【必見】座談会参加後の感想例を徹底解説!採用担当の印象に残る書き方とは
2024/7/29更新
はじめに
企業の採用活動のひとつとして実施される先輩社員との座談会。
座談会では、その企業で実際に働いている先輩社員と意見交換をすることができ、たくさんの情報を得ることができるでしょう。
反対に企業側も、「座談会に参加してどう感じたのか」「どのような形式がよかったのか」という就活生の意見を聞きたがっています。
そこで、座談会終了後に感想やアンケートの記入を求められることがあります。
企業側からのアンケートについて、「アンケートだから適当に書いておけばいいだろう」と考えている就活生はいませんか?
本記事では、座談会を控えている就活生や座談会や企業説明会の感想をどうやって書けばいいか悩んでいる就活生に向けて、「採用担当の印象に残る感想の書き方」を解説しています。
- 就活における座談会の概要
- 採用担当の印象に残る感想の書き方
- ポイントを押さえた実際の記入例
座談会後の感想をたかが感想とあなどってはいけません。
本記事のポイントを押さえて、印象に残る感想を書けるように準備しましょう。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
就活における座談会とは?
就活における座談会とは、就活生が志望企業に勤める社員に質問ができる場を指します。
企業説明会の質疑応答とは異なり、フランクな雰囲気で行われることが多いでしょう。
また、企業説明会では、人事部の社員が質疑応答などにも対応しますが、座談会では、さまざまな部署、年次、役職の社員の話を聞くことができます。
時間は30分程度で、ローテーションをしながらいろいろな社員の話を聞くことができるのが特徴です。
企業のホームページなどでは得られない生の声を聞くことができるチャンスですので、有効活用しましょう。
就活生にメリットが多い座談会ですが、当然企業側にも狙いがあります。
- ざっくばらんに話をして、就活生の「素の部分」を知りたい
- 就活生とのミスマッチを減らしたい
- 企業の魅力や働いている人をアピールしたい
- 就活生がどのような情報を知りたがっているのかをリサーチしたい
企業側が「就活生のどんなことが知りたいのか」を意識して座談会に臨めば、ほかの就活生と差をつけることができるでしょう。
座談会参加後の感想の書き方で重要な12のポイント
座談会では、終了後に感想やアンケートを求められることがあります。
これは企業側が就活生がどのような思いを持っているか知りたいからです。
企業側は提出された感想やアンケートをもとに、就活生のニーズを分析。
今後の採用活動に活かすことができるのです。
本記事を読んでいる就活生に感想を求められた際に短文で終わっている人はいませんか?
たかが感想と思わず、自分をアピールできる機会だと捉え、以下のポイントを押さえて感想を記載するようにしましょう。
①結論ファーストで論理的に作成する
感想を記入する際は、必ず「結論ファースト」で明確に記載しましょう。
だらだらと記載してしまうと、何が言いたいのかわからない文章となってしまいますので注意しましょう。
座談会の感想だけではなく、エントリーシートなどで文章を作成する際は必ず「PERP法」を用いるようにしてください。
以下で「PREP法」について詳しく解説していますので、ぜひチェックしてください。
②ポジティブな内容を記載する
感想を記載する際は、ポジティブな内容、もしくはポジティブな表現を用いましょう。
「会社に入って一番辛かった経験は何ですか?」という質問よりも「入社して一番よかったと思うことは何ですか?」のほうが印象が良いですよね。
入社後の自分をイメージして、ポジティブな質問をするようにしてください。
また、どうしても「会社に入って一番辛かった経験は何ですか?」の質問をしたい場合は、質問の最後に「また、その経験から得たものがあれば知りたいです」と付け加えましょう。
このように、できるだけポジティブに捉えてもらえるように、質問も工夫しましょう。
③座談会で初めて知ったことを記載する
座談会を通して、初めて知ったこと、得たことを記載しましょう。
企業は就活生に対し、自社のホームページに載っていること以外の魅力を伝えたいと思っています。
就活生は企業側に対し、どのような情報を初めて知って、志望度がどのように変化したのかを感想で示してください。
率直な意見を出してくれる就活生の存在はありがたく、的を得た意見であれば、採用担当者の印象に残るでしょう。
そのためには、業界研究、企業研究を徹底して行う必要があるので、座談会への参加が決まっている場合は入念に準備してくださいね。
④志望度が高まったことを記載する
座談会に参加したことで、さらに志望度が高まった点を盛り込みましょう。
企業側は、一人でも多くの就活生の選考への参加を期待しています。
座談会で話を聞いた結果、志望度が高まるのであれば、座談会は成功といえますし、採用担当者の印象も良くなるはずです。
志望度が高まったことを記載する際は、「なぜ志望度が高まったのか」を具体的に記載しましょう。
⑤入社後のビジョンについて記載する
座談会に参加してみて、自分の入社後のビジョンやキャリアが明確となった場合は、その点を記載しましょう。
「いままで漠然としていたビジョンが〇〇様の話を聞いて明確になりました」「△△様の話を聞いて、商品開発部で働きたいと強く思いました」など、座談会で話を聞くことにより、入社後の働き方やビジョンをイメージすることができた点をアピールすると印象に残るはずです。
また、将来のビジョンについて触れることで、「志望度が高まった」という点を同時にアピールできるのでおすすめです。
⑥参加前・参加後の心境や印象の変化を記載する
座談会参加前と参加後の心境や印象の変化を記載しましょう。
「若手社員はあまり仕事を任せてもらえないのかなという漠然としたイメージがありましたが、実はそんなことはなく、若手が挑戦できる風土と、先輩たちのフォローが手厚いということを知り、志望度が高まりました」といったように、イメージに変化があったことを伝えましょう。
就活生は口コミサイトの情報を鵜呑みにしているケースがあります。
企業としては、正しい認識を持ってほしいと思っているので、ミスマッチが解消されたことを伝えると、採用担当の印象に残るでしょう。
⑦話をしてくれた社員の印象について記載する
座談会では、実際に企業で働いている社員さんが、話をしてくれます。
一人で対応するケースもあれば、複数人でローテーションする形もありますので形式はさまざまです。
感想を記載する際は、印象に残った社員さんの印象や役立つと感じた情報を記載しましょう。
具体的な内容を記載すれば、採用担当者の印象に残るはずです。
⑧座談会の良かった点や改善点を記載する
座談会に参加して感じた「良かった点」や「改善点」を記載しましょう。
ここでの改善点はダメ出しではなく、「〇〇の情報がさらに知りたくなりました。機会があれば次回も参加したいです」といったようにポジティブに言い換えて、記載するようにしましょう。
企業は、就活生がどんな情報を求めているか知りたがっているので、率直な意見を記載するようにしてください。
また、問題提起することができる若手の存在は貴重です。
論理的な意見を書けば「この就活生◯◯さんはしっかりと自分の意見を言ってくれる」と印象に残る可能性が高いでしょう。
ですが、座談会全体を否定してしまうような改善意見はマイナスイメージとなるので注意しましょう。
⑨お礼のメッセージを記載する
細かいことですが、感想を提出する際は、お礼の言葉を添えましょう。
冒頭か一番最後で「本日は、座談会に参加させていただきありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えましょう。
感謝の言葉をもらって、嫌な気分になる人はいませんよね。
また、なにより礼儀は大切です。
就活生は、「座談会に招いてもらった」という意識を持って、しっかりと感謝を伝えましょう。
今から習慣づけておくことが大切です。
⑩短文や一言のみの記載は避けること
「ありがとうございました」「〇〇がよかったです」などといった短文や一言のみでの感想を提出するのは好ましくありません。
企業側は、コストと時間を使って座談会を企画しています。
内容がいまいちであったとしても、しっかりと感想を記入するのが礼儀です。
ましてや、選考に進もうと考えるのであれば、適当なことはせずに、誠意ある対応を行いましょう。
短文や一言のみで提出すると、悪い印象を与えてしまいますので注意してください。
⑪会社や社員の批判は避けること
感想を記載する際に会社や社員さんの批判をすることは絶対にしないでください。
批判めいた感想を読んでも誰もいい気分になりませんし、悪い印象を与えてしまいます。
改善点を伝えるのであれば、批判ではなく、「〇〇をもっと知れたらよかった」と率直に記載するか、⑧「座談会の良かった点や改善点を記載する」のパートを参考に記載してみてください。
⑫過度なアピールは避けること
感想を記載する際に、自分を過度にアピールすることは控えましょう。
就活生に感想を求める大きな理由は、「就活生がどのような情報をほしがっているかリサーチしたい」からです。
企業が求めていることを理解し、自分本位にならないように注意しましょう。
採用担当者に好印象を与える例文5選!
採用担当者に好印象を与えることができる感想の例文を5つ紹介します。
作成のポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
例文①
私が御社に対して抱いていたイメージは「チャレンジングな社風で、既存事業だけでなくさまざまな分野の事業に挑戦している」というものでした。
実際に座談会に参加させていただき、御社に対するイメージがいい意味で変わりました。
なぜかというと、△△事業部長の〇〇様のお話を聞き、会社がどんどんチャレンジしていくために、既存事業を堅実に育てていく意識を強く持たれていると感じたからです。
やみくもに挑戦しているのではなく、堅実に基礎を固めたうえで、チャレンジされているからこそ、ここまで事業規模が拡大しているのだということに気づきました。
本日、座談会に参加させてもらえて良かったです。ありがとうございました。
- ⑥参加前・参加後の心境や印象の変化を記載する
- ⑦話をしてくれた社員の印象について記載する
以上2点を意識して作成しています。
参加前、参加後の会社に対する印象の変化や、話をしてくれた社員の方についても触れています。
座談会参加前、参加後の印象の変化についてはポジティブな印象がさらにポジティブな印象に変化したことをアピールしています。
例文②
幅広い年代の社員の方、また、さまざまな部署の社員の方にお越しいただいていたので、さまざまな角度からお話を聞くことができたのが非常に良かったです。
みなさんのお話を聞いて、年次や役職、所属部署を問わず、お互いを尊重されていたのが印象的でした。
良い意味で上下関係が厳しくなく、若手社員のアイデアも積極的に取り入れられているようでしたので風通しが良く、柔軟な働き方をされているのだなと感じました。
今回はさまざまな部署の方がこられていたためか、さらに詳しく希望部署の社員に話を聞きたい場合は、会社採用ページからOB訪問の斡旋をしているとアナウンスがあったので、私が希望している開発職に従事する社員さんに話を聞いてみようと思っています。
年功序列に縛られないほうが、ただ働きやすいというだけでなく、個人が最大限のパフォーマンスを発揮できるのだとわかり、御社の志望度がより一層高まりました。本日はありがとうございました。
- ④志望度が高まったことを記載する
- ⑧座談会の良かった点や改善点を記載する
志望度が高まった理由を簡潔に述べることや、企業が準備してくれていた座談会の内容(さまざまな年次、役職、部署の社員を揃えていた点、OB訪問の斡旋)を評価しています。
例文③
今回は、座談会に参加させていただきありがとうございました。
座談会では、私が興味を持っている職種である商品開発部門の社員の方に、新商品の開発プランについて話を聞くことができました。
また、今回の座談会は、生産部門や販売部門、マーケティング部門の社員の方も参加されており、座談会を通して、商品の企画から販売までの流れを知ることができたので非常に勉強になり良かったです。
さらに、フレッシュな社員さんが多く、仕事での失敗談や成功体験をありのままお話されていたのが印象的で、御社に対する好感度がさらに上がりました。
座談会の最後には、商品開発部の〇〇様が、就職活動全般に関するアドバイスをしてくださり、非常に勉強になりました。
今回の座談会での経験を活かし、就職活動を頑張っていこうと思います。
- ③座談会で初めて知ったことを記載する
- ⑦話をしてくれた社員の印象について記載する
- ⑧座談会の良かった点や改善点を記載する
会社側が生産から販売まで一連の流れに関する社員を揃えてくれていたことを評価。
また、話をしてくれた社員を紹介し、業務だけではなく、就職活動に関するアドバイスをしてくれた点について記載しています。
例文④
座談会に参加したことで、御社の事業への理解が深まりました。
御社に対して抱いていたイメージは食品事業を中心に事業を展開されているというものでしたが、スマートシティ、医療、ヘルスケア事業などさまざまな事業分野にも取り組んでいることを知ることができ、より一層御社に興味が湧きました。
本日お話をしてくださったのは、食品事業部の◯◯様でした。
もともと興味がある分野でしたので非常に参考になる話ばかりでした。
座談会の前半で、総務担当の△△部長が「多角的に事業を行っているのが弊社の強み」とおっしゃっていたので、次は医療やヘルスケア事業を担当されている社員さんに話を聞いてみたいと思いました。
今後、座談会や会社説明会が開催されるのであれば、改めて参加させていただきます。本日はありがとうございました。
- ③座談会で初めて知ったことを記載する
- ⑧座談会の良かった点や改善点を記載する
座談会で発見があったことを伝えるとともに、もっとこの点について知りたかったと改善点を提起しています。
知りたい点については、改めて座談会や企業説明会に参加することで解消する点について前向きに述べています。
例文⑤
社員の方との座談会では、会社の良い点も悪い点も教えてくださったため、御社が自分に本当にマッチしているかを確かめることができました。
説明をしてくださいました〇〇さんは、会社の課題について客観的に分析しておられました。
また、課題を解決するために、個人やチームで取り組んでいることを紹介していただいたのでとても参考になり良かったです。
企業説明会に参加するにあたって、良いことばかりではなく、働いている社員さんだからこそ感じる悪い部分について知りたいと思っていたので本当に良かったです。
課題を隠すのではなく、就活生に対してもオープンにされている御社の考え方に触れ、より御社に対する信頼度が増しました。
本日はありがとうございました。
- ③座談会で初めて知ったことを記載する
- ④志望度が高まったことを記載する
- ⑧座談会の良かった点や改善点を記載する
会社の課題点について聞いてみたいという点について、会社側が包み隠さず話をしてくれた点について評価しています。
また、会社の真摯な対応をうけて志望度が高まったことについても述べています。
まとめ
就活生が、志望企業に務めている社員に話を聞くことができるイベントである座談会。
本記事では、座談会参加後に求められることが多い感想の書き方について解説してきました。
たかが「感想」とあなどってはいけません。
採用担当者は何気にチェックしているものです。
本記事で紹介している感想を作成する際に重要な12のポイントや記載例をチェックして座談会に臨みましょう。
本記事が、これから座談会に臨む就活生の一助となれば幸いです。