【企業分析】日本ビジネスシステムズの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】日本ビジネスシステムズの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/7/27更新

はじめに

日本ビジネスシステムズ株式会社(Japan Business Systems, Inc.)は、マイクロソフトをはじめとするクラウドソリューションに関するサービスを提供している企業です。

IT業界に属しており、東京都港区虎ノ門に本社があります。

製造・流通、通信・メディア、金融から公共まで、幅広い業種の企業が主要顧客であり、業種別売上比率の45%が製造・流通を行っています。

年々高まる顧客からのニーズに応えるために、さらなる企業の成長を目的として、2022年8月に東証スタンダード市場に上場しました。

今回は、そんな日本ビジネスシステムズの業務内容や社風など、企業研究の土台となる基礎情報から、求める人材像などの選考対策に活用できる情報までご紹介していきます。

就職活動で日本ビジネスシステムズに興味がある、以下のような就活生を対象に、業務の特徴や業績に関する情報をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

対象
  • 日本ビジネスシステムズの業務内容の概要を大まかに知りたい方
  • 日本ビジネスシステムズの採用フローを優位に進めるために、企業分析に関する情報を集めている方
  • 日本ビジネスシステムズで働くイメージを明確にしたい方

IT業界以外の業界については以下の記事で記載しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、日本ビジネスシステムズの就職難易度は平均的です。

過去の採用大学実績では、国公立大学やMARCHレベルの大学など比較的難易度が高い大学から、日東駒専レベルの平均的な大学まで確認できました。

幅広いレベルの大学を採用している印象です。

また、短大・高専・専門学校の学校名も確認できるため、採用活動では学歴よりも人格を重視していると言えるでしょう。

採用人数が多い傾向があるため、企業研究をベースに選考対策を行えば、内定を十分に狙うことが可能です。

選考対策としては、ITに対する興味・関心の高さをアピールすることに加え、語学力や海外経験を、エントリーシートや面接で取り入れると良いでしょう。

募集職種は、「エンジニア・営業職」と「コーポレートスタッフ職」の2種類です。

日本ビジネスシステムズ株式会社について

日本ビジネスシステムズ株式会社とは

出典:日本ビジネスシステムズ株式会社

会社概要

日本ビジネスシステムズ株式会社(Japan Business Systems, Inc.)は、「優れたテクノロジーを、親しみやすく」を企業理念に掲げている企業です。

顧客のクラウド活用力を高め、デジタル変革を推進する体制・仕組み作りをサポートしています。

マイクロソフトをはじめとするクラウドソリューションの専門知識を活用し、コンサルティングからソリューション導入・運用・利活用まで提供しています。

変化の激しい現代で常に顧客の満足を追求するため、社員の教育に力を入れているのも特徴です。

ITパートナーとして活躍できる、プロフェッショナルな人材を多数在籍させることに成功しています。

日本ビジネスシステムズが提供している事業は、以下の通りです。

事業内容
  • クラウドインテグレーション事業
  • クラウドサービス事業
  • ライセンス & プロダクツ事業

国内でも有数の大手企業を顧客として有しており、製造・流通、通信・メディア、金融から公共まで、幅広い業種の企業と直接取引をしています。

また、日本ビジネスシステムズはマイクロソフトを中心に、世界を代表する数々のグローバルテックカンパニーと連携しています。

これにより、多彩な製品を取り扱うマルチベンダー体制を構築しているのです。

様々な製品の長所を組み合わせることで、業種、業態、規模の異なる顧客へ最適な提案を提供していると言えます。

 

各事業別の売上規模

日本ビジネスシステムズの2022年度の売上高は86,325百万円で、純利益額は4,252百万円でした。

2021年度の売上高は74,954百万円、純利益額は2,363百万円であり、2021年度から2022年度にかけて売上高、純利益額ともに上昇傾向です。

なお、それぞれの事業分野での売上高の情報は開示されていません。

 

各事業セグメントの解説

日本ビジネスシステムズの主な事業セグメント

日本ビジネスシステムズの主な事業セグメントは、以下の通りです。

事業名活動内容
JBS Cloud Suite事業企業や組織のクラウド DX 推進を支援するための統合されたソリューション群を提供する事業。

以下のサービスを提供している。

  • Cloud Premium Services(クラウドオファリング):CAFに基づいたクラウドDXのためのワンストップソリューション。クラウドの戦略策定・設計・計画・導入・運用を支援。
  • Smart Cloud Controller(マネージドクラウド):クラウドサービスを最適に利用するためのサービスプラットフォーム。クラウドの運用管理を支援。
Cloud Premium Services事業企業・組織におけるクラウドによる戦略策定支援から設計・計画・導入、さらには可視化や運用までをワンストップで支援するサービスを提供する事業。

以下のサービスを提供している。

  • クラウド移行ソリューション:現行システムをクラウドへ移行し、ラウド環境の設計・構築・運用・管理を実施。
  • 仮想デスクトップソリューション:クラウド導入に関する戦略策定から、クラウド上の仮想デスクトップの検証・設計・構築・運用・管理までをワンストップで提供。
Smart Cloud Controller事業クラウド DX に必要となる管理分析プラットフォームを提供する事業。

以下のサービスを提供する。

  • マネージドクラウド for Microsoft Azure:システムに対する定期的なチェックと エンジニアの柔軟な対応で問題に対処するだけでなく、導入するシステムに向けたアドバイスを行い、Azure 運用に関するさまざまなニーズに応える。
  • マネージドクラウド for Azure Virtual Desktop:Azure Virtual Desktop を利用するにあたって発生するリソースの最適化や製品更新への対応など、適切な運用管理を実現。

 

日本ビジネスシステムズでは、他にも以下のようなサービスを提供しています。

その他のサービス
  • セキュリティ
  • Microsoft Power Platform 関連ソリューション
  • Microsoft 365
  • ハイブリッド会議
  • Microsoft Dynamics 365
  • Generative AI(生成 AI)
  • JBS 自治体支援サービス

 

日本ビジネスシステムズで働いている社員は?

日本ビジネスシステムズで働いている社員は?

平均勤続年数は?

日本ビジネスシステムズの平均勤続年数は、7.3年です。

政府が主体となっている統計サイトでは、情報サービスの平均勤続年数は17.5年であるため、かなり短い平均勤続年数だとわかります。

平均年収は?

日本ビジネスシステムズの平均年収は605万円でした。

国内上場企業の平均の年収が601万円であることを考えると、平均値であることが判明しています。

IT業界の平均年収は442万円であることから、IT業界の中では非常に高い数値です。

平均残業時間は?

日本ビジネスシステムズの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり16.1時間でした。

IT業界の平均残業時間は1ヵ月あたり約23.2時間であるため、業界内では低い数値です。

また、企業全体の平均残業時間は1ヵ月あたり21.9時間であるため、企業全体の中でも短い残業時間だと判明しました。

平均ボーナス額は?

日本ビジネスシステムズの従業員の年間の平均ボーナス額は、82万円でした。

IT業界の20~29歳までの平均ボーナス額は56.1万円であることから、IT業界の中でもボーナス額は高い値です。

また、日本ビジネスシステムズでは年に6月、12月の合計2回ボーナスが支給されます。

どんな文化なの?

日本ビジネスシステムズでは、『徹底的に社員ファースト 全ては社員の幸せと成長のために』を目標として、人材戦略を実施しています。

目標を実現するために、日本ビジネスシステムズではDE&Iの取り組みに力を入れています。

DE&Iは、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの略称で、「自分らしく、ありのままでいられる」環境整備のことです。

DE&Iの取り組みは以下の通りです。

DE&Iの取り組み
  • 産前産後休業、育児休業​
  • 子の看護休暇
  • ストック休暇
  • 短時間勤務制度(法定を超え、小学 3年生年度末まで利用可能)
  • こども家庭庁ベビーシッター券
  • 病児保育サービス
  • 育児休業制度に関する個別周知
  • 男性育休取得体験記の公開
  • 介護休業​
  • 介護休暇
  • 介護ガイドブックの公開​
  • 女性活躍をテーマとした社員交流会、意見交換会の開催
  • 社内ポータルサイトでのロールモデルインタビュー公開
  • 女性管理職研修
  • ミドルシニアを対象としたキャリア研修​
  • キャリアカウンセリング

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

IT業界における日本ビジネスシステムズの立ち位置

IT業界における日本ビジネスシステムズの立ち位置をご紹介します。

クラウドサービスや最新技術を活用する事業を展開しているため、売上高・平均年収ともにIT業界でも高いと言えます。

理由は以下の通りです。

理由
  • 大企業を主要顧客に据えて活動しているから:製造・流通、通信・メディア、金融から公共まで、幅広い業種の企業と直接取引をしている。
  • 高い技術力を持つ人材を育成、輩出しているから:クラウドソリューションの豊富な実績と国内トップクラスの認定技術者を有し、多数の企業より賞を受賞している。
  • 社員の「やりたい」という意欲やチャレンジを尊重しているから:自由度が高く自主性を尊重する社風であり、若手もどんどん起用しているため、企業規模の拡大に成功している。

以上の要素により、キャルはIT業界における存在感が大きいのです。

参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高平均年収就職偏差値・難易度社風
日本ビジネスシステムズ株式会社【連結】1,128億円(2023年9月期)605万円53自由度が高く自主性を尊重する社風
ニッセイ情報テクノロジー株式会社790億2,600万円(2024年3月期)644万円57個人のスキルを向上させる社風
株式会社ベルシステム24【連結】1,560億5,400万円 (2023年2月期)496万円52裁量権がある環境を大切にする社風
ヤマトシステム開発株式会社663億7100万円(2023年度3月期)514万円52挑戦を大切にする社風

日本ビジネスシステムズの新卒募集要項について

以下に、日本ビジネスシステムズの新卒募集要項についてまとめました。

日本ビジネスシステムズには、「エンジニア・営業職」と「コーポレートスタッフ職」の2種類の募集職種があり、それぞれで職種が異なります。

エンジニア・営業職に含まれる職種は、以下の通りです。

募集職種「エンジニア・営業職」
  • ITソリューションエンジニア
  • ビジネスソリューションエンジニア
  • 営業職

コーポレートスタッフ職に含まれる職種は、以下の通りです。

募集職種「コーポレートスタッフ職」
  • 人事労務
  • 人材開発
  • 採用

賞与は年2回で、6月と12月に支給されることが多いです。

大学院卒と学部卒(高専専攻科卒)では、給与面の待遇が変わってきます。

加えて、募集職種によっても給与待遇が異なりますので、以下の表を確認すると良いでしょう。

各項目詳細
職種エンジニア・営業職
給与【院了】エンジニア・営業職:267,000円
【学部卒・高専専攻科卒】エンジニア・営業職:250,000円
【高専本科卒】エンジニア:237,000円
賞与年2回(6月、12月)※基本給×2ヶ月分/回(標準支給月数)
福利厚生■保険
雇用・労災・健康・厚生年金

■諸制度(当社規定による)
フレックスタイム制度、テレワーク勤務制度、時短勤務制度、ストック休暇制度、産前産後休業制度、育児休業制度、介護休業制度、Uターン・Iターン制度、社内公募制度

■福利厚生(当社規定による)
確定拠出年金(401k)、財形貯蓄、社員持株会、慶弔見舞金、健保組合保養所など

 

各項目詳細
職種コーポレートスタッフ職
給与コーポレートスタッフ職:217,000円
賞与年2回(6月、12月)※基本給×2ヶ月分/回(標準支給月数)
福利厚生■保険
雇用・労災・健康・厚生年金

■諸制度(当社規定による)
フレックスタイム制度、テレワーク勤務制度、時短勤務制度、ストック休暇制度、産前産後休業制度、育児休業制度、介護休業制度、Uターン・Iターン制度、社内公募制度

■福利厚生(当社規定による)
確定拠出年金(401k)、財形貯蓄、社員持株会、慶弔見舞金、健保組合保養所など

求める人材

日本ビジネスシステムズが求める人材像

日本ビジネスシステムズが求める人材像は、「先進技術への知識・興味がある方はもちろん、これからITのプロフェッショナルを目指したい方」です。

また、資系顧客や海外提携先とのコミュニケーションの機会もあるため、「語学力や海外経験を活かしたい方」も該当するでしょう。

さらに、日本ビジネスシステムズでは、入社後はできるだけ早く実践のプロジェクトに参画してもらうなど、挑戦できる環境を整えています。

そのため、「挑戦」や「成長」が好きなことも、求める人材像の要因として重要です。

 

新卒採用のフロー

日本ビジネスシステムズの選考は、下記の通りの選考フローです。

面接選考と書類選考を中心とした選考フローであるため、選考フローの内容は一般的な企業と変わらないでしょう。

なお、企業説明会の録画配信や、面接のオンライン対応が可能など、スケジュール調整が行いやすい傾向があります。

①会社説明会に参加、エントリーシート提出

会社説明会はWeb上で開催されます。

録画配信も対応していますので、スケジュール調整が難しい方は活用すると良いでしょう。

エントリーシートはWeb上で提出します。

②適性検査

Web上で適性検査が行われます。

適性検査はCAB形式です。

③複数回面接

一次面接から最終面接まで、個別形式の面接です。

オンラインまたは東京本社・地域事業所で実施されます。

④内定

最終面接後に内定の通知が届き、合格か否か判断できます。

採用大学

日本ビジネスシステムズの採用大学の実績を、以下に掲載します。

幅広いレベルの大学の名前以外にも、短大・高専・専門学校の名前も確認できるので、学歴フィルターはないと推測できるでしょう。

<大学>

青山学院大学、秋田大学、茨城大学、岡山大学、お茶の水女子大学、神奈川大学、関西大学、東洋大学、同志社大学、獨協大学、南山大学


<短大・高専・専門学校>

秋田工業高等専門学校、阿南工業高等専門学校


<海外>

アーカンソー州立大学、オレゴン大学

就職偏差値・難易度

それではここまでの内容を踏まえて、日本ビジネスシステムズの就職偏差値・難易度を見てみましょう。

結論をいえば、偏差値・難易度は平均的です。

その理由として以下の3点が挙げられます。

  1. 短大・高専・専門学校の就活生を採用している実績があるから
  2. 文系の学生でもエンジニア職にエントリーできるから
  3. 一般的な企業の採用フローを採用しているから

 

短大・高専・専門学校の名前が確認できるので、学歴フィルターはないと推測できるでしょう。

IT業界への意欲があることに加え、英語力や海外経験がある方は、より採用フローを優位に進めることができます。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

日本ビジネスシステムズは、企業向けにマイクロソフトをはじめとするクラウドソリューションに関するサービスを提供している、IT業界に属する企業です。

教育システムが充実しており、クラウドソリューションの豊富な実績と、国内トップクラスの認定技術者を有することに成功しています。

スキルアップを重要視している就活生には、魅力的でしょう。

求める人材像を分析し、エントリーシートや面接対策の軸に据えることで、内定を獲得することが十分に可能です。

この記事の情報を参考に、選考対策を行ってみてください。

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就活ハンドブック編集部

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