就活費用の平均と総額は?5つの節約方法を解説
2024年9月29日更新
はじめに
「就活費用は平均でどれくらいかかる?」
「できるだけ節約して就活を進めたい!」
など就活費用のことで悩んでいませんか?
実際、就活にかかる費用は予想以上に多く、交通費や宿泊費が負担になることも少なくありません。
- 就活費用の平均と内訳
- 移動や宿泊費用の節約方法
就活費用をしっかり把握し、賢く節約したい就活生は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
就活費用の全国平均は?
まず就活費用は一般的にどれくらいかかるのでしょうか。
株式会社ディスコが2020年卒業予定の就活生1,127人を対象に行った調査によると、就活にかかる費用の全国平均は約14万円です。
しかし、この数字はあくまで平均値であるため、住んでいる地域や就活を行う場所によって、費用には大きな差が生じます。
例えば、地域別に比較すると北海道の学生は約23万円、関東の学生は約12万円となっており、10万円以上もの差があることがわかります。
地方の学生は関東の学生と比較すると、交通費や宿泊費が多くかかるため、費用が増える傾向です。
当然ながら個人差はありますが、「学生にとっては決して安いとは言えない費用がかかる」ということは頭に入れておく必要があります。
就活費用の内訳
就活費用として、次の4つが挙げられます。
- 交通費
- 宿泊費
- 飲食費
- 副食費
事前にこれらの費用の見積もりをしておき、予想外の出費を極力抑えることが重要です。
ここでは就活で特に出費が大きいものをそれぞれ解説します。
交通費:0~数万円
就活では交通費が大きな割合を占め、住んでいる地域によって大きく変わります。
例えば、自宅の近隣で就活するのであれば、電車代やバス代程度で済むため、大きな負担にはなりません。
しかし、遠方で就活を進める場合、毎回の交通費もかなりかかります。
新幹線や飛行機を利用する場合、距離や予約のタイミングによって費用が大きく異なりますが、数万円かかることも珍しくありません。
また、頻繁に企業訪問を行う場合は交通費がかさみ、全体の就活費用を圧迫することもあるでしょう。
そのため、LCC(格安航空会社)や夜行バスの活用、さらに早めの予約やキャンペーンを利用してコストを抑えることが重要です。
宿泊費:2,000円~1万円/泊
交通費の次に大きな割合を占めるのが宿泊費です。
特に遠方で就活を行う場合、数日間の宿泊が必要となることが多く、費用は大きくなることもあります。
特に都市部の宿泊施設は地方と比較すると値段が高い傾向にあるため、地方の学生は宿泊費を事前に把握しておきましょう。
宿泊費用は、地域や施設の種類、そして時期によって変動します。
祝祭日や行楽シーズン中は値段が高くなり、連休最終日や平日は比較的安くなる傾向です。そのため、どの期間にどれくらいの宿泊費がかかるか事前に予算立てし、計画的に就活を進めましょう。
飲食費:数100円~数1,000円/日
就活中にかかる飲食費は意外と負担が大きいです。
移動や面接の合間に外食をすることが多くなり、食費がかさむことがあります。
就活がピークの時期となると、1日に複数の企業を回ることが増え、その度に毎回外食することもあるでしょう。
飲食費は、一度の支出額は少なめですが、チリツモで就活を進めるうちに大きな出費になる可能性もあるため注意しましょう。
服飾費:3~5万円
就職活動では第一印象が重要で、そのための服装準備には相応のコストがかかります。
主にスーツ、シャツ、靴、カバン、そして男性ならネクタイ、女性ならアクセサリーなどが必要です。
連日面接が続くとワイシャツが一枚では足りなくなるので、複数枚持っておく必要があります。
そのため、男女とも3~5万円ほどの服飾費を見込んでおく必要があります。
スーツやシャツは購入して終わりではなく、メンテナンスも必要です。
面接では清潔な印象を保つために、定期的にクリーニングに出す必要があるでしょう。
さらに、身だしなみを整えるための美容費用も含めると、服飾費は意外に大きな出費となります。
就活費用を節約する5つの方法
かなり多くの費用が必要となる就活ですが、就活費用の節約方法は5つあります。
- 移動手段を工夫する
- オンラインでの説明会や選考に参加する
- 宿泊施設を工夫する
- 1日で複数の企業を回る
- マイボトルを持参する
それぞれ順番に解説します。
移動手段を工夫する
就活費用を節約する方法の1つ目は、移動手段を工夫する点です。
就活で出費がかさむ交通費は、節約の余地が大いにあるでしょう。
特に飛行機や新幹線を利用する際には、以下の点を工夫することで費用を節約できます。
- LCCの利用と早めの予約
- 夜行バスの利用
- 徒歩や自転車の活用
LCCの利用と早めの予約
就職活動の交通費を節約するためには、LCC(格安航空会社)の利用が効果的です。
特に地方から東京上京するなど移動距離が長い場合、LCCを使うことで通常の航空会社よりも大幅に費用を抑えることができます。
また、LCCは早めに予約することで、さらに安い料金で利用できることが多いため、説明会や面接の日程が決まったら、なるべく早く飛行機を予約しましょう。
ただし、LCCはプランによっては手荷物の制限や追加料金がある場合があるため、注意して予約する必要があります。
夜行バスの利用
夜行バスは就活の交通費を節約するもう一つの有効な手段です。
夜行バスは移動とともに宿泊費を節約できる点も大きな魅力で、高額な飛行機や新幹線に代わる移動手段として検討してみると良いでしょう。
夜行バスは利用区間にもよりますが、たとえば仙台-東京間であれば、4,000円~6,000円ほど。
しかし、夜行バスは体力的に負担がかかることもあるので注意が必要です。
自身のコンディションと相談しつつ、体力的に厳しい場合には、無理せずに飛行機や新幹線を使い分けることも重要です。
徒歩や自転車の活用
近距離の移動では、徒歩や自転車の活用が最も費用を節約できる方法です。
事前の移動だけでなく、選考当日の電車移動の際にも節約できます。
特に都市部での就職活動では、企業同士が近くに集まっていることが多く、交通機関を使わずに移動できるケースが少なくありません。
都会の1〜2駅程度の距離であれば、時間があれば歩いたり、自転車を利用するのも選択肢の一つです。
もちろん、説明会や面接には遅刻せずに万全な状態で参加しなければ本末転倒なので、自分の体力を考えながら選びましょう。
また、真夏の炎天下に徒歩や自転車を使うと汗だくになり、清潔感の観点から好ましくはないため、時間にゆとりを持って志望企業に向かうことも重要です。
オンライン説明会や選考に参加する
就活費用の節約方法として、説明会や選考にオンラインで参加することも挙げられます。
近年では採用活動の方法も多様化しており、オンライン上で説明会や選考を進める企業が増えてきています。
特に、近年説明会などはオンライン開催している企業がほとんどです。
オンライン説明会には、配信型の一方向的なものや、質問機能などを用いた双方向的なものがあります。
また、オンライン面接や採用活動も2020年頃から急速に普及してきています。
オンラインの就活には、SkypeやZoomなどのツールが用いられ、自宅で行えるため交通費がかかりません。
事前に十分な準備を行い、複数の会社が開催するオンライン説明会や選考に積極的に参加して慣れていきましょう。
宿泊施設を工夫する
就活費用を節約する方法の3つ目は、宿泊施設を工夫することです。
一般的なビジネスホテルに泊まると、料金が高くなってしまいます。
宿泊施設には、次のような工夫が考えられます。
カプセルハウスやゲストハウス | ・1泊あたり2000〜5000円程度 ・個室ではなく共有スペースが多い ・コストを抑えた簡易的な宿泊施設 ・利便性の高い場所に立地していることが多い |
友人宅や親戚宅 | ・宿泊費がかからない ・知人との交流ができる ・交通手段に制限がある場合がある ・迷惑かける場合も |
シェアハウス | ・月額3万〜10万円程度 ・他人と共同生活を送る ・短期・長期で利用できる柔軟なプラン ・他の就活生との交流ができる場合も ・契約期間の縛りに注意する |
ウィークリーマンション | ・1週間で5万〜10万円程度 ・長期滞在に便利 ・完全な個室でプライバシーが確保される ・家具や家電が備え付けられている ・短期間でも契約が可能 |
1日で複数の企業を回る
就活費用を抑えるために、1日に複数企業を効率よく回れるように予定を組むことも重要です。
電車やバスの一日乗車券を使えれば、交通費の節約につながります。
また、1日1企業の場合と比較して、効率的に回ることができるため、別の日を就活準備やアルバイトの時間に充てることができるでしょう。
一つ一つの選考の対策をしっかりとした上で、1日に2〜3社を回れる予定を組むのも良いでしょう。
マイボトルを持参する
飲食費を抑えるために、マイボトルやお弁当を持参することも効果的です。
外出時に飲み物を買ったりカフェに入ると、意外と飲食費がかかります。
マイボトルに水やお茶を入れて持ち歩けば、その購入回数を減らせるでしょう。
カフェなどでは、マイボトルを持参すると割引が受けられる場合もあります。
外食の代わりにお弁当を持参することも節約に繋がるはずです。
小さなことですが、日常的に続けることで大きな効果を発揮するので、試してみてください。
就活費用の捻出方法
これまでに、さまざまな就活費用の節約方法を紹介してきました。
しかし節約の方法が分かっていても、肝心の就活費用がなければ就活を行うことはできません。
ここでは、就活費用を確保するための具体的な方法を解説します。
アルバイトでの就活資金を確保
就活費用を捻出する一般的な方法は、アルバイトをすることです。
アルバイトを通じて得た収入は、交通費や宿泊費などの就活に必要な費用に使うことができます。
また、アルバイトで得た経験は、社会人としてのスキルを身につける良い機会です。
就活の自己PRとしてアピールできる貴重なエピソードを得ることもできるでしょう。
長期的にアルバイトによる安定した収入を得ながら、自己PRとしてアピールできるように少しずつ努力を積み重ねていきましょう。
そして、就活期間中の忙しい期間はスキマ時間に短期や単発のアルバイトを入れるのが現実的かもしれません。
このように、アルバイト経験は、就活資金の確保だけでなく、その経験を就活や社会人生活に活かせるため、積極的に取り組むことが望ましいです。
貯金計画の立て方
アルバイトを行う上で、ただ漫然と行うのではなく、事前にしっかりと計画を立てておく必要があります。
まず、就活に必要な費用を見積もりましょう。
交通費や宿泊費、飲食費などジャンルに分けて、就活にかかる費用を詳細に洗い出します。
その後、毎月の貯金額を設定し、具体的に具体的にアルバイトの時給を元に、必要な時間を計算しましょう。
また、単発や短期のアルバイトがやりやすい夏休みの時期など、臨時収入を見込める時期の予定を立てて、就活と両立できる計画を立てることが重要です。
就活資金を得ることに集中し過ぎると、就活そのものが進まなくなる危険性があります。
事前の貯金計画は、就活をスムーズに進めるために必要不可欠です。
本記事を参考に、しっかりと今後の計画を立ててみてください。
さいごに
本記事では、就活にかかる費用とその節約方法について解説しました。
就活には交通費や宿泊費、飲食費、服飾費など、予想以上に多くの費用がかかることが理解できたと思います。
まずは、就活費用の総額をざっくり把握しておき、アルバイト等で準備したり、上手に節約しましょう。
節約方法としては、移動手段を工夫したり、オンラインでの説明会や面接を活用することなど多岐にわたります。
また、LCCの活用や宿泊施設の選び方、1日で複数の企業を回るスケジュール管理も大切です。
このような工夫で、限られた予算の中で効率的に就活を進めることができるでしょう。
今回の方法を実践しながら、目標とする企業に合格できるよう、できることから実践してみてください。