SCSKサービスウェアのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/7/23更新
はじめに
この記事ではSCSKサービスウェアへの就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にSCSKサービスウェアならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、SCSKサービスウェアが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、SCSKサービスウェアの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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SCSKサービスウェアの概要
出典元:SCSKサービスウェア
初めにSCSKサービスウェアとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
SCSKサービスウェアとは
SCSKサービスウェアは、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)という事業を行っています。
BPOは、企業の内部では対応しきれない業務や、専門の会社に任せた方がより良くなる業務を外部に委託することを指します。
SCSKサービスウェアでは、1983年の創業以来コンタクトセンターやヘルプデスク、バックオフィスなど、さまざまなBPOサービスを提供。
コンタクトセンターで収集したお客様の声を分析し、企業の売り上げ向上を支援している企業です。
また、ITを駆使して業務の最適化をしています。カスタマーサポート業務で得た生のお客様の声(VOC)と、ITを組み合わせることで、お客様が何を求めていて、どのように行動するのかが明らかになります。
新卒採用は総合職とエリア職です。総合職の、配属先は希望を考慮した上で、各拠点のうちのどの支店かに配属になります。エリア職は勤務地があらかじめ決まっています。
SCSKサービスウェアの採用難易度
SCSKサービスウェアの採用難易度は平均的な難易度とされています。
これは、Bランクからの大学からの応募が多く、倍率は6倍ほどということが挙げられます。倍率は30倍という企業もありますから、まだ倍率は低い方でしょう。しかし、6倍というのはかなりの倍率です。しっかりと対策を練ることが重要と言えるでしょう。
また、早稲田大学のような一流大学からの応募も多少あります。幅広い偏差値の大学からの応募がありますが、優秀な学生も多く採用への道は険しいでしょう。しかし、倍率が低い方ではあるため、しっかりと対策を練れば内定を得れることもあります。
SCSKサービスウェアの採用大学
SCSKサービスウェアの採用大学の実績は以下の通りですが、標準以上の偏差値の大学からの採用が多いです。難関大学からの採用もあり、いわゆる学歴フィルターは存在していると考えられます。
<大学院> 不明 <大学> 日本大学、日本女子大学、日本体育大学、法政大学、三重大学、武蔵大学、明治大学、明治学院大学、関西大学、京都外国語大学、京都教育大学、京都女子大学、近畿大学、岐阜大学、高知大学、横浜国立大学、立教大学、早稲田大学 |
採用実績のある大学を見ると、様々な偏差値の大学の採用があります。しかし、標準レベル以上の大学からの採用も多いです。また、最難関大学と呼ばれる偏差値の高い大学からの採用もあります。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
SCSKサービスウェアが求める人材とは?
結論から言うと、SCSKサービスウェアのパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
SCSKサービスウェアのビジョンは、「業務ナレッジ×IT×人財で新たな価値を提供し続ける企業へ」。
SCSKサービスウェアの経営理念は「夢ある未来を、ともに創る」です。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではありませんが、不安な方はITパスポートやMOSの資格を勉強しておくことを勧めています。社会をより良くする強い意志を持つことが重視されていることも書かれています。入社後、新人研修が2ヶ月ほどあるため安心です。
SCSKサービスウェア各社の採用方向性の違いは?
SCSKサービスウェアは、新卒採用において「求める人材」を次のように挙げています。
- 企業、お客様、当社社員、社内外の様々な人と共に関わりながら、新しい価値やサービスを共に生み出していける人
- 自ら動いて人や仕事に積極的に関わる姿勢がある人
- 意欲的に人と関わり、仕事をしたいという人
SCSKサービスウェアでは人と関わる機会が多いため、人と関わりたいという人に向いている企業です。
SCSKサービスウェアは「社会に信頼を、変革に力を」を掲げ、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
入社時の高度な知識やスキルは必須ではなく、トレーニングとサポートを通じて知識やスキルを身につけることが可能です。
SCSKサービスウェアは、他の支店が何社かありますが採用方向性は変わりません。他の支店も、本社と同じビジョンや経営理念の元、採用活動を行っている可能性が高いです。
総合職やエリア職において、2023年4月以降に大学または大学院を卒業予定の方を対象にしています。学部や学科は問わず、9:00~18:00の日勤で一部シフト勤務があります。
また、各種社会保険、退職金制度、ワークライフバランス支援制度などの福利厚生が充実しています。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、SCSKサービスウェアのマイページで案内されています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
エントリーシートで企業がチェックしているポイントを紹介します。
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が就活生の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、就活生がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私がIT界を志望する理由は2点あります。
理由:1点目は、周囲を巻き込みながら問題解決できる私の強みはコンサルティング業界で最大限に発揮されると考えるからです。
具体例:私はバイトリーダーとして塾の運営を行っています。運営においては、問題共有する場を設けたり、生徒との個人面談を担当することで諸問題を解決してきました。
結び:この強みを発揮できると考えIT業界を志望します。
理由:2点目は、幅広い業界に深く携わることにより様々なスキルを吸収し、成長したいと考えているからです。
具体例:現代ではコロナウイルスやIT、グローバル化により日々社会が激しく変化しています。その変化に適応し、活躍していくためには自身の能力を高めていくことが不可欠です。IT業界では幅広い業界の企業をお客様とし、課題解決のための様々な戦略提案や、ニーズを満たすため日々インプットできる環境にあるため、志望理由にマッチしています。
結び:そのため、自身の成長できる環境があるという点からIT業界を志望しています。
SCSKサービスウェアの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えばSCSKサービスウェアであれば「夢ある未来を、共に創る」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えばSCSKサービスウェアの強みは、豊富な実績から培われた業務ナレッジに加え、高度なITリテラシー、そしてBPOの実務を担う現場力を有していることです。
その強みがある企業に何故入りたいかを、エントリーシートや面接などに落とし込むと良いでしょう。
大事なのは数あるファームや代替可能業界がある中で、なぜ「SCSKサービスウェア」を選ぶのかを論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報が下記の記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
SCSKサービスウェアの選考において、エントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
総合職のエントリーシート
志望動機
・志望動機
【記載例】
私が貴社を志望する理由は、業務の効率化やコスト削減など、プラスアルファの価値を提供したいと考えているからです。アルバイトで業務の改善に取り組んだ経験から、企業の課題解決につながるサービスを提供できるBPO事業に魅力を感じています。数ある企業の中でも御社では、 IT を活用しながらお客様のニーズを深く理解することで、最適なソリューションを提供できると確信しています。入社後は、お客様にレベルの高いサービスを提供し、組織の発展に貢献したいです。
ポイント:BPOについて受ける前に調べており、知識がある点が採用担当者にプラスの印象を与えます。
志望動機
・志望動機
【記載例】
私はBPO業界の中でも貴社の最大の強みであるITノウハウと業務ノウハウを使い、幅広くクライアントに対する業務改善提案を行う事業内容に興味を持ちました。家電修理の事務アルバイトの経験で様々な業務改善を行い、周りの店長や社員の方から感謝の言葉を頂き、自らの手で相手の仕事をサポート、成長に繋がるような仕事がしたいと考えるようになりました。貴社は、ヘルプデスク運用やバックオフィスといったITサービスを使って自社以外の困っている企業を助け、更にはマネジメント面でもサポートを行うことが出来るので、入社後は多種多様なプロジェクトに携わり、知識を活かしてクライアントに対する最適な提案を行ってみたいため、貴社を志望します。
ポイント:BPOに付いて知識があるということが分かり、企業へのアピールに繋がります。
また、自分の現在軸から未来軸へ論理構造を作ることで、KPMGで何をしたいのかが分かりやすくなっています。
志望動機
・志望動機
【記載例】
ユーザーサポートのプロになりたいと考え、志望しました。入社後は自分にしかできない対応をして、1人1人のお客様に満足していただくことを目標としております。そのために、自分自身のITスキルや語学力を活かしていきたいと思っております。
ポイント:短い文字数の中で目標などを書けています。ITスキルや語学力を活かしていきたいということもアピールにがっています。
志望動機
・社会人になってからの「夢」は何ですか。
【記載例】
私は社会人になってから周りから頼られるような社会人になりたいと考えています。今日、ITは多くの領域で必要不可欠な存在になっていると認識しています。貴社は部分最適から全体最適という考えの基に、本質的な業務の改善を行っていると認識しています。そのような社会と貴社で、努力を重ね、知識と経験を得続け業務に活かすことで周りから頼られるようなエンジニアになりたいと考えています。そのために、資格の取得や貴社の研修などで技術や知識を重ね、周りから頼られるような社会人になりたいと考えています。
ポイント:同じBPOを扱うアグレックスのエントリーシートです。エンジニアとして頼られるような人になりたいということが書かれています。
自己PR
・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください)(400字)
【記載例】
私の強みは、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる力です。
その強みを発揮した経験として、大学時代に所属していたボランティアサークルでの活動が挙げられます。
サークルでは、地域の子どもたちを対象とした学習支援を行っていました。
ある時、ある子どもが勉強になかなか集中できずに困っていました。
その子どもは、家庭環境が複雑で学校でもいじめを受けていたのです。
私は、その子どもとじっくり話をし、信頼関係を築きました。
その結果、その子どもの表情は明るくなり徐々に勉強に集中できるようになりました。
この経験から、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる大切さを学びました。
また、相手の課題や悩みを理解し、その人にとって最適な解決策を導くことができることも学びました。
この強みを活かして、貴社の総合職として、クライアントの課題を解決し、社会に貢献していきたいと考えています。
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点が評価できます。
また、時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。
しかし、上記の文章では「ボランティア活動」の成果が必ずしもコンサルタントに応募する根拠とはならないので、エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
まとめ
この記事では、SCSKサービスウェアの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
SCSKサービスウェアは1983年の創業よりBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスを展開してきました。
コンタクトセンターやヘルプデスク、バックオフィスなど、さまざまなBPOサービスを提供してきた会社です。
このような背景を持つSCSKサービスウェアでは、「夢ある未来を、共に創る」を企業理念として掲げており、この精神に共感できる人材を求めています。
特に、SCSKサービスウェアでは意欲的に人と関わり、仕事をしたいという方を求めています。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、SCSKサービスウェアの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。