長期インターンに参加する8つのメリットと4つのデメリットを徹底解説
2024/7/23更新
はじめに
本記事は「そもそも長期インターンって何?」「長期インターンには参加したほうがいいの?」といった疑問を持つ新卒生に向けた記事です。
結論からいえば、長期インターンに参加するメリットは多く、注意点を意識すれば有意義なインターンになります。
本記事では、長期インターンに参加するメリットとデメリットに関して詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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長期インターンって何?
「そもそも長期インターンって何?」と疑問を持つ人のために、以下の6つの項目を見ながらおさらいしましょう。
- 長期インターンとは
- 勤務期間
- 業務内容
- 参加できる企業
- 給料
- 参加する学生
長期インターンとは
長期インターンとは、主に3カ月以上のインターンシップのことをいいます。
実務経験を積みながらビジネススキルやマナー、知識などを身につけることが目的です。
「サマーインターン」や「1dayインターン」とは異なり、勤務期間が長いことや給料が発生することが特徴です。
勤務期間
長期インターンは基本的に3カ月以上の勤務が一般的です。
もちろん企業によっては、1カ月の場合もあります。
基本的に3カ月としていますが、長く勤務すればするほど、企業や仕事に対する理解度が高まります。
そのため、長期インターンに参加している人は、6カ月以上勤務している場合も多くいます。
自分が希望する業界や企業に通用するスキルを身につけたい場合は、少なくとも1年以上は働くのがベストといえるでしょう。
業務内容
長期インターンは、短期インターンと違い実務経験です。
企業で働いている社員と同じ業務を担当します。
もちろんいきなり同じ業務はできないため、新入社員研修のような扱いであることが多いです。
参加できる企業
長期インターンを募集している企業であれば、参加可能です。
長期インターンの求人サイトを見てもわかりますが、中小企業やベンチャー企業の募集が多くあります。
スタートアップ企業やベンチャー企業は、仕事を任されるまでのスピード感も早いため、学ぶ環境として最適です。
募集している企業は多いですが、書類選考や面接があります。
誰でも簡単に参加できるわけではないため、注意しましょう。
給与
長期インターンの給与は、時給制が多いですが、場合によっては「成果報酬型」もあります。
長期インターンの求人サイトを見る限りでは、時給1,200円程度が平均です。
もちろん職種や企業によっては、1,500~2,000円の募集もあります。
給与が高いことに越したことはないですが、稼ぐことが目的ではないので注意しましょう。
一般的な企業であれば、給与が発生しますが、まれに給与が出ない企業もありますので、募集内容を確かめてから応募してください。
長期インターンといえど、社会人と同じ業務をこなすため、最低賃金を下回るような企業は避けましょう。
場合によっては、単純作業ばかりを押し付けられる可能性もあります。
長期インターンを募集している企業は数多くありますので、自分に合った企業を見つけてください。
参加する学生
長期インターンは、学年に関係なく参加可能です。
大学1年生から長期インターンに参加できれば、長い期間働けます。
しかし、大学1・2年生は、必修授業が多いため学業がおろそかにならない範囲で参加しましょう。
そのため、授業の兼ね合いを見て条件の合う企業へ参加してください。
長期インターンに参加する8つのメリット
長期インターンに参加するメリットは、以下の8つです。
- 業界・企業・仕事への理解が深まる
- 自分と相性の良い仕事がわかる
- ビジネスマナーが身につく
- 自分のスキルや経験値が上がる
- 就職活動に活かせる
- 社会人との人脈が増える
- 給料が発生する
- インターン先に就職しやすい
長期インターンに参加するメリットは多く、取り組み方さえ間違えなければ自分の成長につながります。
1. 業界・企業・仕事への理解が深まる
長期インターンに参加することで、業界・企業・仕事への理解が深まります。
就職活動を始めるときには、業界研究や企業分析を行う就活生がほとんどです。
大半は、ネットで検索することが多いですが、長期インターンに参加すれば、実際に経験しながら業界研究や企業分析が行えます。
実際に働くことで、業界のトレンドや企業の課題など、リアルタイムの情報を取得できることがメリットです。
実際に経験し業界・企業・仕事への理解が深まれば、就職活動を始めるときによりリアルに考えられます。
2. 自分と相性の良い仕事がわかる
就職活動を始め、自己分析を進めていくと自分に適した業界・職種などがわかります。
しかし、これらはあくまでも分析です。
長期インターンに参加し、実際に働くことでより正確に自分に合った業界・職種かどうかがわかります。
就職して働いてみたものの、思っていた業務ではなかったので辞めてしまう人も少なくありません。
自分の得意・不得意な仕事、好きな作業などを知れることがメリットの1つです。
得意な仕事は自分の自信につながり、苦手な仕事は改善すべきポイントとして、残りの学生期間に役立てられます。
3. ビジネスマナーが身につく
社会人として働くうえで、ビジネスマナーは必要不可欠なものです。
ビジネスマナーは座学でも学べますが、実際に現場で身につけることで、体系的に学ぶことができより体に染みつきます。
例えば、メールの送受信や書き方、報連相や言葉遣いなどは大学の授業では教えてもらえません。
長期インターンに参加し、ビジネスマナーを身につけておけば、就職後にも役立てられるのです。
4. 自分のスキルや経験値が上がる
長期インターンに参加することで、自分のスキルや経験値が上がります。
職種によって身につくスキルは異なりますが、例えば以下のようなスキルが身につきます。
職種 | 身につくスキル |
営業職 | コミュニケーションスキル、ヒアリング力、交渉力、課題発見力、顧客管理能力、インサイドセールス、フィールドセールスの動き方など |
マーケティング職 | Webに関する基礎知識、市場分析能力、リサーチ力、論理的思考力、Web広告やSNS広告の運用方法など |
ライター職 | ライティング技術、情報収集能力、企画書の作成、リサーチ力、SEOライティング、スケジュール管理能力など |
エンジニア職 | コミュニケーションスキル、開発スキル、プログラミングスキル、リサーチ力、分析力など |
デザイナー職 | 課題解決能力、コミュニケーションスキル、クリエイティブスキルなど |
長期インターンで経験を積めば、実際に名刺を持って取引先へ出向いたり、決められた予算の中でWeb広告やSNS広告を運営したりなど、社員と同じ業務を経験している人も多いです。
実務経験の差は、就職活動だけでなく、実際に社会に出てからも大きく影響します。
学校やアルバイトとは違う経験をし、自分のスキルや経験値の向上になることがメリットの1つです。
5. 就職活動に活かせる
就職活動に活かせるから長期インターンに参加する、といった人は多くいるのではないでしょうか。
実際、長期インターンでの経験は、就職活動に大きく影響します。
例えば、「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」のアピールとして使えます。
長期インターンの経験は、ほかの就活生との差別化にも有効です。
株式会社リクルートの「就職白書2023」によれば、インターンに参加した就活生の3.0%(3カ月以上のインターンを長期インターンとした場合)が長期インターンに参加しています。
インターン自体は1,612人の75%が参加しています。
上記のことを踏まえると、長期インターンに参加している就活生は非常に少ないです。
つまり、長期インターンに参加して得た経験は、ほかの就活生と差別化を図るにはうってつけのエピソードだといえます。
ただし、就職活動に活かせるかどうかは、参加者次第です。
「長期インターンの参加=就職活動に活かせる」とは限りません。
目的意識を持って長期インターンに参加し、自分から積極的にアドバイスを聞いたり、フィードバックをもらったりすることで、初めて就職活動に活かせるのです。
長期インターンに参加することが大切なのではなく、長期インターンを通して何を得るかが大切なので、その点を間違えないようにしましょう。
6. 社会人との人脈が増える
長期インターンに参加すれば、参加した企業の社員と仲良くなれます。
社会人との人脈が増えれば、就職活動にも活かせます。
例えば、積極的にコミュニケーションをとり仲良くなれば、就職活動の悩みや質問に答えてくれる相談者が増えることになるのです。
また、自分以外にも長期インターンに参加している就活生がいれば、同じ志を持っている仲間が増えます。
何も考えず、大学生活を送っているだけでは、社会人との人脈が増えることはありません。
職場で働く人は十人十色、さまざまな考えを持っています。
多くの社会人の意見を聞くことで、新たな考えや価値観を得られ、自分にとってもプラスになることが多いです。
休み時間に声をかけたり、お昼ごはんに誘ったり、積極的にコミュニケーションをとって、社会人との人脈を増やしましょう。
7. 給料が発生する
短期インターンと違い、長期インターンは給料が発生します。
給料をもらうことが目的ではありませんが、ひとつのやりがいにもなります。
給料は職種や企業にもよりますが、時給1,200円程度です。
勤務時間や業務内容によっては、アルバイト以上に稼げます。
ビジネススキルや実務経験を積みながら、お金を手に入れられると考えれば大きなメリットです。
アルバイト経験がない人は、初めて自分で働いて稼いだお金になるので、モチベーションアップにもつながります。
ただし、あくまで給料は副産物として考えましょう。
稼ぐことをメインに考えてしまうと本末転倒になってしまい、長期インターンに参加した意味がなくなってしまいます。
目的意識を見失わないように気をつけてください。
8. インターン先に就職しやすい
多くの場合、長期インターンは選考の一環ではありません。
就活生の中には、長期インターンに参加した企業にそのまま就職する人もいます。
長期インターンに参加したからといって、早期選考など特典がもらえるわけではないですが、実際に一緒に働いた経験があるため、選考が有利です。
企業側目線で考えても1年間一緒に働いているため、価値観やスキルを把握していますし、企業にどのくらい貢献できるかもわかっています。
初めて会う就活生と比較すれば、就職しやすくなるのは明確です。
長期インターンに参加する4つのデメリット
長期インターンに参加するメリットは多くありますが、デメリットもあります。
以下の4つのデメリットを理解した上で、長期インターンに参加しましょう。
- 参加できる企業が限られている
- プライベートの時間が減る
- 社会人としての立ち居振る舞いが求められる
- 勤務時間が限られている
1. 参加できる企業が限られている
すべての企業が長期インターンを募集しているわけではありません。
自分が魅力的に感じた企業でも、長期インターンを募集していないこともあります。
長期インターンの求人サイトを見るとわかりますが、大手企業や有名企業の募集は比較的少なめです。
中小企業やベンチャー企業が大半を占めています。
大手企業や有名企業だからといって、有意義な長期インターンを過ごせるわけではありません。
そのため、知らない名前の企業であっても、自分が成長できる環境が整っている場合は、長期インターンの参加を検討してください。
2. プライベートの時間が減る
大学に行っていない時間はプライベートの時間です。
しかし、長期インターンに参加すると、その時間を使うことになるため、プライベートの時間が減ります。
また、学業やゼミ、部活などを並立してこなす必要があります。
長期インターンに参加することで、日常生活が忙しくなることは覚悟しておきましょう。
ただし、アルバイトをしていても同じことです。
そのため、「プライベートの時間が減ってしまう」と悲観的になるのではなく、「就職活動が有利になる」「ビジネススキルが身につく」「お金を稼げる」というようにプラスに考えましょう。
3. 社会人としての立ち居振る舞いが求められる
長期インターンに参加するということは、社会人の一員として働くことになります。
初めて社会人として働くことになるため、企業側もある程度許容していますが、社会人としての立ち居振る舞いが求められます。
社会人として相応しくない行動ばかりしていると、高い評価は得られません。
長期インターンに参加するときは、事前にビジネスマナーについて学んでおきましょう。
4. 勤務時間が限られている
長期インターンは、会社の営業時間内しか働けません。
会社によって異なりますが、一般的には9~18時が営業時間です。
アルバイトと違って夜勤などがないため、勤務時間が限られてしまいます。
学業と両立するためには、土日勤務やリモート勤務があるかなどがあるか、確かめておきましょう。
長期インターンに関するよくある質問
長期インターンに関するよくある質問は、以下のとおりです。
- 長期インターンの探し方・選び方は?
- 意味のある長期インターンにするには?
- 長期インターンを開催する企業のメリットは?
- 長期インターンでベンチャー企業に参加するメリットは?
それぞれについて解説します。
長期インターンの探し方・選び方は?
長期インターンの探し方・選び方は、以下のようなものがあります。
- 長期インターンの求人サイトから探す
- 長期インターンの経験者に相談する
- キャリアアドバイザーなど就活のプロに相談する
- 企業のホームページから探す
- XやInstagramなどSNSから探す
短期インターンと違い名前の知らない企業の募集も多いため、慎重に選びましょう。
長期インターンの探し方については、以下の記事が参考になります。
長期インターンを探すならT-Boardがおすすめ
UT-Boardは、東大・京大・早稲田・慶應などハイクラス大学生向けの長期インターン求人サイトです。
長期/有給インターン・アルバイトの求人募集情報やコラム記事を多数掲載中。
さらにトップ企業に内定した先輩就活生の体験記も公開していますので、チェックすることをおすすめします。
意味のある長期インターンにするには?
意味のある長期インターンにするには、以下のことを意識しましょう。
- 目的意識を持って参加する
- 参加中に気づいたこと経験したことを書き留める
- 積極的に上司とコミュニケーションをとる
- フィードバックをもらって次に活かす
期間が長いと目的意識を忘れやすくなるため、気をつけましょう。
意味のある長期インターンにすることについては、以下の記事が参考になります。
長期インターンを開催する企業のメリットは?
長期インターンを開催する企業のメリットは、優秀な人材を採用しやすくなることです。
長期インターンに参加した就活生が優秀な人材であれば、アプローチすることで、自社に興味を持ってもらえます。
どの業界も企業も人材不足な状況であるため、少しでも早く就活生にアプローチできることがメリットです。
また、実際に仕事を体験してもらうことで、ミスマッチを防げます。
会社の雰囲気や業務内容を理解していれば、早期退職のリスクも軽減できます。
長期インターンでベンチャー企業に参加するメリットは?
長期インターンは、ベンチャー企業の募集が多いです。
ベンチャー企業は大手企業とは異なり、事業展開までのスピードが早いことが特徴です。
そのため、長期インターン期間中にプロジェクトを担当できる可能性があります。
また若いうちから仕事を任されることが多く、インターン生であっても活躍できる場が多くあります。
事務的な作業が多い企業に比べ、新しいことにどんどん挑戦できる点が、ベンチャー企業に参加するメリットです。
「ベンチャー企業って大丈夫?」と不安になる人もいるかと思いますが、一度経験してみることをおすすめします。
まとめ
長期インターンに参加するメリットは、以下の8つです。
- 業界・企業・仕事への理解が深まる
- 自分と相性の良い仕事がわかる
- ビジネスマナーが身につく
- 自分のスキルや経験値が上がる
- 就職活動に活かせる
- 社会人との人脈が増える
- 給料が発生する
- インターン先に就職しやすい
目的意識を持って参加すれば、自分の成長にもつながり、就職活動においても有利になるため、おすすめです。
「プライベートの時間が減る」「社会人としての立ち居振る舞いが求められる」といったデメリットもありますが、圧倒的に参加するメリットのほうが多くあります。
長期インターンに参加して得た経験をアピールできれば、ライバルとの差別化も図れるため、ぜひ長期インターンに参加してみてください。