【例文付き】就活における自己紹介|答え方のコツを徹底解説!
2024/9/27更新
はじめに
就職活動における面接は多くの場合、自己紹介からスタートします。
面接官から「自己紹介をしてください」と言われると、限られた時間の中で何を伝えたらいいか考えてしまいますよね。
自己紹介は単に名前などの情報を伝える形式上のものではなく、面接でアピールしたい話題のタネをまくための時間です。
一方で自己紹介の時間の使い方でマイナスな印象を与えてしまうこともあります。
本記事では、以下の人を対象に面接官から好印象の自己紹介の仕方を解説します。
- 面接の自己紹介で伝えるべきことを知りたい
- 自己紹介と自己PRの違いがわからない
- 自己紹介の適切な長さが分からず不安を抱えている
面接官が求めていることとズレた自己紹介をしていないか、自身の自己紹介を見直すきっかけになるはずです。
就職活動の面接での自己紹介で話すべき内容や気を付けるべきポイントについて、詳しく紹介します。
例文もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
「自己紹介」と「自己PR」の違い
自己紹介で話すべき内容を知る前に、押さえておきたいポイントが自己紹介と自己PRは違うということです。
就活生の中には、自己紹介と自己PRを混同してしまっている人が多くいます。
2つを混同して面接に臨んでしまうと、面接序盤で面接官からコミュニケーション力に懸念点があると捉えられている可能性があります。
違いを正しく理解することによって、自己紹介のパートでも内定につながるようなアピールができる時間になるので、しっかりと押さえておきましょう。
自己紹介とは
自己紹介の目的は「自分自身を知ってもらうこと」です。
面接が初対面の面接官に対して、自身の名前や所属、経歴などを簡単に話します。
自己紹介はあくまでもコミュニケーションのきっかけにすぎないということを、覚えておきましょう。
就職活動でなくても、初対面の人と会ったときはお互いを知るために自己紹介をするはずです。
その際に相手と自分に共通点や興味が湧いたことを質問することもありますよね。
就職活動においても所属や経歴に対して、面接官が気になったことを深掘りしてくる場合が多く、そこで自身の価値観や人柄をアピールできる話につながる場合があります。
たとえば、「大学時代に体育会○○部に所属し、大会で優勝経験があります」と伝えれば、その話に触れた際に忍耐力や成果にこだわる信念の強さを伝えられる絶好の機会です。
面接の時間は20、30分〜1時間と短いので、自己紹介もうまく活用することが選考通過のカギです。
また、自己紹介は面接のアイスブレイクの意味合いもあります。
いきなり志望動機などの難しい質問をするのではなく、自分のことを簡単に話すことで緊張をほぐし、その後の面接にリラックスして臨むことができるようにしているのです。
面接官とのコミュニケーションがスムーズに進むよう、自己紹介のパートで「自分も面接官と会話をしよう」という姿勢を見せるようにしましょう。
自己PRとは
自己紹介の目的は自身を知ってもらうことでしたが、自己PRの目的は「あなたの強みを売り込むこと」です。
自己PRの時間は、面接の場において最も重要な場面のひとつであると言えます。
どのような考え方をするのか、これまでにどのような経験をしてきたのかなどを話すことで、自分の強みを面接官に理解してもらうのです。
面接官は就活生の自己PRを聞き、企業が求める人物像とマッチしているかや、入社後に活躍してくれそうかを判断しています。
たいていの場合、「あなたの強みを教えてください」と聞かれるので、そのように聞かれたら「私の強みは〜」と自己PRをしましょう。
ここまで紹介したように、自己紹介と自己PRは同じではないので、自己紹介のパートで自己PRをすると見当違いな回答をしていると思われてしまいます。
日常の自己紹介でも、初対面の人から相手の素晴らしいと思っている点について語られたらうんざりしてしまいますよね。
就職活動の面接でも内容がどんなに素晴らしい自己PRでも、聞かれていないタイミングで自己PRをするとマイナスに捉えられてしまう可能性があります。
面接では面接官が何を知りたがっているのかを理解して、適切な回答をしてください。
特殊な事例として、自己紹介に自己PRも含むように指示されることもあります。
そのような場合は、自己紹介と自己PRのどちらも必要です。
すべてを具体的に話そうとせず、ほどよく深掘りしてほしいテーマを織り交ぜることで面接官に話を広げてもらえるようにしましょう。
自己紹介に盛り込むべき内容
具体的に自己紹介で何を伝えるべきなのかを解説していきます。
本記事で紹介する通りにしなければならないわけではありませんが、最低限必要なことなので押さえておきましょう。
主に自己紹介で話す内容は以下の3点です。
- プロフィール
- 学生時代に取り組んできたこと
- 締めの挨拶
それでは1つずつ詳しく紹介します。
1.プロフィール
最初に話すべき内容は「大学名」「学部学科」などの簡単なプロフィールです。
近年は採用で学歴を重視しないため、「大学名を言わなくて結構です」と言われる場合があります。
指定がない限りは、大学名と学部学科も伝えるようにしましょう。
その後に「なぜその大学・学部学科を選択したのか」を問われて、話が広がる可能性もあります。
どの大学にもないような学部に在籍している人は、自己紹介後にどのような学部なのかや研究内容を深く聞かれることも多いので、回答を準備しておきましょう。
2.学生時代に取り組んだこと
所属の次に話すべきなのがゼミやサークル活動、部活動、アルバイトなどの大学時代にやってきたことです。
ここはガクチカではないので、1つのテーマを多く話すよりも、複数のテーマを話すのがポイントです。
面接官が気になったことを後から深掘りする可能性が高く、自身の価値観や強みなどをアピールするチャンスになります。
数が多ければ多いほど高評価というわけでもないので、自分が話したいテーマがあるものを複数選択するのがおすすめです。
上記で挙げたようなコミュニティに属してなくても不安になる必要はありません。
趣味や特技など自分を表現するような内容のことを話すようにしましょう。
3.締めの挨拶
学生時代に取り組んだことを話した後は、面接への意気込みや企業への想いを話すことをおすすめします。
自己紹介では多くの就活生が緊張してしまうパートですが、自己紹介の締めではっきりとアピールすることで、志望度の高さを示せるチャンスです。
自己紹介の後の受け答えがスムーズに進むか否かも、最後の一言で相手とより良いコミュニケーションを取る空気をつくることが重要です。
暗記していると思われないよう、自然体で臨めるようにしましょう。
このパートが自己紹介の主な内容ではないので、一言付け加えるくらいのつもりで伝えるのがおすすめです。
プロフィールや学生時代に取り組んだことが多い人は、「よろしくお願いします」とはっきりと伝えるだけでも十分です。
自己紹介の適切な長さ
自己紹介の最も一般的な長さは、おおよそ1分間が目安となります。
特に指示がなかった場合には、1分間を目安に自己紹介を行うようにしましょう。
自身がアピールしたいことをすべて含めると、1分を大幅に超えてしまいます。
1分では伝えきれないからこそ、前章で紹介した自身が取り組んできたことを複数個ちりばめることで、後からアピールチャンスがやってきます。
一方で、名前と挨拶だけの自己紹介という非常に短い自己紹介をすると、後の質問が2つくらいと決められていたときにアピールチャンスがありません。
適切な長さで存分に面接官に自分を知ってもらおうという気持ちで臨んでください。
面接官から時間や内容についての指示があれば、指示された内容を漏らさず自己紹介してください。
1分間の通常の自己紹介とは別に「2分間で自己紹介をしてください」と言われた場合を想定した自己紹介も考えておくことをおすすめします。
前章で紹介した自己紹介と自己PRを一緒に行うパターンも1分間を想定して用意しておくといいでしょう。
【ケース別】就活自己紹介の答え方例文
これまで紹介した内容を踏まえて、実際の自己紹介の例文をいくつか紹介します。
就職活動においては、選考を通過した先輩から良いところを吸収するのが重要です。
最初から自己流でやろうとはせず、例文を参考にしながら自分なりの自己紹介を考えてみてください。
部活動での経験を伝えるケース
〇〇大学××学部□□学科から参りました、( 名前 )と申します。
大学ではマーケティングが専門のゼミに所属しています。
その中でも△△を専攻しており、●●が社会に与える影響について研究しています。
学業以外では体育会××部に所属しています。
3年生の頃より主将を務めており、チームをマネジメントすることの難しさを実感しています。
そのほかには、1年生のころよりアルバイトで△△をしております。
本日は、このような貴重な時間を設けていただきありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
ポイント
自身が学生時代に取り組んできたことを幅広く伝えられている点が高く評価できます。
なかでもアピールしたい部活動は、「主将」や「チームマネジメント」というワードを盛り込むことで、面接官から深掘りされるようにタネをまけています。
この自己紹介を話している就活生のガクチカや自身の強みは部活動になるかもしれませんが、面接官がアルバイトについて気になれば聞かれるかもしれません。
そこで、部活動の話とは異なるアピール要素を伝えられれば、高評価につながるはずです。
趣味の旅行について話すケース
〇〇大学××学部□□学科から参りました、( 名前 )と申します。
大学では観光学が専門のゼミに所属しています。
その中でも△△を専攻しており、●●が社会に与える影響について研究しています。
旅行に行くことが趣味で、1年で6回ほど国内外問わず旅行に行っています。
最近は□□に行って、自然の魅力を堪能してきました。
自分が住んでいる以外の地域へ行くことで、旅行先独自の文化や生活について発見することが旅行の楽しみのひとつだと感じています。
本日は、このような貴重な時間を設けていただきありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
ポイント
趣味の旅行について回数を使って説明しているのがポイントです。
旅行が趣味だけではどれほど好きなのかはわかりませんが、1年間で6回と言うことで面接官は具体的なイメージを持ちやすくなります。
また、旅行の醍醐味も合わせて伝える一文から、探求心をもって物事に取り組んだり、挑戦心を大切にしたりしている就活生なのかもしれないと印象づけられるでしょう。
趣味は人によって異なりますし、あらゆるものがあります。
その中でそれほど好きではないが、なんとなく好きかもしれないという曖昧なものを自己紹介の時間に話すのはおすすめしません。
人に伝えたくなるほど熱中している趣味がある就活生は、熱意を伝えることで人柄を知ってもらえるはずです。
上記はほんの一例ですので、自分が伝えたいことや時間に応じて、臨機応変に自分なりの自己紹介をすることを心がけてください。
また、自己紹介をエントリーシートに書くときには、以下の記事を参考にしてください。
自己紹介で気をつけるポイント
自己紹介をするうえで、いくつか気をつけるべきポイントがあります。
ここでは4つのポイントについて解説します。
名前は必ず伝える
自分の名前は必ず伝えるようにしましょう。
面接官は面接が始まる前に履歴書に目を通しているため、就活生のおおまかなプロフィールについては把握しています。
時間が限られているので、いきなり学生時代に取り組んだことなどアピールしたいことから始めてしまう人がいます。
自己紹介で名前を名乗るというのは、初対面の相手とコミュニケーションを取るうえで基本なので、名前をあえて伝えないとマイナス評価になりかねません。
自己紹介は面接官に印象づけようと、ほかの就活生がやらないような奇抜なことをやるパートではありません。
面接は入社後に一緒に働くことになった場合、コミュニケーション能力や他人への接し方において問題がないかもチェックされています。
必要ないと指示された場合以外は、必ず名前を名乗るようにしましょう。
表情は明るく、早口にならない
自己紹介は面接の最初にあることがほとんどです。
面接の序盤は誰でも緊張しているものです。
緊張しているとつい早口になってしまいがちですが、早口にならないように表情と話すスピードを意識しましょう。
早口だと面接官も聞き取りづらくなってしまいます。
また、最初にあるということはその人の第一印象を決定づけることにもなります。
緊張していると表情も固くなりがちですが、笑顔ではつらつと話しているほうが相手には好印象ですので、明るい表情で話すようにしましょう。
特に、近年ではオンラインで面接をすることも珍しくはありません。
オンラインでは対面よりも相手の表情や口調などから人柄を理解するのが難しいので、好印象を与えられるような話し方を意識的にする必要があります。
同じ内容を話していても、明るい表情で聞き取りやすいように話しているほうが選考通過の可能性は高まるので、ぜひ意識してください。
始まる前に深呼吸をして話す内容を整理したうえで、面接に臨むことをおすすめします。
暗記しない
これは自己紹介に限らず面接全体を通して言えることですが、暗記をしたような回答は避けるようにしましょう。
話す内容については面接の前にしっかりと組み立てる必要がありますが、文や言葉を一言一句覚える必要はありません。
緊張しやすい人は特に、暗記したほうが良いのではないかと思っているのではないでしょうか。
緊張のあまり話す内容が飛んでしまい、つまるとマイナスな印象です。
自己紹介はコミュニケーションのきっかけづくりという意味合いもあるので、自然なコミュニケーションを心がけましょう。
自然なコミュニケーションのためには一字一句を覚えるのではなく、話したいことのポイントだけを押さえておくことをおすすめします。
ポイントを押さえてあれば、臨機応変に回答できるのでスムーズに受け答えができます。
暗記が良くないのと同様に、カンペをパソコンの画面に貼っておくなどもおすすめしません。
誰もがわかるように説明する
自己紹介に限らず、面接では面接官がわかるように説明をすることが重要です。
たとえば、研究内容を話す際に専門用語ばかり並べ立てられても面接官は理解できません。
面接官が知りたいのはどれほど難しいことをやっているかではなく、就活生がどのような人柄でどのような価値観の持ち主なのかなどです。
したがって、話の解像度が高いほうが就活生への理解も深まります。
誰が聞いてもわかりやすいように言葉の選択をしてください。
また、誰でもわかるからといって、テニスサークルをテニサーなど省略して話すことも好ましくありません。
正しい言葉遣いを意識しましょう。
さいごに
本記事では、就職活動における自己紹介のポイントを解説しました。
何を話せばいいのかやどれくらいの長さが適切かは、最も不安になってしまうパートと感じている就活生も多いでしょう。
自己紹介と自己PRは全く別物なので、本記事で紹介した話すべき内容を押さえて考えてみてください。
友人や先生に一度聞いてもらい、自己紹介の内容として適切なのかをチェックしてもらうと良いでしょう。
自分なりに内容を組み立てて、面接にスムーズに入れるように準備をしてください。