【選考対策】クイックの選考対策・選考フローを徹底解説
2024/7/23更新
はじめに
株式会社クイック(以下、クイック)は東京都と大阪府に本社を置く、人材サービス会社です。
「人材紹介事業本部」と「リクルーティング事業本部」の2つの柱を軸に、製薬・エンジニア・看護師など、特定分野の人材紹介業務を強みとしています。
今回は、そんなクイックの企業研究を行うための基礎知識や求める人材像、選考対策などをご紹介していきます。
クイックへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に企業分析を行っていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- クイックの企業概要や選考フローが気になる
- クイックの選考対策を知りたい
- クイックの選考対策として何をすれば良いか分からない
また、人材派遣業界以外については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、クイックの選考対策では自己分析や企業分析、業界分析が重要です。
特別な選考は設けておらず、面接の質問事項も基本的なものが多いため、その分ほかの就活生との差別化を図るための対策が必要になります。
採用大学を確認したところ、比較的難関レベル以上の大学からの採用が多い印象です。
ただし、標準的なレベルの大学からの採用実績も確認できたため、学歴が原因で不合格になることはないはずです。
しっかりと対策を行えば内々定を獲得できる可能性は十分にあります。
採用倍率は20~40倍と、平均的な採用倍率と比べて高い倍率です。
採用人数が多く、かつ採用倍率も高い企業の選考では応募する就活生が多いため、「いかに印象を残すか」が重要になります。
次の章から各内容やそのほか就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読み選考の助けにしてください。
クイックについて
出典元:クイック
会社概要
クイックは「人材紹介事業本部」と「リクルーティング事業本部」の2つの柱を軸に、特定分野の人材紹介業務を強みとする人材サービス会社です。
「人材紹介事業」では、各分野に特化した転職サイトや求人サイトを複数運営しており、クイックのホームページには主要運営サイトとして10サイトが掲載されています。
「リクルーティング事業」では新卒採用・中途採用・アルバイト採用など、幅広い採用活動の戦略の立案・設計・企画などを行っています。
人手不足が社会問題化する中でクイックが提供するサービスの需要は年々高まっており、売上高・当期純利益ともに毎年右肩上がりで上昇中です(コロナウイルスの影響を受けた2021年度除く)。
当期純利益は2020年~2024年度までの4年間で約1.5倍に拡大しており、今後の成長に期待ができる企業だといえるでしょう。
求める人材
クイックは明確な「求める人材」を公表していませんが、採用サイトからある程度推測できるはずです。
クイックの新卒採用サイトのトップメッセージでは、下記のような想いを持つ方は「ぜひクイックに飛び込んでください」という記載があります。
(~トップメッセージより~)
- お客様から感謝されるきれいないい仕事を追求して、世の中をより良く変えたい。
- 向上心の高い仲間たちと切磋琢磨して、自己成長をとげたい
上記からクイックの求める人材像を推測すると、以下のようなものが考えられます。
- お客様目線の仕事を追求し、世の中に良い影響を与えられる人
- 仲間と力を合わせて成長できる人
選考対策では企業の「求める人材像」を意識することが非常に重要です。
上記以外にもクイックの求める人材像はあるはずですので、参考にして選考を進めてみてください。
クイックの新卒募集要項について
以下にクイックの新卒募集要項をまとめました。
クイックは事業部別に採用・選考を実施しているため、募集要項も事業部や職種で異なります。
一例として、ここでは「人材紹介事業本部」の「コンサルタント職」と「リクルーティング事業本部」の「ビジネス総合職」の募集要項を紹介します。
基本給は東京勤務で300,000円、大阪・名古屋勤務で290,000円です。
ほかにも時間外手当・通勤手当・役職手当・地域手当・扶養家族手当など。
賞与は年2回、昇給は年1回あります。
勤務地は、東京・大阪・名古屋のいずれかです。
年間休日は2021年度の実績で129日であり、子の看護休暇や介護休暇なども整備されているため休みは比較的多く取れるはずです。
借上寮制度や社員持株会、施設割引利用制度など、福利厚生も充実しているといえるでしょう。
各項目 | 詳細 |
職種 |
|
給与 |
|
勤務地 | 東京・大阪・名古屋 |
賞与 | 年2回 |
昇給 | 年1回 |
福利厚生 | 各種保険、借上寮制度、財形貯蓄制度、確定拠出年金精度、社員持株制度、結婚祝い金制度、出産祝い金制度、災害時見舞金制度 ほか |
勤務時間 | コアタイムが10:00~15:00のフレックスタイム制(標準労働時間8時間/日) ※入社1年目は定型労働時間制(9:00~18:00、休憩1時間) |
クイックの採用大学と採用倍率
採用大学
クイックの採用大学の実績は以下の通りです。
比較的難関レベル以上の大学からの採用が多く、学歴の高い学生は選考を有利に進めることができるでしょう。
ただし、標準的なレベルの大学からの採用実績もあるため、いわゆる学歴フィルターはないと考えられます。
選考の対策を入念に実施することで、学歴に関係なく内々定を獲得できるでしょう。
愛知教育大学、青山学院大学、愛媛大学、大阪大学、大阪教育大学、大阪市立大学、岡山大学、お茶の水女子大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、京都大学、近畿大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、国際基督教大学、首都大学東京、信州大学、上智大学、成蹊大学、成城大学、中央大学、中京大学、筑波大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、南山大学、新潟大学、日本大学、一橋大学、福島大学、法政大学、明治学院大学、明治大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、龍谷大学、早稲田大学、東京都立大学、ほか |
上記の通り、クイックは京都大学などの最難関レベルの大学から就活生を採用していますが、同時に標準的なレベルの大学の就活生も採用しています。
したがって、学歴が原因で不合格になることはないはずです。
以下でクイックの選考対策の方法を紹介しておりますので、参考に選考対策を進めて内々定を勝ち取ってください。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
採用倍率
次に、クイックの採用倍率を紹介します。
明確に採用倍率が公開されているわけではありませんが、リクナビでクイックにプレエントリーしている就活生は「5,966名」です(2025年度のリクナビ情報公開日から2024年7月下旬までのデータ)。
2023年度のクイックの新卒採用者数は「137名」であるため、リクナビのプレエントリー数ベースで概算するとクイックの採用倍率は「43倍」です。
プレエントリーした就活生の半数が実際にエントリーすると仮定しても採用倍率は20倍以上であるため、相当高い採用倍率であるといえるでしょう。
参考までに採用倍率の平均を見てみると、社員数1,000~4,999人の企業では0.93倍が平均となっています(クイックのグループ従業員数は1,942人)。
このデータからも、クイックの採用倍率は他社と比較して高いと判断できるでしょう。
この数値はあくまで概算値であるため、参考程度に留めておきましょう。
新卒採用選考フロー
クイックの新卒選考は、下記の通りの選考フローになっています。
説明会への参加が必須であり、このような場合は説明会の終了間際に次の選考情報が伝達されます。
したがって、説明会に参加しなければ選考に参加できなくなるため、なるべく早い段階で説明会の日程を確認して予約を取っておきましょう。
口コミを確認したところ、エントリーシートや面接の質問事項は基本的なものが多く、この傾向は最終面接まで変わらない可能性が高いです。
基本的な質問事項の中でも良い印象を与えられるように、クイックの「求める人材像」を反映した回答を目指しましょう。
①説明会を予約する
まずは「リクナビ」で日程や内容を確認し、説明会を予約します。
クイックの選考フローでは説明会への参加が必須になっているため、必ず予約しましょう。
クイックの新卒採用サイトには「クイックのことを知った上で選考に進んで頂きたいため、説明会ご参加からのスタートになります」と記載があります。
説明会の内容が面接で質問される可能性も十分あるため、メモを取るなどして情報を集めましょう。
②会社説明会
説明会の予約が済んだら、WEBで開催される会社説明会に参加します。
説明会に参加する時点ではエントリーシートの提出は不要です。
会社説明会を次の面接につながる有意義な時間にするため、クイックの基本的な情報は事前に把握して臨むと良いでしょう。
また、会社説明会では質問コーナーが設けられていることも多いです。
事前に質問内容を用意しておくことで、説明会当日に知りたい情報を知り、面接を有利に進めることができるでしょう。
③適性検査・エントリーシート
説明会参加後、適性検査とエントリーシートを提出します。
適性検査は一般的なSPIが実施されたという口コミが見られたため、市販の参考書等を使用して対策を進めましょう。
WEBテストは7割以上の得点率だと通過する企業が多いため、まずは7割以上の得点率を目標に対策を進めてみましょう。
調べたところ、エントリーシートの設問項目は以下の通りです。
- 自己PR
- 趣味・特技
- 長所と短所
- ゼミや研究・専攻のテーマ、内容
- 学生時代に最も力を入れたこと(ガクチカ)
- 小学校から大学までの経験について
一般的な設問項目が多い印象です。
特徴的な設問は「小学校から大学までの経験」で、この設問に回答するには入念な自己分析を実施しておく必要があります。
④面接複数回
適性検査を通過すると、面接が複数回実施されます。
実施形態はグループ面接と個別面接です。
調べたところ、面接で質問される内容は以下の通りです。
- 就活軸
- 挫折経験
- 志望業界
- 選考状況
- 大学で学んでいること
- 困難にぶつかり、達成したこと
- 人生で自分に影響を与えた出来事
- 学生時代に頑張ったことと、そこで発揮された強み
基本的な質問が多く、特徴的な質問はあまり見受けられません。
事前に対策をしていれば対処できる質問ばかりなので、本記事を参考に対策を進めましょう。
⑤内々定
複数回の面接を通過すると、内々定です。
クイックに入社するための選考対策
クイックの選考対策として必要なことは以下の3点です。
- 徹底的な自己分析
- 業界分析・企業分析
- 実践的な面接練習
クイックの選考過程では特別な選考は設けられておらず、面接での質問事項も基本的なものが多いです。
そのため、特別な選考対策はあまり必要ありません。
しかし、特別な選考対策が不要であるということは、ほかの就活生と差別化するのが難しいということでもあります。
ほとんどの就活生が似たような対策を進めるため、特に自己分析、業界分析、企業分析をしっかり行うことが内々定を獲得する上で有効です。
クイックの採用人数は100人以上と多いですが、採用倍率は20~40倍と決して低くありません。
油断せず、万全の状態で選考に臨むことが重要です。
次項から各選考対策について詳しく解説していきます。
徹底的な自己分析
新卒の就職活動を始める際には、まず「自己分析」を優先して行うことが重要です。
自己分析を実施すると、自分がどのような企業に入りたいのか、どのような職種に就きたいのかが明確になります。
さらに、自分自身を深く理解することで、面接で「自己PR」や「長所・短所」を問われた際に説得力のある回答ができるようになります。
また自己分析を行うことで、志望する企業が求める人材像と自分の特徴を関連付けて理解することが大切です。
前述した通り、クイックは「お客様目線の仕事を追求し、世の中に良い影響を与えられる人」や「仲間と力を合わせて成長できる人」を求めていると考えられます。
したがって、「自分で考えた工夫でお客様に喜んでもらえた経験」や「サークルやゼミナールの活動で仲間と成果を残した経験」などを自己分析の段階で思い起こしておくと良いでしょう。
業界分析・企業分析
就職活動においては、業界分析や企業分析も非常に重要です。
多くの企業の選考では「志望動機」をたずねられるため、その際にどんなところに惹かれてその企業を志望したのかを明確に説明する必要があります。
一般的な回答ではほかの就活生と差別化できず、面接官の印象に残りません。
そこで、企業分析を通じて得た情報を基に独自の視点を盛り込んだ回答をすることで、強い印象を残すように心掛けましょう。
クイックは10個以上の人材紹介サイトを運営していますが、ほかにも人材紹介サイトを運営している企業は多くあるはずです。
事前に徹底的な業界分析・企業分析を実施して、「なぜ人材業界を志望するのか」「なぜクイックを志望するのか」を論理的に説明できるようにしておきましょう。
実践的な面接練習
クイックの採用選考では面接が複数回実施されますが、学生の多くは面接の経験が少ないはずです。
面接に慣れていない状態で選考に臨むと普段通りのパフォーマンスを発揮することが難しく、それによってほかの就活生と比べて遅れをとる可能性があります。
面接の練習は誰と行っても効果がありますので、大学のキャリアセンターのスタッフや友人、家族など、信頼できる人々に協力してもらい対策を進めると良いでしょう。
複数の人と面接の練習をすると多様な視点からフィードバックを受けることができるため、自分の弱点を克服するきっかけになります。
また模擬面接を繰り返すことで、本番の面接でも落ち着いて対応できるようになり、自信を持って臨むことができるはずです。
実際の面接で良い印象を与えるためにも、しっかりとした準備を行うことが大切です。
まとめ
クイックは、特定分野の人材紹介業務を強みとする人材サービス会社です。
面接の質問事項は基本的なものが多いですが、その分ほかの就活生との差別化を図るために入念な自己分析や企業分析が必要となります。
クイックは「お客様目線の仕事を追求し、世の中に良い影響を与えられる人」や「仲間と力を合わせて成長できる人」を求めていると考えられるため、この求める人材像に合った受け答えを面接で行えるように対策を進めましょう。
この記事が、クイックを目指す就活生の一助となることを願っています。