ここでは5つの方法について解説します。
就活口コミサイトで調べる
最も一般的な調べ方が「就活口コミサイト」で調べる方法です。
口コミサイトは現役の社員や退職した社員が、その会社の批評を投稿しています。
ひとくちに就活口コミサイトといっても多くの類似したサービスがあり、そのサービスによって書いてある内容もさまざまです。
書いてある内容の代表的なものとしては「会社の評価」「やりがい」「労働時間」「人間関係」「給与」などです。
有名な口コミサイトとしては次のものが挙げられます。
- みん就
- 就活会議
- enエンゲージ
- キャリコネ
- OpenWork
- Unistyle
- JobQ
ここからはさらに、上記のサイトの特徴を深掘りしていきます。
みん就
「みん就」は、企業ごとの選考情報や内定者の志望動機をリアルタイムで共有できる就活支援サイトです。
就活生同士が掲示板を通じて、選考体験やインターンの経験を共有できる点が特徴です。
無料で利用でき、就職活動を進める上で非常に役立つツールとなっています。
しかし、企業の人事も掲示板の内容を確認できるため、投稿内容に注意が必要です。
社会経験が少ない方にとっては、選考対策や自己分析を効率的に進めるための強力なサポートを提供してくれるでしょう。
就活に役立つ情報が詰まっており、企業選びに迷った際には大いに参考になるサイトです。
就活会議
「就活会議」は、企業の口コミや内定者のエントリーシート、面接体験記などを閲覧できる就職情報サイトです。
企業の内部情報をリアルタイムで確認できる点が大きな特徴で、就職活動を効率的に進めるための強力なサポートをしてくれます。
社員や元社員による口コミも多く掲載されており、企業の実態や雰囲気、福利厚生など詳細な情報を得ることが可能です。
ただし、口コミの数にばらつきがあるため、中小企業に関する情報は限られています。
社会経験が少ない方でも、選考対策や企業研究に役立つ情報が豊富にそろっており、就職活動を有利に進めることができるでしょう。
エンゲージ
「エンゲージ」は、日本最大級の口コミサイトで、企業のリアルな評判を知ることができる就職・転職支援サービスです。
社員や元社員が投稿したリアルな声を基にした企業の内部情報は、就活生や転職希望者にとって非常に有益な情報であると言えるでしょう。
22万社以上の口コミが掲載されており、企業の働きやすさや社風、年収など多角的に分析可能です。
ただし、情報にばらつきがあることもあるため、参考にする際は注意が必要です。
就活生などの社会経験が少ない方でも、企業の実態を知り、安心して就職活動を進めることができるでしょう。
キャリコネ
「キャリコネ」は、企業の年収や労働条件、職場の雰囲気などを実際に働く社員の口コミから確認できる就職・転職支援サービスです。
620,000社以上の企業の情報を網羅しており、特に技術系求人に強みがあります。
年収情報や面接体験記など、就職後のミスマッチを防ぐためのリアルな情報が豊富にそろっているのが特徴です。
ただし、すべての口コミを閲覧するには自分も情報を投稿する必要があり、登録作業がやや手間に感じることがあります。
OpenWork
「OpenWork」は、企業のリアルな口コミを基にした就職・転職支援サービスです。
実際に働く社員や元社員の声を通じて、企業の労働環境や社風、年収情報を知ることができます。
選考対策としても役立ち、選考中の企業の強みや弱みを把握して面接に臨むことが可能です。
さらに、スカウト機能やWeb履歴書の登録により、企業から直接アプローチを受けるチャンスも広がります。
口コミを通じてリアルな情報を得られるため、入社後のミスマッチを防ぎやすく、就活生にとって非常に有益なツールであると言えるでしょう。
Unistyle
「Unistyle」は、大手企業の選考通過者や内定者のエントリーシートや選考レポートを提供する就職支援サイトです。
業界や企業ごとに80,000枚以上のエントリーシートが掲載されており、エントリーシートの情報を基に、企業の採用基準や面接対策を効果的に進められるでしょう。
さらに、企業の選考過程や内定者の実際の志望動機を確認することで、自分自身の応募書類作成に活用することができます。
ただし、情報が大手企業に偏っているため、中小企業の情報が少ない点には注意が必要です。
JobQ
「JobQ」は、匿名でキャリアや転職に関する相談ができる無料のサービスです。
企業の内部情報や年収、福利厚生に関するリアルな情報を得ることができ、特に就職や転職を検討している人にとって貴重な情報源となります。
40万人以上が登録しており、7万件以上の質問が寄せられているため、過去の相談内容を検索するだけでも多くの参考情報が得られます。
ただし、匿名性ゆえに情報の信憑性にばらつきがある場合があるため、最新の情報を得るには他の情報源と併用するようにしましょう。
インターンに参加する
企業が開催しているインターンシップに参加することで、会社の評判を調べられるでしょう。
インターンシップには、「長期インターン」と「1Dayインターン」などの短期のものがあります。
長期インターンの場合には、長くいることで実際に働いている先輩社員と話す機会が多くなり情報を得られます。
それだけでなく自分が目で見て、肌で感じた感覚的な情報も得ることも可能でしょう。
1Dayインターンの場合には、プログラムの最後の方に社員さんとの座談会や質問の時間が設けられていることが多いです。
実際に働いている先輩社員の生の声を聞くことができる機会は貴重です。
積極的に質問することで、多くの情報を引き出すようにしましょう。
OB・OG訪問する
OB・OG訪問をすることで、インターンシップと同様に社員の生の声から会社の評判を把握できます。
OB・OG訪問を通じて出会う社会人は、基本的には説明会などのように会社を代表しているわけではありません。
また、カフェなどのカジュアルな雰囲気の場所で行われることが多いです。
そのため、社会人の側も就活生の側もリラックスした状態で話ができる傾向にあり、より本音に近い部分を聞き出すことができます。
最低限のマナーは守りつつも、一歩踏み込んだ質問をしてみると良いかもしれません。
OB・OG訪問の詳細については、下記の記事を参考にしてみてください。
SNSで検索してみる
SNSで検索してみるのも、会社の評判を調べるひとつの手段になります。
例えば、「企業名+評判」や「企業名+残業」、「企業名+給与」などで検索すると会社を批評している投稿を見つけることができるでしょう。
近年、社員が実名と会社名を明かしてSNSを運用することを認めている会社が増えてきています。
そのようなアカウントでは、会社の悪い部分や会社への愚痴のような書き込みは少ないかもしれません。
それでも建前ではなく、より本音に近い情報を得ることもできます。
就活生にとってSNSは非常に身近なツールですので、一度検索してみることをおすすめします。
就活生同士で情報交換する
就活生同士で情報交換をすることで、自分が気づかなかったような視点からの情報を得られます。
筆者の場合は、企業説明会や1Dayインターン・一次選考のグループワークが始まる前などに一緒に参加する就活生とコミュニケーションを取るようにしていました。
就活生は企業の社員とは違い、会社への忖度なしに話ができます。
そのため、就活生同士の率直な意見交換ができるのです。
そこで仲良くなり、SNSのアカウントを交換して継続的に連絡を取り合うこともありました。
そうした人脈は会社の評判に関する情報交換だけでなく、他己分析や面接対策など就活全般にわたって大切になってきます。
積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。
口コミサイトって信頼できるの?
「口コミサイトに書いてある内容って参考にして良いのだろうか?」
そんな疑問を抱いた就活生の方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、口コミサイトの内容は参考程度に考えるのが良いでしょう。
その理由は、口コミサイトへの投稿が基本的には匿名で行われているからです。
匿名で書かれているため、投稿内容の真偽を確認することは非常に困難です。
また、自社の評判を高めるために、サクラが紛れ込んでいる可能性も否定はできません。
もちろん、すべての投稿が信頼できないというわけではありませんが、参考程度の情報として認識しするようにしましょう。
口コミサイトの見方
参考にする際に注意が必要な口コミサイトですが、上手に活用すれば会社の評判を調べられます。
どのように活用すれば良いのか、2つのポイントについて解説します。
複数のサイトを調べてみる
口コミサイトの見方で大事なことは、1つのサイトだけでなく複数のサイトを調べるということです。
冒頭にも書きましたが、口コミサイトには類似のサービスが多く存在しており、サイトによって内容に違いがあります。
また、同じ会社であっても書いてある内容が違うこともあります。
複数のサイトに似たような内容の投稿があれば、その会社の特徴をより詳細につかむことができるでしょう。
1つのサイトの情報だけで判断してしまうのではなく、必ず複数のサイトを調べるようにしましょう。
悪評を排除しない
次に大事なことが、悪い評判を排除しないということです。
口コミサイトは投稿者が、会社の評判を率直に書いているものになります。
ですので、当然ながら会社の良い部分だけでなく、悪い部分に関する投稿もあります。
悪い部分に関する投稿の方が、投稿者の本音が書かれている場合が多いです。
悪い評判を排除してしまうのではなく、会社にはそのような一面もあるとしっかり受け止めるようにしましょう。
口コミサイトを見るときのポイント
ここでは、個別の投稿について見るときのポイントについて以下の3つに分けて解説します。
- s投稿の数が十分であるか
- 内容が具体的に書かれているか
- 数字を用いた表現があるか
上記のポイントを抑えることで、信頼できる情報であるかどうか判断できます。
口コミサイトを利用しようと考えている就活生は、参考にしてみてください。
投稿の数が十分であるか
1つ目のポイントは、投稿の数が十分であるかという点です。
具体的に「これだけあれば十分!」というような投稿数の制限はありませんが、投稿が1つや2つしかない場合だと意見に偏りが出てしまいます。
口コミサイトを参考にするときは、内容を鵜呑みにせずにフラットな視点で考えることが必要です。
そのためにも、ある程度の数が投稿されているかどうかと言うことは、重要なポイントになります。
内容が具体的に書かれているか
2つ目のポイントは、内容が具体的に書かれているかという点です。
抽象的な書き方がされている口コミよりも、具体的に書いてある口コミの方が信頼度は高くなります。
例えば、「この会社には将来性がある!」という表現よりも「この会社の〇〇というサービスは他社よりも優位性があり、成長が見込まれる」という表現の方が具体的で信頼できます。
主観だけでなく、客観的な意見も交えながら具体的に書いてあるかどうかということにも注目してみましょう。
数字を用いた表現があるか
3つ目のポイントは、数字を用いた具体的な表現があるかということです。
例えば、「残業は〇〇時間あった」とか「給与が1年目は〇〇万円、2年目は〇〇万円だった」というような書き方がされているかという点です。
口コミサイトへの投稿は、投稿者の実体験をもとに書かれています。
その人の主観による感想ももちろん大事ですが、数字を用いて客観的に書かれていればより信頼度は高くなります。
自分に合った企業を探すためにチェックすべきポイント
口コミサイトで情報を確認する際に、調べている企業が自分に会っているかどうか知りたい場合は、以下のポイントを意識して確認してみることをおすすめします。
- 企業のミッション・ビジョン
- 企業文化
- 成長機会
- ワークライフバランス
- 報酬と福利厚生
- 勤務地や転勤の有無
ここでは、上記のポイントごとの概要を解説します。
口コミサイトをより有効的に活用したい就活生は、ぜひ参考にしてみてください。
企業のミッション・ビジョン
ミッションやビジョンは、企業が「何を目指しているか」「社会にどのような貢献をしたいのか」を示しています。
ミッションやビジョンが自分の人生観や価値観と一致している企業では、やりがいや充実感を感じやすいです。
例えば、環境保護や社会的課題の解決に積極的な企業で働きたい人は、そのような企業理念を掲げる企業を選ぶべきでしょう。
企業文化
企業文化はその企業の価値観や行動規範を示し、職場での人間関係、コミュニケーションスタイル、意思決定のシステムなどに大きく影響します。
例えば、自由な発想が尊重される文化や、上からの指示に従うことが重要視される文化など、企業によって大きく異なります。
企業文化が自分の性格や働き方に合わないと、ストレスが溜まる可能性が高くなる傾向が強まるため、自分にあった企業文化であるか調べることは重要です。
成長機会
企業での成長機会があるかどうかは、キャリアの継続的な発展において重要です。
研修制度、キャリア開発プログラム、社内での異動機会など、自分がスキルを伸ばせる環境が整っている企業を選ぶと、長期的なキャリア成長につながります。
例えば、海外勤務のチャンスや、リーダーシップトレーニングなどがある企業は、将来的なキャリアアップを目指す人に適しているでしょう。
ワークライフバランス
仕事とプライベートのバランスが取れている企業であるかどうかは、社員の健康や幸福感に大きく関係します。
ワークライフバランスに関する情報を調べる際には、過度な残業やプレッシャーがないか、柔軟な働き方が可能かなどを確認しましょう。
例えば、リモートワーク制度が整っている企業や、フレックスタイム制度がある企業は、家庭との両立や自分のペースで働きたい人に向いていると言えるでしょう。
報酬と福利厚生
基本的な給与だけでなく、ボーナスやストックオプション、各種手当、保険、退職金制度などの福利厚生も重要です。
特に健康保険や育児支援、住宅手当など、自分の生活に直結する項目は見逃さないようにしましょう。
勤務地や転勤の有無
企業の勤務地や転勤の頻度は、生活スタイルに大きな影響を与えます。
例えば、家庭の事情で転勤を避けたい場合や、地方で働きたいと考える場合、勤務地が自分の希望に合っているかをしっかり確認する必要があります。
また、グローバル企業では海外勤務のチャンスもありますが、それが自分のキャリアプランに合っているかも検討が必要です。
さいごに
この記事では、会社の評判の調べ方について解説してきました。
複数の方法を組み合わせることによって、より多くの視点からその会社について分析できます。
口コミサイトを参考にすることで、公式サイトの情報が本当に正しいかどうか、信憑性を確かめることができます。
志望度の高い企業の場合は、合わせて確認してみると良いでしょう。
この記事を参考に、就職活動で口コミサイトを利用してみてはいかがでしょうか。